地球を含む複数の惑星で構成される惑星連邦が設立されて約1世紀。西暦2264年、未知の惑星の調査や知的生命体との友好的接触を目的として、惑星連邦の宇宙艦隊が誇る全長289メートル、コンスティテューション級の宇宙船U.S.S.エンタープライズNCC-1701が430名の乗組員を乗せ、“人類未到の地”である宇宙へ旅立った。エンタープライズ号を率いるのは、30歳の若さで船長に抜擢された不屈の精神力を持つ男ジェイムズ・T・カーク。地球人と異星人バルカン人の間に生まれ理性を重んじる副長のスポックや、人間味溢れる医療主任のドクター・マッコイといった優秀なクルーの力も得て、エンタープライズ号は広大な宇宙空間で起こる想像もできないような神秘現象、高度な文明を持つ生命体との遭遇などさまざまな冒険を繰り広げるのだ。
1966年に放送が開始されたSF映画・ドラマの金字塔とも言えるスター・トレックの原点。ワープという言葉はこのドラマから広まっていたと言っても過言ではない。当時は驚いた特撮映像は今観ると正直子どもっぽさは否定できないが、現在放映されているドラマはSFシーンをデジタルリマスター化して放映している。一度もスター・トレックの本家を観たことがない人が多いと思うが、ぜひ2〜3エピソードぐらいだけでも楽しんで欲しい。このドラマを観た後にクリス・パイン主演の映画版「スター・トレック(3部作)」を観るとよく理解できるだろう。
Space: the final frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. Its five-year mission: to explore strange new worlds. To seek out new life and new civilizations. To boldly go where no man has gone before!
「宇宙―それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは、人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である」
第1話 歪んだ楽園
パイク船長が異星人に捕われてしまう。異星人たちは本物の人間と見間違うほどリアルな幻影を巧みに操り、パイク船長の心を揺さぶる。
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第2話 惑星M113の吸血獣
惑星M113に住む考古学者のクレイター夫妻に定期健康診断を実施するため、カーク、ドクター・マッコイらはM113に降り立つ。クレイターの妻ナンシーは、10年前マッコイの恋人だった女性だった。やがて同行した部下が死亡する事件が起き、死因を調べさせると、体中の塩分が一切なくなっている。クレイター博士が事件に関係ありと感じたカークは……。
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第3話 セイサス星から来た少年
エンタープライズ号は17才の少年、ピーター・エバンスアルファ第5植民星へ運ぶことになった。ピーターは14年前、3才の時に宇宙船遭難事故で唯一人生き残り、以後セイサス星で奇跡的に成長した話題の少年だった。一見したところ、傷つきやすい思春期の一般の少年と変わりなかったが、実はピーターは恐るべき超能力を持っていた。
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第4話 光るめだま
エンタープライズは、200年前に行方不明となった宇宙船バリアント号の遭難信号レコーダーを回収する。それによるとバリアント号は磁気嵐に遭ったのだが、船が破壊された原因は人間の超能力に関係があるらしい。やがてエンタープライズは、バリアントと同様に磁気嵐に巻き込まれ、甚大な被害を受けてやっと脱出する。しかし……。
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第5話 魔の宇宙病
エンタープライズは、惑星サイ2000に接近。科学班を収容する任務を与えられた。ところが、科学班収容のために惑星に降りて来たジョーが不思議な病気を持ち帰り、それが船内に急速に広がり始めた。この病気にかかると患者はまるでアルコールか薬に酔っ払ったように自制心をなくしてしまうのだ。
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第6話 二人のカーク
エンタープライズ号は、惑星アルファ117で鉱石の標本を採集していたが、上院班員の1人が黄色い鉱石で傷を負い、船に収容される。この時、黄色い鉱石の影響を受けたためか、転送装置が故障してしまい、この結果、驚くべき事件が持ち上がった。続いて収容されたカークのすぐあとに、再びカークが転送されて来たのだ。
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第7話 恐怖のビーナス
エンタープライズ号は、正体不明の小型宇宙船を追跡するが、相手が遭難したためその乗組員を救助する。乗組員とは、男は船長1人、あとの3名は謎の魅力をたたえる素晴らしい美人だった。実は遭難した宇宙船の船長マッドはペテン師で、今回もある開拓星に美人たちを高く売り込もうと思って旅に出たところをカークたちに発見されたのである。
