あらすじ
ある朝、ロンドンで2人の人間が死んだ。ドラッグがらみで射殺されたらしい15歳の黒人少年ケルビンと自殺が疑われる政府の委員会の調査官ソニア。ソニアは有力国会議員スティーブンの愛人だった。異なる2つの事件に接点を見つけた新聞記者カルが、闇に葬られようとしていた真実を探る。一体犯人は誰なのか?
ストーリー、演出、俳優陣の演技のすべてが秀逸なドラマで、2009年には『消されたヘッドライン』というハリウッドのリメイク作品も作られているほどです。ドラマ冒頭から緊張感が走り、議会や新聞社に舞台を移しながら様々な人物の思惑が絡んで物語が展開していきます。事件の謎解き以外にも、警察と記者たちの攻防、複雑な三角関係などいろんな要素が絡んで目が離せません。ジョン・シムやデビッド・モリシーなどの主演俳優陣は言うに及ばず、共演者もかなり豪華です。若くて格好いいジェームズ・マカヴォイ(「ダーク・マテリアル」)、若くて痩せているベネディクト・ウォン(「デッドリー・クラス」)、地味な格好でも綺麗なポリー・ウォーカー(「ローマ」)、クセのある感じのマーク・ウォーレン(「華麗なるペテン師たち」)などなど。「ゲーム・オブ・スローンズ>」のサンダー・クレゲイン(ハウンド)役のロリー・マッキャンも出ていて、デラ役のケリー・マクドナルドとの身長差がすごいです。アシスタントでゲイのシドも、見たことあるなあと思ったら「私立探偵ストライク」のトム・バークでした。とにかく豪華なキャストで皆の演技が安定しているので、ストーリーに没頭して観ていられるドラマです。
Season1 エピソード
第1話 スキャンダル
イギリス、ロンドン。15歳の黒人少年ケルビンが射殺された。目撃者のバイク便の運転手も撃たれ、犯人は姿を消す。同じころ、地下鉄の駅で線路に転落した女性が亡くなる。政府のエネルギー特別委員会の調査官ソニアだった。委員長をつとめる国会議員スティーブンは記者会見で弔辞を述べるが、ひどく泣き崩れたため記者たちがざわめく。ヘラルド紙の編集部長キャメロンと記者のカル・マカフリーらは、ソニアの死はスティーブンとの不倫が関係しているのではないかと取材を始める。カルは昔スティーブンの選挙キャンペーンマネージャーをやったことがあり、そのつながりを使って彼から情報を得ようとする。
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第2話 謎のメッセージ
スティーブンがソニアのために妻アンとの離婚を考えていたと密告する匿名のファックスがメール紙に届く。スティーブンから単なる浮気だとウソをつかれていたカルは疑問に思う。ファックスのことを知ったエネルギー特別委員会の報道アドバイザー、ウィルソンはアンにスティーブンとの共同会見を行わせる。そこでアンは、夫の浮気のことは知っていて、自分も「間違い」をおかした、とウソをつく。会見を終えたアンは、マスコミを避けるために、夫の友人であるカルの家に身をよせる。
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第3話 狙われたジャーナリスト
殺し屋のカバンをどうやって手に入れたかを警察に言わなかったために、司法妨害で逮捕されたカル。カバンのことを知っている自分が逮捕されたことをニュースで流して犯人をおびき出してはどうかと、カルは警部に提案する。同僚のデラを守るためでもあった。ニュースが流れた後で、カルはチューイ刑事らの護衛つきで釈放される。
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第4話 死者のプロフィール
スティーブンは、報道アドバイザーのウィルソンから「これほどのトラブルが起きたらつぶされるはずだが、君は違うと言われた」と告げられる。スティーブンは、エネルギー大臣、ファーガスが自分の味方をしてくれていることを知る。カルたちはフォイを捕まえ真相を引き出そうとすると、フォイはかつてソニアとつきあっていたことを認める。しかし、スティーブンの不倫を密告する匿名の文章を新聞社やスティーブンの奥さんに送ったのは嫉妬(しっと)からで、ソニアを殺してはいない、と強く否定した。
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第5話 プレッシャー
キャメロンは経費を理由に、U-EX(ユーエックス)オイルの調査を控えるよう上部から命じられる。納得のいかないカルに、キャメロンは上部から「政府を怒らせるな」と言われたことを伝える。カルはスティーブンの秘書グリーアに「調査官の仕事の応募者の中で、一番、能力の低いソニアを推薦したのはなぜか」と尋ねる。するとグリーアは、エネルギー大臣ジョージ・ファーガスが口添えしたこと認める。
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第6話 スクープ
エネルギー大臣ファーガスらが、ソニアがスパイだと承知のうえで利用していたと知ってがく然とするスティーブン。自分が職を失っても、政府の関係者たちをどん底に突き落としてやりたいと、エネルギー委員会の報告から、オフレコの会話まですべての情報をカル記者に渡すことにした。
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