あらすじ
イギリスの南西部ドーセットにある海辺の町、ブロードチャーチ。観光名所ともなっているブライアンクリフの崖の下で、ある午後、11歳の少年ダニー・ラティマーの遺体が発見される。街に赴任されたばかりのアレック・ハーディ警部補と女性刑事のエリー・ミラーが捜査を担当することになる。一見平穏なこの街で何が起こったのか?捜査が進むにつれ、被害者のラティマー家をはじめ、ブロードチャーチの住人たちの抱える秘密が次々と明らかになっていく。複雑に絡み合う人間模様と十数人の容疑者。果たしてアレックとエリーは、犯人にたどり着くことはできるのか?
イギリス版のツインピークスというふれ込みだけあって、ストーリーはよくできている。平穏だが閉鎖的な町に住む人たちの心情が丁寧に綴られ、変化を求めると人は様々な行動に走るものなのだと思わされる。警察の規制や捜査が雑だったり、11歳のダニーたちがスマホやパソコンを持っていたり、ダニーは新聞配達もして働いていたりと「?」と思うこともあるが、テンポのいい展開なので気にならなくなってくる。英国ドラマでおなじみのキャストを贅沢に使っているのにも驚く。メインの2人やジョディ・ウィテカーなどは言うまでもないが、記者のオリーは「ブリジャートン家」のアンソニーを演じているジョナサン・ベイリーだし、記者のカレン(「ライン・オブ・デューティ」ケイト役のヴィッキー・マクルーア)と最初にちょっとだけ話していたのは、「殺人を無罪にする方法」のウェスを演じているアルフレッド・イーノックである(本当にチョイ役!)。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 少年の嘆き
海辺の町・ブロードチャーチ。ブライアンクリフの崖の下で、11歳の少年ダニー・ラティマーの遺体が発見された。赴任してきたアレック・ハーディ警部補は、地元出身のエリー・ミラーと共に捜査を始める。
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第2話 母親の告白
アレックとエリーは、殺されたダニーが働いていた新聞店のジャック・マーシャルに聞き込みをする。すると、2人はある矛盾に気付く。その後エリーは、ダニーの母親・ベスから容疑者となりうる人名リストを渡され…。
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第3話 父親の嘘
捜査を進めるアレックは、崖の上に建っているレンタルハウスが殺害現場の可能性が高いと突き止める。現場の指紋は拭き取られていたが、家のシンクからダニーの父親であるマークの指紋が検出された。
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第4話 記者の正義
事件解決の決定的な証拠がない中、アレックはある場所からダニーのものと思われる毛髪を見つける。事件から時間が経過し、住民たちの不安が募る中、アレックは、住民集会を開催して事件の進捗を伝えることに…。
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第5話 老人の過去
警察が、ダニーの最後の足取りの再現検証を行う。トムが、スケートボードで進み、その後に遺族と住民らが歩きながら、監視カメラに映っていた事件の夜の様子を追った。しかし、アレックは捜査の行き詰まりを感じる。
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第6話 刑事の誤算
アレックは、ある人物の葬儀に参列。教会に多くの住民たちが集まる中、アレックはダニー殺害の犯人がこの中にいると考え、エリーと共に目を光らせる。そんな中、牧師のポールはアレックに向けて激しい言葉を唱えた。
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第7話 同僚の裏切り
犯人の追跡中にアレックは倒れ、病院に搬送される。エリーはアレックの病気に気付き、彼の代わりに署に戻って警察チームを仕切る。一方、アレックは、医師の制止を振り切って、病院を勝手に退院してしまう。
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第8話 犯人の鎮魂歌
アレックは、その病状から辞職を求められるが捜査を続行。エリーは、事件の夜にビーチで袋を捨てている男がいたという情報を得る。ビーチに来たエリーとアレックの元に、ダニーの携帯の電源が入ったと情報が入り…。
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Season2 エピソード
第1話 悪夢、再び
11歳の少年ダニー・ラティマーを殺害した罪で起訴されたジョー・ミラーの公判が始まる。傍聴席の当時捜査を担当していたアレックやエリーをクレアと名乗る女性が訪ねてきて、あることを訴える。
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第2話 証言、母親
法廷はジョーの公判の予想外の展開に驚きを隠せない。一方、アレックに保護されているクレアの携帯電話に、「近くにいる」と伝言が入る。動揺したクレアがアレックに連絡をする時、伝言を入れた人物が現れる。
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第3話 証言、刑事
アレックとエリーは、サンドブルックの事件の真相を追及するため、クレアとある人物を2人きりで会わせようとする。そこにベスが現れ、エリーとベスがもみ合ううちに、クレアたちを見失ってしまう。
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第4話 証言、目撃者1
オリーがアレックのもとを訪れる。するとアレックはオリーに「関わるな」と忠告。そして、アレックとエリーは捜査を再開させようとサンドブルックへ向かう。アレックは被害者の母親・ケイトを訪ねる。
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第5話 証言、目撃者2
