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ボルジア家 愛と欲望の教皇一族

ボルジア家 愛と欲望の教皇一族ドラマ
シーズン数3
IMDbスコア7.9/10
ジャンル ドラマ, 歴史
主要出演者ジェレミー・アイアンズ
フランソワ・アルノー
ホリデイ・グレインジャー
配信中サービス  
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あらすじ

ドラマの舞台は1490年代、レオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロらの美の巨匠が大活躍したルネサンス時代のローマ。権力者に富がより集中し、街には貧しい人間と疫病が蔓延していた時代。聖職売買などのコンクラーベ(ローマ教皇を選出する選挙)を経て新ローマ教皇の座に就いたアレクサンデル6世。阻むものを殺人などの卑劣な手段を駆使し、一族で手にした富と権力を拡大。そして複数の愛人や近親相姦など、一族は壮絶なスキャンダルにまみれてゆく……。

ボルジア家 愛と欲望の教皇一族の感想

この時代を忠実に描くために施された豪華絢爛な美術や衣装などの映像にとにかく圧倒されます。ボルジア家を題材とした小説や漫画は数多くありますが、やはり映像化されていると頭に入りやすいので、日本人にとっては少しわかりにくい当時のイタリアの政治情勢もより理解できるでしょう。ドラマ化のために多少脚色されているため、本などで史実として示されている個々の人物像や背景などが異なる部分もありますが、スピーディーに展開するためには仕方ないところかもしれません。ドラマの評価は高かったようですが、莫大な制作費がかかるためか、残念ながらシーズン3で終了となってしまいました。アレクサンデル6世を演じるのはジェレミー・アイアンズでギラギラした野望に満ちている感じは役柄にぴったりですが、信仰の深さや教皇の孤独感などもうまく表現しています。フランス系カナダ人俳優のフランソワ・アルノーが演じるチェーザレは野心があり知略に長けた美男子ですが、シーズン1では父親よりも控えめな印象で家族のために奔走します。願っていた還俗が叶って軍を率いるようになり、シーズン2、シーズン3と進むにつれて顔立ちが引き締まり、目つきも鋭くなっていきます。チェーザレの妹ルクレツィアをホリデイ・グレインジャー(「私立探偵ストライク」や「魔術師マーリン」にも出演)が演じています。最初は好奇心に満ちて生き生きとしていたルクレツィアが、家族の政治的野心のために政略結婚の道具となるにつれて女性として成熟していく様を表現しています。チェーザレの忠臣ミケロットを演じるのは多くの映画に出演しているショーン・ハリスで、トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でも印象的な悪役を演じていました。シーズン1の第3話には「スコーピオン」で主演を務めたエリス・ガベルも登場します。

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予告編(英語)

Season1 エピソード

第1話 教皇誕生

1492年、教皇インノケンティウス8世が崩御した後、狡猾なロドリーゴ・ボルジアは、従順な息子チェーザレの助けを借り、脅しや買収によって教皇の座を勝ち取る。そんなボルジア家の腐敗は、イタリアの特権階級に危機感を覚えさせ、ロドリーゴの仲間デッラ・ローヴェレ枢機卿とオルシーニ枢機卿を不倶戴天の敵に変えてしまう。そして、晩餐会の夜、衝撃的で陰惨な暗殺計画が…。

第2話 暗殺者

教皇アレクサンデル6世となったロドリーゴは、自らの権力を使い、今は亡き政敵の邸宅を愛人のジュリアに与える。一方、宿敵デッラ・ローヴェレは、教皇の姦淫の罪を暴こうともくろんでいた。父の姦淫の証人を消すよう暗殺者のミケロットに命じる長男チェーザレ。その頃、ロドリーゴの美しき娘ルクレツィアは、父に相手にされなくなった母ヴァノッツァへの忠誠と父の美しい愛人への忠誠の板挟みになっていた。

第3話 異教徒

教皇選挙で散財し、資金を必要としていたロドリーゴは、金さえ払えばスペインによる異端審問の手が及ばない安住の地として、追放されたユダヤ人にローマを開放する。さらに、自らの権力基盤を固めるべく、外国の王子を来賓としてヴァチカンに迎え入れたり、ルクレツィアを政略結婚させることで、政治同盟を築き上げていく。

第4話 政略結婚

次男ホアンはルクレツィアの結婚の祝いに下品な喜劇を準備する。その後、新郎ジョヴァンニ・スフォルツァ卿が虐待的な性的サディストであることに気づいてしまうルクレツィア。この政略結婚は不吉の相を呈していた。一方、チェーザレは密偵を放ち、デッラ・ローヴェレの後を追わせていた。フィレンツェにたどりついたデッラ・ローヴェレは、多大な影響力を持つ大富豪メディチ家とお抱えの悪名高い大使マキャヴェリと同盟を組もうとしていた。

