あらすじ
イタリア・シチリアの刑事モンタルバーノは、人望も厚く、キレ者だが、女性にはめっぽう弱い人情派の刑事。モンタルバーノと共に捜査をするヴィガータ署の同僚刑事達の個性豊かな人間性や、感情の行き違いが招く様々な事件などが情感たっぷりに丁寧に描かれる。
モンタルバーノ シチリアの人情刑事の感想
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Season1 エピソード
第1話 おやつ泥棒
ヴィガータ警察の刑事、モンタルバーノは、早朝からの電話にイラついていた。電話をかけてきたのは同署のカタレッラで、彼は「人が殺されている」と連絡してきたのだ。住居用ビルで、エレベーターで背中に刃物が刺さったままの男の遺体が発見された。
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第2話 悲しきバイオリン
美しい若妻が自分の屋敷で絞殺され、全裸で発見された。当初、モンタルバーノが捜査に当たるが、上役との対立で解任され、機動隊長パンザッキが引き継ぐことになった。彼の部下が武器を持った容疑者を射殺して、事件は解決したかに見えた。
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Season2 エピソード
第3話 水の形
ある朝、娼婦達が商売をする場所に止められた車の中で大物政治家の死体が発見された。発見当時、ズボンが下ろされており、検視でも心臓発作ということ以外、不審な点が何も見当たらなかった。誰もが火遊びによる偶発の死だと考えていた。
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第4話 テラコッタの犬
25年間逃亡していたマフィアの大物が自首を決心するが、体面を保つため、モンタルバーノに派手な逮捕劇を依頼する。ところが、芝居だったことがマフィアにばれて、逮捕されたマフィアの大物は護送中に襲撃をうけて重傷を負い、病院へ運ばれた後に死亡する。
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Season3 エピソード
第5話 ティンダリ・ツアー
アパートの前で男が射殺される。贅沢な暮らしだった男の遺品の中に、情事の様子を撮影したビデオや人妻との手紙が発見された。一方、同じアパートに住む老夫婦が行方不明、と相談を受けたモンタルバーノは、2人がティンダリ・ツアー後に失踪したと知る。
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第6話 匠(たくみ)の技
ある朝、自宅の工房で金細工師の遺体が電気イスによる処刑のような状態で発見された。状況から自殺と思われたが、腑に落ちないモンタルバーノは捜査を続け、故人の自筆の遺言状を発見する。内容は莫大な遺産が故人の弟に渡るというものだった。
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Season4 エピソード
第7話 指の感覚
事件は、目の不自由な老人の孤独死に思われたが、盲導犬を執拗に取り返そうとする慈善団体の所長の態度にモンタルバーノは不審を抱く。一方、老人の妹夫婦が経営するホテルでバカンスを過ごしたモンタルバーノは、島民の警戒心に疑念を深めていく。
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第8話 モンタルバーノのライスコロッケ
ある朝、崖から転落した車の中で資産家夫妻の遺体が発見された。当初、交通事故と考えられていたが、事件性を疑ったモンタルバーノは捜査を開始する。この夫妻は再婚で、夫には一人息子がいたが不仲で、更に継母を憎んでいることも判明する。
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第9話 夜の香り
破格の高利回りを謳って巨額の預金を集め、姿を消した詐欺師ガルガーノ。ヴィガータ中が騒然となる中、県警本部長はマフィアによる犯行説を唱えるが、モンタルバーノは疑念を抱く。時を同じくして、ガルガーノの部下も行方不明となっていた。
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第10話 猫とゴシキヒワ
女性がバッグを奪われ、至近距離で撃たれる事件が発生。しかし幸い弾は当たらず、犯人は逃走。数日後、同様の犯行が起きるが、弾は当たらなかった。至近距離の発砲が外れることを不審に思ったモンタルバーノが鑑識に調べさせた結果、空砲と判明する。
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Season5 エピソード
第11話 転機
ある朝、モンタルバーノは男性の遺体を発見する。検視によると不法入国者の不慮の溺死ではなく、殺されてから海へ投げ込まれたイタリア人という見方が有力だった。同じ頃、アフリカからの不法入国者が乗った密航船が警察に摘発される。
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第12話 引き分け
マフィア首領マジーノ・クッファロの娘婿アンジェロ・ボンペンシエーロが猟銃で顔を撃たれ、遺体で発見された。誰もがマフィア抗争の始まりを予感するが、モンタルバーノは古めかしい殺しの手口にかえって不審を抱き、事件の裏に何かあると確信する。
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Season6 エピソード
第13話 クモの忍耐
