あらすじ
英作家サラ・ペリーのベストセラー小説をもとにヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台にした作品。夫に先立たれロンドンで暮らすコーラ・シーボーンは、伝説の蛇にまつわるウワサを調べるためエセックスに移り住む。彼女は意外にも村の牧師と絆を強めるが、悲劇が起き、ウワサの生物を引き寄せたとして地元の人々から責められる。
エセックスの蛇の感想
「HOMELAND/ホームランド」で知られるクレア・デインズと、「ナイト・マネジャー」「ロキ」などのトム・ヒドルストンが共演する。ルークを演じるフランク・ディレインはスティーヴン・ディレインの息子で、彼とステラ役のクレマンス・ポエジーはハリー・ポッターシリーズの映画に出演していた。
映像美や撮影技術のクオリティはさすがApple配信ドラマで、ヴィクトリア朝の街並み、列車、片田舎の風景に魅了される。タイトルからエセックスの謎がメインかと思いきや、ルークの医療シーン(とても生々しい!)やマーサのコミュニスト活動なども描かれるため、ストーリーがちょっと散漫になってしまった印象。コーラをめぐる愛憎劇がこれに加わるのだが、夫からの解放感があるとは言え(これも理由にならないとマーサに後々怒られる)、息子を放置気味で自己中心的なコーラがどうも魅力的に見えない。クレア・デインズの圧が強すぎて支配下にあった妻には感じられないし、ウィルに惹かれているのにステラには平気で友人として接するし…。コーラ役は当初、キーラ・ナイトレイがキャスティングされていたので、そちらの方が適役だったかも。ただ、村人たちの糾弾は理不尽とは言え、「エセックスの蛇」とはある意味、コーラを表していると考えれば納得がいくストーリーだ。トム・ヒドルストンは村人のサポートに奔走する一方でコーラに魅了され、信仰が揺らいで苦悶するウィルをしっかりと演じていて魅力的だった。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 水の中の怪物
夫に先立たれたコーラ・シーボーンは、“海のドラゴン”に関するウワサの真相を確かめるためロンドンからエセックスへ居を移す。その頃、地元の少女が失踪し恐怖が募る。
第2話 それぞれの気持ち
コーラはアルドウィンターに引っ越すが、悲しみに暮れる村人は彼女を歓迎しない。ナオミはグレイシーの身に起きたことについて罪悪感にさいなまれる。
第3話 亀裂
漁師が蛇に襲われたという話を聞き、コーラは水中に何がいるのか突きとめようとより一層決意を固くする。
第4話 波乱の連続
ルークはコーラの誕生パーティーを開く。波乱に富んだ夜を過ごすうちに、コーラとウィルの距離が縮まる。また、ルークはステラが何か隠し事をしていることに気づく。
第5話 壊れた関係
コーラは過去を忘れようとするが、偶然の出会いが事態を混乱させる。ステラは悪い報告を受ける。
第6話 浮上
シーズン最終話。ルークは自分の身に起きた出来事を受け入れていき、コーラはあることに気づく。ウィルはステラの病に苦しめられる。
このドラマはApple TV+で配信しています。
この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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