ウォーカー家は、食品会社を経営する父親ウィリアムと愛情溢れる母親ノラ、父の会社で働く長女サラと長男トミー、次女キティ、弁護士のケヴィン、末っ子のジャスティンの5人兄弟姉妹の7人家族。久しぶりにキティが実家に戻り、家族揃って共に幸せな時を過ごす。ところが、父親の突然の死をきっかけに、思いもよらなかった事実が次々と浮かび上がってくる。それは、遺された家族の絆が試される波乱の幕開けだった。
このドラマはストーリーが秀逸だけでなく、出演する俳優陣がとても豪華である。家族愛がベースのテーマなのだが、家族のメンバーがかかえるそれぞれの問題(不倫、ゲイ、赤字経営、PTSDなど)が浮き彫りになり、家族がバラバラになったり結束したり…ちょっと古いドラマだが見ていない人にはぜひ見て欲しいドラマだ。
第1話 帰郷
ウォーカー家の次女キティは、NYで政治問題を取り上げるラジオ番組のパーソナリティーとして活躍中。その明確で保守的なトークが評判を呼び、LAのTV局から番組出演のオファーを受ける。面接のためにLA入りしたキティは、久しぶりに実家を訪れ、食品会社を経営する父ウィリアム、ここ数年、気持ちがすれ違ったままの母ノラ、そして4人の姉弟たちと再会する。家族全員がそろってキティの誕生日を祝うディナーを楽しんだ晩のこと、父が突然意識を失いプールに転落する。
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第2話 父の遺言
NYの恋人からプロポーズを受けたキティ。しかし迷いつつもLAでのTV出演の仕事を決め、実家で暮らすことに。ウィリアムの他界から3週間、弁護士の次男ケヴィンが遺言書を読み上げることになり一家全員が集合する。会社人事、財産分与についてのウィリアムの遺志は、残された家族に少なからぬ動揺を与える。一方、三男ジャスティンは、葬儀に現れたホリーという女性の存在に不信感を持つ。また、長女サラと長男トミーは、会社が直面している財務危機に、父が大きく関与していた疑いを持ち始め・・・。
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第3話 プールパーティー
家族の中でただ一人、ウィリアムとホリーの関係を知っていたノラの兄ソール。会社のCFOでもあるソールは、資産を整理するために、ノラに書類のサインを頼むが、彼女は資産の中に郊外の一軒家があることに興味を持つ。翌日、ソールを伴ってその家を訪れたノラは、長年そこに住んできたホリーと対面する。一方、ウィリアムの死後、プールを怖がり続けているサラの娘ペイジのために、ノラは敢えて盛大なプールパーティーを開くことにする。パーティーにホリーを招待したノラは、家族全員の前で驚くべき発言をする。
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第4話 家族の肖像
酔った勢いで共演者ウォーレンと一夜を共にしてしまったキティ。恋人ジョナサンに許しを請うが、彼はNYへ戻ってしまう。アフガニスタンの戦場から帰還して以来、定職に就いていなかったジャスティンは、トミーの紹介でホテルのベルボーイとして働き始める。そこで出会った魅力的な上司は、高校の同級生タイラーだった。母に付き合うために、気になる相手との初デートをキャンセルさせられたケヴィンは母に不満をぶちまけ、キティも同様に、自分だけ写っていない家族写真を壁に飾った母の無神経さを非難する。そんな時、ペイジが昏睡状態に陥りj緊急入院したと、サラから電話が入る。
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第5話 サンタアナの風
キティとの関係を修復したい想いで突然LAにやって来たジョナサンは、ノラの勧めでウォーカー家に滞在することに。ジョナサンが準備したディナーの最中、ペイジのインスリン注射のために席をはずしたサラ。泣き叫ぶペイジに、ジャスティンが駆け寄り、慣れた手つきで注射を済ませる。一方キティは、ウォーレンが番組の実習生アンバーを食事に誘ったと知り、自分とジョナサンとのダブルデートを提案。ノラは建築家ディビッドと食事に出かけるが、そこで鉢合わせしたソールが同伴していた女性は・・・。
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第6話 母のファンタジー
小児病院のための慈善パーティーの準備にいそしむノラ。このパーティーに年に1回、家族そろって参加し、理想の家族を演じることが、ノラにっとって何よりの楽しみだった。しかし会社が危機的状況にある中、今年は参加をとりやめたいと強く望むサラは、ノラを説得しようとするが・・・。一方、ウィリアムが不正操作で手に入れたお金が送金された口座が特定されるが、ウェブサイトで口座記録にアクセスするためにはパスワードが必要だった。また、なかなか子供が授からないことを疑問に思い検査を受けたトミーは、検査結果を知って大きなショックを受ける。
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第7話 思い出の場所
父が使い込んだと思われる1500万ドルを穴埋めするため、サラたちは会社資産の売却を検討し始める。家族の思い出が詰まった農場の別荘も処分の対象だった。ノラは思い出の品を取りに、皆で別荘へ行くことを提案するが、予定があると断られたため、ディビッドと2人で行くことに。ところが、キティたち兄弟姉妹全員が、次々とパートナーを伴って現れ・・・。一方、銀行口座のパスワード探しは難航。サラは、ウィリアムの知人リストにあった“レベッカ”という名前が気にかかる。そして、別荘で見つけた見知らぬ赤ちゃんが写った古い写真。それをソールに見せると表情が一変する。また、精子バンクを利用することに違和感を覚えたトミーは、ケビンに打ち明けられて協力を頼むが・・・。
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第8話 過ちと告白 -前編-
パスワード解明に必死のサラは、ふとしたきっかけから、父が子供たちのイニシャルをパスワードに作ったのではないかと思いつき、5人全員の頭文字を入力するが、失敗。もう一度、そこにレベッカのRを足して試してみると・・・。一方、ついにデイヴィッドと一夜を明かしたノラ。しかし、朝帰りした彼女を待っていたのは、ジャスティンにイラクへの招集通知が来たという最低のニュースだった。タイラーと真剣につき合い始めてドラッグも絶ち、順調に生活していたジャスティンが、軍の命令を受けて取り乱す。そして、再びドラッグに手を出し・・・。
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第9話 過ちと告白 -後編-
父ウィリアムは実勢価格120万ドル相当のネバダの砂漠を、問題の1500万ドルで購入していたことが発覚。あまりに不可解なため、トミーはサラとケヴィンを伴って実際に土地を見に行くことに。途中で立ち寄った銀行に、父が貸金庫を持っていたことがわかり、浮足立つ3人。金庫の中にはノラへの手紙と、ある重要書類が保存されていた。一方、番組で共和党上院議員マキャリスターへのインタビューを行うことになったキティ。巷でゴシップになっている離婚を話題にしないで欲しいと頼むマキャリスターに対し、キティは個人的な取引を試みるが・・・。ジャスティンが退院し、一家で感謝祭を思いもかけない話の展開だった。
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第10話 ともしび
サラたちは、ネバダの土地が3000万ドルで売却できるとわかり狂喜するも束の間、ホリーが土地所有権の3分の1を保有することを知り愕然とする。父の愛人に大金が渡るのが許せないサラは、ホリーの持ち分を実勢価格で買い取ることを提案するが、ホリーは・・・。一方、ケビンはジャスティンの出頭猶予を軍に求められるが断られ、ついに法廷で争うことに。また、ペイジは病気が良くならないのは、ユダヤ系なのにユダヤ人らしくしないからだと悩んでいた。それを知ったノラは、孫のためにユダヤの祝祭ハヌカを盛大に祝うことにする。一方キティは、インタビューの一件が賛否両論の大反響を呼び、番組からの進退問題の渦中にあった。
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第11話 家族の日
出頭まで6カ月の猶予が認められ、リハビリ施設に入ったジャスティン。ところが、次々と面会に訪れる家族たちからそれぞれ勝手な事情を聞かされてウンザリ。家族同席によるグループセラピー“家族の日”に、顔を揃えて参加したウォーカー家の人々は・・・。一方、土地を手放す交換条件として、大株主になったホリーは、社内に部屋を持ち常勤すると宣言。更にノラまで張り合って出社する始末。役員会議では、ホリーが具体的な投資プロジェクトを提案し、皆を当惑させる。また、マキャリスター上院議員から広報スタッフとしての誘いを受けたキティ。ケヴィンは、マキャリスターが“同性婚”に反対しているという理由で、キティを激しく牽制する。
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第12話 デートサービス
マキャリスター上院議員の広報担当として新しいキャリアをスタートさせたキティ。出勤初日、事務所内で議員との関係が疑われていることに居心地の悪さを感じ、わざと「恋人がいる」と言ってしまう。ウソを取り繕うため、恋人紹介所に頼ることに。おまけに、詮索好きのノラを黙らせるため、母娘一緒に紹介サービスを受けるはめになってしまう。意を決して挑んだデートの夜、それぞれを待っていた縁結びのプロ選りすぐりに相手とは・・・。一方、ケヴィンはスポーツジムで出会ったイケメン俳優のチャドから気のある素振りを見せられるが、彼にはステディなガールフレンドもいて困惑する。ある晩、チャドから夜景スポットへのドライブに誘われたケヴィンは・・・。