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第8話 コンピューター人間
カークはロジャー・コービー博士なる人物の生死を確かめるため、ある惑星に向かう。コービー博士は宇宙考古学で得た医療法、医薬を人類に紹介し、医学の発展に多大の貢献をしていた。カークたちは、博士の助手ブラウン、美人のアンドレアたちの出迎えを受けたが、この2人がアンドロイド、すなわち人造人間であるのを知って驚く。
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第9話 400才の少女
エンタープライズは、地球式の遭難信号SOSを受信して驚く。この付近に地球の植民星はないのだ。信号発信地付近へ降り立ったカークたちは、再び驚かされる。地上は400年前の地球の光景と同じであり、しかも荒れるがままに放置してあって、人の住む気配はなかった。この第2の地球で起こっている謎の解明に取り組むカークたちだったが……。
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第10話 悪魔島から来た狂人
エンタープライズはフィモ植民星の荷物を降ろし、代わりに箱をひとつ受け取ったが、その箱の中に男が潜んでいて、カークを脅し、フィモ植民星、通称「悪魔島」へ連れ戻さないでくれと懇願する。フィモ植民星とは、犯罪者たちの流刑の星で、アダム博士が指揮官の地位にあり、犯罪者たちの人間改造と社会復帰教育が行われているのだった。
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第11話 謎の球体
突如謎の立方体がエンタープライズの行く手を遮り、監視を始めた。この不思議な物体は、エンタープライズが光速の何倍かのスピードで逃げてもピタリとあとをつけてコースを邪魔するのだ。ついにカークは決断を下して立方体を攻撃、破壊するが、今度は巨大な球型の物体が接近してきた!
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第12話 タロス星の幻怪人 (前編)
エンタープライズ号は、クリストファー・パイク大佐からの要請で宇宙基地M11に急行するが、それはスポックが出した偽の要請だった。スポックは以前、パイク大佐がエンタープライズの船長をしていた時にすでに科学主任として乗り組んでいたが、その当時、船は現在接近すら禁じられている謎のタロス星へ行った事実があった。
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第13話 タロス星の幻怪人 (後編)
禁断の惑星タロス4番へパイク大佐を送り届けようとするスポックの真意はどこにあるのだろうか?タロス4番と接触を持つことは死を意味するのに、スポックはあえて死を選ぼうとしているのだ。軍法会議の席上、映し出された映像は驚くべきものだった。13年前のエンタープライズ号の出来事が克明に描き出されたのだ。
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第14話 殺人鬼コドス
エンタープライズは植民星シグニア・マイナーに向かった。レイトン博士が画期的な合成食品を発明したと報告が入ったからだが、博士と会ったカークは驚くべきことを聞かされる。実はシグニア・マイナーに宇宙巡回劇団が来て公演していたのだが、その主催者でありスターであるカリディアンが、「死刑執行人」と異名を取った殺人鬼コドスと同一人物だというのだ。
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第15話 宇宙基地SOS
エンタープライズ号へ地球の前哨基地から緊急連絡が入った。正体不明の宇宙船の攻撃を受け、基地が次々と破壊されているというのだ。しかもその敵の兵器が強烈きわまりないもので、防御スクリーンさえ何の役にも立たなかったのだ。カークたちは直ちに前哨基地へ駆けつけるが、その時初めて敵宇宙船の姿を目撃し、ロミラス星人が乗り込んでいることを知った。
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第16話 おかしなおかしな遊園惑星
3か月の激務を終えたカークたちは、全員に休暇を与えるため、ある惑星に接近し調査班を上陸させる。すると調査班の一員だったドクターが「不思議の国のアリス」に出てくるようなウサギと女の子を見たため、カークが降りて安全を確認することになったのだが……。
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第17話 ゴリラの惑星
植民地ニューパリで伝染病が猛威をふるい、エンタープライズ号は緊急医薬品をマーカス3番星まで運ぶ任務につく。ところが、途中ムラサキ312として知られる科学現象に遭遇し、調査のために宇宙艇ガリレオが出発したことから大事件に巻き込まれる。
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第18話 ゴトス星の怪人
エンタープライズはある太陽系で不思議な惑星を発見、傍を通過しようとした時、カトーとカークの姿が突如消えてしまう。何者かの仕業でこの謎の惑星に転送されたに違いないと思うスポックは、ドクターたちを捜索隊として派遣する。調査ではその惑星は生命が存在できる状態ではないのだが、実際に惑星に降り立つと、森が茂り、地球と全く同じ条件であった。
