あらすじ
世界各地に巨大宇宙船が出現。宇宙船に乗るV(ビジター)の指導者・アナは、おびえる人類に平和と友好を約束。人類は期待と信頼を寄せるようになるが、Vにはあるたくらみがあった。そんななか、FBIのエリカたちは“ある集会”に乗り込むが…。
80年代にオリジナルの「V」を借りにレンタルビデオ屋に足繁く通ったのを今でも覚えている。そのVのリメイク版がこの「V/ビジター」だ。オリジナルではクセのある悪役を演じることが多いマイケル・アイアンサイドがレジスタンス・リーダーとして活躍していた。今回の「V/ビジター」ではモリーナ・バッカリンがエイリアンの女王を演じていてこれが怖いほど適役だった。綺麗な顔立ちの裏に潜む恐ろしい考えが透けて見えて本当に怖いぐらいだった。エピソード後半で彼女があることで感情を取り乱し激怒するシーンがあるのだが、怖い怖い…対する正義役としては「LOST」にも出演していたエリザベス・ミッチェル。彼女も芯が強い女性を演じさせるとサマになる。
予告編
このドラマのオリジナル版といえば…
レンタルビデオが普及し始めた頃、海外ドラマとして異例のヒット作となった初代の「V」。
世界各地の大都市の上空に突如、宇宙から飛来した50隻もの巨大UFOが出現。エイリアンたちの外見は人間と同じで、彼らは友好と平和のため、人類と交流したいと申し出てくる。人類は彼らを"ビジター(来訪者)"と呼んで歓迎、平和な共同生活が始まるが、同時に科学者たちが姿を消す事件が次々と発生する―。
レンタルビデオが普及した80年代、海外ドラマとして異例のヒットとなり常に貸出中だったという伝説のドラマ。プロットが非常に秀逸なSFで、その根幹は数十年後の現在も色あせない。
Season1 エピソード
第1話 来訪者(ビジター)
V(ビジター)の乗った宇宙船が、世界中の主要な都市に同時に現れる。彼らは人々に平和を訴え、高度な技術を提供すると言う。はじめは怖れられていた彼らだったが、たちまち人々を魅了し、崇められる。そんな中、Vの真の姿を知ろうとする者たちが静かに動き始める。
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第2話 疑惑(ダウト)
Vに対して疑念を抱くエリカと神父ジャックは、Vの“シーカー”に追跡される。そしてエリカは、上司からデールの失踪について問われ答えに窮する。一方チャドは、Vの司令官アナの独占インタビューが不本意に終わったことを悔やみ、自分の番組でVについての討論を企画する。
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第3話 第五部隊(レジスタンス)
アメリカでVにビザが発給されることになり、チャドはその様子を平和大使センターの前で中継する。エリカはVの護衛にかり出されるが、Vの宇宙船で驚くべきものを発見する。その頃ライアンは、Vと戦うため昔のレジスタンス仲間を集めようとしていた。
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第4話 月の裏側(ダークサイド・オブ・ザ・ムーン)
エリカは新たな協力者とともに、Vの生物学的脅威について暴こうとする。アナは母船内でVの一人が殺害されたという報告を受け、水面下で調査を進める。一方、チャドはVの医療センターを取材し自らスキャンを体験するが、その検査結果を知りショックを受ける。
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第5話 治療薬(Rシックス)
Vへの調査の手を緩めないエリカだったが、ある日何者かに自宅を襲撃され身の危険を感じる。一方アナは、検査結果を告げられたチャドがまだ治療を始めないことを不審に思う。その頃、ライアンは、妊娠しているバレリーの正常でない様子を見て不安を募らせる。
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第6話 潜入(スニーク・イン)
アナは、世界中にある29隻の母船に選ばれた人間を招き、Vの生活を体験させるプログラムを実施する。そんな中、ライアンはバレリーの妊娠があまりにも急速に進んでいるため、ある物質を手に入れる目的で母船に乗り込む。一方、タイラーは母エリカの秘密を知ってしまう。
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第7話 犠牲者(ビクティム)
エリカとライアン、ジャックは、船内にいるジョージーを救出するため、伝説の男ジョン・メイを捜す。その頃、チャドは船内生活プログラムを取材するようにと、アナから強く勧められる。一方、タイラーは自分の不可解な過去に直面し、エリカに不信感を抱き始める。
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第8話 救世主(メシア)
アナはチャドを伴ってジュネーブで開かれる世界発展フォーラムに参加し、そこでVの先端技術を人類に提供しようとするが、中にはそれをあまり歓迎しない人々もいた。一方バレリーは、お腹の子供のことでライアンが信じられなくなり、消息を絶ってしまう。
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第9話 兵士(ソルジャー)
エリカとジャック、ホッブスは、Vたちが「第五部隊」のメンバーの名前や住所をつかんでいることを知り、彼らを守るために思い切った手段を取る。そんな中、ライアンは自分が何者であるかをバレリーに打ち明け、チャドは母船で治療を受ける決心をする。
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第10話 人間性(ヒューマン・ネイチャー)
