あらすじ
世界的な大人気クイズ番組となった「Who Wants to Be a Millionaire？」。イギリスで１９９８年に放送が開始されるやいなや、瞬く間に高視聴率を獲得した。その大ヒット番組の誕生の裏側から、２００１～２００３年にかけて本国イギリス版で起きた賞金１００万ポンドをめぐる不正事件の顛末までを実話に基づいて再現した話題作。
クイズ～100万ポンドを夢見た男～の感想
日本でも「クイズ＄ミリオネア」として放送されていた人気クイズ番組に関わるドラマ。出演者はみな英国ドラマでおなじみの俳優ばかりで演技は安定して観ていられる。ドラマは時系列に沿って進むのではなく、最初からチャールズとダイアナが詐欺罪の容疑者として裁判にかけられていることがわかる。そして番組の誕生、司会者（マイケル・シーンは相変わらず上手い）への依頼、チャールズとダイアナの暮らしを丁寧に描いていく。このドラマの構成が巧みな点は、チャールズの不正の有無が視聴者にもハッキリとはわからないまま進むところだろう。特にエイドリアンが出演者の秘密のシンジケートに関与していたという前提があれば、なおさら疑わしく思える。その疑念と判決について気になる視聴者を一気に引き込んでしまう、見事な構成だと思う。
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予告編（英語)
Season1 エピソード
第1話
1997年、制作会社セラドールのポールはITVに新たなクイズ番組の企画を提案。獲得賞金が100万ポンドという桁外れの額で始まった『目指せ！ミリオネア』は、演出の臨場感もあって高視聴率を獲得、出演応募の電話が殺到する。そんな番組を、クイズ好きのダイアナと兄エイドリアンは夢中になって楽しみ、ダイアナの夫チャールズはそれに付き合う形で見ていた。そんな中、エイドリアンが番組に出場することになり……。
第2話
2001年9月9日、チャールズは番組に出場することになり、ダイアナとスタジオに行き収録に参加する。ブリッグスはスタッフのケリーからチャールズの妻や義理の兄が番組の挑戦者だったことを知らされるが、リハーサルの時のチャールズの間抜けな様子から、警戒する必要はないと判断する。しかし、チャールズは制作サイドの予想を裏切って、本番では早押し並べ替えで1番になりセンターシートに座り……。
第3話
不正の疑いで逮捕された後、自宅に戻ったチャールズとダイアナは報道陣に囲まれる。有名人となったチャールズは、せきが不正の手段とされたことで、『せきの少佐』として行く先々でからかわれ、家族も嫌がらせを受ける。裁判では、弁護を引き受けた弁護士ソニアが、証拠として提出された収録のテープが、意図的に編集されたものだと反論。ウィトックのせきもコントロールできなかったとして検察側の主張を覆そうとするが……。
この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV＋, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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