人口743万人のニューヨーク市。市内をパトロールし、時には銃撃戦にも巻き込まれる警察官。消火活動だけでなく、人名救出にも出動する消防士。1分1秒を争う緊急事態の中で救命活動を急ぐ救急隊員。24時間体制で働く彼らの日常は、緊張の連続となる。中でも、「サード・ウォッチ」とよばれる午後3時から11時までの勤務時間帯は、最も事件・事故が多発する8時間だ。病院の外の世界で活躍するプロフェッショナルたちを描くヒューマン・ドラマ。
緊張感のある演出とスピーディーな展開、登場人物の丁寧な描写などで大人気のドラマです。2001年9月11日の米国同時多発テロ事件の後、テロリストの登場する映画などの放送が自粛される中、このドラマはあえてこのテーマに取り組み、シーズン3の特別エピソードや、現実の事件を描く第1話および第2話が放送されました。このドラマの制作者たちの真剣さや、ドラマに真摯に取り組む姿勢がうかがえます。2018年10月現在、日本語版のDVDが発売されているのはシーズン2までのようです。シーズン3以降のDVDも発売してほしいものですね。
第1話 命の尊さ
ニューヨーク市警55分署勤務のサリーは、新米の相棒を見て困惑する。新人警官のデイビスは、殉職した元相棒の息子だったのだ。同じ分署のママさん警官ヨーカスは、凶悪事件ばかりに興味を持つパートナーのボスコに大弱り。
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第2話 惨劇のあと
救命士のカルロスは、思わぬ事態に巻きこまれたことから落ちこむが、ドクに力づけられる。事件の犯人を追うサリーは、デイビスと共に現場へ向かうが、偶然居あわせたボスコが、撃たれてしまう!
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第3話 傷だらけの心
救急車の中で腕時計を見つけたドクは「誰かの形見かもしれない」と搬送した死亡者の家を訪ねまわるが、カルロスはそれを「自己満足な行為だ」と責める。
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第4話 正義とは
銃撃の通報を受け、ドクとカルロスが現場に急行する。しかし負傷者を見ても警官が来るまで救急車から降りようとしないドクを見て、正義感あふれるカルロスは反感を覚える。
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第5話 怒りの制裁
子供がギャングの抗争に巻き込まれ撃たれる。救急車を待つ時間がないと判断したヨーカスはパトカーで病院に運ぶが…。キムが息子ジョーイを署に連れてきたが、ジョーイは父親であるドーティよりもボビーとの方が楽しそうだ。
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第6話 同士の絆
ドラッグ中毒のサニーがキムの家に止めてほしいと頼ってくるが、サイフを盗まれたことを怒っているキムはシェルターを勧める。一方救命処置の方法で意見のあわないドクとカルロスはついに殴りあいのケンカを…。
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第7話 失われた鼓動
カルロスの運転する救急車が乗用車と事故を起こす。運転していた妊娠5ヶ月の女性を救出、ERでモラレスが治療に当たる。車のトランクから焼死体が発見されるが、目撃者の男性が実は真犯人と分かり、コケにされたボスコは激怒する。
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第8話 家族の姿
今日は感謝祭。キムは息子ジョーイを署のパーティーに連れてくる。ボビーは家族の厄介者である兄マティーを署に招く。一人でパトロールするボスコは、レストランでの立てこもり事件に遭遇する。
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第9話 生きる苦しみ
初めての強制捜査に張り切るデイヴィスだが、捜査対象のノミ屋に出入りする使い走りの少年マルコムを守るために行った行為が…。ドクの父パーカーが薬を飲みすぎてERにかつぎこまれる。ボビーは兄マティーのことを信じられずに悩む。
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第10話 別れの破壊
取り壊し準備中のビルで爆発事故が発生。必死で救出活動を行う救命士と消防隊だが、建物が不安定なため作業は難航する。そんな中ビルが倒壊し始めたため消防署長は撤退命令を出すが、諦めきれないボビー、キム、ドーティたちは自らの危険を顧みず救出作業を続ける。
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第11話 孤独との戦い
アパートで火災が発生するが、ドーティが監視を怠ったため消防隊の出動が遅れ、住人の一人が死亡。推さない少年が遺されドーティやキムは心を痛める。一方ドクとカルロスは通報を受け中国人一家の元へ。反対する家族を無視して針治療を受け横たわる少女を病院へ搬送したドクたちだが…。
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第12話 亡き父の真実
古株のキャンディマンとパトロールに出たデイヴィスは、ヤクの取引現場を目撃するが、キャンディマンは賄賂を受け取り売人を逃がしてしまう。金を受け取らないデイヴィスに対し「お前の父親は仲間だった」というキャンディマン。一方ボビーは泥酔して倒れている兄マティーを発見するが。
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第13話 涙の訣別
とりあえずマティーをかくまったボビーは自首を勧めるが、マティーは「何も知らない。刑務所には戻りたくない」と言い張る。そして母親のもとに刑事が聞き込みに行ったことを知り、逃げ出してしまう。
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第14話 狙われた結婚式
サリーとデイヴィスは自動車窃盗で2人の女性を連行するが、そのうちの一人ティーシャが、デイヴィスが気にかけている少年マルコムの姉だと分かる。交通事故で脳しんとうから目覚めた女性バンジーは「命の恩人だ」と言ってカルロスに大接近する。
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第15話 悲劇の銃弾
暴行犯を追跡中サリーが誤って銃を暴発させる。親切なフェルダーが銃を拾ってサリーに渡そうとしているところに駆けつけたデイヴィスは、フェルダーがサリーを狙っていると勘違いして発砲してしまう。
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第16話 父親の資格
ストリート・ギャングの抗争が激化、ドクは傷を負い死を恐れるパペットを守ろうとする。しかし数時間後には彼は抗争の中へと戻ってしまう。一方キムは息子ジョーイのことで別れた夫ドーティと大ゲンカする。
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第17話 特別な任務
上院議員選間近のNY。大統領夫人ヒラリー・クリントンとジュリアーニ市長の一騎打ちが話題となっている。そんな中、あるホテルで両候補参加のディナー討論会が開かれることになり、警察・消防・救急の面々も駆り出される。
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第18話 究極の選択
現場に復帰したキャンディマンだが逮捕した売人から300ドル取られたと訴えられる。真実を追究しようとするデイヴィスに対しサリーたちは…。ドクの父親が再びERに担ぎこまれる。延命措置を施そうとするドクだが、モラレスは反対する。
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第19話 消えた幼女
交通事故の現場から事故車に乗っていた2歳の少女が姿を消し、55分署総出で捜索にあたる。ドクはモラレスから同棲を持ちかけられるが、どうにも決心がつかない。
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第20話 おびえた瞳
