クロッシング・ライン~ヨーロッパ特別捜査チーム~
2018.09.12
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あらすじ
ヨーロッパの国境を越えて起こる凶悪犯罪に挑む、国際警察の特別捜査チームの活躍を描くドラマ。アメリカ及びヨーロッパ各国から集められたチームの面々が、国毎で異なる捜査方法と、それぞれの専門分野を活かし、事件の真相を紐解いていく。
主演は「プリズン・ブレイク」に出演していたウィリアム・フィクナー。プリズンブレイク同様、優秀な刑事時代役だが、今回はケガの後遺症で薬物依存になっている役どころ。この人は知的な役が似合う。ヨーロッパの各国から優秀な人材を集めてチームを作る監察官としてドナルド・サザーランドが出演。ドナルド・サザーランドはまだまだ現役で最近のドラマでは「TRUST」で主演を務めた。ドラマ自体はフランス・ドイツ・オランダ・イタリアなど、ヨーロッパ全土でストーリーが展開する。各都市の美しい街並み、風景も見所の一つだ。シーズン3から「タイムレス」の悪役を演じていたゴラン・ヴィシュニックも加入。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 ICCチーム誕生 前編
元ニューヨーク市警刑事のカール・ヒックマンは、負傷して身を隠すようにして生活を送っていた。しかし友人のルイ・ダニエル警視から奇妙なオファーを受けたことから状況が一変する。警視は、捜査を逃れながら次々と国境を超え、足跡を残すように各地で犠牲者を出す国際連続殺人犯を捕らえるという厄介な事件を担当していた。ヒックマンはICC管轄下の特別捜査チームに加わる。それは各国の警察から引き抜かれた、特殊技術を持つ専門家たちのチームだった。
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第2話 ICCチーム誕生 後編
アンヌ=マリー・サンが猟奇的な連続殺人犯にさらわれた。数時間以内に見つけ出さなければ、ICCチームは彼女を失うことになるだろう。トミー・マッコ―ネルとシエナ・プライドは被害者たちの痕跡を追い、カール・ヒックマンはアンヌ=マリーを見つけるために自身の心の中に潜む暗闇と闘う。セバスチャン・ベルガーがベルリンの公園に犯人の居場所を突き止めると、チームは犯行を阻止するべく急いで国境を越える。ところが、突然の悲劇が起こり、チームの今後を決定的に変えてしまう。
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第3話 死のグラス
不ぞろいな刑事を集めたチームは実績を上げ、ミヘル・ドルンはチームの常設を決める。ICCからの承認を受け、ほこりだらけの地下室を拠点に、国境を越えて繰り返される犯罪への捜査権限を与えられた新しいチームが、ついに本格始動する。裕福な実業家たちが未知のウイルスにより次々と命を落とし、強気のイタリア人刑事エヴァ・ヴィットーリアは一連の事件に殺人事件としての共通点を見出す。チームの捜査によって、ある美術品窃盗団の存在が浮かび上がる。
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第4話 ハイウェイ捕食者
一台の放置された自動車がハイテクの専門家セバスチャン・ベルガーと、捜査チームのメンバーをポーランドへ導く。セバスチャンのスキャン技術は隠された死体廃棄場を発見。捜査が進むにつれ、旅行中の家族同士を死ぬまで戦わせるという異常な格闘クラブの存在が明るみに出る。エヴァとトミーはおとり捜査を開始するが、ヒックマンとルイが時間どおりに到着しなければ、2人の命が危険にさらされてしまう。
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第5話 特別作戦 前編
カンヌで裕福な父親の財産をあてに恵まれた生活を送っていた10代の少年マクシム・マリアンスキーが、無慈悲な誘拐犯たちにさらわれ人質となった。アンヌ=マリーがフィレンツェで起きた同様の事件との関連性を見つけ、チームは少年を救出するために急いで犯人たちを追う。しかしドルンとルイは彼らの宿敵アレクサンダー・ディミトロフにつながる意外な接点を発見。その結果、ドルンはモスクワで危機に陥ることになる。
