あらすじ
H・G・ウェルズ著のSF小説「宇宙戦争」をドラマ化。新聞記者のジョージは、イングランド陸軍大尉の秘書官である兄のフレデリックに無理やり従姉妹と結婚させられた。しかし、運命の人エイミーと出会い、駆け落ちする。2人が居を構えた村やジョージの職場の新聞社では、冷遇され、居心地の悪い思いをすることもあったが、2人はもうすぐ産まれてくる我が子の誕生を楽しみに過ごしていた。また、科学に興味のあったエイミーは近所に住む天文学者のオグルビーと知り合い、望遠鏡で火星をみせてもらったりする。その際、火星では、火山が噴火したらしい兆候が見える。
宇宙戦争の感想
2005年にトム・クルーズ主演で映画化された原作をBBCが12億円の製作費をかけてドラマ化。ジョージ役は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』役や『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などの映画に出演したレイフ・スポール。エイミー役のエレノア・トムリンソンは「アガサ・クリスティー 無実はさいなむ」、「風の勇士 ポルダーク」などに出演。原作に忠実に20世紀初頭を舞台にしており、ロンドンや郊外の街並みや建物などを驚くほど美しく再現している。その素朴な風景や当時の服装の人々を、球体から発生した熱線や巨大な3本脚の戦闘機械が襲い、破壊していく様子は圧巻である。ジョージとエイミーは不倫関係で初回はほとんどその話なのだが、その設定の必要性はイマイチわからなかった。周囲から白い目で見られていたカップルが、侵略をきっかけに再生するということだろうか?それゆえにストーリー展開がちょっと散漫になってしまった印象。ジョージもエイミーもあまり魅力的ではなく、ロバート・カーライル演じるオグルビーの方がジョージよりもずっと存在感がある。人間ドラマ部分は中途半端だが、SF好きな方、20世紀初頭の雰囲気が好きな方にはお薦めのドラマだ。
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Season1 エピソード
この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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