あらすじ
米国人作家フィリップ・ロスの歴史改変小説を原作とするHBO制作のミニシリーズ・ドラマ。1940年の米大統領選で現職のルーズベルト大統領が破れ、ナチスに支援されたチャールズ・リンドバーグが勝利するという、架空の歴史を描く。ヨーロッパをドイツが支配し、アメリカ国内でユダヤ人狩りが始まる世界を、差別にさらされる7歳の少年の視点から描く。
The Plot Against America/プロット・アゲンスト・アメリカの感想
高評価ドラマ「ザ・ワイヤー」のクリエイター陣が手がけるHBO作品。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」に出演しているウィノナ・ライダーも出演します。彼女は昔、俳優のメル・ギブソンにユダヤ人差別的な発言をされましたが、当時はメル・ギブソンが人気スターだったために擁護してもらえなかったことを2010年に明かしています。そんな辛い思いをした彼女が、このドラマに出演するというのは非常に勇気が必要だったのではないでしょうか。第1話を見た感想ですが、とてもかわいらしい次男フィリップの視点を大事にしながら、彼の家族を襲う試練を丁寧に客観的に描いています。実際の歴史的事実と異なるので最初は理解しづらかったのですが、ナチスドイツが台頭する中で参戦しようとするルーズベルトと、ユダヤ人(ナチスが迫害しているため)が参戦論者であるとリンドバーグが非難するわけです。これによって世間の空気が変わっていき、英雄と呼ばれる人の発言には大きな影響力があることがわかります。鬱憤を晴らすためにアルヴィンが友人と起こした行動も、その後どのような代償を払うのかと考えると恐ろしく…。家族の中でもエヴリンや長男サンディはリンドバーグを英雄視しているところがあり、後々の波乱を予感させます。レヴィン家は、フィリップは一体どうなるのか気になってイッキ見してしまいそうなドラマです。
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予告編
Season1 エピソード
この記事の執筆者

- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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