友人宅から帰宅途中に若い女性スザンナ・ミストレッタが失踪し、乗っていたスクーターだけが発見される。失踪した日は、いつもと違う道で、スクーターの発見場所も普段は通らない道だった。失踪の翌日に犯人からの脅迫電話があるが、この誘拐事件は不審な点があった。ミストレッタ家が裕福でないことは有名で、スザンナは恨みを買うような娘ではなかった。計画的な犯行も考えられ、事件の特殊性が浮き彫りとなる。
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第14話 3つの犯罪
施工業を営むジローラモ・カーショが轢き逃げで死亡する。財布から新聞記事の切り抜きが発見され、モンタルバーノは事件との関連を探るため、20年前に起きた事件を探り始める。それは若き建築士ロッコ・ペンニージが愛人レナータの夫ジャコモを殺害した事件で、被害者のジャコモはロッコの友人で事業の共同経営者でもあった。カーショの財布には、ロッコが刑期を終え、1週間前に出所したことを伝える記事が入っていた。
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Season7 エピソード
第15話 8月の熱情
夏のバカンスを過ごすために、ミミがヴィガータ近郊のピッツォで借りた別荘で彼の息子が突然いなくなる。捜した結果、別荘の地下にあった部屋で発見され、そこは無届けの違法建築で入り口へ通じる穴は埋め立てられていた。モンタルバーノが部屋を調べていると、ミイラ化した遺体を発見する。検視の結果、遺体は16歳の少女、鑑識の調べによると地下室で殺された直後に地下室へ通じる穴が埋め立てられていたことが判明する。
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第16話 スズメガの羽
ある朝、サルセットで銃殺された身元不明の若い女性の遺体が発見される。遺体の状態から別の場所で殺害され、体を洗浄された後、砂浜に遺棄されたことや、右の肩甲骨に蛾の入れ墨があることがわかる。検死によって弾が羊毛製品を貫通した形跡と爪に金粉が付着していたという謎が浮上した頃、蛾の入れ墨を持つ女性について情報提供を呼びかけたニュースを見たというグラチェッファから電話を受け、モンタルバーノは話を聞きにいく。
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第17話 ダートコース
モンタルバーノは自宅裏の砂浜で馬の死骸を発見する。馬の足跡を辿ると、蹄鉄や殺しに使用されたと思われる凶器が見つかる。しかし、モンタルバーノが死骸の撤去依頼の電話をするため部屋へ戻った隙に馬が消えてしまう。短時間で運び去られたことや、闇競馬が関与している可能性があることから、複数人の犯行とみて捜査を開始する。その日の夕方、ラケーレという女性が男に預けていた馬の捜索願を出したいと訪ねてくる。
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第18話 紙の月
ミケーラという女性が署に訪ねてくる。ミケーラの兄で医薬コンサルタントのアンジェロが2日前に失踪したらしい。モンタルバーノはミケーラと共にアンジェロの自宅を見に行くが、特に変わった様子はない。モンタルバーノはアンジェロからの連絡を待とうとミケーラに提案すると、彼女は急に血相を変え、モンタルバーノを屋上にある書斎へ案内する。ドアをこじ開けて中に入ると、額を撃ち抜かれたアンジェロの遺体が見つかる。
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Season8 エピソード
第19話 陶器職人の畑
ある朝、粘土採掘場で遺体が見つかり、カタレッラがモンタルバーノを迎えに来る。ファツィオらと合流したモンタルバーノが第一発見者であるアイェーナと共に遺体発見現場に向かうと、坂の下の藪の中でバラバラにされた遺体が発見される。バラバラにされた遺体は身元を隠すため顔を潰され、指紋が焼かれている。監察医の検視結果によると死因は銃殺で死後2ヶ月経っており、身元を割り出す材料は胃に残っていたブリッジだけだった。
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第20話 カモメのダンス
ある朝、リッツィカという男が船員の麻薬密売について相談にやって来る。すると今度はファツィオの行方が分からないと父親のカルミネが訪ねて来る。ファツィオを捜索中、朝方の港で銃声のような音がしたという証言があったため最悪の事態を考え、付近の海を捜索していると、シベッタ山の枯れ井戸付近でファツィオが殴られているのを見たという情報が入る。井戸を捜査すると、中から男性の遺体が2体見つかる。
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第21話 宝探し
狂信的クリスチャンのパルミザーノ兄妹が起こした発砲事件を解決したモンタルバーノは、キリストの磔刑像に埋め尽くされた彼らのアパートで、使い古されたセックスドールを目にする。その翌日、ゴミ箱に死体が捨てられているという通報で駆けつけると、それは死体ではなく、パルミザーノのものと寸分違わぬセックスドールだった。時を同じくして、モンタルバーノの元に”宝探し”と称する謎めいた手紙が届き始める。
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第22話 迷う年頃
ある大雨の朝、モンタルバーノは土砂崩れで立ち往生している女性に出会う。ヴァンナ・ディジュリオと名乗るその女性は、ヴァンナ号で寄港する叔母のリヴィア・ジョバンニーニを迎えに行く途中だという。ヴァンナを署に連れて行くと、港湾監督事務所から電話があり、ヴァンナ号が港付近で漂流していたボートから遺体を収容したとの連絡が入る。毒殺されたその遺体は顔が潰され身元が分からなかった。