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第13話 ノラのバースデー
ノラの60歳の誕生日のために、皆でサプライズパーティーを計画する。誕生日当日はわざと地味なお祝いで済ませ、サプライズパーティーは2日後に決行だった。その朝、何も知らないノラは、思いがけない訪問者に言葉を失う。それは、夫の葬儀にさえ顔を出さなかった実母アイダだった。彼女の登場によって、パーティーのことを事前に知ってしまうノラ。やっと始まったパーティでは、サラがインフルエンザで倒れ、手違いで紛れ込んだサラとジョーの恥ずかしい映像がビデオレターとして映し出されたりと、事態は良くない方向に。更に、ゲイ、依存症、不倫と、到底自慢できない家族の事情がアイダに知られてしまう。
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第14話 バレンタインは大騒ぎ
バレンタインの翌朝のこと―。ホテルのベッドで目覚めたキティの隣には、マキャリスター上院議員が!ボスと寝てしまったことに動揺を隠しきれず、バスルームからこっそりサラに電話をかけるキティ。ところが、そこにケヴィンから電話が入り、彼の昨晩の出来事を語り始める。今度はケヴィンにジャスティンから電話が入り、リハビリ後のセックス禁止を守れなかったと告白するが、その相手とは・・・。そうこうするうちに、更に母ノラから電話が入り、今すぐ迎えに来て欲しいと言う。母が居る場所が、パサデナ警察署だと知って驚くサラ。それぞれが過ごした“ホット”なバレンタインとは・・・。
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第15話 愛という苦悩
マキャリスターとの仲が知れ渡ってしまい、オフィスでプロとしての立場を構築し直そうと懸命になるキティ。自分についての世論調査が行われたことに憤慨するキティは、二人の関係は何の障害にもならないと平然と構えるマキャリスターと口論になってしまう。一方、夜の生活の不調をきっかけに本格的にセラピーに通い始めたジョーとサラ。ジョーと娘の友達の母親との仲を疑うサラだったが、自分自身もかつて職場の男性との不倫を考えたことがあることを告白する成り行きとなり、かえって夫婦関係は深刻さを増していく。また、双子の父親になることがわかったトミーは、ホリーと組んでワイナリーを買う決心をする。
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第16話 もう1人のウォーカー
シカゴで暮らしていたホリーの娘レベッカが、母親の元に戻ってくる。レベッカの存在を隠し通すつもりでいたソール、サラ、トミー、ケヴィンは動揺し、話し合いを持つ。ノラに話すべきだと主張するソールは、秘密のままにすべきと言う他3人に押し切られる。しかし、ソールは妹ノラの気持ちを第一に考えた結果、レベッカのことを話してしまう。真実を知ったノラは、すぐにキティとジャスティンに伝える。キティは黙っていたサラに怒りをぶつけ、ケヴィンは約束を破ったソールを責め、ジャスティンは我を失い夜の街へと飛び出す。一方、サラはオフィスに現れたレベッカと期せずして初対面し、ホリーが隠していた出生の秘密を明かしてしまう。
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第17話 DNA
レベッカの登場以来、ピリピリした状態が続くウォーカー家。そんな中、努めてレベッカと話す機会を持っていたジャスティンは、「嫌がっても、レベッカは消えない」と母ノラに苦言を呈す。ノラは、思い切ってレベッカを家族のディナーに招待することに。一方、トミーも異母妹の出現をきっかけに、産まれてくる子供たちが本当の父親を知りたがるのではないかと思い始め、実父確定検査の是非をケヴィンとジャスティンに問う。ケヴィンは、レベッカこそDNA検査が必要だと言い出し、ついにディナーの席でとんでもない行動に出る。その晩、キティはマキャリスターの子供たちと食事を共にするが、長女ソフィアはキティに対し嫌悪感をあらわにする。
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第18話 3つのパーティー
大学の公開講座に通い始めたノラは、講座の教授であるマーク・オーガストに次第に好意を抱くようになっていた。ある日、マークは自宅で開くカクテルパーティーにノラを招待する。友人エミリーの独断で着せられた“セクシー”なドレスで出かけていったノラは・・・。一方、マキャリスターの選挙戦の準備に入ったキティは、PR映像を撮るため彼の故郷へ赴く。高校時代の恋人とアリスへのインタビューで、個人的な嫉妬心からプロらしからむ言動をとるキティ。その夜、憂さ晴らしに顔を出したビールパーティーの会場は、アリスの自宅だった。また一方、ジャスティンとレベッカは友達のパーティーに行き、クスリをすすめられて・・・。
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第19話 ゲームナイト
ウォーカー家のライバル的存在であるジョーンズ家の母娘に久しぶりに遭遇したノラとキティ。まだキティたちが幼かった頃、両家の恒例になっていた家族対抗のゲームナイトの話題になる。最後に屈辱的な負け方をしているキティは、再試合を持ちかける。サラは、レベッカをゲームナイトに来るようにと誘う。レベッカを受け入れることを拒否し続けていたキティは・・・。一方、ケヴィンはキティから勧められたブラインドデートの相手がマキャリスターのゲイの弟ジェイソンとは知らずに会いに行き、マキャリスターを酷評する。気分を害したジェイソンは、その場を立ち去ってしまう。
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第20話 残酷な現実
別荘で過ごしていたキティとマキャリスターの元に、選挙運動用のヘリ墜落のニュースが飛び込んでくる。別荘によらずLAに戻っていたら、2人が乗っていたかもしれないヘリだった。事故の犠牲になったスタッフの死を悼む声明を発表するマキャリスターを見つめ、涙をこらえきれないキティ。その午後、イベントを抜け出し、もの思いにふけるキティを気遣うマキャリスターに、キティは自分でも予想だにしていなかった重大な申し出をする。一方、ジャスティンはレベッカから、サラの夫ジョーのことで相談を持ちかけられる。それは、サラ夫婦の結婚生活を揺るがしかねないショッキングな出来事の告白だった。
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第21話 怒りのブドウ
トミーとホリーは、ブドウ園で開業パーティーを開催する。ノラは文章講座の先生であるマークを同伴することに。ジョーとの問題を抱えるサラも、マキャリスターからプロポーズの返事を聞ける予定だったキティも、トミーの門出を祝うため無理を押して出向く。ディナーの準備が整った夕暮れ、ワインで酔いのまわったケヴィンの発言をきっかけにウォーカー家のメンバーは言い争いを始める。一方、独りでディナーの席についたマークにホリーが声をかけ、2人きりで夜のブドウ園を散歩し、キスを交わす。それを知ったノラは、ついにホリーに対し怒りを爆発させ・・・。そして翌朝、予定日はまだかなり先のはずなのに、ジュリアを突然の陣痛が襲う。
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第22話 小さな命
救急車で病院に運ばれたジュリアは、男女の双子を早産する。2人とも超低体重児で、男の子は腎移植が必要になる可能性があると医者から聞かされる。しかも、女の子の腎臓を提供するのが最適だと知り、トミーとジュリアは親として苦渋の決断を迫られる。一方、サラとジョーはしばらく別居することを決め、辛さをこらえて幼い子供たちに夫婦の決心を伝える。また、ジャスティンはマキャリスターに誘われ、負傷した兵士が通う退役軍人病院を訪れる。ジャスティンはマキャリスターの姿勢に感銘を受けると同時に、自分に課せられた“責任”を自覚するようになる。一方、キティはマキャリスターからプロポーズの返事をもらう代わりに・・・。
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第23話 それぞれの旅立ち
キティはマキャリスターから婚約指輪を贈られ、結婚の約束をする。派手なお祝いは避けたいキティをよそに、家族たちの強い希望で急遽、婚約パーティーを開くことになる。パーティー当日、続々と到着するマキャリスターの親戚たちは想像以上に個性的な人物が多く、さすがのウォーカー家も目を見張る。ブラインドデートの後、初めて再会したケヴィンとジェイソンはお互いが気になり・・・。ウォーカー家を代表してサラが乾杯のスピーチをし、マキャリスター家からはジェイソンが祈りを捧げる。そんな中、ジャスティンは、出頭日が早まったことを家族には伏せたまま、空港へ向かう為ひっそりと家を後にする。それぞれが新しい旅立ちの日を迎えていた・・・。
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第1話 家族の祈り
ジャスティンがイラクに出征してから3週間。何の連絡もなく不安な日々を過ごす母ノラをはじめ、ウォーカー家の人々もそれぞれに問題を抱えている。ジョーと別居状態の続くサラ、息子を亡くした悲しみに暮れる妻ジュリアを心配するトミー、そして恋人と離れることが不安なケヴィン。そんな時、亡き父ウィリアムの命日でもあるキティの誕生日に、久しぶりに家族一同が顔を合わせることに。ところがキティは自分の肩書きが、大統領候補の広報責任者から、ただのフィアンセに変わってしまったことに不満を募らせていた。
