あらすじ
ノーベル賞作家ジョン・ゴールズワージーの名作小説を原作に、20世紀初頭の出世街道まっしぐらのフォーサイト家の3世代を描いた壮大なシリーズ。文化や社会の変化、政治の混乱を背景に、性的嫉妬、疎外、不倫、レイプ、離婚などこの一族の優越感や傲慢さの裏に潜む、不幸で残酷な人間関係に切り込んでいく。
フォーサイト家 愛とプライドの感想
ダミアン・ルイス演じるソームズと、生活のために彼の求婚を受け入れたアイリーニを中心にフォーサイト家の3世代に及ぶ愛憎劇を描いている。ソームズは外見も身分も申し分ないが、家名を重んじるところがあり、人への思いやりにもちょっと欠けている。それをアイリーニは受け入れられないのかなと思ったが、不器用ながらもアイリーニを愛する彼にいつまでも心を開かないアイリーニにもイライラ。女性の経済的自立が難しかった時代なので仕方ないが、じゃあ何がしたいのかと思えば他の男性に接近したりとか…。ちなみにこの相手が「法医学医ダニエルハロウ」などのヨアン・グリフィズで、若い頃もやはりカッコいいです。また「シャーロック」のレストレード警部役のルパート・グレイヴス演じるジョリオンも、家庭教師と駆け落ちして家族を捨てたりとか、後でまた関わりを持ってきたりとか自分勝手でイライラ。ジョリオンの娘ジューンがひたすらかわいそうだった。でもこうやってイライラしたり、ハラハラしたりしながら見続けてしまうのは、うまく構成された脚本と、それぞれの役柄を理解しているキャストの秀逸な演技が要因だろう。3世代、30年間に及ぶ、愛憎入り交じる人間関係の変化、そして社会の変化を描いた壮大なストーリーです。
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TSUTAYA
Season1 エピソード
第1話 結婚
娘の家庭教師エレーヌに恋心を抱いていたジョリオン・フォーサイトは、妻と娘を残したまま地位も財産も投げ捨て駆け落ちする。その9年後、ソームズ・フォーサイトは演奏会で出会ったアイリーニに一目惚れし求婚。アイリーニは結婚が失敗だった時には自分を自由にしてほしいという約束で求婚に応じるのだった。
第2話 背徳
結婚生活に危機感を抱いたソームズはアイリーニのためにロビンヒルに屋敷を建設することを思い立ち、ジェーンの婚約者で建築家のボシニーを雇い入れる。しかしボシニーとアイリーニは惹かれ合い急接近していく。
第3話 別離
屋敷の建設を通して急接近していったアイリーニとボシニーは駆け落ちすることを決意。2人の関係に嫉妬していたソームズは、ボシニーの度重なる予算超過に対する憤怒も相まって訴訟を起こす。
第4話 再会
生きる希望を失い悲しみに暮れて家を出たアイリーニは、路頭に迷っているところを助けられ貧しくも穏やかな生活を手に入れる。アイリーニを失ったソームズは苦悶の日々を送っていた。
第5話 執着
後継を切望していたソームズは若きフランス人女性アネットを妻とするため、遂にアイリーニとの離婚を決意する。しかし12年ぶりに再会したアイリーニが恋人もなく一人で暮らしていることを知り再び執着の念を燃やすようになる。
第6話 幸福
ソームズはアイリーニとの復縁に最後の望みをかけてパリへ向かう。だが、ソームズを憎み続けるアイリーニは冷たい態度で現実を突きつける。一方ジョリオンのもとに戦地から息子の死の報せが届く。
Season2 エピソード
第1話 宿命
1909年、ジョリオンの娘ジューンが幼い義弟ジョンを連れて伯母の誕生会に現れた。ジョンはソームズの娘フラーと無邪気に遊ぶが、ソームズは愛した女性アイリーニの息子であるジョンを見るに堪えず、追い返してしまう。11年後、フラーと共にジューンの画廊を訪れたソームズは、ジョンを連れたアイリーニに出くわす。
第2話 過去
お互いが親類だと気づいたジョンとフラーは、両家の確執を不思議に思いながらも気持ちを通わせていた。ほどなく二人の関係は周囲の知るところとなり反対を受ける。
第3話 決別
フラーとの関係を反対されたジョンは家を出て農場で暮らしていた。ある日ジョンのもとを訪れたジョリオンは、そこで彼の帰りを待つフラーに出会う。
第4話 未来
ジョンとの結婚をアイリーニに承諾してほしいフラーは、説得をソームズに懇願する。だが、アイリーニを前にしたソームズはかつての感情が蘇りアイリーニを激しく叱責してしまう。
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この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV＋, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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