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第6話 特別作戦 後編
マクシム・マリアンスキーは、まだ見つからない。フィレンツェで同様の誘拐事件の調査をするエヴァ・ヴィットーリアは何かがおかしいことに気づく。エヴァはまた、イタリア警察にいた時のパートナーとも対峙。その人物はセバスチャンのキャリアを脅かしかねない秘密を握っていた。一方、カンヌでは、ヒックマンとアンヌ=マリーがマクシムの父親の財務記録を調べ、事件に裏があることに気づく。集めた証拠からこの犯罪の真の黒幕を明らかにできるかどうかは、ヒックマンの肩にかかっている。
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第7話 獣たち
カール・ヒックマンは数々の犯罪を裏で操るフィリップ・ジェノヴェーゼの痕跡を追って、ハーグにある銀行に行き着く。ジェノヴェーゼの不正な金の流れを捜査中、突然、強盗が銀行を襲撃。ヒックマンは人質となってしまう。だが何かがおかしい。強盗たちの目的は金銭ではないかもしれないとヒックマンは気づく。“獣たち”が計画を実行に移す前に、謎を解明しなければいけない。そして真実の一部が明らかになった時、トミーはICCでの自分のキャリアを危険にさらすかもしれない過去の秘密に直面する。
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第8話 絶望の逃避行
アンヌ=マリーは元職場で未解決事件を捜査するため、チームから離れる。その間、チームはイタリアとスロベニアで起こった一連の銃撃事件の裏に隠された理由を探る。2人の若い男がイタリアの麻薬組織の親玉ニコラ・コンティから金と麻薬を盗み、逃走中にコンティの娘アンジェラを、そうとは知らずに、誘拐したのだ。かつて家族がコンティとつながりを持っていたエヴァはすべてを理解する。そしてアンジェラを救うため、隠された自分の過去を明らかにする。
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第9話 消えない傷痕 前編
ルイと妻レベッカは、アレクサンダー・ディミトロフに息子エティエンヌを殺害された悲しみから、いまだ立ち直れずにいる。一方、ディミトロフを追うドルンは、ルイたちのアパートが盗聴されていることを知りルイたちと共にそれを利用してディミトロフを捕らえようとする。ドルンはポーランドでおとり捜査を開始する。その頃ハーグでは、ある女性が死体となって発見され、また別の女性が行方不明に。すべての証拠はヒックマンが犯人であることを示し、ヒックマンは容疑者として逮捕される。
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第10話 消えない傷痕 後編
ヒックマンは瀕死のシャリと手錠でつながれている。障害の残る手を動かせば激痛が走るが、ヒックマンは行動を起こす。ようやくトミーとアラベラが到着し、ヒックマンはジェノヴェーゼを追う。誰もいなくなったカーニバルで激しい銃撃戦が繰り広げられる中、ジェノヴェーゼは負傷し、ついに捕らえられる。一方、フランスでは、元職場へ戻ったきり帰らないアンヌ=マリーをセバスチャンとエヴァが捜していた。燃え尽きた車と身元不明の遺体が見つかり、2人の脳裏に最悪の事態がよぎる。
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Season2 エピソード
第1話 ディミトロフとの決戦
アンヌ=マリーの喪失という手痛い状況の中、チームは残り24時間でルイとレベッカを救出しなければならない。一方、ドルンはディミトロフを相手に危険な賭けに出る。ルイとレベッカの監禁・拷問場所を特定しなければいけないという強烈なプレッシャーがチームを襲う。ロンドン警視庁のマイルズ・レノン警部の協力の下、チームは犯人を追いつめ、ルイを救出。ディミトロフを打ち破る。
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第2話 古巣ニューヨークへ
ヒックマンのニューヨーク市警時代のパートナー、アマンダ・アンドリュース刑事は、誘拐された若い女性を救出するという危険な任務の真っただ中にいる。しかし事件は、ヒックマンとアンドリュースの長年の敵、ジェノヴェーゼによって仕組まれた罠だった。ジェノヴェーゼはニューヨークに戻っているのだ。チームは米国へ飛び、ヒックマンとジェノヴェーゼは屋上で最後の決戦を行う。その頃ICCでは、ドルンが最悪の知らせをレベッカに伝える最善の方法を思案しているのだった。