デイヴィスはギャングに命を狙われるマルコムを保護する。バンジーはカルロスに妊娠を伝えるものの、中絶を迫られ、狂言自殺を図る。
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第21話 名誉の負傷
ドーティは「ブルックと婚約した」とキムに伝えるが、もしやり直せるのならこの婚約は解消すると言う。デイヴィスとサリーはキャンディマンのパトロールに同行し賭博現場をおさえる。しかしそれは警察の内部監査室が仕組んだ囮捜査だった。ボビーは兄マティーが駅で物乞いをしていると知らされショックを受ける。
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第22話 愛するがゆえに
高層アパートで火災が発生、火元の老夫婦を救出しようとし、ドクとカルロスはビル内に閉じ込められてしまう。ヨーカスは妊娠していることを知りとまどいを隠せない。サリーはデイヴィスが1年間頑張りとおした記念に、殉職したデイヴィスの父がつけていたバッジを贈る。
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第1話 誘拐事件
ある富豪が二人組に誘拐され、サリーとデイヴィスが追跡するが衝突事故になり、容疑者の一人は死亡、もう一人は意識不明で、富豪を生き埋めにした場所を聞き出せない。同僚のキムが好きな救命士ボビーは、キムが撃たれた元夫のジミーを見舞うのが面白くない。
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第2話 対決
妊娠していることを夫フレッドに隠しているヨーカスだが、ボスコに諭されついに告げることにする。大喜びのフレッドは、3人育てるのは経済的に無理、というヨーカスの心配に耳を貸さない。しかもアルコール依存症から立ち直ったはずのフレッドの息は酒のにおいがした。そんなある日ヨーカスとボスコは「暴行事件進行中」の無線を聞く。ヨーカスは犯人を地下鉄駅まで追いかけるが…。
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第3話 灰色の4日間
レストランの銃撃事件で5人の死傷者が出る。TVの人種差別的な報道姿勢や、黒人の少年たちの大量検挙を行う警察に憤るドク。警察による一斉検挙の現場でドクは3人の容疑者が射殺されるのを目撃するが、そのうち少なくとも一人は無実のはずだった。ドクが手当てしたことのある元ギャングのパペットは、負傷したまま逃走する。
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第4話 復活の道
撃たれて重傷を負ったドーティはリハビリもそこそこに現場復帰をした上に、ことごとに無理をする。ついには下敷きになった同僚ロバーツを新入り女性消防士のアレックス・テイラーが助け出すさいに、一人でがんばろうと無理をして仲間の命を危うくしかける。
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第5話 希望を抱いて
キムの息子のジョーイは不安定な家庭環境が原因で、学校で問題ばかり起こしているが、ついにトイレに放火してしまう。「やはり父親が必要なのだ」と確信を新たにするキムは、ブルックとドーティの婚約にも焦り、なんとかドーティを取り戻そうと誘惑するが…。
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第6話 秘密
ヘリの転落事故が発生。デイヴィスはとっさに飛び込み、沈みゆくヘリの中から女性リポーターを救出した。この様子がニュースで放映され、ちょっとしたヒーローになるデイヴィス。そんな彼のもとへ見知らぬ女が訪れるが…。父の秘密を知りショックを受けるデイヴィス。
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第7話 解き放つ心
悲惨な交通事故で車中の高校生4人が焼死するのをなすすべもなく見ていなければならなかったサード・ウォッチの面々はやりきれない。勤務後、ダイナーやバーへ憂さを晴らしに行き、自分の仕事について考えていた彼らは、それぞれが気のいい青年たちと知り合う。
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第8話 告白の波紋
ヨーカスはパトロールの途中、フレッドが通っているはずの断酒会の会場が閉鎖されていることを知る。家に帰って問いつめると、彼は何か月も前から断酒会をやめていた。「立ち直ったので、もう断酒会は必要ない」と言い切るフレッドだが、ヨーカスは信用できない。言い争う両親の姿に胸を痛めるエミリー。ヨーカスはついに…。
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第9話 聖なる誓い
ドーティとブルックの結婚前祝いパーティーの夜、テイラーは、ドーティとロンバードの恋人リンダの浮気現場を目撃し動揺する。一方、ある事件をきっかけに、サリーはふと孤独を感じ、もっと社交的になろうと決意する。第一歩は隣人への挨拶だ。隣の部屋に住むタチアナは、サリーの突然の自己紹介を喜ぶ。
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第10話 震える記憶
15歳の少年がスケボーで無茶をしてケガしたのを助けたサード・ウォッチの一同は、それぞれが15歳ごろやった無謀な冒険談の花を咲かせるがドクは仲間入りできない。それというのも高校時代の恋人ベヴァリー・サンダースが訪ねてきて一緒にパーソン夫人のところへ行こうと言われたからである。ドクは15のときベヴァリーをはさんで親友のKCと争いになり誤って彼を死なせてしまうが、2人でウソをついてごまかしていたのである。
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第11話 街角の英雄
賞金7千万ドルの宝くじに夢を馳せる警察官達。唯一ボスコだけが「運など信じない」とクールな態度を取る。そんな時、55デイヴィッドに銃弾が撃ち込まれ、たまたま逮捕した犯罪者ルディが死亡する。怨恨かと思われていたが、同じ犯人がパトロール中の警官2名を射殺。警察に対する宣戦布告であることが分かる。突如死を身近に感じ、各自様々な思いを巡らせる。
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第12話 野性の愛
ボスコは母親アンジェラが愛人のスティーブに暴力をふるわれて入院したのを怒り、アンジェラの懇願を無視してクビを覚悟でスティーブの勤める衣服工場に殴りこみ散々にぶちのめす。一方ドーティは、昔の女で今は親友のロンバードの恋人リンダと浮気したことを、こともあろうにリンダの口からロンバードに告げられたため、怒り心頭のロンバードに殴られて、消防仲間の顰蹙を買う。
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第13話 誇りを胸に
タチアナとの愛の一夜が明け、幸せの絶頂のサリーだったが、家を出た途端に内務監査室の捜査員に連行される。昔のパートナーが薬物所持で捕まり、司法取引の結果サリーが過去に証拠捏造を行ったと証言したのだ。サリーは処分が決まるまで停職処分となり、デイヴィスはクリストファー巡査部長の運転手を命じられる。
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第14話 絶望の銃弾
ドクとカルロスの救急とパトロールのボスコとヨーカスの4人が地下3階で暗闇から現れた2人の男と撃ち合いになり、男たちは外からドアをロックして逃げる。怒ったヨーカスがドアを撃ったタマが跳弾となってドクを負傷させてしまう。十分な医薬品もなくドクの症状は悪化して行く。深い地下のため無線も携帯電話も不通で連絡不能、別の出口もない。
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第15話 夢へのレクイエム
