ドラマ界のアカデミー賞と呼ばれているエミー賞。現地の発表に合わせて、2019年9月23日(月・祝)午前9時から『第71回エミー賞 授賞式』がFOXチャンネルにて日本独占生中継で放送される予定です。
エミー賞の常連で今年ファイナル・シーズンを迎えた「ゲーム・オブ・スローンズ」は、作品賞や主演俳優賞など含め、ドラマ・シリーズ部門で史上最多となる32ノミネートとなりました。役名ではジョン・スノウ、デナーリス、サーセイ、ティリオン、ジェイミーなどのノミネートは当然と思えますが、何とシオン、ブライエニー、サンサ、アリア、メリサンドルなどもノミネートされているので驚きです。ファイナル・シーズンということもあり、今回のエミー賞も「ゲーム・オブ・スローンズ」が中心になりそうですね。数年前のエミー賞常連だった「ブレイキング・バッド」のスピンオフ、「ベター・コール・ソウル」も強いですね。役名ではソウル、マイク、ガスがノミネートされています。話題作の「キリング・イヴ/Killing Eve」では主演の二人が両方とも主演女優賞にノミネートされています。サンドラ・オーは、この作品で2019年のゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を獲得しましたが、続けての受賞となるでしょうか。コメディ部門ではフィービー・ウォーラー=ブリッジの才能が光る「Fleabag フリーバッグ」や、シーズンを更新中の「バリー」、「マーベラス・ミセス・メイゼル」などが強いです。リミテッド・シリーズ部門では、海外ドラマ史上最高評価を獲得した話題作「チェルノブイリ」が大本命ではないでしょうか。ただ、こちらも実際の事件を基にした「ボクらを見る目」もアメリカでの反響が大きく、主演・助演ともに多数ノミネートされているのでどうなるかわかりませんね。また、サンドラ・オー、フィオナ・ショウ、パトリシア・アークエットなどは2つの賞にノミネートされており、さすが実力派俳優だなと思わされます。今年のエミー賞はどのような結果になるのでしょうか。とても楽しみですね。
2019年9月23日、結果が発表されました。やはり評価の高い「チェルノブイリ」が作品賞を受賞し、監督賞や脚本賞も受賞しました。2つノミネートされていたパトリシア・アークエットは「The Act」の方で受賞しました。コメディ部門では「Fleabag フリーバッグ」が作品賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞を受賞。つまりフィービー・ウォーラー=ブリッジは主演と脚本の2冠を達成です、すごいですね。また「マーベラス・ミセス・メイゼル」も強く、中でも助演男優賞を受賞したトニー・シャループは「名探偵モンク」でも主演男優賞を獲得している実力派です。ドラマ部門では予想通り「ゲーム・オブ・スローンズ」が作品賞と助演男優賞を獲得しました。
ノミネート一覧
■ドラマ部門
ベター・コール・ソウル
ボディガード -守るべきもの-
🏆ゲーム・オブ・スローンズ
キリング・イヴ/Killing Eve
オザークへようこそ
POSE
キング・オブ・メディア
THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス
主演男優賞
ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」
スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
キット・ハリントン「ゲーム・オブ・スローンズ」
ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」
🏆ビリー・ポーター「POSE」
マイロ・ヴィンティミリア「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
主演女優賞
エミリア・クラーク「ゲーム・オブ・スローンズ」
🏆ジョディ・カマー「キリング・イヴ/Killing Eve」
ヴィオラ・デイヴィス「殺人を無罪にする方法」
ローラ・リニー「オザークへようこそ」
マンディ・ムーア「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
サンドラ・オー「キリング・イヴ/Killing Eve」
ロビン・ライト「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
助演男優賞
アルフィー・アレン「ゲーム・オブ・スローンズ」
ジョナサン・バンクス「ベター・コール・ソウル」
ニコライ・コスター=ワルドー「ゲーム・オブ・スローンズ」
🏆ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローンズ」
ジャンカルロ・エスポジート「ベター・コール・ソウル」
マイケル・ケリー「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
クリス・サリヴァン「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
助演女優賞
グウェンドリン・クリスティー「ゲーム・オブ・スローンズ」
🏆ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」
レナ・ヘディ「ゲーム・オブ・スローンズ」
フィオナ・ショウ「キリング・イヴ/Killing Eve」
ソフィー・ターナー「ゲーム・オブ・スローンズ」
メイジー・ウィリアムズ「ゲーム・オブ・スローンズ」
ゲスト男優賞
マイケル・アンガラノ「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
ロン・セファス・ジョーンズ「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
マイケル・マッキーン「ベター・コール・ソウル」
クメイル・ナンジアニ「The Twilight Zone」
グリン・ターマン「殺人を無罪にする方法」