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第19話 怪獣ゴーンとの対決
エンタープライズは、地球の最前哨基地があるセスタス3号星の要請を受け、基地へ向かう。ところが基地はすでに完全に破壊されており、カークたちも何者かに激しい攻撃を受ける。敵を撃退し、逃走する敵船の追跡に移ったカークたちだったが、銀河の果てのある太陽系付近まで追っていったところ、敵船もエンタープライズも、謎の光線で静止させられる。
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第20話 宇宙暦元年7・21
エンタープライズ号は宇宙飛行中にブラックスターという星の強烈な引力に引かれて自由を失う。この引力から逃れるために全動力を逆回転させた結果、バランスを失って宇宙の彼方に叩きつけられ、何と400年前の1960年代に戻ってしまった。一方、エンタープライズが接近するのをキャッチした地球のアメリカ空軍は……。
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第21話 宇宙軍法会議
エンタープライズ号は激しいイオン嵐に遭遇し、船体にかなりの被害を受け、犠牲者1名を出した。このため、急きょ第11宇宙基地に寄港し、補修作業を受けることになったが、証拠品として提出したコンピューター日誌に、意外な事実が記録されていた。犠牲になったフィニー少佐は観測室へ入っていて、カークがその観測室を切り離したため死亡したというのだ。
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第22話 ベータ・スリーの独裁者
100年前に行方不明となったパトロール艦アーコン号の手がかりを探すため、エンタープライズは惑星ベータ3に接近して、カトーとオニールが偵察班として上陸する。だがカトーは、人が変わったような異常な心理状態で戻ってきた。このため、今度はカークをリーダーとする偵察班が上陸するが、無表情に歩いていた人々が突如大歓声を上げ、夜通し大騒ぎを演じる。
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第23話 宇宙の帝王
エンタープライズは地球の古い宇宙船に遭遇する。船内には20世紀の人間が80名近くも人工冬眠器に入って眠り続けていた。しかも何かの影響で、その中の1人、リーダーとおぼしき男が冬眠から覚めてしまった。カンと名乗るこの男は、磁石のような不思議な吸引力を持つ偉丈夫で、20世紀に名をあげた英雄の典型的なタイプだった。
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第24話 コンピューター戦争
惑星エミニア7は隣接する惑星ベンディカーと戦争していたのだが、これは奇怪なコンピューター戦争とも呼ばれるべきもので、実際の戦いは行われず、その代わりにコンピューターが被害や死傷者を計算ではじき出す、一種のゲームのようなものだった。エンタープライズはこのコンピューター戦争に巻き込まれてしまう。
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第25話 死の楽園
オミクロン・ケティ3番星には3年前から農地開拓者グループが移住していたのだが、宇宙のバーソルド光線の照射を受けていることが判明し、全員死亡したとみられていた。ところが、惑星に降り立ったカークたちを開拓者たちが出迎えた。カークたちは開拓者全員を宇宙基地へ撤去させようとするが、何故か彼らは頑としてそれを拒否する。
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第26話 地底怪獣ホルタ
惑星ジェナス6から緊急連絡を受けたエンタープライズ号は、至急この古い植民星に向かう。ジェナス6には50年以前からペルジューム生産ステーションがあったが、最近この地下坑道に怪物が現れ、機械や人間を次々と犠牲にしていくというのだ。
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第27話 クリンゴン帝国の侵略
地球が属する惑星連邦と、クリンゴン帝国の平和交渉が決裂し、ついに全面戦争に入った。カークたちは宇宙艦隊総司令部の命令で、惑星オルガニアに急行する。このオルガニアは戦略上、双方にとって重要な位置にあるため、クリンゴンの基地にされるのを阻止せよという命令だった。
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第28話 二つの宇宙
パトロール中、エンタープライズは強烈な衝撃を受けた。原因不明の謎のショックで、全宇宙が影響を受けたらしい。衝撃の源と思われる惑星を調査すると、そこで発見したのは小さな宇宙艇と地球人と全く同じ1人の男だった。ラザラスと名乗るこの男の語るところによると、彼は数年来、自分たちの文明を破壊した悪魔を追い続け、この惑星に来たらしい。
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第29話 危険な過去への旅