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第3話 キル・ゾーン
自身の政治的遺恨に注意を集めようと、強い怨念に駆られた熟練の狙撃手が無差別に人々を殺害。白昼パリの繁華街で5人、ブルガリアのソフィアでも5人が犠牲になる。彼は巧みにチームを巻き込み、本当の目的を遂げようとする。過激な要求を世界へ向けて発信するための舞台作りだ。オーストリア山間での銃撃戦で、狙撃手の照準がルイをとらえる。その頃、本国ではレベッカがICCの検察官に復帰し、新しくチームに加わったアラベラが行動を開始する。
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第4話 見えない脅迫者
“みんなにバラす”――脅迫的なメールが、悪意のある動画と共に特定の10代の若者たちに繰り返し送りつけられる事件が発生する。犯人の目的は、受け取った者に自ら命を絶たせることだ。すでにメールを受け取った3人全員が死亡し、残るターゲットはあと1人。チームはネットいじめの世界に飛び込み、最後の被害者が自殺を遂げる前に居場所を突き止めようとする。一方、ICCでは、セバスチャンの長年にわたるギャンブル癖がメディアにリークされ、ドルンが内部調査を開始する。
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第5話 バイカー・ギャング
ベルギーとドイツで相次ぐ一連の悪質な押し込み強盗が凶悪な暴力事件に発展。ベルギーでは一家全員が惨殺された。チームは特殊技能を駆使して現場に残された証拠を調査。血痕が付着した靴跡は、ドイツの有名なバイカー・ギャング、カヴァリエ・バイククラブのメンバーが履いているブーツのものと一致することを突き止める。初めて本格的おとり捜査に身を投じたセバスチャンは、ギャングの次の仕事に参加することに。チームは、ギャングの真の目的がこじれた薬物取引の修復であることを突き止める。
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第6話 宿敵の隠し手
アマンダはジェノヴェーゼをハーグに連行し裁判を受けさせるが、ジェノヴェーゼはまるで自分だけが何かを知っているようなそぶりで、自己満足しているように見える。彼は人身売買業界の大物に関する貴重な情報を持っていると発言。情報と引き換えに刑期短縮の交渉を持ちかける。エヴァが潜入捜査で人身売買ギャングに関する情報を集めようとする中、ヒックマンとアマンダはジェノヴェーゼにおとり捜査を仕掛ける。
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第7話 毒を持った天使
近年、死んだ金持ちの老人と強欲な若い花嫁にまつわる不可解な事件が起きていた。その捜査にあたっていたマイルズ・レノンは、最近プラハで起きた事件が酷似していることに気づき、そのことをドルンに話す。捜査によって、ヨーロッパを股にかけて暗躍する男女4人の存在が明らかになる。どの事件でも、被害者たちは結婚直後に事故で後遺症を患い、若い妻たちの看護に頼りきりになっていた。チームは同様の事件がイギリスでも現在進行中であると知る。
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第8話 家族
ロンドンで何十人もの人々を死に追いやっている汚染薬物事件を解決するため、レノンはICCチームに協力を要請する。彼はマッコーネル一家を疑っていたが、トミーがその事実に気づくのは、弟のコリンや父のマイケルと拘置所内で再会を果たした時だった。注意をそらすため、チームはフランスへ送られ、その間にレノンはトミーを使って漂泊民たちに近づくという計画を実行に移す。間もなく薬物の新しいロットが街中に出回る。チームはまずトミーを救出し、これ以上の被害者が出る前に事件を解決しなくてはいけない。
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第9話 真実の再生
