バビロン・ベルリン
2019.11.05
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あらすじ
ドイツのテレビ史上、最大の制作規模で挑んだ連続ドラマ。舞台は1929年、ワイマール共和国時代のドイツ。ケルンからベルリンに赴任してきたゲレン・ラート警部は、ヴォルター上級警部と共に地下シンジゲートのポルノ犯罪を捜査している。貧しい一家を支えるため警視庁の記録係として働くシャルロッテ・リッターは刑事に憧れている。戦争によるPTSDに苦しみ薬物に頼るゲレオン。昼は記録係、夜は別の顔を持つシャルロッテ。時代の波に呑まれながらも懸命に生きる2人は、次第に革命と金塊が絡む巨大な陰謀に巻き込まれていく。
壮大なスケールで描かれる、重厚で濃密なドラマ。時代背景の知識がないと少し難しく、言語はドイツ語であり、ドイツ人のオジさんたちの区別が付かなくて最初はちょっと混乱する。各エピソードの内容も濃いので、2話ぐらい見ると疲れてしまう。しかし、登場人物の関係性がだんだんわかってくる3話目ぐらいから面白くなってきて、そのスリリングな展開に惹きつけられてしまう。犯罪やサスペンス、歴史と政治、そしてヒューマンドラマという幅広い要素が絡むので、多層的なストーリーに飽きることがない。オープニングとエンディングも洒落ている。タイトルは、かつて栄華を極めた都市バビロンにこの時代のベルリンをなぞらえているのだろう。陰鬱で退廃的、華やかな都市の影でうごめく陰謀…。この種のドラマが好きな人なら絶対ハマると思うのでぜひ観て欲しい!
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話
1929年、ベルリン。ケルンから転任したばかりのラート警部がヴォルター上級警部とともにボルノ映画の撮影現場に踏み込む。拘留された撮影監督のケーニヒは隠し持っているフィルムの所在を明かさない。貧しい家庭を支えるため、昼間は警視庁での事務員、夜は別の顔を持つシャルロッテは、ある日、殺人課の写真整理を任される。ソビエト連邦からベルリンを目指す1台の貨物列車。ロシア人に乗っ取られたその列車が国境を越えた知らせに、ベルリン在住のトロツキスト集団が歓喜に沸く。
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第2話
ラートはフィルムの在り処を探るべく、ケーニヒに尋問を行う。しかし、尋問中にケーニヒはラートの拳銃を奪い自殺してしまう。ケーニヒは何者かに口封じをされて自殺したと踏んだラートは、引き続き黒幕の調査をする。カルダコフとスウェタは列車の“貨物預かり証”を入手。明日にはイスタンブールに行くことが決定し、トロツキストたちは旅立ちの準備にかかる。その頃、ソビエト大使館に1人の女が訪れる。女はトロツキストグループのリーダーがカルダコフであるという情報を流す。
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第3話
ロシアの貨物列車がベルリンに到着。スウェトラーナは運転士に、行き先がイスタンブールからパリに変更になったと告げる。共産主義組織が5月1日にベルリンで禁止されているデモを強行するため、警察は厳戒態勢。その頃、運転士はカルダコフの下宿を訪れ、そこに滞在するラートと鉢合わせする。カルダコフの下宿を張っていたロシア人は、運転士を誘拐。彼を拷問し、貨物の中身と、イスタンブールに向かう理由を聞き出そうとする。
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第4話
5月1日。ラートとヴォルターは、共産党のデモ隊と警察部隊の騒乱に巻き込まれる。避難した先の住宅で、2人の女性が銃撃によって命を落としてしまう。彼らが遺体に付き添い解剖室へ行くと、殺人課のベーム警部がシャルロッテを伴い現れた。警部が担当する身元確認中の遺体は、ラートが見覚えのある男だった。その頃、駅で足止めされていた貨物列車は、介入してきたソビエト政府の要望により、車庫で積荷の調査が行われることに。ある晩ナイトクラブで友人と踊っていたシャルロッテを、1人の人物が待ち受けていた。
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第5話
思いもよらない人物から撃たれたカルダコフは奇跡的に一命を取りとめる。ラートはグレーフから情報を得て、あるフィルムラボを訪ねたが、ネガは保管されておらず、捜しているフィルムにもたどり着けない。多数の犠牲者を生んだメーデーの後、激化していく警察への抗議運動を鎮めるため、警視総監と行政長官は驚くべき秘策を打つ。カルダコフの行方を捜すラートとシャルロッテは、彼を知る人物を訪ねるべく2人で夜の街に繰り出す。
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第6話