エンタープライズは、何百万キロ彼方の宇宙から、時間に歪みを与える障害波が出ているのをキャッチし、その原因調査に急行する。そしてある惑星に原因が存在することを突き止めるが、そのときドクターが手に持っていた劇薬コルドラジンを、自分に注射してしまうという事故が起こった。結果、ドクターはカークたちが自分を殺そうとしていると思いこみ、惑星上に逃げてしまう。
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第30話 デネバ星の怪奇生物
エンタープライズは銀河の一画に起こった謎の事件の解答を得るため、惑星デネバへ向かう。記録によるとこの区域で、幾度か得体の知れない異常現象が起こり、文明が破壊されてしまっていた。過去の事件から推測すると、次はデネバで発生しそうだ。しかもデネバには、カーク船長の兄一家が住んでいるため、エンタープライズは全速でデネバへ向かう。
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第1話 バルカン星人の秘密
カークはスポックの様子がおかしい、と報告を受ける。調べてみるとスポックはバルカン人の生殖期を迎えており、直ちにバルカン星へ帰らなければ命の危険もあるという。カークはスポックのために司令部の命令を無視して彼をバルカン星へと連れて行く。ところがそこで2人は決闘することに……。
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第2話 神との対決
フォルクス4号星の近くで、エンタープライズ号は緑の巨大な手に捕まり、強制的に着陸させられる。そこでカークたちはギリシャ神話の神、アポロと名乗る男に遭遇する。アポロは彼らをこの星に永住させようとする。しかし、カークにはある考えがあった。
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第3話 超小型宇宙船ノーマッドの謎
人間ほどの小さな宇宙船がエンタープライズ号に侵入してきた。言葉を語るこの宇宙船が言うには、自分のコンピューターには“不完全なるもの”を根絶せよとの指令を受けているという。もちろん、人間も含まれる。しかし、船長のカークという名前を聞くや、なぜか“あなたは私の設計者”だと言い出し、危害を加えなくなった。
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第4話 イオン嵐の恐怖
カーク船長等4名は惑星ハルカンからの帰路、転送装置が折からのイオン嵐のため故障し、他の宇宙の、もうひとつのエンタープライズ号に転送された。同時に、他のエンタープライズ号の上陸班は、本来のエンタープライズ号に帰還した。もうひとつのエンタープライズ号では暴力が横行し、弱肉強食の状態であった。船長を殺した者が船長になるという具合なのだ。
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第5話 死のパラダイス
カーク等は宇宙のパラダイスと呼ばれる惑星ガンマー6号に上陸、探検を始めた。一面美しい森におおわれた中に住民がいるというのだ。だが、一行が森の中を行くうちに、花が毒のめしべをとばしたり、あるいは電光によって隊員たちが次々に死んでいった。ガンマー6号は死のパラダイスとなった。
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第6話 宇宙の巨大怪獣
エンタープライズ号は遭難信号をキャッチするが、急行したL370太陽系は何者かに破壊されて、破片だけが宇宙に漂っていた。多くの惑星を粉々に破壊する恐るべき犯人は果たして何者なのか。やがて前方に、同僚のパトロール船コンステレーション号が操縦不能となって漂っているのを発見。カークたちが調査に向かって、船長のデッカー准将を収容する。デッカーの話では、犯人は巨大な怪物だったという。
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第7話 惑星パイラスセブンの怪
行方不明の上陸班を探すため、カークらは不気味な霧が立ち込める惑星に降り立つ。行く手に邪悪な城、魔女、黒猫など薄気味悪いものが次々と現れる。
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第8話 不思議の宇宙のアリス
ハリー・マッドがカークたちをある惑星におびき寄せる。マッドは自分に仕えるアンドロイドたちを利用して、エンタープライズを乗っ取ろうと企む。
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第9話 華麗なる変身
エンタープライズは謎の雲が放つエネルギーに引き寄せられ、小惑星ガンマ・カナリスNに不時着。カークたちは昔そこで遭難したと言う地球人に出会う。
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第10話 惑星オリオンの侵略
スポックの父親を含む多くの外交官たちを乗せ、バーベルの会議に向かうエンタープライズ。政治についての議論で沸く船内には暗殺を企む者がいた。
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第11話 宿敵クリンゴンの出現