ポーリーはボビーの大親友だったが、プロボクサーへの夢が挫折してから身を持ち崩し、まっとうに生きていたボビーとは自然に疎遠になっていた。アパートへ行ったボビーは、ドラッグで死にそうになっているポーリーを発見。病院へ連れて行くが、意識を回復したポーリーはボビーの部屋に転がり込む。「リハビリ施設へ行く」という約束をとりつけ、かいがいしく世話をしてやるボビーだったが、再びポーリーのアパートへ行くと、ポーリーはドラッグを手に入れて朦朧としていた。怒り狂ったボビーは、ドラッグをトイレに捨てようとするが…。
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第16話 かけがえのない時
ポーリーに撃たれたボビーは病院に運ばれる。無事を祈る母親と仲間たち。瀕死の彼は、時空を超えたボクシング・リングで父アルフレドと再会していた。アルフレドはその昔、ボビーがボクシングの試合に負けた翌朝姿を消したのだった。父が出て行った理由を自分のせいだと思っていたボビーに、アルフレドは「おまえのせいではない」と告げる。
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第17話 明日の自分を見つめて
立て続けに悲惨な現場を体験したため、精神的なストレスを調べるべく、カウンセリングを受けるよう指導されるカルロス。美人カウンセラーに一目惚れし、なんとか気を引こうと雄弁に語りまくるが、その結果「感受性欠落」の診断を下され、「感受性トレーニング」というセミナーへ行かされる。セミナーの講師は「思いやり」を持つことの大切さを説くが、幼い頃から里親を転々として家族の愛を知らないカルロスは、他人を思いやることがどうしてもできない。
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第18話 名誉を懸けて
イースト・リバー沿いの老朽倉庫のボヤで出場したドーティたち55消防分署はしかしドーティらの無線の不調からホースによる放水が遅れ、次第に建物全体に広がる大規模火災になる。そんな中、ドーティと放水していたフットボールの好敵手、86分隊のノーリンズは落下梁の下敷きになり、ドーティの懸命の救出にも関わらず救急車の中で死ぬ。
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第19話 チャイナ・レッド
キムはボビーの死のショックからいまだ立ち直れず、家にいてもボンヤリするばかり。救命士が人手不足なこともあって、職場復帰を願い出るが、ドクに断られる。憂さ晴らしにワインを飲んだキムは、その後で睡眠薬を飲み、病院へかつぎ込まれる。キムの母親失格ぶりに腹を立てていたドーティだったが…。
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第20話 幸福の探求者
ドクはモラレスと正式に結婚しようと婚約指輪を用意して申し込む。モラレスは喜ぶが、丁度もちあがったフィラデルフィアの病院の救急医療局長への抜擢昇進の話でドクと出かけて面接を受ける。結果は上々で早く移ってくれと言われ、ドクもフィラデルフィアの消防署に当たってみると条件がよい。モラレスの給料は倍になりフィラデルフィアでもいい暮らしができる。しかし周囲のおめでとうの声はドクにとってモラレスの出世のおこぼれで彼がいい目をできるように聞こえ…。
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第21話 マインド・ゲーム
夫フレッドと二人きりで休暇を過ごすのを楽しみにしていたヨーカスだったが、フレッドは突然、トラック車争奪のコンテストに出ると言い出し、休暇は台無しになってしまう。欲求不満のヨーカスは友人ホリーを誘って飲みに行き、なかなかかっこいい写真家と知り合う。その後、家に帰りたくないヨーカスは写真家と飲み続け…。
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第22話 堕天使の涙
キムはボビーが射殺されたショックから脱け出せない。サリーはタチアナの優しさにほだされ、なんとかグリーンカードをとってやろうとする。ハイスクールで乱射事件が起きて55分署は総動員で対処する。結果14歳の少年アンディ・マカリスターがいじめを受けた報復に無差別殺人を犯したとわかり、2児の母親ヨーカスは子育てに大きな不安を抱く。しかも…。
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特別エピソード「彼ら自身の言葉で」
大都市ニューヨークを舞台に活躍する警官・消防士・救急救命士たちが迎えた「911」。実際に事件現場で活躍した彼らが自ら「9.11」についてを語る「サード・ウォッチ」9.11特別エピソード!
【内容】
全米NBCにて2001年10月15日に放送されたこのエピソードには、「サード・ウォッチ」の出演者が案内役として登場するほか、同ドラマの監修スタッフらも登場し、9.11の悲劇を振り返る。「サード・ウォッチ」で警官ヨーカスを演じるモリー・プライスの実の夫も消防士で、実際に9.11に遭遇、人命救助に尽力した。
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第1話 それぞれの9.10
2001年9月10日。NYPD55分署やFDNY55分署の面々は、各人各様の日常を送っていた。翌9月11日、同時多発テロ勃発。それぞれの場所でニュースを知り、現場へ急ぐ警官、消防士、救命士たち。
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第2話 残されたもの
あれから10日。多くの仲間を失ったドーティたち消防士は、過酷な勤務スケジュールで疲労困憊しながらも、勤務時間外には倒壊現場の捜索ボランティアを続けていた。消防士である父が行方不明となったテイラーは、絶望の中にも奇跡を信じている。消防士の間で遺書のことが話題となり、弁護士に相談するドーティ。元妻キムの状態を話すと、息子ジョーイの単独親権を獲得するよう勧められる。結婚式が延期になったサリーの家にはタチアナの身内が居座り、身体を休めることもできない。
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第3話 時間との戦い
飛び降り自殺した女性の心臓を、重傷の少女カサンドラに移植できることになる。カルロスとテイラー組が、ドーティたち消防士の協力で少女を病院へ運び、ドクとキムの救急車が心臓を運ぶが、途中の渋滞でヤク狙いのランディらに救急車を襲われ…。
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第4話 よぎる不安
市長の表彰を受ける最優秀救急救命士候補にあげられるドクだが、なぜか鬱々として楽しまない心境にある。ヨーカスは乳ガンの検査入院で心配するが、良性の腫瘍摘出で事なきを得る。キムは手首を切った自殺未遂の若い女に自分の姿をダブらせ人生の大切さを痛感する。
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第5話 嘘と真実
ESU (Emergency Service Unit:緊急活動部隊)に入隊するために訓練に励むボスコ。一方、ヨーカスはガンの手術を無事に終え、リンパ節への転移もなく今後は放射線療法に取り組むことに。しかし二人はパトロール中、自らの先入観からレイプ犯罪を見過ごしてしまう失態を犯す。
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第6話 真実の行方
キムは学校帰りの息子ジョーイを半ば拉致して我が家に連れ帰り親子の情を確かめ合うが、当然ドーティは怒鳴り込み争いになる。ヨーカスとガスラー、サリーとデイヴィスらのパトロール巡査は連携してレイプ犯射殺の目撃者を追及して、担当刑事ホール、ニューキャッスル組の鼻をあかすが…。
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第7話 譲れないもの
ジョーイの親権をめぐるキムとドーティの闘いが始まり、お互い非をあげつらってかなりの険悪ムードに。サリーは、介護老人ホームに入居する母親をタチアナが引き取り、面倒を見ると言い張ったことでまた悩んでいる。テイラーは父親の死のショックからいまだ立ち直れない。父親に認めてもらうために消防士を目指したテイラーは、今目標を失って揺れ動いていた。そんな彼女を、早くに父親を亡くしているデイヴィスが励ます。