第5話 報復

ルクレツィアは、ハンサムな馬丁パオロと愛を育むことによって冷え切った暴力的な結婚生活から逃避する。パオロはルクレツィアを救おうとジョヴァンニへの報復を企む。一方、チェーザレは、メディチ家を激しく批判している修道士サヴォナローラを火あぶりにすることと引き替えにデッラ・ローヴェレとの協力関係を破棄するようマキャヴェリにもちかけていた。次々と敵に攻勢を仕掛けていくチェーザレ。次第に自らも殺人に手を染めることに…。

第6話 不貞の愛

フランスへ到着したデッラ・ローヴェレは、国王に魅力的な申し出をする。イタリアを占領し、アレクサンデル6世を廃位させ、自分の教皇即位を保証してくれれば、国王のナポリ支配を支持するというのだ。すでにロドリーゴが末息子ホフレと官能的なナポリ王女サンチャを結婚させ、同盟を結んでいたが、実用主義の職業軍人であるフランス国王シャルルは提案を受け入れる。

第7話 蒼ざめた馬

武力ではるかに勝るフランス軍はイタリアへ侵攻し、瞬く間にルッカの街を撃滅させてしまう。イタリアの特権階級は猛攻一つで総崩れするだろうというフランス国王シャルルの思惑どおり、イタリア諸国は敵軍から逃げ惑うばかり。ミラノとジョヴァンニ・スフォルツァも浮き足立つ。フィレンツェが侵攻するフランス軍の領内通行を平穏に認めた今、フランス軍のローマ侵攻を阻むものはなくなった。

第8話 駆け引き

身ごもったルクレツィアは、ジュリアと共にジョヴァンニの邸宅から馬に乗って逃げ出すが、フランス軍に捕らえられてしまう。その頃、落ち込みを隠せないアレクサンデル6世はヴァチカンでホアン率いる数少ない教皇軍に、はかない望みを託していた。しかし、フランス国王シャルルの心を捉えていたルクレツィアが、絶望的に不利な状況に置かれている教皇軍の撤退をホアンに認めさせ、フランス軍をローマに迎え入れる。運命を待ち受ける教皇は…。

第9話 審判

ロマーニャの同盟軍、友人、さらには自らの教皇軍にまで見捨てられたアレクサンデル6世は、サン・ピエトロ大聖堂でフランス国王シャルルと一対一の対面に臨む。教皇は質素な修道士の装束をまとっていた。教皇の敬虔さに心を動かされたフランス国王シャルルは、ヴァチカンとローマには手をつけずに立ち去ることにし、真の標的であるナポリに向かって南進を続ける。危機をすり抜けたボルジア家は、新たな同盟の構築と裏切り者への迅速な報復を胸に破滅の一歩手前から復活を遂げる。

Season2 エピソード

第1話 ふたつの顔

スキャンダラスな幕開けを迎えるセカンド・シーズン。教皇アレクサンデル6世は新たな愛人を手に入れる。ルクレツィアは生まれたばかりの赤ん坊の世話をし、チェーザレとホアンは兄弟間のライバル心をあらわにする。

第2話 罪深き関係

赤ん坊の父親である馬丁のパオロがルクレツィアに会いにローマを訪れる。だが歓迎しない者もいた。一方、教皇は二人の愛人と共に、ローマの街へ繰り出し、貧困の現状を知る。

第3話 美しき策略

教皇とルクレツィアがパオロの埋葬をめぐって意見を対立させるなか、フランス軍が再びローマに進軍してくる。その頃、デッラ・ローヴェレはひそかにローマに戻り、新たな策略をめぐらしていた。

第4話 闇夜の奇襲

教皇はある重要な決定を下す。それは、チェーザレと共に、残忍なフランス軍を迎え撃つべく、軍を引き連れて戦地へ赴くため、ヴァチカンの権限をルクレツィアに預けるというものだった。

第5話 選択のとき

チェーザレがスフォルツァ家に忠誠を誓うよう迫り、スフォルツァ家は忠誠心を試される。一方、変装をしてでかけた教皇は、反逆的な修道士の動向を探る。そんなとき、サン・ピエトロ大聖堂に雷が落ち…。

第6話 悔悛

落雷を神の怒りの印と確信した教皇は、悔悛し質素な食生活を送る。それと同時に、新たな同盟を結ぶべく、嫌がるルクレツィアを無理やり嫁がせようとする。

第7話 フォルリ包囲

ホアンがスペイン兵を引き連れて戻り、スフォルツァ家の城を包囲する。チェーザレとマキャヴェリは“虚栄のかがり火”を目撃する。また、ルクレツィアは父に背いて…。

第8話 真実と嘘

ホアンは自ら犯した背信行為によって追い込まれていく。自らの意のままにことを進めるべく、策略をめぐらすルクレツィア。そして、デッラ・ローヴェレは、刺客を送り込んでいた。

第9話 火の試練

ついに家族関係が危機的な状況を迎えてしまう。教皇がルクレツィアの赤ん坊の洗礼を行うことを決め、ホアンはその子の命を脅かす。そしてチェーザレは冷酷な決断を下すことになる。