🏆ブラッドリー・ウィットフォード「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
ゲスト女優賞
ラヴァーン・コックス「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」
🏆チェリー・ジョーンズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
ジェシカ・ラング「アメリカン・ホラー・ストーリー:黙示録」
フィリシア・ラシャド「THIS IS US 36歳、これから/ディス・イズ・アス」
シシリー・タイソン「殺人を無罪にする方法」
カリス・ファン・ハウテン「ゲーム・オブ・スローンズ」
■コメディ部門
バリー
🏆Fleabag フリーバッグ
グッド・プレイス
マーベラス・ミセス・メイゼル
ロシアン・ドール:謎のタイムループ
シッツ・クリーク
Veep/ヴィープ
主演男優賞
アンソニー・アンダーソン「Black-ish」
ドン・チードル「Black Monday」
テッド・ダンソン「グッド・プレイス」
マイケル・ダグラス「コミンスキー・メソッド」
🏆ビル・ヘイダー「バリー」
ユージン・レヴィ「シッツ・クリーク」
主演女優賞
クリスティナ・アップルゲイト「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep/ヴィープ」
ナターシャ・リオン「ロシアン・ドール:謎のタイムループ」
キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」
🏆フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」
助演男優賞
アラン・アーキン「コミンスキー・メソッド」
アンソニー・キャリガン「バリー」
トニー・ヘイル「Veep/ヴィープ」
スティーヴン・ルート「バリー」
🏆トニー・シャルーブ「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ヘンリー・ウィンクラー「バリー」
助演女優賞
🏆アレックス・ボースタイン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
アンナ・クラムスキー「Veep/ヴィープ」
シアン・クリフォード「Fleabag フリーバッグ」
オリビア・コールマン「Fleabag フリーバッグ」
ベティ・ギルピン「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
サラ・ゴールドバーグ「バリー」
マリン・ヒンクル「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ケイト・マッキノン「サタデー・ナイト・ライブ」
ゲスト男優賞
マット・デイモン「サタデー・ナイト・ライブ」
ロバート・デ・ニーロ「サタデー・ナイト・ライブ」
🏆ルーク・カービー「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ピーター・マクニコル「Veep/ヴィープ」
ジョン・ムレイニー「サタデー・ナイト・ライブ」
アダム・サンドラー「サタデー・ナイト・ライブ」
ルーファス・シーウェル「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ゲスト女優賞
🏆ジェーン・リンチ「マーベラス・ミセス・メイゼル」
サンドラ・オー「サタデー・ナイト・ライブ」
マーヤ・ルドルフ「グッド・プレイス」
クリスティン・スコット・トーマス「Fleabag フリーバッグ」
フィオナ・ショウ「Fleabag フリーバッグ」
エマ・トンプソン「サタデー・ナイト・ライブ」
■リミテッド・シリーズ部門
🏆チェルノブイリ
Escape at Dannemora/エスケープ・アット・ダンネモラ〜脱獄〜
Fosse/Verdon
KIZU-傷-
ボクらを見る目
主演男優賞
マハーシャラ・アリ「TRUE DETECTIVE/迷宮捜査」
ベニチオ・デル・トロ「Escape at Dannemora/エスケープ・アット・ダンネモラ〜脱獄〜」
ヒュー・グラント「英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件」
ジャレッド・ハリス「チェルノブイリ」
🏆ジャハール・ジェローム「ボクらを見る目」
サム・ロックウェル「Fosse/Verdon」
主演女優賞
エイミー・アダムス「KIZU-傷-」
パトリシア・アークエット「Escape at Dannemora/エスケープ・アット・ダンネモラ〜脱獄〜」
アーンジャニュー・エリス「ボクらを見る目」
ジョーイ・キング「The Act」
ニーシー・ナッシュ「ボクらを見る目」
🏆ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon」
助演男優賞
アサンテ・ブラック「ボクらを見る目」
ポール・ダノ「Escape at Dannemora/エスケープ・アット・ダンネモラ〜脱獄〜」
ジョン・レグイザモ「ボクらを見る目」
ステラン・スカルスガルド「チェルノブイリ」
🏆ベン・ウィショー「英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件」
マイケル・K・ウィリアムズ「ボクらを見る目」
助演女優賞
🏆パトリシア・アークエット「The Act」
マーシャ・ステファニー・ブレイク「ボクらを見る目」
パトリシア・クラークソン「KIZU-傷-」
ヴェラ・ファーミガ「ボクらを見る目」
マーガレット・クアリー「Fosse/Verdon」
エミリー・ワトソン「チェルノブイリ」
https://moviedrama.club/emmy2018/
https://moviedrama.club/emmys-comedy/
この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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