ベンダ審議官に誘われ、教会のミサに出席したラート。告解室で自分が兄の奥さんを愛してしまったことを懺悔する。その後の茶会でラートは警視総監から5月暴動の報告書を警察に有利になるような内容で書くよう圧力をかけられる。その頃ニッセン家の敷地では秘密の軍事演習が行われていた。金塊の存在をエドガーに打ち明けたカルダコフ。金塊の存在を証明すべく、カルダコフはエドガーらと共に貨物駅に向かう。
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第7話
シュミット博士は戦争神経症に関する研究を発表するが、インチキ科学だと非難される。シャルロッテは貨物駅に潜入し、ガスの漏出で中毒者が出たことを知る。ソビエトから戦争物資の密輸を行っているのは “黒い国防軍”と呼ばれる秘密の戦闘部隊。その手先が鉄鋼会社のアルフレッド・ニッセンであることが明らかになる。一方、シャルロッテはトロツキストのアジトで、イスタンブールの配達先住所が記載された貨物書類を見つける。
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第8話
行政長官の元へ連行されたニッセンは、殺虫剤の輸送には何らかの手違いがあったと主張するが、貨車からは極めて危険な毒ガスが検出されたことを知らされる。グレータはベンダ一家の留守中に家を抜け出して、フリッツと湖へ出かける。8時までに帰宅するつもりだったが、岸へ戻る船の最終便を逃してしまう。ラートとヴォルターは、独房で禁断症状に陥ったクライェフスキーに、クスリをエサにフィルムの在り処を吐かせ、保管場所へと案内させる。
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海外ドラマ観るなら圧倒的なコンテンツ数のU-NextSeason2 エピソード
第9話
赤の砦のメンバー15人の遺体が発見されたが、その中にカルダコフは含まれていなかった。ラートはベンダの任命により殺人課に加わり、ソビエトの政治犯罪だと思われる本件の捜査を進めるが、捜査への参加を望むシャルロッテを遠ざける。その折、建設現場でコンクリート詰めの遺体が見つかる。被害者はアルメニア人の手下で、遺体の銃痕を見たラートは、あるシーンのフラッシュバックに襲われる。ラートを訪ねてベルリンに来たヘルガとモーリツはヴォルターの家に滞在することになる。
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第10話
シャルロッテはモカ・エフティで警視総監が何者かと話している現場を目撃する。列車をソ連に戻せと警視総監に圧力をかけていたのは、トロシンとヴェーント大佐。しかしその後、大佐はニッセンから金塊の存在を打ち明けられ、列車をソ連に戻すべきでないと力説される。そんな中、森の遺体の鑑識結果により、赤の砦のメンバーを殺した犯人が判明する。ベンダとラートはソ連大使館に向かい、ある取引をトロシンに持ちかける。ベンダの元でスパイを続けるイェニケは目を疑う会合を目撃してしまう。
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第11話
ドイツ国防軍が、モスクワ南東のリぺツクにドイツ空軍の秘密基地を建設していた疑惑が浮上。ラートはトロシンから、疑惑のある将校たちのビザ申請書を受け取る。検察官が書類だけでは証拠として不十分とすると、ラートは現地行きを志願。シュトレーゼマン外務大臣は証拠を確保したら、国防軍を裁判にかけるようベンダに指示する。頻繁なフラッシュバックに悩まされるなか、ラートは警察のカメラマンを連れて飛行機でリペツクへ向かう。
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第12話
リペツクでの極秘任務から帰還したラートは、助手のイェニケが殺害されたことを知らされる。聖人ヨーゼフ殺害事件との共通点が発覚したことで、ラートはベーム上級警部から事件への関与について問われる。しかし、2つの事件の凶器が判明したことから、ラートはある人物に疑いの目を向け始める。イェニケの遺体から抜き取られていた手帳に何らかの手がかりあると考えたベンダの命を受け、捜索にあたっていたラートは、意外な場所で手帳を発見する。
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第13話
冷蔵倉庫に監禁されたシャルロッテは、命の危険を感じつつ、イェニケの手帳を読み始める。そこに書かれていたのは、ある人物に関する子細な行動記録だった。ラートたちがリペツクで撮影してきた写真を有力な証拠に、国防軍の参謀たちへの公訴が受理され、ゼーガースらが逮捕される。尋問に対し、口を割らない将校たち。彼らが集う拘置所で語られたのはある壮大な計画であった。権力者の圧力により、参謀たちの釈放を迫られたラートは状況の打開を探るべく、カテルバッハに支援を求める。
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第14話