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第2話 兵士の帰還
イラクで脚を負傷したジャスティンがやっと帰還した。家族は揃って温かく迎えるが、過剰ともいえる気遣いに、居心地の悪さを覚えるジャスティン。トミーは娘エリザベスの育児を手伝おうと一生懸命だが、ジュリアの神経を逆なでするばかり。また、キティが人気ラジオ番組で暴言を吐いたことが原因で、ロバートの選挙運動は大きなダメージを受けてしまう。波紋の大きさと、その対処に追われるロバートたちを見て、キティは家族と仕事のバランスを図る難しさに直面する。
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第3話 よみがえる過去
薬物依存の過去を持つジャスティンは、脚の治療のために鎮痛剤を使うことを頑なに拒否。1人で激痛と戦うと宣言するが、その姿は痛々しく、ノラとレベッカはハラハラしながらジャスティンを見守る。一方ロバートの元妻がテレビのトーク番組に出演することが判明し、キティをはじめとするロバートの選挙陣営はその対応に奔走。トミーの家を訪れたジュリアの両親は、ジュリアとエリザベスを実家に連れて帰ると言い出す。驚くトミー対してジュリアは、少しトミーと距離を置いて頭の中を整理したいと訴える。
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第4話 女たちの休日
結婚10周年の記念日をひとりで淋しく迎えようとしていたサラ。そこへロバートが密かに婚前契約書を作成していたと知って激怒したキティが現れ、ストレス発散のために週末を豪華なスパで過ごそうと誘う。ところが話の成り行きでノラも同行することになり、母娘3人の週末は波乱万丈の展開に。エリザベスを連れて里帰り中のジュリアと連絡が取れず、仕事にも身が入らないトミーは、新しい職場に加わったリナと急接近。そしてケヴィンは、スコッティが、あるパーティーでソールに遭遇したと聞き、疑念を抱きはじめる。
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第5話 予期せぬ出来事
離婚に向けた話し合いを開始したサラとジョー。ところが、既に共同親権に同意していたはずのジョーが、親権は自分にと主張する。企業の経営者であるサラに仕事と育児の両立は無理だと言うのだ。親権の調停までに残された時間は48時間。その間に、サラは自分が立派な母親であるという人物証明を集めようとする。そしてハロウィンの夜、ロバートの討論会の模様をテレビで観るために、家族全員がウォーカー家に集合。その場で、キティはある事実を告白する。
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第6話 2つの思い
自分の妊娠がロバートの選挙運動に与える影響を恐れたキティは、協力な助っ人として古い友人のアイザックを呼び寄せる。危機対策を専門とするアイザックは、妊娠の事実が世間に知られる前に急いで結婚式を挙げるべきだと助言する。ノラの仕切りでウォーカー家は結婚式の準備に大忙しとなるが、ロバートはアイザックのやり方が気に入らない。ペイジの学校から呼び出しを受けたサラは、両親の離婚がペイジに影響を及ぼしていることを痛感、そしてキティは、ノラに付き添われて初めて超音波検査を受けるが・・・。
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第7話 変わる時期(とき)
ジャスティンが鎮痛剤に依存していることに気付いたレベッカ。彼女からその事実を知らされたノラは、家族全員を招集し、帰宅したジャスティンを問いただす。初めはしらを切っていたジャスティンも、親身になって自分のことを心配してくれている家族を見て、薬を断つことを決心。兄や姉たちは施設入りを勧めるものの、自宅で解毒に挑みたいと言うジャスティンの願いをノラが受け入れ、家族全員で協力することに。また流産をきっかけに、キティはロバートと新しい家族を作ることを具体的に考えはじめる。
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第8話 “初めて”との出会い
結婚式を控えたキティは、ドレスを選んだり、ロバートとダンスレッスンを受けたりと大忙し。ところが仕事を理由に式の準備に積極的ではないロバートを見て、キティは彼にとっては2度目の結婚式であり、すべて経験済みのことなのだと実感する。その上ノラから自分が着たウェディングドレスを贈られ、自分の結婚式には何も“初めて”がないと落ち込む。そんな彼女に、ロバートは思いがけないサプライズを用意する。一方、高校時代の恋人スタンの近況をインターネットで調べたノラは、思い切って彼にメールを送る。
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第9話 聖なる誓い
結婚前夜を実家で過ごすキティ。ロバートから、誓いの言葉はお互いに自分自身で考えようと告げられるが、言葉が浮かばず苦心する。ノラは嫁ぐキティに温かい言葉を贈るはずが・・・。そこへ、アイザックからロバートの戦争中の英雄行為について、ある事実が表沙汰になりそうだと連絡が入り、キティは落ち着きを失ってしまう。いよいよ、結婚式当日を迎えるが、ロバートに秘密を抱えたままでは、「愛を誓えない」と言い出すキティ。その晩、結婚式場として使われたワイナリーに、デヴィットと名乗る男が、ホリーを突然訪ねる。
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第10話 真実の余波
スタンにフラれたノラは、アイザックと急接近。ノラは、家族の夕食会にアイザックを招待する。ところが、楽しいはずの夕食中に、様々なもめごとが表面化する。今は子供を欲しくないと思うロバートの本心がキティに知れ、ケヴィンはロバートの弟と別れたことをなじられ、トミーがリナと浮気し、その後ジャスティンがリナとの関係を続けていて・・・。リナの件を知った妻ジュリアは泣き出すが、彼女自身も帰省中に浮気したことを告白する。一方、レベッカはホリーにデヴィットが自分の本当の父親ではないかと問うが、ホリーは強く否定する。
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第11話 新たな一歩
マレーシアから帰国したジェイソンから連絡があり、ケヴィンの部屋を訪ねてくる。そこへスコッティが現れ、手料理のディナーをふるまうことに。3人での気まずい食事の後、ケヴィンは正直な気持ちを聞きたがるスコッティと口論になり、彼を部屋から追い出してしまう。一方、オーハイ食品ではコンサルタントのグラハムが中国市場への進出を提案し、ソールは賛成するも、サラはためらいを感じていた。ノラはアイザックと2人きりのディナーの約束をする。リナはワイナリーを辞めるが、トミーとジュリアは夫婦関係の修復のためにカウンセラーに会うことにする。
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第12話 カラオケナイト
スコッティのト友達から堅苦しいと言われて気にするケヴィン。折りしも、ジョーが前妻の誕生日を祝いにパリに行くと知ったサラは、気を晴らそうとケヴィンを誘ってゲイバーに繰り出す。その夜、カラオケナイトで盛り上がるバーで、サラはスコッティの友達に勇気づけられ、離婚届にサインする決心をする。ケヴィンはついに苦手なカラオケに挑戦するが・・・。ジェイソンは、自分がゲイであることをその昔に暴露したのがアイザックだったと知ってしまい、それを隠していたばかりか、今回の選挙活動にアイザックを雇ったロバートに対し怒りをぶつける。
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第13話 ノラの大決心
選挙戦から身を引く決断を下したロバート。子供が欲しいキティは、早速、ロバートを伴って病院を訪れる。ワシントンに戻ることになったアイザックが、ノラに一緒に来るように誘っていることを知った兄妹たちは、一様に反感を示すが、ノラ自身の答えは“イエス”だった。そんな中、レベッカの誕生日パーティーをウォーカー家で開くことに。ノラは決心が固いことを皆の前で宣言するも、キティはやっとの思いで行かないでほしいと伝える。一方、父親のことで疑念を持ち続けているレベッカに、ジャスティンはDNA鑑定を受けることを提案する。
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第14話 戸惑いの波
共和党の指名候補テイラーから副大統領候補のオファーを受けたロバートは、政治的野心を捨てきれない一方で、テイラーの票集めに利用されることも明白で、複雑な心境。妻としての想いを尋ねられたキティは、ロバートとの気持ちのずれを感じてしまう。サラから中国との取引拡大の契約を断るよう頼まれたソールだったが、最高財務責任者の権限でサインしてしまう。DNA鑑定の結果が出たが、レベッカはどうしてもジャスティンに真実を伝えることが出来ないでいた。
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第15話 失意の中で
ソールが独断でサインした契約の取引先が倒産し、オーハイ食品は莫大な負債を抱えてしまう。報告を聞いたノラは、トミーに相談するようサラに助言する。苦悩するトミーに、ホリーはオーハイ食品を救う策としてブドウ園との合併を提案するが、その条件はホリーが会長と最高経営責任者を兼任することだった。一方、ジャスティンはレベッカへの気持ちを断ち切ろうとするが、レベッカから鑑定結果は嘘だったと聞かされ憤る。ソールは飲酒運転を起こし、警察に迎えに来たケヴィンに、ついに真実の自分を告白する。
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第16話 父と息子
