あらすじ
マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズ。2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界で展開する物語を描く。古典的なシットコムとマーベル映画の世界を融合させた新感覚のドラマ。郊外で理想的な生活を送る超人カップルのワンダ・マキシモフとヴィジョンは、何かがおかしいと感じる。
WandaVision/ワンダヴィジョンの感想
Disney+にて2021年1月15日より日米同時配信。前半のシットコムやドラマの部分は、アメリカで有名な作品のオマージュらしく一般的な日本人にはわかりづらいが、二人のトークやヴィジョンのネタなど素直に面白くて楽しい。大笑いしながらも、ヒタヒタと迫る不気味な違和感が、エピソードの奥行きを広げている。後半になると、雰囲気が変わって、スリリングでスピーディーな展開になり、前半よりもくぎ付けになる。映画『キャプテン・マーベル』で登場したキャロルの親友の娘、モニカの活躍が嬉しい。また、キャスリン・ハーン(「I KNOW THIS MUCH IS TRUE」や「Mrs. Fletcher」など)が演じているアグネスはただの陽気な隣人ではないという意外性もよかった。ワンダの原点や悲惨な半生、シットコム仕立てだった理由が終盤に明かされ、マーベルならではの見応えのあるアクションも展開される。マーベルシリーズのファンならば絶対に観るべきドラマだ。ファンならご存じの通り、最終話のミッド・クレジット・シーンとポスト・クレジット・シーンも見逃さないようにしてほしい!