あらすじ
映画「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオンと、映画「英国王のスピーチ」の製作陣がタッグを組んだ英国BBCの意欲作!
『Season1 ~消えた少女~』
ニュージーランド南部の小さな町に住む12歳の少女トゥイ。麻薬の密売人の父を持つ彼女がある日、妊娠したことを知り、湖にきえていく。少女の失踪事件を追う女性捜査官は、彼女はトゥイを見つけ出せれば自らの過去にも整理がつくと考え、この事件にのめりこんでいく。やがて彼女の前に現れる謎の男たちとGJと呼ばれる老女。
『Season2 ~チャイナガール~』
自身の過去と衝撃の事件と向き合った主人公ロビンは、失意の中、オーストラリア・シドニーに移り、街の警察署へ配属となる。そんなある日、スーツケースに入れられた若いアジア人女性の死体が浜辺に打ち上げられ、ロビンは事件の捜査に当たる。一方で、ついに実の娘メアリーと対面を果たした彼女は、母娘の関係や自身のトラウマと向き合うことに…。
トップ・オブ・ザ・レイクの感想
『Season1 ~消えた少女~』
ニュージーランドの壮大な自然を背景に物語は静かに始まります。余計な音楽も流れずに淡々とストーリーは進みますが扱っているテーマは重く、いつ暴力的な展開になってもおかしくないような緊張感があります。捜査官ロビンを演じるエリザベス・モスは、傷ついた過去を負いながら、プロフェッショナルとして捜査を進めていく意志の強さを表現しています。地元警察の巡査長が、派遣される捜査官は男性であると思い込んでいた台詞があるように、田舎における女性の立場の弱さが描かれます。しかしロビンはそれに怯むことなく、傷つきながらも前に進もうとするのです。この姿は、「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」で演じたジューン(オブフレッド)に通ずるものがありますね。ジェーン・カンピオン監督作品ということで、やはりストーリーの中心に描かれるのは女性の強さ、賢さ、そして愚かさです。対して男性陣のほとんどは人間的にどうしようもないように描かれているので、観ていて不快に思う男性もいるかもしれません。ただそれは表面的なことで、ロビンを支えるジョナのようにまともな感性を持つ人もいるし、クズのように描かれている人物もふとした優しさを見せたり、何か救いを求めているような言動や行動が見られるのです。このストーリーは田舎町特有の閉鎖性や、仕事不足という社会的問題も提起しています。また、ニュージーランドならではの多種多様な民族性も盛り込まれています。
『Season2 ~チャイナガール~』
シドニーという都会に異動したロビンが、ある事件を追うと同時に、母としての自分に向き合います。ロビンの娘メアリーは、カンピオン監督の実の娘アリス・イングラートが演じています。また里親のジュリア役でニコール・キッドマンも出演。さらに捜査官ミランダ役は、「ゲーム・オブ・スローンズ」で女性騎士ブライエニーを演じたグウェンドリン・クリスティーです。非常に豪華な顔ぶれですね。
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予告編
Season1 ~消えた少女~ エピソード
Season2 ~チャイナガール~ エピソード
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この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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