ケヴィンとスコッティは結婚式を挙げることに。トミーとジャスティンはケヴィンを独身お別れパーティーに連れ出すつもりだったが、スコッティの両親が式に出席しないと知って、3人でスコッティの実家のあるアリゾナへと車を走らせる。レベッカの件でホリーに対する不信感を強めたサラは、父の残したレベッカの写真を再び取り出していた。写真を見たレベッカは、自分ではないと否定。ケヴィンは在りし日の父が名前の頭文字に“R”がつく男の子の話をしていたことを思い出し、サラに告げる。
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第1話 ガラスの家族
兄妹ではないことがはっきりしたジャスティンとレベッカは、ついに付き合いはじめる。2人の関係を家族にはまだ隠しておくつもりだったが、サラの子供たちにキス現場を目撃されてしまう。一方、キティとロバートは養子を迎える決心をする。キティから、赤ちゃんの生みの母に宛てた推薦状を書いてほしいと頼まれたサラは、多忙を理由にノラに代筆を任せるが、できあがった手紙を読んだキティは、あまりにも長く大げさな内容に、不自然さを感じて・・・。
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第2話 禁断の書
ロバートは、スタッフの誰かが選挙戦に関する本を書いているといううわさを耳にする。広報責任者でもあるキティに事実を調べておくよう指示するが、実は、書いていたのはキティ自身だった。 “政治の中の家族”と題されたその本の原稿を、うっかりノラの台所に置き忘れてしまうキティ。それを見つけたケヴィンは、家族のひとりひとりを侮辱するような内容を読んで愕然とする。またたく間に本のことが家族中に伝わり、誰もがキティの綴った文章に憤りを覚える。
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第3話 変化と代償
オーハイ食品の再建策を次々と提案するホリー。会社を救うためとはいえ、ソールとサラは耐えがたい選択を迫られる。ケヴィンは、スコッティ同伴で出席するつもりだった重要な接待に、、上司から彼を呼ばないよう忠告され、それを受け入れるが、出世を優先し、ゲイへの偏見に立ち向かえなかった自分に苛立つ。また、イラクで助けた男から夕食に誘われたジャスティンは、彼の家族からヒーローとして称賛され、取り乱してしまう。
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第4話 ガレージセール
本の出版社が決まり、キティはロバートの広報責任者を辞職することを公表する。早速後任選びの面接を始めたロバートだったが、キティが選んだどの人物にも満足できない。NPOを立ち上げることにしたノラは、事務所の準備資金を捻出するために、ガレージセールをすることに。ノラは、ウィリアムの遺品をすべて売ることに、何の未練もない様子だったが…。一方、ホリーは、ウィリアムともう一人の愛人との間の息子ライアンについて、ひそかに情報を集めていた。
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第5話 動き出す人生
スコッティの両親が、初めて訪ねてくることになった。保守的な彼らは、息子とケヴィンの仲を認めていない。自分の両親に好印象を与えたいスコッティは、ケヴィンにも協力を求めるが、共同経営者の発表を控え浮足立っていたケヴィンは、スコッティの期待をことごとく裏切ることに。一方、ホリーがライアンの個人情報ファイルを持っていることを知ったレベッカは、ホリーの真意を確かめようとする。2人きりでブドウ園に行くチャンスを作ったレベッカは…。
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第6話 ベーカーズフィールド
養子についての返答待ちで、不安でいっぱいのキティ。そんな彼女を残してロバートは急な出張でワシントンへ旅立つ。一方ノラは、ライアンの居場所を突き止めたホリーが、彼に会いに行くのではないかという心配に押しつぶされそうになる。それなら自分が行くほうがいいと思い、ソールに同行を頼むが断られてしまう。そんな時、暇を持て余したキティが現れ、ノラはキティを誘って、ライアンの実家ラファティ家があるベーカーズフィールドへ向かうが…。
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第7話 マジックの館
レベッカから鍵を渡されたジャスティンは、朝からこっそり家に入って、レベッカを驚かせてしまう。ささいなタイミングのずれから、ギクシャクしてしまう2人。その晩は、トミーとジュリアが、“マジックの館”で盛大な結婚記念日パーティーを開くことになっていた。ノラは、ライアンの父ジョージをパーティーに同伴したのだが…。一方、養子の生母と初めて面会したキティとロバートだったが、キティは彼女の心変わりを心配して質問攻めにしてしまう。
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第8話 サプライズなプレゼント
ジャスティンは、オーハイ食品を辞めてから仕事も恋人もいないソールのことを気の毒に思っていた。そんな時、依存症の会で出会った元医師でゲイのポールを、ソールに紹介することを思いつき、スコッティの料理長昇進祝いディナーに招待するのだが…。その日、ノラは、NPOで開設するセンターの施設として利用する物件の競売に参加していた。ところが、付き添いで来ていたケヴィンはノラのお目当ての物件をスコッティへの昇進プレゼントとして落札してしまう。
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第9話 破壊からのスタート
養子の話が破談になり、ロバートはキティに代理出産の話をもちかける。ところが、一度は養子縁組を断ってきた生母トリッシュがキティに連絡をしてくる。サラたちは、グリーントピア社に興味を示した唯一の投資会社を自宅に招いていた。その会社からやって来たのは、なんとサラのかつての浮気相手グラハム。彼はサラにとっては魅力的な条件を提示するが…。一方、購入した家の改装に着手したノラは、経費節約のため、壁を壊す作業を家族だけで進めようとする。
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第10話 不安な感謝祭
毎年、家族全員が集まって感謝祭を祝ってきたウォーカー家。ところが今年は、サラ以外はそれぞれにパートナーと過ごすつもりでいることが直前になって発覚し、ノラとサラは機嫌を損ねてしまう。そんな中、トミーとジュリアの娘エリザベスが吐血し、緊急入院する。検査の結果、肝移植が必要なことが判明。肝臓のドナーは血液型が同じ実の親が最適であることから、精子を提供したケヴィンとジャスティンが遺伝子検査を受けることに。肝臓を提供できるのは、ケヴィンだとわかり…。
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第11話 夢の中で
手術を終えたケヴィンは、奇妙な夢にうなされ続けていた。エリザベスに肝臓を提供したことで、自分が遺伝上の父親であることが判明し、これまでに抱いたことのない特別な感情が芽生えていたのだった。ケヴィンの複雑な胸中を聞かされたトミーは、実の親であることをエリザベスに伝えないよう、ケヴィンに誓約書を突きつける。一方ソールは、センターの設計を手がける建築家としてロジャーを連れてくるが、彼はノラが30年前に犯した一夜の過ちの相手だった。そのことを思い出したくないノラは・・・。
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第12話 姉と妹
グラハムからの投資オファーを断ってしまったサラは、投資家が集まるITショーに賭けていた。ところが、直前に様々なトラブルが発生。ショーに間に合わせるためには、12万ドルもの大金が必要だった。ノラから話を聞いたキティは、小切手を手にサラを訪ねるが・・・。一方キティ自身は、本の宣伝のためTVのトーク番組に出演したり、サイン会を開いたりするが、ロバートの非協力的な態度に不安と寂しさを感じていた。またトミーは、ホリーを会社から追い出すために、危険な一歩を踏み出す。
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第13話 一夜のハプニング
ITショーでのプレゼンを終えたサラは、ツイッターさえ知らずに有力投資家の前で恥をかき、自己嫌悪に陥っていた。翌日、高級ホテルで開催した開業パーティーに現れた投資家アーロが、投資したいと申し出てくれたため、サラたちは一転して歓喜に沸く。イーサンは、人生最高の幸せに酔った勢いで、サラに対する想いを告白し…。一方、建築家ロジャーを連れてパーティーに来ていたノラは、30年前に自分からロジャーに誘いをかけたことを思い出していた。
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第14話 ベビーシャワー
ロジャーが既婚者だと分かり、心乱されるノラ。そんな中、キティの赤ちゃんのお祝いの会、ベビーシャワーが開かれることに。キティは、このタイミングで母校の大学から仕事のオファーを受けて、葛藤していた。盛大なベビーシャワーを負担に感じてしまったキティは、ノラに対してイライラをぶつけてしまう。その夜、ライアン・ラファティからの電話を受けたノラは…。一方、レベッカは自分が提案したと思い込んでいた土地取引は、実はトミーが密かに仕組んだのではないかと疑い始める。
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第15話 訪問の理由