逮捕されたゼーガース少将の調査が行われる。ラートはベーンケに渡された黒いファイルから、窒息剤の輸送に関わる注文請書に少将のサインがあることを発見する。ベンダはこれを明日にでも記者会見で公表することを決意。一方グレータはオットーからフリッツの死を知らされる。フリッツはベンダの命令で殺されたと聞かされ、グレータは復讐心を募らせる。そして聖体の祝日当日、国防軍による作戦が着々と進行する。ラジオ放送を聞いていたラートは、何かに気づき劇場へと急行する。
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第15話
ラートはシャルロッテからの情報で、ヴォルターとニッセンが貨物列車に隠されたロシアの金塊を強奪する計画だと知る。2人が車で現地へ向かう途中、突っ込んでくる対向車を避けたラートの車は川に転落。車はそのまま川底に沈んでしまう。グレータはベンダの留守中にオットーを家に招き入れ、ベンダの書斎の机の下に爆弾を仕掛ける手助けをする。その後、逃亡するため駅に向かったグレータは、そこで信じられない光景を目にする。
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第16話
金塊の強奪を企むヴォルターらを阻止するため、ラートはへニングたちと合流し、すでに出発した列車を追って、イェニケの手帳に記されていた127キロ地点を目指す。ロシアに向かっていた列車は黒い国防軍によって行く手を阻まれる。TY 2305の車両を発見したヴォルターは1人で車内に入っていく。中に積まれていた箱を開けると、捜し求めていたソロキンの金塊がぎっしりと詰まっていた。だがその時、手にした金塊に見入るヴォルターの前にラートが現れる。
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海外ドラマ観るなら圧倒的なコンテンツ数のU-NextSeason3 エピソード
第1話
刑務所から釈放され、エドガー邸へ向かうヴァルター・ワイントラウブ。しかし彼を待つエドガーに悲報が入る。彼らが巨額を投資する映画の撮影中、主演女優の頭上に照明が落下したのだ。果たして事故なのか、殺人なのか。殺人であればエドガーたちは大きな借金を背負うことに。ゲレオン率いる刑事たちが現場に到着すると、プロデューサーのベルマンは事故だと主張。しかし現場検証の結果、殺人の可能性が浮上する。一方シャルロッテは刑務所にいるグレータを訪ねるが、面会を拒否されてしまう。
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第2話
ゲレオンはベンダ殺害への国家社会主義党の関わりを確信するが、ヴェント行政長官に捜査を阻まれてしまう。ヴェントは警視総監に5月1日のデモ隊への発砲の責任を取り辞任するよう迫る。一方ベティ・ヴィンター殺害事件では、別の女優が幽霊のような姿の男を見たと証言。ベティが夫と不仲だったことをほのめかす。映画製作に多額の投資をしたエドガーとヴァルターは、プロデューサーのベルマンを脅し無理やり撮影を続行させる。ゲレオンは事件当時、撮影所で照明を担当していた男を捜し出すが…
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第3話
ヴェント行政長官は孤児院にいるグレータの赤ん坊を見つけ出し、彼女の供述を変えさせようともくろむ。カテルバッハはルフトハンザが国防軍を違法に支援していることをつかみ、その記事を掲載するようテンポ新聞のハイマン編集長に訴える。しかし証拠となる文書や写真がない限り掲載はできないと言い渡されてしまう。一方、映画撮影所ではベティの代役の選考が行われることに。捜査で居合わせたゲレオンとシャルロッテは、撮影所内でベティとクレンピン殺害の容疑者が着ていた服を目にする。
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第4話
グレータは自分を唆したのは国家社会主義者ではなく共産主義者だったと供述を覆す。ベティ・ヴィンター殺害事件では、夫の関与を疑う証言が得られる。グレーフはベンダ殺害の機密文書の入手に成功。苦労した過去とゲナート課長が恩人であることをゲレオンに明かす。一方シャルロッテは、姉の目の病気がわかり大金が必要になる。そして母親が残した遺品は、彼女の父親であることをほのめかす愛人からの手紙だった。そんな中、撮影所での事件に関わるダンサーのヴェラと楽しい一夜を過ごす。
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第5話
トリスタン・ロートが主催する土星同胞団の集いに潜入するゲレオンとシャルロッテとベーム。謎めいた儀式の途中、しびれを切らしたベームはロートの逮捕を主張する。エドガーとヴァルターは自分たちを陥れる者を突きとめるべく、地域のギャンググループを一同に集め、裏切り者を探し出すよう訴える。一方、政治警察が所有するリストの中にカテルバッハの名前を見つけたゲレオン。何のリストか不明なものの、用心するよう本人に警告する。そして迎えたグレータの判決日。果たして彼女の運命は?