惑星連邦は戦力を誇る種族、カペラ人と鉱山の採掘権を交渉していた。ところがクリンゴン人が介入し、事態はエンタープライズを巻き込み最悪の方向へ。
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第12話 死の宇宙病
ある惑星に降り立ったカークと上陸班の面々。エンタープライズに戻った後、急速な老化が始まり戸惑う一同は、実は不思議な放射線にさらされていた。
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第13話 復讐! ガス怪獣
一同の前に現れた奇妙なガス状の雲。そこから放たれる甘い芳香に昔の事件を思い出したカークは、得体のしれない怪物雲を倒すことに執念を燃やす。
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第14話 惑星アルギリスの殺人鬼
惑星アルギリスのキャバレーを楽しむカークたち。ところがその後、女性ダンサーが遺体で見つかり、一緒にいたスコットに殺人の容疑がかけられる。
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第15話 新種クアドトリティケール
惑星連邦の官僚とクリンゴンの戦艦との間で頭を抱えるカーク。一方、小さくて毛むくじゃらで食欲旺盛な生き物がエンタープライズ内で大繁殖する。
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第16話 宇宙指令! 首輪じめ
カーク、ウフーラ、チェコフはある惑星に拉致される。そこで囚われて奴隷として働く闘士たちは、訓練を受け、余興のために死闘を強いられていた。
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第17話 宇宙犯罪シンジケート
カーク、スポック、マッコイの3人はイオタ人の惑星に降り立つ。そこには1920年代の地球のギャング文化を模倣した社会が築かれていた。
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第18話 単細胞物体との衝突
宇宙船エンタープライズが巨大な宇宙生物に直面する。生命体からエネルギーを吸い取るアメーバ状の単細胞生物は全銀河を危険にさらしていた。
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第19話 カヌーソ・ノナの魔力
調査の為、13年ぶりにある惑星を訪ねるカーク。当時は平穏だったのその星では、旧友が部族のリーダーとなり、銃を用いた紛争が起きていた。
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第20話 地底160キロのエネルギー
人間よりもはるかに高度な知能を持つ古代の種族。体を失い、3つのエネルギー体と化した彼らは、カークたちに肉体を貸してほしいと頼む。
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第21話 エコス・ナチスの恐怖
惑星連邦から派遣され、音信不通になった地球の歴史家を探しにエコス星に降りたカークとスポック。そこにはナチス・ドイツの世界が広がっていた。
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第22話 宇宙300年の旅
救難信号を受け、カーク、スポック、マッコイを含む上陸班はある惑星に降り立つ。ところがそこで、救難信号は自分達をおびき寄せる罠だったと気づく。
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第23話 細菌戦争の果て
停泊中のUSSエクゼター号を発見したカークたち。エクゼター号の船長が艦隊の誓いを破り、2つの種族の間で勃発した戦争に干渉していたことを知る。
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第24話 恐怖のコンピューターM-5
人を介さずに宇宙船のコントロールが可能になるM-5という高性能コンピューターシステムが完成し、そのテスト装備にエンタープライズが選ばれる。
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第25話 もう一つの地球
エンタープライズが発見した地球のような惑星。古代ローマ帝国の文化をそのまま20世紀に引き継いだようなその世界で、政府は圧政を敷いていた。
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第26話 宇宙からの使者 Mr.セブン
歴史調査のため、1968年の地球へ戻るエンタープライズ。当時の危機を人類がどのように乗り越えたのか観察しようとしていたのだが…。
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第1話 盗まれたスポックの頭脳
変わった形の宇宙船から一人の女がエンタープライズに乗り移り、スポックの頭脳を盗んで去る。24時間以内に元に戻さないとスポックは死ぬことになるため、カーク船長らはスポックの体を連れて頭脳探しに出かける。