ライアンは何度もためらった末、ついにノラに電話をかける。ノラは彼に会うためにバークレーに向かう。ライアンは、ウィリアムに自分の母親以外にも愛人がいたことを知り、「ただの最低男」と言ってののしる。一方、誰にも行き先を告げず、ニューヨークにいるデヴィッドを訪ねたレベッカ。レベッカの安否を心配するホリーは、彼女のデスクから契約書を発見し、そこに不審な会社名があることに気づく。トミーは取引が正式に成立する直前になって、ある決断をするが…。
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第16話 突然の嵐 -前編-
トリッシュの陣痛が始まり、キティとノラは慌てて病院へと急ぐ。キティから連絡を受けたロバートだったが、知事選に関する緊急記者会見を優先させる。ロバートの到着を待ちわびるキティは、テレビ生中継に映し出されたロバートの姿を見て、一気に信頼が崩れ大きな失望を感じる。一方、記者会見を終えたロバートは、病院へと向かう途中、突然襲ってきた胸の痛みで倒れ込み、意識を失ってしまう。その頃すでに、元気な男の赤ちゃんが産声を上げていた。
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第17話 突然の嵐 -後編-
養子となる息子が誕生したばかりの病院に運び込まれたロバートは、緊急治療室で心停止に陥る。幸いにも蘇生し、すぐに心臓バイパス手術を受けることに。一命を取りとめたロバートは、知事への野心を捨てていなかった。キティは、エヴァンと名付けた息子を連れて帰宅。夫の大病と初めての育児という大きな不安を気丈に受け止めるキティを、ノラは精一杯支えていた。一方、トミーの自宅から重要な証拠となる書類を入手したホリーは、トミーの不正を暴くため法的手段に訴える。
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第18話 苦しい選択
ロバートは退院するが、万全な様子を装い周囲に真実を伝えようとしない態度に、キティは不満を募らせる。ケヴィンは、ロバートに知事選をあきらめさせられなかったことを、キティに詫びる。一方、トミーの裁判が始まり、公訴事実を聞いてショックを受けたジュリアは、トミーを拒絶する。事件を知らされていないノラは、ウォーカー家を訪ねてきたライアンを兄弟姉妹たちに紹介するためにディナーを開く。そこで顔を合わせたトミーとレベッカは、事件を巡って激しい言い争いになり…。
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第19話 つかの間の休息
エヴァンの育児と静養中のロバートの世話に1日中追われるキティは、睡眠はおろか、シャワーを浴びる暇もない毎日。疲れが頂点に達したキティは、ぐずるエヴァンを連れて実家へと車を飛ばす。ノラは突然現れたキティに驚くが、一緒にいたライアンを紹介し、ランチを共にすることに。一方ケヴィンは、サラから家に居候中のトミーとジャスティンをどうにかしてくれと相談される。トミーを静かな環境へ連れ出し、司法取引に応じるよう説得するために、ケヴィンは男兄弟3人の週末旅行を計画する。
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第20話 失踪
トミーがメキシコで姿を消したことを知り、居ても立ってもいられないノラ。しかし同時に、自ら立ち上げたセンター“家族の扉”のオープニングも迫り準備に奔走する。ノラはオープニングに招待したオーハイの役員たちに、トミーに対する告発をなんとか取り下げてほしいと訴えてまわることに。一方ライアンは、ウォーカー家に近づいた本当の理由をレベッカだけに打ち明け、協力を頼む。レベッカとよりを戻したつもりだったジャスティンは、レベッカと親しげなライアンの態度に不信感を募らせる。
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第21話 お熱い春
ロバートとの会話を避けるように日々公園通いをするキティは、シングルファーザーのアレックと出会い、彼との会話を楽しみにするようになる。一方でロバートはキティとの間に距離を感じ、ちゃんと話し合おうとキティに迫る。トミーの代わりにオーハイに戻ることを決意したサラは、これも新たな出会いのチャンスだとケヴィンに背中を押され、以前は気にも留めなかった職場の男性たちに目を向けはじめる。ケヴィンは道端で、元カレで俳優のチャドと再会し、スコッティと3人で飲みに行こうと誘われる。
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第22話 ジュリア
失踪したトミーの帰りを待つジュリアは、ある日突然家を差し押さえられる。知らぬ間にトミーが家を第二抵当に入れ、その返済が滞っていたのだ。ノラとケヴィンはあれこれと手を打ってジュリアを助けるが、トミーはもう戻らないと確信したジュリアは大きな決断を下す。ホリーは、サラがオーハイに復帰したおかげで自分の立場が弱くなったことを実感し、新たな策を講じることに。一方、ますます気持ちがアレックに傾きはじめているキティを見て、サラは公園に近寄るなとアドバイス。ところが、アレックを乗せたキティの車が交通事故に遭ってしまう。
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第23話 オーハイのトマトたち
母親がウィリアムのせいで自殺したのではと疑っているライアンは、オーハイの社員となり、ウォーカー家に仕返しをしてやろうと企んでいた。そんなライアンの気持ちなど知る由もないホリーとサラは、オーハイで盛大なパーティーを開き、2人が和解した姿を披露する出し物をすることに。一方、ロバートとの結婚が窮地に陥ったキティは、父ウィリアムとの思い出を振り返るうちに、当時の父の発言や態度の中に今の自分が重なることに気づく。更に、記憶の中にライアンの母らしき女性の影があったことを思い出す。
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第24話 メキシコ
ロバートのおかげでついにトミーの居場所を突き止めたノラ。単身でメキシコに乗り込んだノラから「トミーがカルト施設にいる」という連絡を受けたサラは、姉弟たちと揃って後を追う。しかし2ヶ月ぶりに家族と再会したトミーは、自分の犯した過ちを認め変わろうと努力していると話し、家に帰ろうとしない。医学校に合格したジャスティンからプロポーズされたレベッカは、お互いの家族に一刻も早く報告しようとジャスティンを急かす。一方サラに頼まれてオーハイを訪ねたソールは、ホリーにある衝撃的な過去の過ちを告白する。
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第1話 母の胸騒ぎ
ジャスティンとレベッカの婚約パーティーの準備が進む中、ホリーのやり方につい口出ししてしまうノラ。祝い品にはお金をかけないことを約束したノラとホリーだったが、ジャスティンがレベッカに贈ったダイヤの指輪がノラから譲られたものと知ったホリーは、負けじと豪華な贈り物を用意する。幸せに包まれるはずのパーティーは…。一方キティとロバートは、夫婦カウンセリングを受け始めていた。そんな中、キティはエヴァンが受診した病院で、自身の微熱とリンパ腺の腫れを訴えたところ、血液検査を勧められ…。
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第2話 悪い知らせ
検査を受けたことをロバートに言えずにいたキティは、ノラと一緒に病院へ行き、リンパ節のガンを告げられる。その日、ロバートは選挙戦のライバル陣営に心臓発作の件をリークされ苛立っていた。そのことを知らなかったキティを、「一大事に電話もくれなかった」と言って責めるロバート。キティは言葉を失い、深い悲しみの溜息をつく。一方、経営不振に苦しむオーハイ食品では、ソールとホリーが余剰ワインの用途をライアンとレベッカに検討させる。またスコッティは忙しいケヴィンと子供を持つことに不安を感じていた。
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第3話 ひとつになる時
キティのリンパ腫はステージ3であることが判明する。治療方法として示された2つの選択肢のうち、新薬 の治験を受けるべきだと考えるロバートと、近くの病院で受けられる化学療法を望むノラは対立。肝心のキティは、レベッカのウェディングドレス選びに付き合うことで、現実に背を向ける。一方ジャスティンは、解剖実習のパートナーとして16歳の優等生と組むことになり、プレッシャーを感じていた。その晩、ノラの家に集まった家族たちに、病気のことを告げるキティ。レベッカは、結婚式を延期しようとするのだが…。
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第4話 恋はフランス映画のように
いよいよ初回の化学療法を受ける日、キティはノラの想いとは裏腹に、サラに付き添いを頼む。不安な気持ちを紛らわすために、何か楽しい話をして欲しいとねだるキティ。サラは、フランスで素敵な男性と出会ったことを語り始める。ロマンティックな話にすっかり夢中になり、結末を知りたがるキティだったが…。一方、キティの病気が原因でロバートの支持率が急落。キティ本人が公の場で語る以外に対策はないと主張するケヴィンに、ロバートは猛反対する。そんな中、キティは独断でTV のインタビュー 番組に出演する。
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第5話 パサデナでタンゴを
サラが旅先で出会った恋人ルークが、突然フランスからやってくる。ロマンスの続きに浸る二人だったが、ジョーと過ごしていた子供たちが予定より早く帰宅してしまい焦るサラ。ルークはノラの家に滞在することになるが…。一方、スコッティの友達ミッシェルが、仕事への出資者を求めてスコッティ宅を訪れる。ケヴィンが出資を断るために代理出産 の話を持ち出すと、ミッシェルは自分が代理母になることを思いつく。ミッシェルの案に対する意見の食い違いから、スコッティとケヴィンの間に険悪なムードが漂い始める。
