あらすじ
キュビスムの創始者として美術界の既成概念をことごとく打ち破り、20世紀最大の画家として世界中の誰もがその名を知るピカソ。だが、果たして彼はどんな人物だったのか。どのような人生を歩んで、どのようにして才能を開花させたのか。
ジーニアス:ピカソの感想
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第一話
アントニオ・バンデラス主演で描くパブロ・ピカソの人生。ピカソがスペインのマラガで誕生した1881年と、既に世界的な名声を確立した1937年を起点に始まる。そして1899年、青年となったピカソが初めてパリを訪れると、彼の後の人生に多大な影響を与える出会いが…。一方、名声と共に複数の愛人もいる1937年のピカソは、スペインの地方の町ゲルニカが爆撃されたのを期に、大作に取り組み始めていた…。
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第二話
1940年以降ドイツ軍がフランスに侵攻。フランス各地のアトリエや別荘で過ごすピカソの生活にも様々な影響が出ていた。女性関係では、ドラ・マールとマリー=テレーズが鉢合わせする事件が起きるが、どちらとも別れられないと悟る。一方で、長らく2人から絵のインスピレーションを得ていないと、新たな刺激も望むのだった。時は遡って1900年パリ。画商のマニャックのつてで絵が売れ始めるが、求められるものを描くことに疑問を抱く。
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第三話
1943年パリ。新たな刺激を求めて、フランソワーズ・ジローへの興味を示したピカソだったが、訪問を受けると冷たく追い返す。フランソワーズへの気持ちは徐々に大きくなるものの、彼女の興味が“偉大なピカソ”であることに抵抗を覚えて、素直に力を貸せないのだった。一方、1902年のパリでは、青年ピカソの元に詩人のマックス・ジャコブが訪ねてくる。互いの才能を認め合う2人の、その後40年間に及ぶ友人関係の始まりだった。
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第四話
1944年パリ。マックス・ジャコブがゲシュタポに連行された。詩人のジャン・コクトーが保釈を求める嘆願書を作って署名を集めるが、ピカソは自分が関わると逆効果になると断る。またフランソワーズとの愛人関係が始まったピカソだが、ドラ・マールとも微妙な関係を続け、それがドラの心をむしばんでいく。一方1905年、詩人のアポリネールと知り合い、片思いだったフェルナンド・オリヴィエと結ばれ、絵画の新境地を開きつつあった。
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第五話
1946年パリ。ケガをして入院中のフランソワーズを見舞ったピカソは、会えなかった間の寂しさを語り、関係を復活させようと説得する。だがピカソの激しい愛情表現は時に常軌を逸して見えるのだった。ピカソは若き日のパリでも、折につけ感情を爆発させていた。収集家のスタイン兄妹に紹介されたマティスに対抗心を燃やし、嫉妬心からフェルナンドをアトリエに閉じ込めて死の危険にまでさらす。だがようやく大作を仕上げるのだった。
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第六話
1946年パリ。一緒に暮らし始めたピカソとフランソワーズは、お互いに翻弄されながらも相手への愛情を深めていくのだった。一方1908年のパリでは、ピカソの描いた「アヴィニョンの娘たち」が画商カーンヴァイラーの目に留まる。また画家仲間のブラックがこの絵に刺激されて新たなスタイルを模索し始めた。アヘンの常用者でもあった隣人の自殺をきっかけにアヘンを断ったピカソは、ブラックとともにキュビスムの追求に没頭していく。
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第七話
1912年、ピカソはフェルナンドと別れエヴァと付き合い始める。その頃からピカソの絵に人気が高まり裕福になっていく。やがてフランス-ドイツの間で戦争が勃発。ブラックやアポリネールなど友人たちが次々に出征していく。変わって1948年ピカソは共産党員となる一方、フランソワーズとフランスのヴァロリスで暮らしていた。2人目の誕生の間近にポーランドで開催される世界知識人会議に出席。世界平和に向けた活動に関わり始める。
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第八話
1917年、ピカソはコクトーの依頼を受けてバレエ「パラード」の舞台装飾と衣装に挑むことにする。絵画とは違う表現に楽しむ一方で、ロシア貴族の血を引くバレリーナ、オルガ・コクローヴァに一目惚れ。翌年、結婚すると社交界との付き合いが増えた反面、古い友人たちとは疎遠になる。変わって1949年、フランソワーズがピカソの他の家族たちを交流し始めたことが気に入らないピカソは、ヴァロリスの家を出てパリへ向かうのだった。
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第九話
1927年。オルガとの結婚を悔いる毎日を送るピカソは金髪の美少女マリー=テレーズを見初め、人目を忍んで付き合いを始める。そして1935年にマリー=テレーズが妊娠。これを機に彼女と同居を始めるが、娘マヤが生まれる頃には息苦しさを感じていた。やがて写真家のドラ・マールと出会い、個性の強い2人は刺激し合い始める。変わって1952年。ピカソがほとんど家に寄りつかない一方で、フランソワーズは自立心を取り戻しつつあった。
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第十話
1954年、別れた後のピカソとフランソワーズには、それぞれ新たな恋人ができていた。二人の子供たちクロードとパロマを介して付き合いは続いていたものの、お互いの思惑のずれや行き違いによって関係は悪化。ピカソは執ようにフランソワーズの人生を邪魔する。やがてピカソとの日々を綴ったフランソワーズの著書を巡って訴訟にまで発展。だが裁判の終結を機に2人は10年ぶりに電話で言葉を交わし、わだかまりが解けるのだった。
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