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第2話 透明宇宙船
エンタープライズはロミュラ帝国との間に設けられた中立ゾーンを通過し、ロミュラ領域を侵犯してしまった。これより数週間前からカーク船長が正確な判断を欠くようになっており、このロミュラ領域侵犯行為は、過労によるカーク船長のまれな過ちと思われた。そんな時、突如としてロミュラ宇宙艦隊が出現、エンタープライズを包囲する。
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第3話 小惑星衝突コース接近中
小惑星が衝突コースを接近、何らかの処置を講じなければ衝突によって破壊されるある惑星上に降り立ったカークたちは、そこにいた者たちの姿を見て驚く。その後カークは突如行方不明となるが、接近中の小惑星のコースを変えないと、衝突してこの惑星もろともカーク船長も飛び散るため、スポックは船長の捜索を一旦中止して小惑星に向けて飛び立つ。
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第4話 悪魔の弟子達
惑星トリアカスから緊急連絡を受けたエンタープライズ。トリアカスに降り立ったカークたちが見たのは驚くべき光景、集団自殺だった。生き残っているのは子供たちだけ。しかも子供たちは親の悲劇を何も知らぬかの如く、楽しそうに遊びまわっているのだ。
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第5話 美と真実
エンタープライズは宇宙会議に出席したメデューサ大使を母星へ送り届ける任務を受ける。しかしメデューサ人は異形の種族で、人間が肉眼で見ると精神が錯乱する。そのために特別の容器に入っており、付き添いとして心理学者ミランダが同行していた。
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第6話 危機一髪! OK牧場の決闘
エンタープライズはメルコト星の調査に向かった。いまだかつてメルコト星の生物と接触を持ったことのない地球連邦は、平和の使者としてエンタープライズを派遣したのだ。ところがエンタープライズの行く手にメルコト星人の宇宙ブイが立ちふさがり、直ちに引き返せと警告を与えてきた。
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第7話 宇宙の怪! 怒りを喰う!?
救難信号を受け、ある惑星に調査に赴いたカークは、住民の所在も襲撃の形跡も発見できなかった。そこに旧敵のクリンゴン船が現れるが、船は何者かに破壊され、エンタープライズの仕業と思い込んだ隊長のヤングはカークたちを捕虜にし、強制的に船に乗り込む。
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第8話 宇宙に漂う惑星型宇宙船
マッコイが多血球血症であと1年の命だと知ったカーク船長がそれを司令部に報告しようとした矢先、小惑星そっくりの宇宙船にミサイル攻撃をかけられる。それが無人である有名惑星と衝突するコースを飛んでいると知ったカークはスポックと調査に赴くが、マッコイもたっての希望で同行する。
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第9話 異次元空間に入ったカーク船長の危機
消息を絶ったパトロール船デファイアント号の救助に赴いたエンタープライズは、未知の空間でそれを発見する。スポック、マッコイ、チェコフの3人を率いたカーク船長は、デファイアントに乗り移るが、船内の乗組員はお互いに殺し合い、全員死亡していた。
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第10話 キロナイドの魔力
救難信号を受け、ある惑星に赴いたカークとスポック、マッコイは、古代ギリシャ人そっくりの住民を見出して驚く。その王ペルマンは足の傷が化膿し苦しんでいたが、彼は強力な精神操作力を持っているため、錯乱状態でも周回軌道にいるエンタープライズをゆるがす力を発揮する。マッコイの治療でペルマンの傷は速やかに回復したが、彼はマッコイに惑星に残るよう命じる。
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第11話 惑星スカロスの高速人間
カークたち一行は救難信号を受け惑星スカロスに赴くが、住民は1人も発見できなかった。調査の最中、乗組員の1人が忽然と消えてしまい、一行は捜索空しく船へ引き上げる。ところがその直後から船の各機能に異常をきたし、生命維持装置に未知の機械が連結されているのが発見される。
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第12話 恒星ミナラの生体実験
新星に変わりかけているミナラの観測ステーションを撤収するため、カークとスポック、マッコイの3人はその第三惑星に赴く。ところがステーションには調査員の姿はなく、記録装置には彼らが怪光線と共に消え失せた場面が写っていた。そしてカークたちも同じ怪光線で惑星の地下に運ばれる。
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第13話 トロイアスの王女エラン