映画界のスターでありドルンの旧友でもあるオドレイ・サン・マリーの誘拐未遂事件が発生。チームは今回の事件と酷似する映画人を狙った一連の殺人事件を調査する。そして間もなく、4月4日(翌日)に世界が破滅すると信じる“預言者”に率いられた終末的宗教集団の存在が浮かび上がる。チームは彼らの真の目的を知るため、オドレイを標的に選んだ理由を解明しなければならない。オドレイが姿を消す時、彼女が教団最後の犠牲者となることを防ぐため、フランスを横断する追跡劇が始まる。
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第10話 長い旅路
エヴァがイタリアの故郷に帰省中、浜に水死体が打ち上げられた。彼女の元に、死体の詳細を知る怪しい男から電話がかかってくる。男は疑惑をかけられ即座に逮捕されるが、後に無実のジャーナリストだと判明。彼は被害者のパターンを追い、連続殺人犯の痕跡をとらえようとしていたのだ。チームはジャーナリストと協力し、事件の動機と犯人を突き止める。
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第11話 チームの絆 前編
フランスのリールとチェコのプラハで脱獄事件が発生。明確な類似性を感じたチームは現場を訪れ、2つの事件は関連していると即座に見抜く。何者かが腕利きの犯罪者たちを集め、宝石強盗を計画しているのだ。一方、死んだはずの人物を見かけて、エヴァはスペインにとどまる。
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第12話 チームの絆 後編
初めはギャングたちの策略に翻弄されたチームだが、次第に事件の真相に迫っていく。刑務所の精神科医が脱獄事件に加担していると知ったヒックマンはチームにその情報を知らせる。謎が解き明かされていく中、チームに悲劇が降りかかる。
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Season3 エピソード
第1話 新生ICCチーム 前編
ICC首席検察官ミヘル・ドルンの次席ソフィー・ベインズが、何者かに拉致された!2人は東コンゴの独裁者ウォンボシ将軍を起訴中で、ソフィーが新たに手に入れた証拠で将軍を追い詰める予定だった。一刻を争う事態にもかかわらず、肝心の“ICCチーム”が見当たらない。実は、リーダーだったルイ・ダニエルの死を受け、チームは半年前に解散。オランダ出身のアラベラ・セーガーを残し、各々帰国してしまったのだった。
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第2話 新生ICCチーム 後編
前回の事件から半年。ルイ・ダニエルは悲劇的な結末を迎え、ICCチームは解散、メンバーはそれぞれ帰国していた。ドルンは首席検察官として、東コンゴの独裁者ウォンボシ将軍をジェノサイド、民族浄化等の罪で起訴し、裁判が行われていた。しかし、決定的な証拠がなかった。そこに、次席検察官のソフィー・ベインズが、将軍がバヌイという村の住民虐殺を命じた暗号メールを持ち込む。
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第3話 日記の中の秘密
スイスでバスジャックが起きた。ヨーロッパ随一高額な寄宿学校、ローザンヌ国際カレッジの生徒15人と校長のローカンが乗るバスだ。犯人はバスの運転手のアーン。トンネルに停車すると仲間らしき車が待っていた。連絡を受けてICCチームが急行する。アーンはアメリカ大使の娘クロエの頭に銃を突きつけ、身代金を要求する。マルコが対応していたが、突如2発の銃声が響く。
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第4話 愛と憎しみの果て
マフィア狩りで有名なパチェッティ判事が白昼殺害される。イタリア政府の一部からはマフィアに徹底的な弾圧をとの声が上がるが、マフィア周辺には覆面捜査官が大勢潜入している。弾圧が始まれば情報源を失うだけでなく彼らの命も危ない。イタリア首相からドルンに至急事件解決の要請が来た。マルコは判事の遺体写真を見て、日焼けの跡から時計が盗まれていることに気付く。
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第5話 処刑人