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第6話 真夜中の侵入者
トミーがキティのためにメキシコから帰国する。近況を分かち合うため、ノラの家に集まる家族たち。再会を喜ぶはずのディナーの席は、最悪の展開に。サラは娘にルークとのキスシーンを目撃されてしまい、スコッティはミッシェルに契約書を突き付けたケヴィンとケンカ中。その上、トミーは娘のエリザベスと会えないばかりか、ジュリアと離婚することを黙っていたことでノラと言い争いになってしまう。一方その晩、ホリーのオフィスに忍び込んだライアンは、翌日、財務記録のコピーを手にデニスという男と落ち合う。
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第7話 行き場のない心
知事選を戦うロバートに新たなライバルが出現する。同じ共和党から実業家のヘンダーソンが出馬を表明。彼の人種攻撃的発言に怒りを抑えきれなくなったロバートは、ケヴィンの忠告も聞かず、激しい非難の言葉を浴びせる。ところが、その様子が動画サイトに流れてしまい…。一方、寄付金集めの打ち合わせの日、ボランティアの医者サイモンは、落ち込むノラを心配してバイクでのドライブに誘い出す。また、スコッティは、父から母が家を出たと聞かされる。原因は父の浮気だったと知って彼は複雑な想いを抱く。
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第8話 ワイン・フェスティバル
レベッカ発案の低価格ブランドのワインを試飲したソールは、仕上がりのすばらしさに驚く。ウォーカー園の役員ジェーンがワイン・フェスティバル への出品を主張し、そのワインもコンテストに出すことに。ラベルのデザインをルークに頼むことを思いつくサラだったが、仕事のチャンスを提供したつもりが、ルークが傷つく結果に…。一方、低価格ワインが最優秀賞に輝き歓喜に包まれる中、レベッカはジャスティンに重大なニュースを知らせるタイミングがなく、独り悩んでいた。また一方、ケヴィンとスコッティは卵子提供者選びに苦心する。
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第9話 告げられぬ真実
ある朝、キティはノラとサイモンが一緒にシャワーを浴びているところを目撃してしまう。台所の片づけや買い物すら後回しにするほど、サイモンとの情事に浸るノラ。ルークにフラれたばかりのサラは、そんな母にあきれる一方、母の相手には若すぎるサイモンに疑念を抱く。その日、スコッティとケヴィンはクリニックで精子検査を受ける。また、キティと一緒にドレスの試着に来たレベッカは、体の変化を隠しきれず、妊娠したことを告白。口外しないことを約束したキティだったが、うっかりノラにしゃべってしまう。
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第10話 波乱のウェディング
ジャスティンたちの結婚式を目前に、ハリケーンがハワイを直撃。式が延期になり、内心ほっとするジャスティンだったが、病院で赤ちゃんの心音を聞いて感動したレベッカは、予定通り2日後にマリブで式を挙げたいと言い出す。不安に押しつぶされそうになったジャスティンは、依存症の会に出席し、正直な気持ちを吐露するのだが…。一方、結婚式に誘われたサイモンは、慈善事業の資金集めで出席できないと言う。それを聞いたノラは、資金の提供を申し出る。そして海岸での結婚式の最中、キティが突然意識を失ってしまう。
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第11話 二度目の誓い
キティが倒れた原因は血栓だったとわかるが、化学療法の効果なく、腫瘍は大きくなっていた。キティは骨髄移植を受ける決心をする。兄弟全員が血液検査を受けるものの、適合者はゼロ。望みの綱として、ノラはライアンに連絡をとるが…。そんな中、ケヴィンはロバートが週2回、ある女性と密会している証拠写真を入手。事情を確認しようとして、ロバートと殴り合いになる。一方、新しいワイン“コースタル・リザーブ”の流出は、何者かがバルブに細工したのが原因だったと突き止めたホリーは、ライアンに疑いをかける。
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第12話 科学発表会
科学発表会のために“レモン電池”を準備するペイジ。このところ、サラに反抗的なペイジは、「ママは口出ししないで」ときっぱり。そこで、ケヴィンやジャスティンたちが手伝うことになるが、勝つことにこだわるケヴィンがペイジ本人よりも入れ込んでしまい…。一方、6週間 も姿を消していたサイモンが戻り、戸惑うノラ。もう一度やり直す決心を告げたノラは、彼をランチに呼んで、大きなサプライズを用意する。またソールは、ライアンへの責任追及を避けるため、ワイン流出の調査を打ち切るようホリーに頼むのだった。
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第13話 夢を追って
科学発表会で出会ったロイと、朝のコーヒーデート を重ねていたサラは、ウォーカー家が集まるディナーに彼を誘う。ところが、昼間のPTA の集まりでロイと口論してしまい、関係を台無しにしてしまったと嘆く。一方ロバートは、次の上院議員選挙への不出馬を表明。その記者会見の席で、キティが下院議員に立候補するといううわさが浮上する。キティは、「夢を持つにはもう遅い」と言って苛立つソールに、ひそかに温めていた自分の夢を初めて公言する。翌日、キティの生き方に触発されたソールは、ノラにある報告をする。
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第14話 パサデナ予備選挙
キティは家族たちに、ロバートの後任として上院議員に立候補することを告げる。驚きで言葉を失った皆は、賛成かどうかを無記名投票することに。キティは1票だけあった反対票を投じたのはノラだと思い込むが…。一方、欠席するつもりだった高校の同窓会にキティと一緒に行く羽目になるケヴィン。ケヴィンの旧友から、高校時代の苦い思い出の真相を聞かされて驚くキティだったが、ケヴィンには彼女に隠している秘密がもう一つあった。また、やっとロイと一線を越えたサラだったが、まだルークへの想いも断ち切れずにいた。
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第15話 家族の価値
もうすぐバレンタインデー。ロバートはキティと2人でロマンチックに過ごしたいと考えているが、キティは出馬表明の準備で大忙し。ロイへの贈り物に迷ったサラは、ケヴィンの薦めで唐辛子チョコを用意し、ロイは画廊で彼女がほれ込んだ匿名画家の絵を購入する。レベッカは、ジャスティンのためにブラウニーを手作りしようと計画。レシピを教えてもらおうとノラを訪ねるが、突然の腹痛に襲われ病院へ。駆けつけたホリーは、付き添ってくれたノラに心から感謝を伝える。ノラは「あなたと私は家族だから」と言葉をかける。
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第16話 信じるままに
ルークの観光ビザがあと4週間で切れてしまうことがわかり、ショックを受けるサラ。ルークの絵を扱う画廊主の女性が、永住権を得るための結婚を申し出てくれていた。しかし偽装結婚に反対を唱えるノラとキティは、サラを諭すが…。一方、大学時代の友達バフィーを選挙参謀として雇ったキティだったが、強引なやり方の彼女とは衝突ばかり。ついにクビを宣言するが、それさえもバフィーは聞き入れようとしない。またケヴィンは、自分の将来を見通せない不満をロバートにこぼすと、あっさり退職を認められてしまうのだった。
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第17話 ふたりのカサブランカ
ルークのビザ更新の知らせが届き、安堵と喜びに浸るサラ。しかし、キティの選挙運動に思わぬ波紋が及ぶことに。移民に反対する保守派からの中傷にあい、ルークに関するでっち上げ情報が瞬く間にサイト上にあふれ出したのだ。困ったキティは、主要メディアに広まる前に手を打とうと、ケヴィンに声明の準備を頼む。ところが、サラの自宅前には既にテレビカメラが待ち構えていて…。一方、古くからの知り合いであるデニス・ヨークが、オーハイ食品の株を高い金額で買い取ろうとしていることを知ったノラは、胸騒ぎを覚える。
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第18話 25年の沈黙 -前編-
ノラは、トミーを含め家族全員を集めて、株を売却するよう説得し始める。ホリーから株を買い損なった会社が、今度は破格の高値でウォーカー家が所有する株を買いたがっているという。納得のいかない家族から質問攻めにされて、ついにデニス・ヨークの名前を口にするノラ。あまりにも唐突なその話に、皆は困惑する。そして、デニスからの要求に焦りを募らせたノラは、頑なに株の売却を拒むサラに対して声を荒げてしまう。母の様子が尋常でないと感じたトミーは、ある重大な隠し事があったことを聞かされる…。
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第19話 25年の沈黙 -後編-