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第8話 秘密の波紋
多重衝突事故が発生する。多くの怪我人が出た中、呼吸困難の若者ライアンにチューブを差し込めず苦労するキム。見かねたドクは首を固定していたカラーをいったんはずし、手際よく挿管する。しかしドクはその後病院で、チューブ挿管の若者が四肢麻痺に陥ったことを知り…。
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第9話 忘れえぬ恐怖
事故直後の処置を誤ったと自覚するドクは、身体麻痺となったライアンをERに見舞い続け、逆にドクのせいではないと慰められる。その後ライアンは感情を昂ぶらせたのが引き金になり、指の動きが回復する。
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第10話 再会の影
カルロスはある日ふと魔が差し、消防署の滑り棒に挑戦。そのまま6メートル落下し、マーシー病院に運ばれ強制入院させられる。カルロスが入院したため、キムとテイラーが組むことになる。共にドクに鍛えられたので息がピッタリの2人。女同士のチームなのでデイヴィスは心配そう。そんな様子を見たキムは一発で2人の関係を見破る。
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第11話 病んだ英雄
パトロール中、コイン・ランドリーの強盗事件に遭遇するボスコとヨーカス。店内を覗くと、ESUのホバートが2人組の犯人と銃を向け合っていた。ボスコとヨーカスも中に突入し、ヨーカスの説得が成功するかと思われた瞬間、ホバートの不用意な一言が犯人を刺激し、発砲に発展。犯人のうち1人はホバートに撃ち殺され、1人は逃亡する。ホバートがそのランドリーで警備のバイトをしていたことを知り、ヨーカスは不信感を抱くが、ホバートに心酔しきっているボスコは必死でかばう。
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第12話 闇の氷(CC信号なし)
親友だったジェリーがドクの医療過誤の証拠集めをしていると知ってドクは怒り心頭となるが、ジェリーは年金では食えないから弁護士の助手で調査している、これも仕事だといなす。ヨーカスはボスコがホバートの一件以来、警察官としての職務に意欲がなくなったのではないかと心配し、上司のスワースキー警部補に訴え、ボスコをカウンセラーにかからせてくれと頼む。
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第13話 失われた光 前編(CC信号なし)
ボスコはお調子者のロスと組んで銃撃事件の現場に。殺されていた2人の少年のうち1人はストリートギャング、Cノートの弟だった。激怒するCノートは協力を求めるボスコに対し、警察に太刀打ちできる相手ではないと言い放つ。一方ヨーカスは新人のガスラーと組み、暴力事件の通報でとあるアパートに向かうと、数人のティーンエイジャーが惨殺されていた。ユーリという老人の証言で黒幕はロシア・マフィア、フィヨドール・チェフチェンコと分かる。タチアナの息子セルゲイがリンチに合って病院に担ぎ込まれる。サリーがようやくセルゲイから黒幕の名前を聞き出すと、それはまたチェフチェンコであった。
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第14話 失われた光 後編
レストランでの乱射事件で被弾したデイヴィスは、手術で一命を取り留める。チェフチェンコの報復を恐れたタチアナは、セルゲイを無理矢理退院させて姿を消す。ロスは頭を撃たれて死亡。ボスコは激しく責任を感じる。乱射事件の事実関係を整理していたスワースキーは、不審な点に気づく。位置的に考えると、ロスが撃たれたはずがないのだ…。
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第15話 混沌の果てに
ロシア・マフィアとCノート組の抗争に巻き込まれて撃ち合ったヨーカスたちは、発砲状況調査のヒアリングを受ける。ボスコのパートナーのロス巡査を殺したのはてっきりヨーカスの銃弾だと思い込むボスコは、気を利かせたつもりでヨーカスの位置関係を違えて証言する。カルロスと以前つきあいのあった女性バンジーが事故死してその妹ヘイリーが赤ん坊をカルロスの子だと押し付ける。初めは逃げていたカルロスだったが。
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第16話 癒えぬ傷痕
ボスコは、銀行強盗を追跡中、様々な情景がフラッシュバックして息苦しさを覚える。そして強盗を追い詰めたところで現金袋のカラーボールが弾け、真っ赤なペンキを浴びた途端パニック発作を起こし病院へ担ぎ込まれる。カルロスは養子斡旋所にカイリーの里親探しを依頼するが、決定をズルズルと先延ばし。ヨーカスは巡査部長の試験準備も完璧で合格間違いなしと思われていたが、ボスコのことが気になって結果は思わしくない。
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第17話 許されざる者(CC信号なし)
ある夜、サリーはモレノ神父の行きつけの店を訪れ、数ヶ月前の事件について語り合う。ことの始まりは、教会の前で起きた火事だった。教会の用務員マニーが危険を顧みず火に飛び込み少女を助けるが、ハシゴから転落して重傷を負う。彼の勇気と正義に感動したサリーは、率先してカンパを募ったが、マニーは突然姿を消した。連絡を取ろうとするサリーに、モレノ神父はなぜか消極的な態度を見せた。
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第18話 決意新たに…
キムは最近手に入れたPDAに夢中で毎日データ入力にいそしんでいる。テイラーは同じブロックの住人が次々に重病を発症するのを怪しみキムのPDAで原因を探ると、リステリア菌によるものと判明する。しかしERの担当医師ピーターソンは女性救急救命士に偏見があり、ことごとに対立していた。一方カルロスは自分で育てるつもりになっていた赤ん坊のカイリーを、子供の将来を考えて正式にケニー夫妻の養子にする決心をして自ら手渡しに行く。
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第19話 いわれなき拘束
「ER 緊急救命室」とのクロスオーバー・エピソード。ニューヨークで起きる一つの事件の前半が「ER」のシーズン8 第19話「緊急事態」で、後半が本エピソードである。サリーが朝目覚めると、タチアナが帰っていた。喜びと疑惑が交錯して、複雑な心境のサリー。ボスコとヨーカスは引き続いてドクター・スーザン・ルイスの姪スージーの行方を捜す。そんな中、ジャンキーの溜まり場で遊んでいた子供たちから目撃証言が得られる。「自転車に乗ったお巡りさんに連れて行かれた」というのだ。ニュージャージーで警官をやっているクロエの夫ジョーが浮かび上がるが、クロエとの関係は冷え切っており、スージーの失踪については何ひとつ知らない様子。
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第20話 永久の誓い
世界貿易センタービルの倒壊現場から、テイラーの父親でニューヨーク消防局の大隊長であったアンガスの遺体が発見される。サリーはタチアナにナターシャという別名があることを知り、警察のコンピューターで照会したところ驚愕の事実が…。
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第21話 夏の落日(CC信号なし)
マンハッタン全域に大停電が発生。フレッドの健康診断のために病院を訪れるヨーカス夫妻。検査は終了するが、病院のエレベーターが停電で止まってしまう。助けを求めるが誰も来ず。そうこうするうちにフレッドが心臓発作を起こしてしまい…。
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第1話 混沌の夜明け
大停電が起きて騒然となったニューヨーク。フレッドの検診で病院にいたヨーカス夫妻はエレベーターに閉じ込められ、フレッドが心臓発作を起こす。暴徒に追われてとある店に逃げ込んだサリーとデイヴィスは、ケガをした男女を発見。病院へ運んでから、男が市警の警邏局長ハンコックだということがわかる。彼女の存在をなかったことにしようと必死なお偉方たちを見て嫌悪を覚えるデイヴィス。