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第6話
テンポ新聞は国防軍のスキャンダルを扱う記事の掲載を検討する中、突撃隊の襲撃に遭う。家主のベーンケが記事を書いたカテルバッハをかくまい、編集長のハイマンに無事原稿を届ける。ゼーガース大将の娘マルは、リッテン法律事務所でボランティアをする法学部の学生だ。ニッセン家での会合に嫌々参加し、ヴェント大佐と議論を交わす。一方ゲレオンは、ベンダ殺害事件の機密文書にあったリストから、彼を殺害した真犯人を探り出す。シャルロッテはベティ・ヴィンター殺害事件の新たな証言を得る。
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第7話
グレータにベンダ殺害をけしかけた男を特定したゲレオン。グレータなど知らないと言い張る男を署に連行し、彼女と対面させることにする。シャルロッテはヴェラの告白により、映画撮影所で起きた殺人事件にヴァルターが関与している可能性をつかむ。同じ頃、記録課のウルリヒたちも殺されたヴィンターの遺留品から手がかりを発見する。一方、ドイツの金融市場が大崩壊すると予想するニッセンは、仲間たちを招集して大規模な投資を提案。株式の空売りで莫大な利益を得ようと持ちかける。
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第8話
釈放されたフリッツことペヒトマンは、その足でヴェント大佐の元を訪れ見返りが欲しいと脅す。一方病院では、入院中のゲレオンにヘルガが妊娠したことを告げる。エドガーはヴァルターが犯人であることに確信が持てず、ゲレオンを問いただす。そしてその隙にヴァルターを外に連れ出し、シュミット医師が電気ショックで彼を目覚めさせる。意識を取り戻したヴァルターは、真犯人が別にいることをほのめかす。そしてシャルロッテは姉の手術代を稼ぐため、いかがわしいショーに出演するのだった。
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第9話
ヴォルターを誘拐した容疑で警察に逮捕されたエドガー。彼は関与を否定し、殺人事件の真犯人は彼の存在を抹殺したい者だと主張する。ヴェント行政長官は政治警察からの召喚状を無視したとしてカテルバッハの部屋を捜索。かつての同居人であるゲレオンを同行させる。一方、母親とのホテル暮らしを嫌い、ゲレオンの家に戻りたいと願うモーリツ。そのことをヘルガに伝えるため、ゲレオンは彼女がいるホテルへ向かう。そこで彼が目にしたのは、アルフレッド・ニッセンと楽しそうに話すヘルガだった。
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第10話
警察に招かれたシュミット博士は霊媒を通じヴァルターの行方を捜す。すると霊媒はその場にいる捜査関係者の事件への関与を示唆する。ゲレオンは記録課の調査結果に懐疑的になりつつも、現場で発見したナイフの指紋照合を依頼する。一方エスターはエドガーの反対をよそに映画の撮影に参加し、エドガーはヴァルターに決別を告げる。ニッセンは自らの計画を母親に話すが、冷たくあしらわれショックを受ける。ゲレオンがケスラーの家を訪ねると、そこにモーリツが現れ、目の前で事件が起こる。
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第11話
鑑定を頼まれていたナイフからヴォルターの指紋が見つかったと報告するウルリヒ。シャルロッテが指紋照合の結果に不備を見つけて疑問を投げかけると、彼は思わぬ行動に出る。その後、妄想の中の聴衆を相手に連続殺人事件の真相を語るウルリヒをゲレオンが目撃する。ヴェントはベンダの日記を入手。メーデーの暴動についてツェルギーベル警視総監がウソの証言をしていたことをつかみ、彼に辞任を迫る。一方、ヘルガはアルフレッドから自殺をほのめかす手紙を受け取り、急いで彼の邸宅へ向かう。
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第12話
グレータの死刑執行日、リッテンはそれを阻止するための根拠となる法律を見つける。判事による執行停止命令書を手に、シャルロッテは急いで刑務所に駆けつける。ゲレオンはヴェントがベンダ殺害の黒幕であることを本人に問いただし、決定的な証言を得る。次期警視総監の任命を待つヴェントだったが…。一方、連続殺人事件が解決し、エドガーらは真犯人に制裁を下す。映画は無事に完成し、華やかな上映会が行われる。そして暴落の日を迎えた証券取引所は、人々が押し寄せ大混乱に陥るのだった。
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原題ほか:BABYLON BERLIN バビロンベルリン