バレリーを追うために、アナが追跡チームをシャトルに乗せ、地上に送り込もうとする。ライアンとジャック、ホッブスは、着陸前のシャトルを爆破するが、墜落現場に散乱するのが人間の遺体だと気づき衝撃を受ける。一方、タイラーはリサと船内で暮らす決意をする。
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第11話 容疑者(サスペクト)
「暴力的な攻撃に遭い、安全でないと判断した」という理由で、地球を去る決意を表明したアナ。だがその一方で「第五部隊」についてチャドに調べるように仕向けていた。その頃エリカは、ある科学者がVにとって脅威となる武器を完成させたらしいという情報を受ける。
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第12話 開戦(レッド・スカイ)
バレリーはライアンとの子供を出産する。その頃、タイラーと母船に招待されたエリカは、密かにあることを企む。一方、アナに利用されていたことに気づいたチャドは、失意のうちに教会を訪れる。シーズンフィナーレ。空は不思議な雲に覆われ赤く染まっていた。
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Season2 エピソード
第1話 赤い雨(レッド・レイン)
アナが放った謎の雲は、空を赤く染め、やがて赤い雨を降らせる。その謎を解明するため、そしてV(ビジター)が地球に求めているものを突き止め人類を救うために、エリカたちの戦いが始まるのだった。オリジナル版「V」のジェーン・バドラーがアナの母親役として出演。
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第2話 母(ダイアナ)
この15年間、アナは母のダイアナに一度も会っていなかった。そして今、二人は暗い母船の奥底で初めて向き合っている。一方エリカは、タイラーを身ごもっていた頃、Vによって実験台にされた可能性があると疑い、タイラーの血液検査をすることに。
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第3話 女王学(クイーン)
同僚の捜査官がVであることが判明したエリカは、彼女と文字どおり“命がけで”戦うことになる。自分と「第五部隊」の関係がアナに知られてはいけないからだ。その頃リサは、自分の体が少しずつ変化し、母親のアナに似てきたことに気づくのだった。
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第4話 魂(ソウル)
3人の平和大使が「第五部隊」の過激派に殺害される事件が起きる。エリカは皮肉にも、その犯人を捜し出すという任務を負う。一方、ジャックに賛同する世界各地の神父たちがVを非難する声明を出し始める中、アナは真の“平和”を訴えるためにバチカンへ向かう。
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第5話 裏切り(トレーダー)
アナが、地球の人々に“贈り物”をする。その名は「コンコルディア」。それは新たな雇用をもたらし、医療や技術を提供する素晴らしいものだという。一方、イーライは、贈り物のお披露目の時こそ、アナを暗殺する絶好のチャンスだとエリカたちの前で言い放つ。
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第6話 家族(ファミリー)
ますます大胆な攻撃を仕掛けてくる第五部隊。激怒したアナは、ライアンを使って彼らを一掃しようとする。その頃、神父のジャックは、バチカンから、教会を去るようにと命じられる。一方、リサは亡くなったはずの祖母、ダイアナに生まれて初めて会うことになる。
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第7話 遺伝子(DNA)
アナに対する復讐心に燃えるエリカは、彼女に致命的な一撃を与えるために、ある計画を企て香港に乗り込む。だがアナは、タイラーの体が、Vの交配相手としての価値を失いつつあることに気づいていた。一方、リサはダイアナとの結束を強め、アナに反抗し始める。
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第8話 感染(ウィルス)
エリカは、第五部隊の正式なリーダーとなり、高度な危険を伴う方法でアナに立ち向かおうとする。一方、人類の滅亡というゴールに着々と近づいていたアナの前には、思いがけない障害が立ちはだかる。そんな中、ライアンはアナの目を盗み、リサを救い出そうとする。
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第9話 最先端技術(ブルー・エネルギー)
コンコルディア計画は予定どおりに進み、アナは、地球で初めてのブルー・エネルギー装置のスイッチを入れようとする。だが、そのエネルギーが人類に及ぼす影響、そしてアナの最終目標が何なのかは謎だ。そんな中、ダイアナはリサに運命を全うするようにと諭すのだった。
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第10話 最後の希望(ラスト・ホープ)
アナは、Vの進化のため、リサとタイラーを交配させようとする。だがその頃、エリカとダイアナは、リサの協力を得てアナへのクーデターを起こそうとしていた。一方、Vが主張する平和的な共存について以前から懐疑的だったあるキーパーソンが登場し、シーズン・フィナーレは一気にショッキングな結末へと突き進む
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このドラマはU-NEXTで配信しています。このドラマはTSUTAYA DISCASでレンタルできます。