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第2話 消せぬ過去
指紋照合の結果、タチアナとナターシャは同一人物で売春の逮捕歴があったことを知り、ショックを受けるサリー。犯罪防止課にレンタルされたボスコ。私服での覆面捜査に大張り切りだ。病院でフレッドに付き添っているヨーカスは、いつもと違い穏やかすぎるフレッドを不審に思って問い質すと、倒れた時にイエス・キリストに会ったと言う。
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第3話 親子の絆
わが子チャーリーを迎えに行く約束を最優先に考え、行方不明の少年捜しに消極的だったヨーカスだったが、いつの間にか捜索に打ち込む。帰宅するとエミリーに冷たい態度を取られ動揺するヨーカス。一方サリーはタチアナと別れる決意を固めるが、組織犯罪課から協力を頼まれる。
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第4話 惨劇のハイウェイ
バイクを豪快に飛ばしていたドーティは、高速道路で玉突き衝突に巻き込まれる。彼自身は咄嗟に身をかわし、かすり傷で済んだものの、まさに修羅場と化した事故現場に呆然とする。だが即座に消防士としての意識が甦り、1人で現場の収拾に取りかかる。間もなく警察、消防、救急からの応援が到着。テイラーは赤ちゃん連れの母親を救出しホッとした瞬間、車に跳ねられてしまう。
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第5話 愛する者のために(前編)
タチアナとやり直してみようという思いに傾いたサリー。だが、その矢先にグランド・セントラル駅でセルゲイの死体が発見され、事情聴取で警察へ来たタチアナは自分が監視されていたことを知る。激怒するタチアナはサリーの言葉も聞かず…。子供たちとフレッドの仲むつまじい様子を見て、疎外感を覚えるヨーカス。フレッドの入院中、エミリーに負担をかけてしまったことに負い目を感じるヨーカスは、携帯電話をプレゼントするが、デザインが野暮ったいため反発され、「用事を頼むための口実だろう」とまで言われてしまう。
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第6話 愛する者のために(後編)
チェフチェンコへの復讐を誓うサリーをなだめるデイヴィス。そのチェフチェンコは警察の矛先をかわすため自分の部下を殺し、罪をなすりつける。デイヴィスは彼の自惚れを逆手に取った盗聴作戦を計画する。サリーが慰謝料を要求し、受け取りの際にタチアナ殺しを告白させようという手だったが、すべて見通していたチェフチェンコは、単なる贈賄のような会話に持っていこうとする。
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第7話 連続放火
サリーはデイヴィス宅に居候中だが酒びたりの様子。スーパーの火災に出くわし、自身もやけどを負ってあと少しというところで一人の命を助けられなかったボスコは責任を感じ、この火災が放火と知ると犯人逮捕を誓う。そして制服でのパトロール勤務では制約が多いため、犯罪防止課への出向を希望。クルーズ巡査部長の下、ヨーカスと共に2日だけの勤務が認められる。万全の体調でないボスコは、ローズの見舞いもそっちのけで犯人を必死で探し回るがうまくいかない。
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第8話 母の勇気
エミリーとヨーカスのギクシャクした関係を修復させようというフレッドのはからいで、母子2人で買い物に行くことになる。母親と買い物に行くのがカッコ悪くてたまらず、ふくれっつらのエミリー。ところが、小切手換金のために立ち寄った銀行で2人は強盗に遭遇。行員や数名の客と共に人質になってしまう。
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第9話 澄んだ瞳(前編)
犯罪防止課に出向していたボスコは、銃撃犯を逮捕。被害者の証言で身元確認をするが、その後間もなく被害者が死亡。臨終の宣告をしていなかったため、証言は無効となり、犯人のヴァーノンは釈放される。しかしこの事件をボスコの知り合いミゲール少年が目撃していた。当初ボスコはミゲールを巻き込むつもりはなかったが、ヴァーノンの有罪を立証する材料が他にないので、やむなく証言を依頼する。一方仕事に復帰したサリーはヨーカスと組むことになるが、やたらイライラと怒鳴り散らすだけで、まったくやる気がない。
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第10話 澄んだ瞳(後編)
突然の銃撃によってミゲールが腹部と胸部を撃たれ重体となる。証言を頼んだことに責任を感じるボスコ。クルーズと共に捜査に励み、ついに犯人ラヴォンを追い詰めるが、反撃をやめないラヴォンはクルーズの銃弾に倒れる。大事な証人を殺してしまったことを責めるボスコ。だがクルーズは、すでにこときれたラヴォンの死体に手錠をかけ、警官として越えてはいけない一線を踏み越える。一方子供を利用したクルーズのやり方に、ヨーカスは反発を覚えるヨーカス。
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第11話 崩壊
サリーは新しいアパートに引っ越し、職場にも復帰。デイヴィスの口ききだということを察し、友情に感謝する。そんなサリーをさりげなく支えつつ、復帰を喜ぶデイヴィス。救命に新人のイヴェットが入り、ドクと組むことになる。そこでカルロスはキムと組むが、腕にケガをした女子高生を搬送中、三角巾を吊ろうとして胸に触れてしまったことから、セクハラで訴えられるはめに。
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第12話 再会
カルロスは5万ドルで保釈となる。保釈金を払ってくれたのはデイヴィスだ。業務成績や同僚たちの証言で無罪になると確信していたカルロスだが、ドクをはじめとしてみんなの態度がよそよそしい。家族同然だと思っていた同僚たちが誰一人として好意的な見方をしてくれていないことに気づき、愕然とするカルロス。特に、唯一の証人であるキムが日頃からカルロスの女性蔑視にムカムカしていたことを、今さらながらに知るのだった。
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第13話 吹雪
ニューヨークに大雪が降り、街は大混乱。そんな中、ボーイフレンドのエリックと出かけたエミリーは車の中でドラッグを勧められ、嫌われたくない一心で試してみるが、過剰服用してしまい意識を失う。救急は人手不足で大忙し。救急車乗務を禁止されているカルロスは、大雪の中も出勤するが、「退職届を出した」とドクに告げる。
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第14話 コラテラル・ダメージ(前編)
エミリーは回復に向かうが、まだ意識は戻らない。ヨーカスは、エミリーが自分の意志でドラッグをやったはずがないと信じ込んでいる。サリーとデイヴィスは安モーテルで薬物過剰摂取の若い女レティを発見。ドク、キムらと病院へ運ぶが、レティはなんとクルーズの妹だった。いつもクールなクルーズが妹の前では姉バカぶりを発揮。麻薬所持も強引にもみ消してボスコたちを驚かす。ゲスト:ミア・ファロー
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第15話 コラテラル・ダメージ(後編)
燃えさかるドラッグハウスに閉じこめられたボスコ、クルーズ、レティ、そしてゲーリーの妻で妊娠中のリンダ。火事を通報したはずのボスコとクルーズが現場に見あたらないことから、建物の中にいると推測するデイヴィス。消防が駆けつけるが、ボスコたちの居場所を確認しないと安易に放水作業をはじめることもできない。そんな中、リンダが産気づく。意識のないレティ、産気づいたリンダ、妹のことでパニック状態のクルーズを連れて、必死に安全確保するボスコ。やがてデイヴィスと無線が通じ、消防が助けに来るが…。