デニスは、ノラが子供たちにひた隠しにしてきた秘密を握っていた。それは、25年前 にケヴィンが起こした不慮の事故だった。ケヴィンはある少年とケンカになり、マヒが残る怪我を負わせていたが、ウィリアムとノラはケヴィンを守りたい一心で、相手にお金を払い続けていた。真相を知ったケヴィンは取り乱し、ノラに対する不信感で心を閉ざす。一方、ホリーはノラを説得して、ナローレイク探しに乗り出す。成り行きで盗んでしまったデニスの車で、昔の別荘に立ち寄った2人は、ジャスティンとレベッカに鉢合わせし…。
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第20話 母と息子
ケヴィンの誕生日。ノラは、ケヴィンの憤りがおさまらないことを承知の上で、彼の誕生パーティーの準備にいそしんでいた。ケヴィンは来る気がないと、ノラに告げにきたスコッティ。妊娠検査の結果を待つ不安で押しつぶされそうになっていた彼は、ノラの信じる気持ちに心を動かされ、料理の手伝いを始める。その夜、トミーはケヴィンとジャスティンを伴って、デニス・ヨークとの交渉に臨むことに。一方、ロバートが仕事の面接を受けていることを知ったキティ。詳細は話せないが、ワシントンでの仕事だと言われて…。
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第21話 予言が示すもの
ノラとソールの母親アイダが、LAでバスにはねられ病院に収容される。幸い、足の捻挫だけで済むが、医者からは見当識障害の診断が下り、24時間のケアが必要と言われる。一緒に住んで欲しいと頼むノラに対し、同居するくらいなら施設に行くと主張するアイダ。一方、代理母の妊娠が成功したかどうか、やきもきするケヴィンとスコッティは、霊能者に未来を占ってもらうことにする。「黒い雲が見える 」、「新しい命を感じる」との予言に一喜一憂し…。また一方、ルークの帰国を目前に、サラは妊娠検査薬を手に悩んでいた。
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第22話 新しい関係
キティは選挙の支持を取り付けるためにサクラメント に向かう一方、ロバートは、内密の仕事を持ちかけてきたローリングという男と会っていた。彼の依頼は、安全保障事業で大儲け しようとするスタントンの計画を阻止すること。スタントンと接触するため、会員制クラブの慈善テニス大会に出ることにしたロバート。その話を聞きつけたケヴィンは、かつてプロ並みの腕前を誇ったサラとのペアチームを復活させることに。また、戦友を失ったジャスティンは、今の生活への疑問が芽生え始め、レベッカにその気持ちを打ち明ける。
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第23話 灯りが消える日
閉鎖が決まったオーハイ食品は、最後の1週間 を迎えていた。折りしも、家族の歴史を調べる宿題を出されたペイジが、家族それぞれにビデオカメラを向け、「あなたにとってオーハイ食品とは?」と問いかけるが、誰もが言葉に詰まってしまう。一方、ロバートは、人目につかない場所でスタントンに会っていた。彼は契約成立と引き換えに、ロバートに年棒700万ドルの仕事をオファーする。会話の録音に成功したロバートだったが、ローリングの計画を嗅ぎつけたスタントンから、キティの当選妨害 をほのめかされて…。
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第24話 険しい道
週末に遊説を予定していたキティ。そこへ、ノラがサラを誘って一緒に来ることになり、とんでもない展開に。ロバートは、ローリング から証拠の録音テープを渡すよう迫られるが、すでにキティの選挙に影響が及び始めていることから、手を引くと宣言する。一方、別荘に集まっていた家族たちに、ナローレイクで帯水層が発見されたとの知らせが届く。水ビジネスへの進出の可能性が開け、歓喜に沸くするサラたち。それぞれが新たな希望を胸に家路に着く。その夜、予想だにしなかった過酷な運命が、ウォーカー家を待ち受けていた!
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第1話 家に帰る時
ウォーカー家を襲った突然の交通事故から1年__。悲嘆に暮れながらも昏睡状態のロバートの看病を続けるキティ、家族に遠慮がちになってしまったノラ、どうにか立ち直ろうと家族以外のことに打ち込むサラとケヴィン。それぞれが心に傷を抱え、かつての家族の絆はほころびを見せ始めていた。そんなある日、ジャスティンから連絡が入り、戦地から帰国してくるという。早速ノラは帰国祝いの夕食会を計画するが、皆は心のどこかで“騒動が起きる”と不安を隠せない。更にキティは、ある重大な決断を迫られ思い悩んでいた。
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第2話 母なる道しるべ
朝5時に目覚めたキティは、寝室にノラがいないことに気づく。無断外泊? いったい誰と? 気になって仕方がない彼女は、帰宅したノラにさり気なく外出理由を聞き出すが、見え透いた嘘でごまかされる。その上、日を追うごとに怪しい電話や外出は増えていき、不信感を拭いきれなくなったキティは尾行を決行。そこでノラの“隠された素顔!?”を垣間見てしまい愕然とする。一方、サラはルークがモデルを務める下着会社のパーティーに娘のペイジと共に出席。セレブな世界に興奮するペイジは、親の目を盗みお酒の味を覚えてしまう。
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第3話 理由ありバースデー
誕生日の朝を迎えたサラは、ルークからお祝いの夕食に誘われるが、「2人きりの食事なら」と渋々承諾する。その直後、ケヴィンとキティから連絡があり今夜の夕食の席は、なんとルークが企画した“サプライズパーティー”だと知らされる。家族の出席を頑なに拒むサラ。それにはルークはもとより、家族にも知られたくない“秘密の理由”があった。その頃、オーハイで新生活を始めたキティは配管修理に来たジャックと急速に親しくなり、夕食の約束まで交わしていた。しかし、キティもまた“ある秘密”を抱えたままでいた。
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第4話 ロミオとジュリエット
サラは息子クーパーが演じる舞台『ロミオとジュリエット』の衣装作りに、脇目も振らず取り組んでいた。それは息子を名門フリントウッド学院に入れるため、強力なコネを持つ舞台の実行委員たちへ媚びを売る絶好の機会と睨んでのことだった。一方、再び心を通わせ共に朝を迎えたジャスティンとレベッカの下に、「ホリーが失踪した」とデヴィッドから連絡が入る。その頃、ホリーが向かっていたのはノラの家。事故の後遺症で記憶障害のある彼女は、ウィリアムが死んだ記憶も失ってしまい「彼に会わせて」とノラに懇願する。
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第5話 ノラの電話相談室
ノラがラジオの相談番組『ママにおまかせ』のパーソナリティとしてオーディションに挑む日がやって来た。朝からジャスティンを相手に練習を重ね、張り切ってラジオ局に向かったノラだったが、待っていたのは過酷な現実。なんとオーディションのライバルは、子育て評論家で有名なドクター・アレックスだった。重圧に押し潰されそうなノラは、ケヴィンに助けを求めオーディションに同席してもらう。それでもプロを相手に萎縮してしまうノラ。そこでケヴィンはリスナーを装い、ノラに相談の電話を掛けることを思いつく。
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第6話 理想の夫
みごとにラジオ番組『ママにおまかせ』のパーソナリティとなったノラは絶好調。今日も意気揚々とリスナーの相談に答えると、“最高の結婚”の例としてケヴィンとスコッティの関係を嬉しそうに語り出す。しかし、実際の2人は別れの危機に直面。涙ながらに浮気を告白し謝罪するスコッティを、受け入れられずにいるケヴィン。そんなある日、彼は家族の前でスコッティへの怒りを爆発させてしまう。ノラとジャスティンは「なにか事情があるはず」とスコッティの気持ちを思い、必死になって2人の危機を救おうとするが…。
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第7話 2人のための議論
キティはジャックと別れ、サラはルークとの結婚を決意。ケヴィンはスコッティにわだかまりを抱えたままキティの家で居候。そしてジャスティンはホリーの看護師と、ノラはラジオ局で精神科医カールと、ときめきの出会いを果たす。それぞれが人生の新たな局面を迎えると、キティとサラは“仕事復帰”に向けて動き出した。数千万ドルの資金を基に買収する会社を決めかねていたサラに興味を持ったキティは、「2人でビジネスをしよう」と持ちかける。しかしそれが深刻な姉妹喧嘩を生み、再びウォーカー家に騒動が巻き起こる。
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第8話 母と子のラプソディー
同じラジオ局でパーソナリティを務める精神科医カールと“友達関係”を続けていたノラだったが、ある日突然彼から「今夜家へ来ないか」と誘われる。心躍らせる彼女は、勢いあまって早速ケヴィンに報告。その矢先、サラがフランスからやって来たルークの母ガブリエラを伴いラジオ局に現れる。「ルークとの壊れた関係を修復したい」と言う彼女の相談に乗るうち、自宅に招いてしまうノラ。しかも夕食の席に、ルークを呼ぼうとまで提案してしまう。ところが、その善意がノラの“大切な夜”を“狂乱の夜”へと変貌させていく。
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第9話 ホテル・ヴェローン