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Season9 エピソード
第23話 アンジェリカの微笑
ヴィガータの上流階級を狙った2件の盗難がたて続けに起きるが、手口に特徴があった。人々が別荘に泊まる晩を狙って、まず別荘を襲い、そこで盗んだ鍵で市内の自宅に侵入する。被害者は催眠ガスを嗅がされているため、犯人は別荘でも自宅でも悠々と金品を盗み出せるという、大胆不敵な犯行だった。連続窃盗事件の直後、モンタルバーノは犯行グループのボスから挑戦状を受け取るが、そこにはさらに2件の盗難が予告されていた。
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第24話 ミラーハウス
ある日、モンタルバーノは車が故障して立往生していたリリアーナ・ロンバルドと知り合い、整備士の元へ案内することにする。その後、署に行くと倉庫前で爆弾事件発生の知らせが入る。倉庫の持ち主であるアンジェリーノは敵がいないため、みかじめ料を払っていないという。調べると倉庫の上の階には、麻薬の密売容疑で現在服役中のステーファノ、そしてシナグラの姪の夫で麻薬密売の元締めをしているカルロが住んでいた。
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第25話 夜の声
モンタルバーノは49歳の誕生日を迎え、偶然、政治家絡みの2つの事件に巻き込まれる。最初の事件は、マフィアのクッファロ家が経営するスーパーマーケットで売り上げ金の盗難事件が発生。出入り口の鍵が壊されていないことから、スーパーの責任者が共犯者と計画した狂言と判断するが、事件は思わぬ方向へ発展する。もう1つの事件は、県知事の息子の恋人が刺殺された事件だった。
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第26話 一筋の光
ある日、武装襲撃を告訴したいとディマルタが訪ねてくる。被害にあったのはディマルタの妻ロレダーナで、友人であるヴァレリアの見舞いから帰る途中、銃を持った男に金を奪われた上、唇を噛まれたという。入金予定だったディマルタのスーパーの売上金は奪われたが、不思議なことに身につけていた高価な貴金属は奪われなかった。
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Season10 エピソード
第27話 秘め事
ある日、粗末なアパートで年配の娼婦が絞殺死体となって発見される。凶器は持ち去られていたが、首についた跡からベルトなのは明らかだった。被害者のマリア・カステッリーノは67歳で、もうすぐ稼業をやめ、夫セラフィーノと余生を楽しむつもりだった。特殊な性的嗜好をもつ者の犯行と見るミミは、マリアのお客の一人、ミンモ・タヴァーノが怪しいとにらむ。
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第28話 泥のピラミッド
ある日、工事現場の水道管の中に男性の死体が発見され、近くには自転車が乗り捨てられていた。被害者は銃で撃たれた状態で、自転車で辿り着いたらしい。瀕死の状態で自転車をこげないと考えたモンタルバーノは、被害者は丘の上に住む人間だと判断し、高台にある家を訪ねる。家には誰もいなかったが、近くで茶屋を営む女主人から被害者の男性はジェルランド・ニコトラだと聞き出す。
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Season11 エピソード
第29話 マムシの巣
ある朝、モンタルバーノの家の外から鼻歌が聞こえてくる。外に出てみると、カマストラという男がベランダに座っていた。彼は前の日に海に来て、雷雨に遭い警視の家のベランダに避難して寝てしまったらしい。ホームレスのような身なりの彼は、プンタ・ブラッチェットの小屋に住んでいた。そんな時、殺人事件が発生する。ピサカーネ地区のある別荘で、男性の遺体が発見されたのだ。
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第30話 手順どおりに
ある朝、集合住宅の敷地内で若い女性の死体が発見された。女性は暴行を受け、瀕死の状態で車に乗り込み、その場所まで運転してきたらしい。門の鍵が壊れていたため、中に入ることができたようだ。モンタルバーノ警視とファツィオ警部は上司と不倫中のペルシコや、レテリベラで臨時契約の仕事をするカメラマンのグアルノッタに話を聞くが、被害者に覚えはないと答える。
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Season12 エピソード
第31話 取り違えの回転木馬
ある朝、モンタルバーノ警視の家のベランダに男が現れる。家政婦のアデリーナは泥棒と思い込み、フライパンで頭を殴り浴室に閉じ込めた。連絡を受けたモンタルバーノが家に帰り話を聞くと、彼はただ警視と話そうと訪れただけだった。男の名はアルフレード・ヴィルドゥッツォ。警視はケガを診せるため彼を病院に運ばせ、話は後回しに。その頃、立て続けに奇妙な誘拐事件が報告される。
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第32話 愛のかたち
愛するリヴィアに裏切られるという意味深な夢にうなされたモンタルバーノは、家政婦の息子パスクアーレに早朝起こされ、不思議な事件に遭遇する。パスクアーレが最初に目撃したのは、年老いた妻の遺体の前で拳銃自殺をしようとする夫の姿だった。ところが再びモンタルバーノと現場に駆けつけると、老夫婦の立場は入れ替わり、今度は妻が夫の遺体の前で自殺を図ろうとしていた…。
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