宇宙艦隊司令部の極秘任務についたエンタープライズは、宇宙の彼方の恒星系におもむき、トロイアス星でペトリ大使を収容し、更にエラス星で王女エラン一行を収容した。この時初めて任務の内容が大使の口から明らかにされる。
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第14話 宇宙の精神病院
重度の錯乱患者の収容施設を訪れたカークとスポック。宇宙艦隊の元船長が施設を仕切っていることが判明するが、カークらは彼に捕らわれてしまう。
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第15話 惑星セロンの対立
病原菌に汚染された惑星アリアナスへ減菌の任務を受けて向かったエンタープライズは、基地から盗まれたシャトルクラフトを発見、収容する。中にはただ1人、顔が半白半黒の異星人が乗っていたが、セロン惑星のロカイとしか名乗らない。
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第16話 長寿惑星ギデオンの苦悩
同盟に参加するよう交渉中の惑星ギデオンは、代表としてカーク1人だけ受け入れると通告してくる。ところが、ギデオン側の示した座標に従って転送されたカークは行方不明になり、ギデオンの代表オディン大使は彼が惑星には来ていないと主張する。疑惑を覚えたスポックだったが……。
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第17話 無人惑星の謎
わずか数千年前に形成されながら大気圏を持つ不思議な惑星を発見したエンタープライズは、そこに調査班を派遣する。惑星に到着したカーク、マッコイ、カトーそれに地質学者ダマートの4人はひどい地震に見舞われるが、その衝撃が鎮まった時、エンタープライズは消え失せていた。エンタープライズは何かの力によって、約一千光年の彼方に飛ばされていたのだった。
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第18話 消滅惑星ゼータの攻撃
惑星連盟の記録保存所である小惑星メモリー・アルファに向かったエンタープライズは、そこに到着する前に異常なストーム状の現象に襲われる。メモリー・アルファに送る装置の整備係として同行していたミラ・ロメイン中尉は衝撃を受けて倒れ、彼女に夢中になっていたチャーリーを心配させる。
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第19話 6200歳の恋
エンタープライズに伝染病が発生し、乗組員が全員倒れるのは時間の問題となった。カークとスポック、それにマッコイはその病気の特効薬ライタリンのある最寄りの惑星に赴くが、無人と思われたその星には、フリントと名乗る男が住んでいた。しかもその住まいには、地球の歴史上貴重な書物や、美術骨董品のたぐいが飾られていた。
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第20話 自由の惑星エデンを求めて
盗まれたクルーザー・オーロラ号の拿捕を命じられたエンタープライズは船を発見するが、オーロラ号は逃走しオーバーヒートで爆発する。乗っていた者はかろうじて収容したが、彼らは科学者セブリンに率いられ原始生活に帰る運動をしているグループだった。
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第21話 惑星アーダナのジーナイト作戦
ある惑星の植物が伝染病で絶滅に瀕し、エンタープライズはそれを防ぐジーナイトを運搬する任務を受ける。ジーナイトは惑星アーダナのみ産する物質で、カークとスポックはアーダナの民政官の許可を受けそれを取りに赴くが、約束の積荷はなく、2人はトログライトと呼ばれる鉱山労働者に襲われる。
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第22話 未確認惑星の岩石人間
無人惑星を観測中に突然、スクリーンにリンカーンの姿が現れ乗船許可を求める。疑惑を抱いたままカークは乗船に応じるが、乗り込んできたリンカーンは本物そっくりで、スポックと共に惑星に降りるよう要請されたカークは、それに応じる気持ちになり……。
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第23話 タイムマシンの危機
新星に変わろうとしていた太陽を持つ有人惑星に住民が1人もいないことから、カーク、スポック、マッコイの3人は調査に出かける。ところがライブラリーに1人、エトスと名乗る男がいて、3人を住民と間違えて避難するようアドバイスする。
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第24話 変身! カーク船長の危機
惑星ケイマスIIから遭難信号を受け取り、カークたちは救援に向かう。そこで遺跡の調査をしていた一行のうち、隊長ジャニス・レスターと医師コールマン以外は全員死んでいた。放射能を浴びて重体だというジャニスに付き添っていたカークは、他の者が座を外した隙に彼女からフェイザー攻撃を受け、不思議な装置にかけられてジャニスと人格を交換させられてしまう。
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