ジェイン・オースティンに恋して

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あらすじ

英女流作家ジェイン・オースティンの大ファンであるアマンダ。ある日、目の前に「高慢と偏見」のヒロインであるエリザベス・ベネットが現れる。アマンダはエリザベスの代わりに現代のロンドンからベネット家へタイムトリップして、ジェイン・オースティンの文学世界で奮闘することになる。

ジェイン・オースティンに恋しての感想

何度も映像化されている「高慢と偏見」（有名なのはコチラ）を、現代っ子が作中に迷い込んでしまうという一風変わったアプローチで製作したドラマ。現代との習慣や常識の違いから起こる笑いは予想通り。むしろ面白いのは、登場人物が設定を超えて意外な素顔（？）を見せるところだろう。ダーシーとの恋の行方など意外とハラハラして楽しめるし、「高慢と偏見」ファンならば観た方がいいドラマだ。また、ドラマでおなじみのキャストが共演しているのでそれも楽しめる。主演のジェミマ・ルーパーは最近では「ゴールド・ディガー」でジュリアの娘ベラを演じていた。エリザベス役のジェマ・アータートンは少し若いときでとても可愛らしかった。彼女は「テス」や映画『キングスマン: ファースト・エージェント』など多くの作品で大活躍している。「ダウントン・アビー」で知られるヒュー・ボネヴィルや、「スリーピー・ホロウ」のトム・マイソンも出演している。

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Season1　エピソード

第1話　

ハマースミスに住むアマンダは、現在の生活に居心地の悪さを感じている。そんな彼女がのめり込んでいるのは“ジェイン・オースティン”の物語の世界。ある夜、アマンダがアパートでくつろいでいると、バスルームから“エリザベス・ベネット”を名乗る女性が現れる。状況を理解する間も無く、アマンダはバスルームの壁からエリザベスの世界に繋がるドアをくぐり抜ける。そこは「高慢と偏見」の世界・・・。アマンダは自分の大好きなこの世界を維持しなければならないと思うが、エリザベスの姉のジェーンに恋心を抱くはずのビングリー氏がアマンダにしか興味を持たない。そしてエリザベスと結ばれるはずのダーシー氏は想像以上にとっつきにくい男だった。エリザベスは扉の向こう側に残ってしまった・・・アマンダはこの世界を筋書き通りに進める事が出来るのか。

第2話　

アマンダの説得により、ジェーンはビングリーに会うべく、馬を走らせ屋敷に向かう。しかし、雨の中を走って来た彼女は高熱を出して倒れてしまう。後を追って来たアマンダは、ジェーンを看病する事でビングリーの中にジェーンへの恋心を芽生えさせる事に成功する。物語が軌道に乗り、安心するアマンダ。しかしベネット家の遠縁であるコリンズ氏がやってきた事で、結ばれかけていたジェーンとビングリーとの間に不穏な空気が流れる。コリンズがジェーンに結婚の申し出をしてしまったのだ。更にダーシーと因縁のあるウィッカムが登場し、事態はますます悪化する気配が漂う・・・。そんな中、預言者の様に振舞うアマンダを不審に思うダーシーは、ビングリーにジェーンとの結婚を諦める様に説得してしまう。アマンダはその事でダーシーと口論をし、更にベネット家を追い出されてしまい孤立していく。

第3話　

ベネット家を出たアマンダは社交界に戻る為、ウィッカムに助けを求める。そして、物語を修正すべく、社交界の重鎮でダーシーの叔母のレディ・キャサリンに会う作戦を考える。アマンダはパリ社交界の花形を装い、レディ・キャサリンに近づく。そして、ロージングズに招かれダーシーと再開したアマンダは、互いの隠し切れない気持ちに気付いていく。不幸な結婚をしてしまったジェーンの為に、ダーシーと結婚する事で全てを収める事が出来ると考えているアマンダ。しかしダーシーとの結婚を目論むビングリーの妹キャロラインが横槍を入れていく。憧れのダーシーとの愛を確信し、物語の修正に近づいたアマンダ。しかしダーシーから「過去のある女性とは結婚できない」と言われ失意する。

第4話　

ダーシーはキャロラインとの婚約を発表する。そこに、ビングリーがベネット家の娘のリディアと駆け落ちしたとの連絡が入る。二人を見つける為にハマースミスへと急ぐ一行。父親であるベネット氏は娘の名誉を守ろうと、ビングリーに決闘を挑み重傷を負ってしまう。アマンダは、父の重傷をエリザベスに知らせる為に、元の世界に戻る事が出来た。なんとかエリザベスを見つけることが出来たアマンダは、現代のハマースミスの街を歩いているダーシーを見かける。彼はドアの向こうからアマンダを追いかけてきたのだ。物語を修正したいアマンダは、エリザベスとダーシーが恋に落ちることを恐れつつも二人を扉の向こうの世界に連れ戻す。筋書き通りの話とアマンダ本人の気持ち、どちらを優先すべきなのか・・・ダーシーへの気持ちに揺れ動くアマンダ・・・真の運命は作者しかわからない。