あらすじ
ロンドン警視庁の刑事・ミランダは、極秘任務として犯罪組織の重要証人であるニール・テイラーをマヨルカ島の空港に護送。しかし、到着早々にニールが殺されてしまう。単独捜査を開始したミランダは、地元警察でドイツ人刑事のマックスと出会う。
陽気なドイツ人マックスと複雑系イギリス人ミランダのバディ・ドラマ。冒頭の証人殺害シーンから設定がゆるくて笑ってしまう。本当に殺害する気ならチャンスはいくらでもあったし、ミランダも刑事なのにただフリーズしているのはどうなの!? まあ、このシーンは後で裏があると判明するのでいいとしても、本格的な捜査をする刑事モノではないことは確か。あまり細かいことは気にせず、マヨルカ島の美しい自然を楽しみながら気楽に観るのがいいだろう。ツール・ド・フランスや、修道院のイコン、プロサッカーなど、この土地ならではのトピックが絡むところも新鮮で面白い。
予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話
ロンドン警視庁の刑事ミランダはスペインのマヨルカ島で犯罪組織の証人、ニール・テイラーを空港へ護送する。空港に着くと、ニールを狙う者たちが待ち伏せしていた。ミランダはニールを守るため必死で逃げるが、目の前でニールを射殺されてしまう。ニールの護送は極秘任務のはずだった。情報が洩れていたと睨んだミランダは上司に報告するが、聞いてもらえない。そこで、休暇を取りマヨルカ島に残り捜査することにする。マヨルカ島のパルマ警察には休暇のことは伏せていた。署長のイネスはドイツ人の刑事マックスをミランダに同行させる。ミランダは渋々マックスと捜査を開始するのだった。
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第2話
ロードバイクのスター選手であるエステバン・ドメネクが、仲間とのトレーニング中に謎の失踪を遂げる。現場には彼のバイクと血痕だけが残されていた。エステバンは2年前まで無名のアシスト選手であったが、両親と弟を不慮の事故で亡くしたことをきっかけに、今やマヨルカ島を代表するチーム・ガラッツォのエースにまでのし上がった。ミランダとマックスは、彼に恨みを抱いて拉致した可能性のある人物たちに接触していくが、有力な手がかりは得られず行き詰まってしまう。そんな中、予想だにしない展開が待ち受けていた。
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第3話
500年以上前に修道院から盗まれて行方不明になっていた聖ニコラオスの聖像画(イコン)がロシアの新興財閥(オリガルヒ)の未亡人、カティによって返還された。そのお披露目パーティーでミランダとマックスは聖像画の警備にあたるが聖像画は盗まれてしまう。窃盗犯を追うミランダとマックス。しかし、窃盗犯はボートで逃げてしまう。そのボートの捜索を情報屋のパコに依頼すると、すぐに発見されるが犯人を特定するものは何もない。ところが、ボートの周辺で1枚のレシートが見つかる。そのレシートはカティの恋人、アレクシス御用達の店のものだった。
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第4話
ドイツのトップモデルであるヴァレンティーナ・カリガリが、パルマへ向かう走行中の列車の中から、こつ然と姿を消した。彼女の同性の恋人であるアズラは、2人の子供として育てる予定の赤ちゃんを体外受精によってみごもっていた。事件性はないと考えるマックスに、ヴァレンティーナの兄であるオットーは、有名人である妹を見たという目撃情報がないことから、事件か事故に巻き込まれた可能性があると示唆する。そんな中、ヴァレンティーナが乗っていた列車に、ある人物が同乗していたことが判明する。ミランダとマックスがその人物に詰め寄ると…。
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第5話
ワイン醸造所の責任者、ライナー・シュローダーの元に脅迫状が届く。以前にも2通脅迫状が届いていた。怯えるライナーの妻、イヴォンヌ。すると、突然銃声が轟く。番犬が射殺されたのだ。ミランダとマックスはその番犬殺しの捜査を命じられる。ライナーは、従来のやり方を無視したブドウ栽培をするため、同業者全員から敵意を抱かれていた。同業者の中に犯人がいるのか? しかし、番犬は至近距離から撃たれているにもかかわらず犯人に向かって吠えなかったという。番犬が懐いていた人物が犯人なのか? そして、次はライナーのワインが狙われる。
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第6話
ドイツからの旅行客であるカールが、宿泊先のプールで溺死体となって見つかった。カールは婚約者のクロエとまもなく結婚する予定で、独身最後の夜を楽しむため、仲間たちと共にマヨルカ島に滞在していた。彼を殺害した手口から容疑者として浮かび上がったのは、スタンガンを使って客から強盗を謀る、ルチータ・モレノという売春婦だった。彼女を逮捕したミランダとマックスだったが、殺害に使われたスタンガンは彼女の物ではないことが判明する。ルチータは、この事件はカリーニョという別の売春婦の仕業だと主張する。そんな中、結婚を控えていたはずのカールが、実際にカリーニョと会っていたという証拠が見つかる。