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第16話 コード10-13
55分署に「警官が襲われている」という通報が相次ぐ。その都度パトカーが大挙して現場に駆けつけるが、いずれもイタズラ。だが警察が一箇所に集中している隙に、近隣の毛皮店が強奪に遭う。度重なる犯行に業を煮やしたクルーズは、盗品の毛皮の取り引きルートから犯人を割り出そうと考え、イタズラ通報そのものは軽視する。一方、ヨーカスは過去の経験上、応援を求める者の恐怖がわかるため、何度でも全速力で駆けつける覚悟。そんな折、クルーズが簡単に「イタズラ」と判断した通報が実はイタズラではなく、実際に胸を刺された警官をヨーカスが発見。ヨーカスが以前の「臨終の証言」についても疑問を投げかけたことで、2人の対立は最悪の状態になる。
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第17話 転落
とりあえず酒をやめたサリーだが、頭が痛み、仕事に集中できない様子。ボスコがヨーカスのもとへ謝りにくるが、素っ気なく対応するヨーカス。そんなヨーカスはエミリーを連れてドラッグ・カウンセリングへ。初めは嫌がっていたエミリーだが、カウンセラーとすっかり打ち解け、カウンセリングへ通うことになる。ドクは本部に呼ばれ、カルロスのセクハラ事件について事情を聞かれる。ひたすら謝って処分を解いてもらおうと思っていたドクだが、今は幹部となっている元同僚たちの現場に対する配慮のなさに憤慨。「クビにするなら勝手にしろ」と捨てゼリフを吐いてしまう。
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第18話 生還
アルコール依存症がどんどん悪化するサリー。デイヴィスは共済組合のヒル、ギャラガーの協力を得てサリーを人里離れた山荘に隔離し、上層部には極秘でアルコール依存症の治療を開始。組合からの応援要員も断り、ボスコと2人だけで世話をすることにする。サリーに罵られ、ボスコに「なぜここまでやる」と聞かれても、ひたすら献身的に世話をするデイヴィス。しかし…。
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第19話 決別
ボスコとヨーカスは現金輸送車横転事故の現場に遭遇。大量の札束が散らばり、欲望を剥き出しにした人々は、警官の制服を着た2人を見ても平気な顔で、嬉々として現金を強奪していく。そのうち1人の男を追ったボスコとヨーカスは、あと一息のところまで追いついた時、防犯課に手柄を横取りされてしまう。憤慨するヨーカスに対し、ボスコはクルーズが自分を裏切るわけはないと自信たっぷり。名コンビだったはずのボスコとヨーカスの関係にかげりが見え始める。
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第20話 信頼
ノーブルと熱い一夜を過ごしたキムは心身ともにめろめろ。翌朝、その夜行われるセレモニーに誘われ有頂天。ベビーシッターの手配やドレスのことで頭がいっぱいになり、仕事に身が入らない。ところがノーブルは、防犯課の囮捜査に引っかかり、路上でドラッグを買ったところを逮捕される。「取材のためだ」というノーブルの主張に耳を貸さないクルーズだが、あるディーラーのアジトを聞き出して踏み込むことにする。
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第21話 追跡
ボスコとのコンビを解消した彼女は、女警官のモンローとコンビを組む。16歳の妹の子供を養いながら警官をやっている彼女の話を聞くうちに次第に迷いがなくなるヨーカス。完全には納得がいかないもののエミリーに対しても大幅に譲歩する。クルーズの家に泊まったボスコは、引き出しの中から紛失したノーブルの取材帳を発見。そこにはクルーズ自身についての記述があった。捜査のためにドラッグを使ってジャンキーたちを操っているというのだ。クルーズに対する不信を募らせるボスコ。
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第22話 決着
黒幕ビューフォードのアジトへ踏み込んだボスコとクルーズだが、一足違いで逃げられカーチェイスが始まる。やがて交通量の多い道路へ出たためクルーズは「追跡中止」を宣言するが、それは表向きのものでチェイスは続き、結果的に多重衝突事故を引き起こしてしまう。
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第1話 希望の街
ノーブルの部屋で鳴り響いた3つの銃声はボスコ、ヨーカス、クルーズそれぞれの銃から発射されたものだった。その銃弾の標的は…。一方、自動車の爆破事故で大やけどを負った消防隊長のジョンソンは、鎮痛剤も効かず、助かる見込みもないまま、ヘリで他の病院へ搬送されることになる。
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第2話 遥かなる明日(あした)
本部への異動が決まり、救急車常務が今日で最後という日、ドクはテイラーの死に対する罪悪感に未だ苛まれ、荒れていた。秘密工作の発覚を恐れるFBIはノーブルの死を隠蔽しようとするが、キムは真相を知ろうと躍起になる。そしてボスコは、ヨーカスが内務監査室のスケープゴートとして一切の罪をかぶることになりそうだと知り、クルーズに証言の撤回を申し出る。
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第3話 無防備都市
パトカー<55チャーリー>は不審なトラックを追跡。横転したトラックからは不法入国の中国人が数十名出てくる。一人が逃亡、残りはひとまず病院に収容されるが、そこへやって来た検事補はデイヴィスの大学時代の恋人シャロンだった。その後、中国人の中にペスト患者がいることが判明、逃亡した一人を大至急発見しなければならなくなる。
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第4話 招かれざる客
ジョンソンの死後、隊長代理を務めているドーティだが、シミュレーション訓練中、イレギュラーな事態に対応できず叱責され、隊を率いることの難しさを痛感する。大物ラッパーのキャンディドが、CATVのリアリティ番組で海賊版撲滅を訴え、コピー工場の場所を晒し、「誰かが息の根を止めないと」と訴えかける。ボスコとモンローがそこへ行ってみると、盲目的な信者が工場に火を放っていた。
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第5話 影との戦い
サリーは、昔仕事を共にし、イヤな思いをしたホルステッド判事が暗殺されそうになったのを救ったため、あろうことか彼女じきじきに、身辺警護要員として指名され怒りがおさまらない。制服を着てパトロールする毎日に嫌気がさしたクルーズは、とあるオトリ捜査に志願する。合法的な整体治療院が売春組織の隠れミノとなっているのだ。売春婦として潜入したクルーズは客を逮捕し、組織の実態を調べようとする。しかし…。
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第6話 内なる罠
デイヴィスの徹夜の調査によって、ホルステッド判事を狙った爆弾事件は「アニマル」ことゲーリー・バーンズの裁判に関係があるのではないかということがわかる。アニマル側は、クルーズとボスコがドラッグ工場に飛び込んだことの不当性を訴えて無罪に持ち込もうとしていたが、警察シンパのホルステッドが裁判長ではやりにくいのだ。一方レイプ検査を終えたクルーズは、なんとかして自分の被害を伏せたまま犯人を逮捕しようと再び治療院を訪れ、意外な事実を知る。
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第7話 正義の報酬
証言を終え売春治療院に戻ったクルーズは、公衆風紀課のガサ入れと遭遇。かなり以前からこの治療院を摘発すべく、調べていたと知らされる。連行されてきた客の中には、クルーズを襲ったワーナーもいた。しかし警察官としてのプライドと意地から、クルーズは自分が被害者であることをどうしても言えない。一方カルロスとユージーンが負傷者の手当てをしているところに、本部からのオブザーバーとしてドクが登場。横暴な態度でユージーンにつっかかるドクに、カルロスはとまどう。