ICCチーム再結成の1年前、ミラノ警察に籍を置いていたマルコは、連続首輪爆弾犯のリダーホフを追っていた。リダーホフはマルコの同僚に首輪爆弾を仕掛け、マルコの努力も虚しく爆弾が爆発。その後、リダーホフは逮捕されるものの、証拠の不備から彼は釈放されてしまった。そして現在。マルコの車のフロントグラスにトランプのカードが置かれていた。犯罪現場にトランプを残すのはリダーホフの手口だった。
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第6話 恐怖のウイルス
クロアチアのリゾート、ヴィス島で腹から血を流した男が現れて死んだ。調べるとCLVというウイルスに感染していることが判明。エボラと同種の危険な出血熱だ。CLVは体液で感染する。男の傷の具合から犯人にも感染しているはずだ。ウイルス蔓延を防ぐためにも早急な犯人確保が求められる。ICCチームが出動する。
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第7話 狙われた少女たち
チェコ国境に近いオーストリアのレッツ山中で、血だらけのネグリジェ1枚でさまよう少女が保護された。背中には謎の数列が書かれている。以前、マルコがミラノで保護した少女の背中にも似たような数字があり、ミラノの少女はティソという正体不明の男が率いる性的目的の人身売買グループに誘拐されたことが分かっていた。ICCチームが捜査に乗り出す。
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第8話 消えた3グラム
イギリスのブリッジウォーター原子力発電所から放射能同位体ポロニウム210が盗まれる。すぐにICCチームに連絡が行き、ファッツィオという男をブリュッセルで確保する。しかし彼はポロニウムを持っていなかった。そこで以前、核がらみの事件を無事解決したドルンの親友、ベルナールが捜査に招かれる。監視映像を見直すと、ファッツィオは逮捕前にある女性と接触していることが判明する。
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第9話 暗い朝
クロアチア、ザグレブのホテルから1人の男が転落する。亡くなったのは水理の専門家、シュッテ。クロアチアのサヴァ川に多目的のダムを建造し、川を付け替えるという大事業が計画され、シュッテはその是非を調べていた。事業を請け負っていたのはシュッテの親友、ホーヴェットの会社。疑いが彼に向けられるが、ホーヴェットは否定。ダムが環境に与える影響は軽微で、シュッテは事業を認める報告書を出すだろうと語るが…。
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第10話 ペナルティー
ポーランドのルビンを本拠地とするサッカー・クラブ、レギア・ルビンの本拠地で試合直後に爆弾が爆発、死傷者が出る。国際テロとの判断でICCチームが呼ばれた。クラブは数年前マレーシア人のアーシャッドという男に買収され、さらにアーシャッドがマリから連れて来たディアゴとコナリという黒人選手がいて、極右のフーリガンから脅迫を受けていた。
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第11話 暴露記事
デンマークのジャーナリスト、フライヤ・イェンセンからドルンに会見の申し入れがある。“何千人もの命が危険に瀕する重大な件”だと言うが、彼女はハーグ行きの列車のトイレで死亡していた。早速、ICCチームが捜査を開始。座席に残されたコーヒーカップからはトリカブトが検出され、また駅の監視カメラ映像に、フライヤと話す男が映っていた。
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第12話 愛する者のために
ベルリンでルーマニアの極右政党、ルーマニア自由党の報道官がホテルのベッドで絞殺具により殺された。近く民族主義者の会議が予定されており、自由党の面々は出席のために当地を訪れていたのだ。殺害現場は薬品で清掃され証拠は一切なく、報道官はスマホだけが盗まれていた。一方、セバスチャンはついにマルコの妹誘拐の手がかりをつかむ。
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原題ほか:crossinglines crossing lines, クロッシングライン