あらすじ
このドラマは第二次世界大戦後のパリを舞台に、企業家精神あふれる高級服メーカーを描いた魅力的な物語である。ぶつかり合う2人の兄弟が率いる成長著しいビジネスの世界で、華やかさの裏に秘められた不屈の精神が描かれる。アトリエの従業員は第二次世界大戦を生き延びたが、一方でライバルとの争いやロマンスが、家族同士や師と弟子、過去と未来とを対立させる。
ザ・コレクションの感想
ファッション関係なので華やかなドラマかと思いきや、戦後が舞台なのでちょっとダークな雰囲気で冒頭も意味ありげなシーンで始まる。ナチスやドイツに協力していたものは社会的に疎まれたり糾弾されたりと、戦争が暗い影を落とす。その中を生き延びようとする人々の生活がオートクチュールと絡めて描かれる。正に手作業で丁寧に作られる工程を経て作られるドレスなど、映像はとにかく美しい。特に第5話のウエディングドレスのシーンは名場面だと思う。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 取引
1947年パリ、新鋭のファッションデザイナー、ポール・サビーヌは、有力なビジネスパートナーと提携を結び、パリのファッション界の頂点に立つという大きなチャンスを与えられる。しかし、彼一人ではそれを成し遂げることはできない。気まぐれだが、天才的なデザインの才能を持つ弟のクロードを頼るしかないのだ。その秘密は何があっても知られてはならない。しかし、アトリエの将来を脅かし家族の人生を左右するものは、それだけではなかった。
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第2話 ドレス
ジュール・トゥルヴィエと提携を結ぶことになったポールだが、2人は事業の方針について意見が合わず最初から衝突する。大金がかけられたプロジェクトが進行する中、モデルを引き受けたニーナがある出来事に巻き込まれる。しかし、ポールは様々なリスクや個人的な犠牲があるにもかかわらず、家族やビジネスを守ろうとする。
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第3話 香り
春の発表会の準備に追われる中、ポールのスタッフたちは作品を必死に完成させようとするが、クロードはなかなか仕事に手をつけない。自分の子どものことで悩むニーナ。ポールのかつての師、ルメールを取材するためにアメリカ人の記者スタン・ロッシがパリに戻ってくるが、そのせいでポールは愛する者を傷つける。クロードが“新しい女神”に出会ったころ、行方不明だった船乗りの遺体が発見される。
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第4話 始まり
サビーヌ家の別荘で死体が発見され、刑事がポールの元を訪れる。発表会にすべてを懸けるポールは、日増しに募るプレッシャーを感じていた。ニーナのモデルデビューは大成功を収め、ポールはファッション界の新しい“プリンス”として称賛される。その様子を舞台の袖から見つめるクロード。自分の手柄が兄に奪われていくこの状況に、彼はいつまで耐えられるだろうか。
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第5話 余韻
ポールの栄光は束の間であった。大成功を収めた発表会の余韻に浸る間もなく、ポールは刑事から殺人事件の取り調べを受ける。ポールのスタッフたちが成功に向かって努力を重ねる一方、ニーナとビリーには数々の疑問が湧き上がる。そして影の存在であることを不満に思うクロードは、表舞台に出ることを宣言する。ポールの弟、クロードは災いをもたらす存在となっていくのだろうか。
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第6話 週末
ポールの側近たちがトルヴィエの豪邸でのパーティーに誘われる。しかし、サビーヌ家は都合の悪い事実に動揺させられることに。そんな中、意外な協力関係も生まれるが、その一方で修復不可能なほどに壊れてしまう人間関係も。ポールの生活を脅かすのは、醜聞を暴こうとする記者か?それとも、失恋により屈辱を受けたポールの部下だろうか?ポールはその答えを間もなく知ることになる。
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第7話 裏切り
従業員が交通事故に遭い、ポールの会社に重い空気が漂う。ヘレンは身内の医者を通じてトラブル解決の手助けをしようとするが、ポールにとっては戦時中の問題をよみがえらせるだけだった。その一方でシャーロットは会社への復讐を始める。実は会社を支えていた真の天才はクロードだったということを、暴露すると脅すのだった。
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第8話 申し出
ポール・サビーヌの“砂上の帝国”を襲う様々な“嵐”がさらに激化し、物語はクライマックスへ突入していく。ポールは自らが築きあげた帝国を守ろうと奮闘し、イヴェットは息子たちの間に平和をもたらそうと奔走する。ニーナとビリーは、それぞれ自分の進む道を決めなければならない。華やかなパーティーが行われる一方で、ポールの家族とビジネスの裏に隠された秘密が明らかにされていく。
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