第10話 告解

次々と危険な告解がなされる。チェーザレはサヴォナローラの名声を葬り去ろうと決意し、一方ルクレツィアは衝撃的な決断を下す。そして、教皇は瀕死の状態に陥るのだった。

Season3 エピソード

第1話 死に顔

毒杯を仰いだ教皇は、ルクレツィアの治療で一命を取り留めたものの、半死半生の状態が続く。教皇の死を確信したデッラ・ローヴェレは、次期教皇位のために枢機卿として舞い戻る。そして、機会をうかがっていたカテリーナ・スフォルツァの刺客は、親族のスフォルツァ枢機卿に接触し、ボルジア家抹殺を謀るのだった。

第2話 粛清

暗殺計画の失敗を知ったカテリーナは、ルフィオに命じてローマの名家の若者を引き込もうとする。復活した教皇は、意識が朦朧としているうちに聞いた枢機卿たちの会話から疑心暗鬼になり、スフォルツァ枢機卿に他の枢機卿の尋問を命じた。サンタンジェロ城で拷問具を見せられた枢機卿は、教皇一族を狙った陰謀をでっち上げ、それに基づいてローマの名家が枢機卿の地位を剥奪される。一人、オルシーニ枢機卿は最後の告解を教皇に申し出るが…

第3話 兄と妹

枢機卿の地位を追われたルデッカは、腹いせに教皇庁の機密と財産を盗み、諸方にばらまく。カテリーナの腹心ルフィオは、ペルージャの領主バリオーニを引き込んで、漏れた教皇軍の情報から反ボルジアの同盟を集めるのだった。教皇はフランスの大使から国王の婚姻無効を相談され、関係修復の機会を得るものの、親族となるはずのナポリ王家がルクレツィアの祝宴にカテリーナを招き、不穏な動きを見せる。

第4話 栗拾いの宴

追放した枢機卿の一人として、教皇の愛人であるファルネーゼの兄が財務担当に任命された。計算に強いという触れ込みだったが、ただ真面目なだけの人。優秀の妹が兄に手を貸したことで、かえって教皇を怒らせてしまう。その一方で、ナポリ王フェルディナント2世は甥のアルフォンソとルクレツィアが初夜貫通しないことにクレームをつけ、立会人の前で二人が交わることを要求する。チェーザレは屈辱をかみ締めながら、それを眺めるしかなかった。

第5話 残酷な劇場

ルクレツィアはわが子ジョバンニを母に預けて、ナポリへと嫁いだ。チェーザレはフランス国王と交渉し、王妃との離婚とミラノを餌にフランスの大軍を借りる。現地で知り合ったシャルロット・ダルブレと結婚し、フランスとの関係を確かなものとした。教皇はマントヴァ公の追及に苦しめられたものの、その妻ビアンカが妊娠したと告げられ、さらに悩みを抱えることに…

第6話 ロンギヌスの槍

カテリーナの側近ルフィオは、教皇抹殺のために非常手段をとる。和平の書簡にペストの布切れを仕込むのだ。戦争を妨害されたくないチェーザレによって握りつぶされるが、書簡そのものはある枢機卿の手元に残ってしまう。チェーザレはフランス軍の他に、カテリーナにつこうとしていた枢機卿の一族たちをも吸収し、ミラノへと向かう。

第7話 ルクレツィアの策略

チェーザレはミラノに入城したが、スフォルツァ家の首領ルドヴィーゴは逃亡した後だった。正式に統治したいフランス王からは、改めてルドヴィーゴの始末を求められる。国王を失ったナポリでは、腹違いの兄弟ラファエロとフェデリーゴが王位継承を争っていた。ルクレツィアは私生児に優しいフェデリーコを応援するが…

第8話 血の涙

教皇がロンギヌスの槍で集金したことに対し、カテリーナは自領のマリーノにキリストの着衣を飾り、血の涙を流させる。この営業妨害に対し教皇はチェーザレを派遣するが、バスカルの情報により聖遺物には爆薬が仕掛けられていたのであった。ルクレツィアによってナポリ国王となったフェデリーコは、彼女を大使に指名するが、その真意は…

第9話 父と子

ミケロットは「血の涙」を流して、恋人バルガスを殺しチェーザレの許を去った。腹心を失ったチェーザレは、信頼のおけないバリオーニ・オルシーニに家族の護衛を託さざる得ない。ルクレツィアは「沼の魔女」の薬で城の人間を眠らせ、ナポリを脱出。無事を喜び合う兄妹に、旦那のアルフォンソ・ダラゴーナは嫉妬を隠せない。

第10話 君主

チェーザレはマキャベリからフィレンツェの通行許可を取り付け、いよいよカテリーナのフォルリへ進軍を開始。密かに上陸したフランス軍が不意をつき、フォルリは準備が整わないまま攻城戦に突入する。一方、ルクレツィアとの仲に嫉妬したアルフォンソは、出陣前のチェーザレに刃を向けてしまう。ナポリをフランスに献上する手前、チェーザレはある決意を固めるのだった。

この記事の執筆者

海外ドラマフリーク編集長
海外ドラマフリーク編集長
U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。

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原題ほか:ボルジア家 愛と欲望の教皇一族 borgias