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第8話 突然炎のごとく
消防署の救急隊に何の前触れもなくドクが復帰、みんなを驚かせる。しかも今や救急のチーフであるキムをさしおいて現場を仕切るありさま。病院で会った救急本部のロジャースは、ドクが降格されたことを語る。「ユージーンがテイラーを殺した」と真顔で訴えたためだ。レイプ事件が一段落ついて現場に復帰したクルーズは、みんなから気を使われるのが気にくわず、イライラしている。そんな時、ゲーリー・バーンズが司法取引を希望しているという話がくる。ビューフォードの居場所を教える代わりに減刑しろというのだ。
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第9話 ブルックリンの奇跡
血液検査の結果、自分の骨髄を娘カイリーに移植することができないとわかり、愕然とするカルロス。ドクはカルロスの肉親を捜してみることを提案する。一方、正義漢のモンローと、なぜか規則オタクになっているボスコはお互いのやり方が気に入らず、やたらとぶつかり合う。
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第10話 クリスマスの天使
消防署に「カルロスの兄だ」と名乗る男から何度も電話がかかってくるが、前回の母親騒動で懲りたカルロスは電話に出ようともしない。ドクの元にはモラレスから赤ちゃんの写真入りのカードが届き、ますます孤独にうちのめされ、寂しいクリスマスを送ることに。モンローは甥のために大人気のオモチャ「タマネギ・オリバー」を買おうと東奔西走。とあるオモチャ屋で変質者を逮捕したことから感謝の印にオリバーをプレゼントされるが…。
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第11話 誰かが泣いている
「男が助けを求めている」という匿名の通報を受け、アムハーストという一角を訪れたボスコとモンロー。そこは日中ほとんどの住民が働いており、ゴーストタウン状態だった。イタズラ通報かとあきらめつつも1人の若者に質問しようとすると、「ヨンカーズから来たトミー」と名乗る若者は手に深い傷を負っていた。病院に連れて行こうと申し出るが、「母親が看護師だ」と言い張って頑なに拒むトミー。手の傷はケンカによるものだと言うが、どこでケガをしたのか聞いても埒があかない。
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第12話 針の眼
55分署の管区内で警察官に扮したレイプ事件が続発。警察の信用が揺らぎ、街は大混乱。サリーは25年来の馴染みの制服屋店主のモーと気まずくなり、子供たちの指導に熱心なモンローは警官を怯える子供を見て胸を痛め、情緒不安定なドクは犯人に対して激怒する。そして、ドーティと復縁して幸せな日々を送っていたキムがレイプ犯の新たな標的に…。
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第13話 灼熱への疾走
ドーティはついにキムにプロポーズ。幸せの絶頂にあったその日、突然消防署に現れたスティーパーという男は新任の署長だと名乗り、ドーティはブルックリンの黒人地区のレスキュー隊に異動になったと告げる。レスキュー隊に憧れていたドーティは大喜びだが、キムはかすかな不安を覚える。
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第14話 崩壊序曲
新任署長のジャック・スティーパーはある日突然キムを呼び、救命士が消防署で待機することを禁じる。着替えの際のロッカー室使用以外は、街頭に配置するというのだ。他の分署では慣例だが、いきなりの変更に憤るキムとカルロス。ドクは分署を閉鎖するためのプロセスだと分析する。一方カルロスはハワイから来た兄のクリスチャンがニューヨークに居座っているので困惑気味。エリートの兄が救命士の仕事を見下しているかのような印象を受け、激しく反発する。
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第15話 この世の果て
ドクは自分のアパートをきれいに掃除し、正装で消防署に行くと、いきなりスティーパーに向かって発砲。キムや消防士たちを人質に立てこもる。消防署がなくなることで市民が強いられる15分の待ち時間を、スティーパーに体験させようという理屈だった。消防署に乗り込んだサリーが声をかけてドクの射殺を回避、必死の説得をする。
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第16話 家族の肖像(前編)
精神科医のブリーンはFDNYの依頼を受け、キム、カルロス、レヴィンと面接。ドクの事件が彼らの精神的にどう作用しているかを探り、ドク同様に貿易センタービルの倒壊事件が根底にあるのではと推理する。一方ボスコは弟マイキーと久々に再会。ドラッグをやめて更生したと言うマイキーにボスコは喜ぶのだが…。
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第17話 家族の肖像(後編)
クルーズとデイドは、マイキーの車を止めて職務質問しようとするが、突如車内からマシンガンで銃撃され、デイドが倒れる。怒りに燃えるクルーズは、ボスコの弟マイキーを犯人と断定。クルーズのやり方を知るボスコは、自分が身柄を確保してやらないと弟の命に関わると考え、必死で捜しまわる。
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第18話 罪の十字架
自分の銃がドクの発砲事件に使われたため、停職処分を受けたモンローは、釈明の場を要求するが冷たく却下される。怒り心頭の帰り道、無理な追い越しをする2台の車に気を取られたモンローは、前を走っていた母子連れの車に追突。助手席にいた子供を死なせてしまう。消防署にはイケメン新人のハートがやってくる。元警官のハートは、クルーズと会うや否や大ゲンカとなる。どうやら過去の確執があるようだが…。
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第19話 暗黒の饗宴
マイキーからの情報により防犯課、麻薬課の両方がとあるレイブ会場に張り込むことに。そこに突然男が現れ火炎瓶を投げ込み、会場は火の海となる。放火犯はヨーカスとボスコによって捕らえられ、背後にいる人物が浮かび上がってきた。その男ジョーイ・マンを捕まえるべく、防犯課と麻薬課が張り合うが、無理なカーチェイスの結果…。
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第20話 地獄からの眺め
弟マイキーの保釈審問で証言台に立ったボスコは、味方であるはずの弁護士マーティンから捜査上の落ち度を追及され困惑する。結果的にはマイキーの釈放が実現したのだが、どうも納得いかない。そんな折り、マーティンの娘レベッカが意識不明の重傷を負う。母親ジャンの話は曖昧で、ジャンによる幼児虐待との判断が下りヨーカスが逮捕に行くが…。
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第21話 声なき叫び
マイキーの情報提供で、続々と麻薬ディーラーを逮捕するクルーズ。弟の身を案じたボスコが派手な検挙を慎むよう頼むが、クルーズは聞く耳を持たない。そんなある日、サリーとデイヴィスがひったくり犯を逮捕した際に首なし死体を発見。胴体の他には片手の手のひらだけが残されており、指紋から死体の身元が判明するのだが…。一方消防署に美人救命士グレイスが配属される。ドーティの異動先68分署から来た彼女は、戦場のような忙しさだった前の職場を懐かしみ、55分署の面々を見下した様子。
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第22話 怪物がめざめるとき
麻薬界の大物ドナルド・マンは、警察とのカーチェイスの末に死んだ息子ジョーイの復讐を果たすべく、ジョーイの埋葬までに関わっていた警察官すべてを殺すよう指示を出す。翌日、麻薬課と防犯課に匿名のタレコミがあり、麻薬課のウィンは波止場へ、クルーズら防犯課はとあるビルのガサ入れに向かうが、そこには爆弾が仕掛けられていた!