行きつけのカフェで働く27歳の好青年セスと出会ったキティは、瞬く間に激しい恋に落ちていく。高まる感情をコントロールできない自分に戸惑うものの、「今を楽しもう」と決意するキティ。そして2人は、恋人たちに人気の“ホテル・ヴェローン”で昼下がりの時を過ごすことに。偶然にもサラとルーク、まさかのノラとカールまでもが甘い時を求め、そのホテルを訪れようとしていた。一方、養子縁組の準備に追われ極度の緊張状態に陥ってしまったケヴィンは、ひょんなことから医療用マリファナ入りの菓子を食べてしまう。
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第10話 子離れクリスマス
ウォーカー家恒例の“クリスマスディナー”を目前に、それぞれが当日を心待ちにしていた。ところが、突然ノラから子供たち全員に「クリスマスのことで話がある」と呼び出しがかかる。なんとノラは、今年のクリスマスをキャンセルすると言い出し、カールと2人きりでニューメキシコ州の“サンタフェ”で過ごすと宣言。皆が茫然とする中、キティが子供たちだけのクリスマスを自分の家でやると、強引に決定してしまう。それを聞いたケヴィンは猛反対し、2人は“ウォーカー家のクリスマス”を巡り激しい争いを繰り広げる。
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第11話 年の差スキャンダル
セスとの恋愛に夢中になっていくキティ。そんなある日、サラとケヴィンから2人の関係が“裏話の部屋”というゴシップサイトで話題になっていると知らされる。『キティ・ウォーカーと学部長の息子とのセックススキャンダル』と題し、セスは若いつばめのバリスタと書かれた記事と写真が掲載されていた。噂はすぐに広まり、キティはセスの母親であり上司でもあるホイットニー学部長から呼び出される。ひたすら謝り続けるキティだったが、学部長は「あなたたちを支持する声明を発表したい」と、思いがけないことを口にする。
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第12話 過去よ、さようなら
デヴィッドと共にNYへ引っ越すことになっていたホリーだったが、直前になり「心の準備ができてない」と、ひとり家に残ってしまう。そこでノラは、なんとかホリーを説得しようと、奇妙な同居生活を始めることにする。一方、ケヴィンとスコッティは養子縁組の手続きも佳境を迎え、オリヴィアを家族に迎え入れる準備に必死になっていた。面会を繰り返し、遂に来週末にはオリヴィアを家で預かる許可も下り、部屋の模様替えにも余念のない2人。しかし、オリヴィアは浮かない顔で「忙しいから」と、2人を拒み始める。
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第13話 トミーのサプライズ
トミーが久しぶりに帰ってくると聞き、大喜びの家族たち。ノラは「サプライズがある」というトミーからの伝言が気になって仕方がない。そして家族を前に現れたトミーは、「これがサプライズだ」と言って恋人のローズを皆に紹介。なんと2人は半年間付き合っていて、同棲中だという。しかも、ローズはウォーカー家、家族のことを調べ上げている“歴史オタク”と挨拶すると、誰も知らない遠い親戚のことを自慢気に喋り出す始末。面食らう家族たちだったが、トミーはそんな状況をよそにサラの会社に出向き借金を申し出る。
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第14話 不機嫌なバレンタイン
カールと別れてしまったノラは、ラジオ番組で“バレンタインは悲しい日”と切々と語ってしまう。サラは怒りを露わに「リスナーが減っている」「元のママに戻って」と厳重に注意。そんな時、“ウォーカー家の家系図”作りに夢中になっていたローズは、ノラが結婚前に妊娠していたことを探り当てる。偶然目にしたノラの古い写真を思い出したローズは、そこに写っていた“ブロディ”という男性に興味を持ち調査を進めていく。ノラとの関係に想像を巡らせるローズは「サラの父親はブロディかも…」と、トミーに打ち明ける。
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第15話 ブロディ
ノラのラジオ番組に、昔の恋人との再会を望む男性リスナーから相談の電話がかかってくる。「40年会っていない…」という相談内容と話声を聞くうちに、それは“ブロディ”からの電話だと気づくノラ。番組の途中でノラは「連絡もしてはいけない」と冷たくあしらうが、なんと家に戻るとブロディが彼女の帰りを待ち構えていた。ブロディの突然の訪問と再会に大パニックのノラは、夫ウィリアムやウォーカー家の素晴らしさを捲し立ててしまう。するとブロディは「きみの気持ちを大切にしようと思う」と告げ、ノラは心を揺らす。
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第16話 家の中の砦(とりで)
ケヴィンとスコッティは養子縁組の手続きをほぼ完了し、オリヴィアと共に“新たな家族”を作り始めていた。ところが、オリヴィアは家の中に大好きなペットと暮らす“ゲッコータウン”を作り、その砦の中に籠ってしまう。一方、ノラとサラは6週間も帰ってこないキティを案じ、ワシントンDCに向かっていた。キティの部屋に無断で入り込んだ2人は、寝室や冷蔵庫、PCなどを勝手にチェック。スケジュール帳を調べると、“ラングレー”という謎の人物と頻繁に会っていることが判明する。2人は“恋人がいる”と思い込むが…。
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第17話 オリヴィアの選択
読み書きもできなかったオリヴィアが、単語のテストで高得点を取り大喜びのケヴィンたち。そんな彼らの前に、長年消息不明だったオリヴィアの兄ブライアンが現れる。彼は、ケヴィンたちに「親権について申し立てをする予定」と言い、オリヴィアを引き取る計画を立てていた。事情を知ったオリヴィアは、2つの家族の間で心を揺らし、ノラの家へ相談に向かう。一方、キティはセスとの別れを悔やみ、思い悩む日々を過ごしていた。サラに背中を押され、セスの家を訪ねるキティ。しかし、そこで彼の新恋人と対面してしまい…。
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第18話 残された思い
遠征先から戻ってきたブロディが、久しぶりにノラの家へやって来た。再会に戸惑いながらも、彼のために食事をふるまうノラ。ほどなくして病院からノラの母が心臓発作で亡くなったと連絡が入る。突然の訃報にショックを隠し切れないノラだったが、葬儀の準備に打ち込むことで悲しみを紛らわせようとする。ブロディは、せわしなく動き回る彼女に寄り添い、支えになろうとするが、なぜか2人の気持ちはすれ違い…。その頃、遺品整理を頼まれたジャスティンは、亡くなった祖母が書き残したソール宛ての手紙を見つけ出す。
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第19話 人生最高のボール
ケヴィンとジャスティンの前で、遂にノラが「私は彼が大好き」とブロディへの想いを告白。晴れて“恋人”として結ばれた2人は、早速キャンピングカーで旅に出る。しかし喜びも束の間、ジャスティンがブロディの体の異変に気づく。そして彼は、ウォーカー家に更なる衝撃の事実が襲いかかるとは知らずに、ブロディの医療記録を盗み見てしまう。一方、スコッティは代理母ミッシェルと偶然の再会を果たす。彼女のよそよそしい態度が気になった彼は、ケヴィンに相談。その2人の会話を、立ち聞きしてしまったオリヴィアは!?
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第20話 父親不明
ある朝、ブロディは置手紙だけを残しノラのもとから去って行く。落ち込むノラは“本当の理由”を知りたいと、彼の後を追うことを決意。事情を知るジャスティンは引き留めようと懸命になるが、決心の固いノラは譲らない。するとジャスティンは「彼の血液型は嘘だった…」と、隠された“理由”を明かし始める。慌てふためくノラだったが、皆には内緒でDNA鑑定をしようと計画する。早速、鑑定に必要な毛髪を手に入れるため、サラの家を訪れ、バスルームを漁り出すノラ。不審に思ったルークは、すぐにサラに連絡を入れ…。
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第21話 運命を分けたあの日
ブロディの居場所を突き止めたサラは、キティを伴い彼のもとへと向かう。そして、DNA鑑定の結果を伝えると、「今後一切、母や私たちに連絡をしないで。さようなら」と別れを告げてしまう。ノラもまた、サラをこれ以上混乱させたくないと、ブロディへの想いを断ち切ろうとしていた。そんなある日、ノラを待ち伏せしていたブロディは、サラの誕生にまつわる“ある秘密”を打ち明ける。一方、息子のダニエルを取り戻したケヴィンたちは、育児に夢中になっていた。居場所を失うと感じたオリヴィアは、家を出ようと考える。
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第22話 ウォーカー家 最良の時
すれ違った過去を乗り越え、ようやく結ばれたノラとブロディ。しかし、サラは2人の関係を認めることができないまま、ルークとの結婚式を迎えようとしていた。そして結婚式当日の朝、サラは「式で身に着ける“幸運の古いお守り”を一緒に選びたい」と、久しぶりにノラの家を訪れる。ノラの宝石箱から、子供の頃に大好きだったという“魔法の首飾り”を選ぶサラ。バージンロードを歩くトミーも駆けつけ、いよいよ式が始まるというその時…不安に苛まれたサラは会場を抜け出すと、そこには外で待つブロディの姿があった。
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