アレックとエリーはケイトから被害者の父親のアリバイに関する新証言を入手。一方、ベスはマークにダニーの名で行う慈善活動に参加させようとするが、子供との時間を優先したいという理由で断られてしまう。
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第6話 証言、父親
アレックとエリーはサンドブルックの被害者の少女の遺体が発見された川と付近の森、被害者の自宅の庭を調査する。一方、ベスはダニーが殺された夜のマークの行動について衝撃的な告白を聞き、取り乱す。
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第7話 証言、妻
クレアが去った家のシンクから、ある物を燃やしたような灰が発見される。アレックとエリーはサンドブルックで調査を行うことにした。そして2人は、事件の被疑者の情報を整理するうちに、あることに気がつく。
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第8話 判決、そして
ある物を持ったクレアがアレックのもとを訪れた。それを見て衝撃を受けたアレックは、彼女をブロードチャーチの警察署へ連れて行き、聴取を始める。ところが、クレアは何もしゃべろうとはせず…。
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Season3 エピソード
第1話 起る
月曜の夜、トリッシュという女性が性的暴行被害を警察に通報。エリーとアレックは性暴力対応センター(SARC)でトリッシュに性的暴行検査を受けさせる。ショックのため多くは語らない彼女だが、2日前の土曜日、友人のキャス夫妻が主催したパーティーに参加し、被害に遭ったらしい。アレックたちはキャスに話を聞きに行くが、キャスによれば、パーティーの招待客約80人中、男性が50人はいたと言い……。
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第2話 疑る
トリッシュが受けた性的暴行を重大事件と位置付けたアレックらは、当夜パーティー会場に出入りした全員に聴取とDNAサンプルの提出を求めるべく動き出す。トリッシュの元夫イアンはDNAの提出を拒否。彼女が大勢の男と関係しているという噂を聞いており、パーティーでもちょっとしたけんかになったが、その後は姿を見なかったと言う。一方トリッシュは、アレックたちによるABE面接を受けることになるが……。
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第3話 偽る
トリッシュの携帯電話に脅迫文が送られてくる。アレックらは携帯電話を押収し、差出人の分析を始める。イアンは、トリッシュが性的暴行を受けたと娘のリアから聞かされ、警察に嘘をついたことをキャスの夫ジムに告白する。一方、アレックとエリーは、トリッシュが働くファームショップのオーナーのエドに話を聞きに行く。エドはパーティーでジムと口論になったと認めるが……。
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第4話 甦る
事件当夜のことを思い出すため、アレックたちとともにアクサンプトン・ハウスへ足を運んだトリッシュは、滝のそばで性的暴行をされたことを確信。さらに犯人からウォッカの臭いがしたこと、明るい光が見えたことを思い出す。性犯罪者のデータベースから、最近仮釈放されたアーロン・メイフォードが被疑者として浮上する。アレックは新人刑事のケイティに監視を指示するが……。
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第5話 広る
ローラ・ベンソンという女性から2年前の事件について情報提供を受けたアレックとエリーは、トリッシュの事件との関連を疑う。一方、被疑者として監視していたアーロンに、トリッシュとローラの両方との接点を見つけたことから、アレックらはアーロンを逮捕し、聴取を行なうが、トリッシュともローラとも面識はなかったと言う。そんな中、アクサンプトン・ハウスの所有者から、ある物を見つけたと連絡が入り……。
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第6話 縋る
ジム・アトウッドへの暴行容疑でエド・バーネットが逮捕される。ところがエドの取り調べが始まった矢先、ケイティが、エドは自分の父親だとアレックたちに告げる。アレックはケイティを捜査から外す。エリーは記者会見で住民たちに広く情報提供を呼び掛ける。イアンはトリッシュの家から持ち出したパソコンからあるものを削除してほしいと青年レオに依頼する。一方、エドの取り調べで、ある事実が判明するが……。
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第7話 抉る
エドは厳しい取り調べにも一貫して無実を主張し、過去の事件についても知らないと言う。証拠不十分のうちに勾留期限を迎え、トリッシュとその家族に近づかないことを条件に釈放される。そんな中、過去の事件の際にジムの修理工場のレッカーサービスが利用されていたことが分かり、アレックたちはジムを連行して取り調べる。ジムの妻キャスは、ジムの車の中からある物を見つけて警察に届ける。
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第8話 嘲る
ファームショップの物置小屋で、血の付いたより糸が入った袋をエドが見つけたと、ケイティからエリーに連絡が入る。ファームショップの防犯カメラが物置小屋に袋を捨てる人物の姿を捉えており、近くに止まっていた車のナンバーからその人物が特定される。重要な手掛かりを見つけたアレックたちは、ついに事件の真相にたどり着き、そして、ブロードチャーチの住民たちにもそれぞれの転機が訪れる……。
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