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第7話
クラブのDJ、カート・ソマーが自宅で遺体となって発見される。浴室から薬物が見つかり、薬物の過剰摂取が疑われた。その薬物は、前日にミランダとマックスがクラブを張り込んだ際、薬物売買の疑いで逮捕したマリアが所持していた薬物と同じものだった。薬物売買を裏で糸を引く人物は、町を牛耳っている男、ルイス・ガーデラと睨んだミランダとマックスは、マリアに情報提供者となりガーデラ逮捕の証拠集めに協力すればマリアの罪は見逃すと取り引きを持ちかける。しかし、マリアはガーデラの弁護士によって釈放されてしまうのだった。
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第8話
小説家のニコラス・マウントフォードが闘牛場で刺殺された。彼は闘牛の反対派で、彼のような動物愛護家らの影響もあり、マヨルカ島では闘牛が禁止となっていた。第一発見者のロベルタは、闘牛士の格好をした人物が現場から立ち去るのを目撃していた。マウントフォードの傷は肩甲骨から心臓にまで深く達しており、それはまさに闘牛士が試合のフィナーレで見せる闘牛の殺し方と同じだった。そんな中、彼は死ぬ直前まである闘牛士をモデルに小説を書こうとしていたことが判明する。ミランダとマックスは、そのモデルと思われる人物に迫るが…。
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第9話
ミランダとマックスが張り込んでいたキャバレーで薬物の取り引きが行われた。捕らえた犯人によると、キャバレーのオーナー、テリー・キングの息子で恋人を殺し国外逃亡しているチャーリーがマヨルカ島に戻ってくるという。脳腫瘍で余命わずかの父親に会うためだ。今度こそ逮捕すると息巻くイネスは、当時事件を担当したエルナンデス刑事を呼び寄せ、テリーの周辺を監視する。別荘の監視を任されるミランダとマックスだが、チャーリーは姿を現さない。事件当時、国外逃亡を手助けした協力者の元に潜伏しているのではと睨んだ2人は事件記録を見直す。事件関係者の供述を調べていると、ミランダとマックスがよく知る人物の名前が…。
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第10話
ミランダの元に、イギリスの上司から連絡が入る。マヨルカ島での任務を引き上げ、イギリスへ戻れという指示だった。一方、マックスはカルメンにプロポーズをするも、はっきりとした返事はもらえずにいた。そんな中、ドイツ人の有名音楽プロデューサーであるユルゲン・クールが録音機材の盗難に遭い、被害を訴えてきた。彼の邸宅兼撮影スタジオに向かったミランダとマックスだったが、不注意から番組の出演者であるイェンス・シュミットに拳銃を奪われてしまう。イェンスはミランダと5人の人質を盾に立てこもり、ある目的を達成しようとするが…。
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海外ドラマ観るなら圧倒的なコンテンツ数のU-NextSeason2 エピソード
第1話 マエストロ
ミランダとマックスがオペラを鑑賞した後、その主役である国民的人気テノール歌手のホセ・カスタナが何者かに刺し殺される。関係者たちをあたるも、カスタナの全財産は本人の遺言により慈善団体に寄付されることになっており、悪評が全くないことから殺害の動機を見いだせない。
第2話 裏切り者
富豪の息子ディエゴ・グリスが、車に乗って姿を消す。母親に呼ばれ、ディエゴの自室を調べると、行方不明になった当日の昼、法医学者のマリア・ヒメネスに会っていたと分かる。
第3話 忘れたころの復讐
有名な料理評論家オリヴァー・バーカーが、星付きレストラン「ソン・サバスティア」にやってくる。滞在先のホテルで働くエルネスト、料理評論家アナ、食料品店経営のウーゴを伴い来店していたが、オリヴァーは食事中に席を立ち、2階に上がるとバルコニーから転落して死亡する。
第4話 光と影
マヨルカ島のプロサッカーチームのスター選手、リコが何者かに脅迫を受け、マックスとミランダが捜査に乗り出す。リコは海外チームへの移籍がウワサされており、ファンによる犯行が疑われる。しかし自宅に侵入される事態となり、内部犯行説が浮かぶ。
第5話 青い羽根
野鳥観察が趣味の夫トニー・ボールが帰宅しないと、妻リンダから警察に通報が入る。トニーは糖尿病患者で、行方不明になってすでに3日が経ち、命の危険がある。マックスとミランダが自然公園へ捜しにいくと、責任者のアルヴァレスから観察者が立ち回りそうな場所を教えられる。
第6話 無法者 ホゼ・レイ
アルタにある牧場からクレジットカード詐欺の通報が入る。訪れた観光客がクレジットカードを利用し、その後で詐欺被害に遭うケースが続いたため、牧場主のチスコ・レイが届け出たのだ。
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