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第1話 怪物の爪痕
息子が警察とのカーチェイスの果てに死んだことで深い恨みを抱いた麻薬王ドナルド・マンは、関係者への復讐を誓い、息子の埋葬と同時刻に3箇所に爆弾テロを仕掛けた。さらにボスコやヨーカスが生きていることを知ったマンは、マーシー病院に刺客を送り込む。ERの待合室に集まっていたところをマシンガンで襲撃された55分署の面々は…。
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第2話 すれ違いの代償
ヨーカスの突然の発砲でドナルド・マンは呆気なく死亡。そこでクルーズはマンの手から手錠をはずし、自分が襲われそうになったのでかばって撃ったことにしろとヨーカスに指示する。内務監査の調べもそのまま切り抜けられるかと思われたが、クルーズに不信感を抱くCTフィニー警部が登場し、気の抜けない状態に。さらに3日間の強制休暇を終えて出勤すると、防犯課の上司としてミラー警部補が着任しており、クルーズのオフィスを奪ったうえ、徹底的な服従を命じる。
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第3話 生命の証
55分署にアカデミーを卒業したばかりの見習い訓練生が配属される。名前はブレンダン・フィニー。内務監査部のCTフィニー警部の息子だった。スワースキー警部補がフィニーの指導をデイヴィスに命じると、サリーが強く反対する。どうやらCTフィニー警部とデイヴィスの父親の間に、何かよからぬ事件があったらしい。
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第4話 セルフ・ポートレート
仕事は順調なヨーカスだが、私生活は未だに暗澹としていた。刑事昇格のセレモニーに来なかったことでエミリーを非難すると、逆に「今までさんざんすっぽかしたくせに」となじられる。相変わらずフィニーに冷たいサリー。デイヴィスはフィニー警部が自分の父親やサリーと同僚だったことを知る。何があったのかとサリーに詰め寄るが、サリーは何も語ろうとしない。
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第5話 血塗られたメッセージ
「ミラー警部補のために」というメッセージつきの死体は全身の血が抜き取られていた。当のミラーは、血相を変えて古巣のブルックリン署に電話をする。どうやらブルックリン署でも同様の事件があり、ミラーはその捜査をめぐって上役と対立したせいで55分署に異動させられたらしい。事件はヨーカスが担当することになり、初めは刑事として新米のヨーカスをバカにしていたミラーだが、その熱意と気迫を認め協力を申し出る。
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第6話 世界一の刑事
グレイスに銃を突きつけた男に発砲したフィニーは、その後元気がない。デイヴィスやスワースキーがカウンセリングを勧めるが、父親のフィニー警部が息子を絶賛するばかりで、カウンセリングなど必要ないと一刀両断。カルロスは何度も頭を打っていることがバレ、強制的に検査入院させられるが、かいがいしく付き添おうとするレヴィンに辟易とする。
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第7話 奈落の底
ドナルド・マン殺害容疑で逮捕されたクルーズは、保釈が認められずライカー刑務所に拘置される。CTフィニー警部は、クルーズの犯行を裏付ける証言をしろとヨーカスに迫る。一方サリーとフィニーは飛び降りようとするキャシーの説得をめぐって大げんか。サリーは思わず「おまえの父親は卑怯者の人殺しだ」と怒鳴ってしまう。それについてデイヴィスにしつこく食い下がられ、ついに過去の話を告白する。
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第8話 青天の霹靂
市会議員のジョナサンが夜道で強盗に遭い、レイプされる。犯人はほどなく捕まるが、犯罪撲滅をスローガンに掲げていた自分がレイプされるという屈辱に耐えられないジョナサンは、面通しでの顔確認を拒否。犯人のダンはいったん釈放される。ダンを尾行し、個人的な復讐と自殺を企てるジョナサン。父親の死について調べ始めたデイヴィスは、犯人のモリスが間もなく仮釈放になることを知る。刑務所に面会に行ったデイヴィスはモリスの口から意外な事実を聞く。
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第9話 臆病者の息吹
グレイスとギクシャクしていたフィニー巡査は、カルロスのアドバイスに従い、思い切ってグレイスに話しかける。一方モンローが入手した資料によって、父の死の背後にフィニー警部がいたことを知ったデイヴィスは、マキナニー本部長に訴え出るが…。
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第10話 地に堕ちたヒロイン
内務監査からのスパイであることを、恋人デイヴィスに知られてしまったモンロー。CTフィニー警部はなぜかモンローを55分署に残したままだ。また、デイヴィスが皆にこの事実を伝えたため、モンローは同僚から総スカンを食らう。
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第11話 正義の名のもとに
デイヴィスのため、すべてを明らかにする決意をしたサリーは、デイヴィスの父を射殺したモリスからの手紙の束を持って検事局に向かう。だがモリスがすでに死亡しているため手紙は伝聞証拠に過ぎず、デイヴィスがモンローから受け取った内務監査の資料も信憑性が証明できない。マーカス検事は、再捜査の条件として、確実な証拠を揃えるよう言い渡す。
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第12話 愛する者よ
同僚のレヴィンと交際中のカルロスは、「愛してる」という言葉を期待されていることが悩みの種。そんなある日、非番のレヴィンが訪れたカフェで爆発事件が起きる。レヴィンが巻き込まれたかもしれないと心配したカルロスは必死に駆けつける。
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第13話 新たなる門出
カルロスとグレイスが警察に到着すると、放射能計測器が反応。テロリストが服の下にセシウムを隠し持っていたことがわかる。ほどなくレイモンド・グエイが死亡し、手がかりが途絶えたかに見えたが、爆発事件の現場にグエイの車が残っていたことがわかり、その中から住所を記した紙が見つかる。
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第14話 至上の愛
かつて病院で付き添ったことのある少年ベンが、フィニーに突然電話で「母親が刺された」という。フィニーとデイヴィスがベンの家にかけつけると、ナイフで刺された母親のイヴリンがキッチンの床に横たわっていた。瀕死のイヴリンはフィニーに「夫」とひとこと。間もなく現れた夫のテイラーは、イヴリンの前夫ハリスの仕業に違いないという。
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第15話 死刑宣告
ギャング団「108ボーイズ」のリーダー、マドックスは麻薬や殺人に手を染める凶悪犯だが、密告者やその家族を殺し、葬儀社に潜り込ませている部下を使って遺体を始末していた。その手下ナップを捕らえたクルーズだが、彼はマドックスの報復を恐れて口を割ろうとしない。
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第16話 闇を継ぐ者
2人組の強盗が宝石店を襲い、店主を撃ち殺す。一人は逃走するが、もう一人のラッシュは逃走車を追突させて逮捕。だがインフルエンザのような症状を示したため、病院に収容される。その頃、マーシー病院には中国人医師が同様の症状で収容されていた。ER医師のヒックマンはSARSではないかと疑い、国立衛生研究所のコナーとナタリーを呼ぶ。
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第17話 帝王の逆襲
ギャング・リーダー4人の暗殺に成功したマーセル・ホリスは、ナンバーツーを集めて評議会の結成を申し出、ドラッグ売買による儲けを平等に分配しようと提案。さらに55分署に現れるとクルーズに「戦争を起こさずに済んでいる」と報告。クルーズとグリマルディはさっそく爆破事件について追及するが、マーセルは完璧なアリバイを用意していた。
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第18話 連鎖する悲劇
制服組からの卒業を望むデイヴィスは、強盗逮捕をきっかけに防犯課への異動を狙う。点数稼ぎのために張り込み参加を申し出るが、クルーズから与えられたのは犯人の残していった車の見張りという退屈な仕事だった。モンローと一日組むことになったボスコは、社会福祉局での人質事件に遭遇。いったんは説得されかけた犯人が銃に手を伸ばし、モンローと揉み合いになった時、モンローを誤射してしまう。
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第19話 それぞれの転機
白血病との孤独な闘いを続けるクルーズはある日、ハイミー・カストロという不思議な男と知り合う。病気のことを見抜き、「助けを求めることを恐れるな」と諭すハイミーに、次第に心を開いていくクルーズ。レヴィンと一緒に休暇を取り、行き先を知らされないまま旅に出たカルロス。着いた先はド田舎。しかもレヴィンの実家だった。エキセントリックな両親とレヴィンとのギクシャクした雰囲気の中、気まずい時間が流れる。
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第20話 信じるということ
マーセル・ホリス逮捕後、ギャングたちの抗争が激化。罪もない子供や老人まで巻き込まれる。クルーズとサンチャゴがある発砲事件の容疑者グループのもとへ行くと、その場から少年が逃走。追い詰めたものの銃を向けられ…。
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第21話 最後の抗争
ギャング団の抗争を鎮めようと検挙に励むクルーズとサンチャゴだが、犠牲者は増える一方。ついに自分たちまで狙われ、サンチャゴが重傷を負う。復讐を誓うクルーズにサンチャゴはマーセル・ホリスとの取引を提案する。
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第22話 リアル・ヒーローたちよ、永遠に…
突如、焼夷手榴弾が投げ込まれ、55分署に火災が発生。さらに何者かにマシンガンを乱射され、分署はさながら戦場と化す。クルーズは倒れてきた壁の下敷きに。そのときクルーズと司法取引の相談中だったマーセル・ホリスは、助けだけ呼ぶと混乱に乗じて逃走した。マーセルに呼ばれて駆けつけたモンローはクルーズと2人出口を失ってしまう。
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