あらすじ
1962年マサチューセッツ州。「フランス料理という芸術の習得」の著者ジュリア・チャイルドは、本の宣伝のため公共放送に出演する。そして料理の実演をきっかけに、テレビからお茶の間へ、フランス料理の魅力を伝えようと奮闘を開始。社会が大きな変革を迎える頃、ユーモアあふれるジュリアの番組は人気を博し、レシピはアメリカの食卓を豊かに変えていく。
ジュリア -アメリカの食卓を変えたシェフ-の感想
視聴前はジュリア・チャイルドの華やかな成功ドラマかと思ったが、意外にもジュリア自身や夫との関係に関する悩みが綴られたり、番組制作費の負担も余儀なくされるなど、単純な成功物語ではなかった。子宝に恵まれなかったジュリアが料理番組を自分の「Baby」と捉えて、友人たちと共に問題を一つ一つ解決していく姿を描く一方で、アリスやジュディスなどの働く女性の葛藤も描かれる。ユーモアも添えながらシリアスすぎず、かと言って軽すぎず、この時代に生きる女性たちをとても活き活きと描写しているドラマだ。ジュリア役は『ハッピー・バレー』の主演で知られるサラ・ランカシャー。「ハッピー・バレー」とはガラリと雰囲気を変えて、トーンの高い話し方と温かみのある雰囲気でジュリアを演じている。ジュリアの夫ポール役はデヴィッド・ハイド・ピアース(『そりゃないぜ!? フレイジャー』)で、時々行き違いはあってもジュリアを理解し、支えようとする姿が印象的。ジュリアの友人エイビス役のビービー・ニューワース(『マダム・セクレタリー』)も良かった。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 目覚めのオムレツ
1962年、マサチューセッツ州ケンブリッジ。「フランス料理という芸術の習得」の著者、ジュリア・チャイルドはある日、本の宣伝のため公共放送の書評番組に出演。そこでオムレツ料理の実演という大胆な行動に出る。
第2話 始まりはコック・オ・ヴァン
フランス料理をアメリカの家庭に広めようと、全く新しい料理番組の制作に奔走するジュリア。そんな彼女をプロデューサーのラスは煩わしく思う。ラスの心を開こうと、ジュリアは家に招いて料理を振る舞うことに。
第3話 日曜日のブフ・ブルギニョン
「フレンチ・シェフ」の制作費が予算を超えることから、番組は存続の危機に。ジュリアは何とか夢を実現しようと、ポールに内緒でテレビ局に経費の負担を申し出る。さらにフランス料理の教室を開き、収入源とする。
第4話 愛しのプティ・フール
ジュリアの料理番組「フレンチ・シェフ」は話題を呼び、喜びを感じる一方で、その反響の大きさに戸惑いを隠せずにいた。ジュディスはジュリアに頼まれ、アルバートの書評番組に出演してくれる作家を探すことに。
第5話 炎のクレープシュゼット
アリスの尽力が実り、「フレンチ・シェフ」はほかのテレビ局でも放送されることに。ジュリアは宣伝のためサンフランシスコへ向かう。書店ではサイン会が催され、思いがけない人気にジュリアが驚いていると…。
第6話 2つのブレッド
ジュリアの料理にはフランスらしさが足りないと共著者であるシムカに批判され、悔しい思いをするジュリア。そんななか、ジュリアはアメリカ人には馴染みの薄い、とある食材を番組で紹介しようと思い立つ。
第7話 幻のフォアグラ
ニューヨークの公共放送局WNETの祭典に招待されるジュリア。料理を通して女性を自由へと導こうとするスピーチに、会場は大きな拍手に包まれる。そんななか、同席する女性から思いも寄らぬ批判を浴びてしまう。
第8話 涙のチョコレートスフレ
「フレンチ・シェフ」を終わらせると決意したジュリアは、それまで心の奥底にしまっていた真実をポールに打ち明ける。いつまでもジュリアにこだわることを上司のブランチにとがめられたジュディスは反発するが…。
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この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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