あらすじ
主人公のレイはしがない高校教師。離婚と火事を経験し、火災保険が失効していたために実質上ホームレスになってしまう。これまで築いてきた世界がガラガラと崩れていく中、彼はついに人生を取り戻す決心をするが、そのための手段とはなんと、男娼になることだった。実は彼のモチモノは特大サイズで多くの女性を虜にできる武器だった。
Hung/ハングの感想
HBOドラマなので単なるコメディというより社会を風刺している面も描かれている。主人公のレイは若い頃はスポーツマンでアメフトのQBも務めていた。得意のスポーツで大学までいき、卒業後高校教師になるというのは、ある意味恵まれている人生だった。ところがそんな人でもふとしたことから足を踏み外しレールを外れてしまう。レールに戻ろうと必死になるがなかなか一度踏み外したレールには戻れない。娼婦ならぬ娼男をしながら、人生を取り戻そうとするレイの奮闘ぶりは笑いだけでなく、ふと考えさせられるものがある。レイ役のトーマス・ジェーンは映画『ミスト』や「エクスパンス ~巨獣めざめる~」など多くの映画やドラマに出演しており、ティーンエイジの頃はキラキラしていたという設定も納得できるイケメン。頭を使う必要がなかったため家族の気持ちの理解に乏しかったレイが、理解しようと少しずつ努力するところは微笑ましい。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 パイロット
妻と別れたレイは、高校教師として働き双子の子供を養っていたが、ある日火事により自宅が全壊。テント暮らしを余儀なくされた。子供達は別れた妻に引き取られ、絶望の淵にたたされるレイ。ある日、「億万長者になれる」というセミナーのチラシを目にして、そのセミナーに行って見る。そこには以前に関係を持ったことのある自称・詩人のターニャがいた。ターニャと再び関係を持つレイ。セックスが終わった後にすぐ帰ろうとすると、ターニャから「巨根なだけの男ね」と言われる。レイはそれを聞いてハッとする。億万長者セミナーで「持っているものを活用することが大事だ」といわれたことを。レイは自分の巨根をビジネスにしようと考える。
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第2話 「巨大ソーセージ」それとも「ディックと呼んでいい?」
レイを金持ち向け「ハピネス・コンサルタント」として売り出そうとするタニアは、法律事務所の元同僚レノーラと連絡を取る。レノーラはリッチな女性たちの名前と電話番号を教える代わりにレイを「試乗」する。一方、レイの子どもたちは母親ジェシカの強迫的な行動にうんざりし、レイに火事で損傷した家を早く修復するよう急きたてる。地元の請負業者が修理の一括割引を約束するが、金の管理ミスのせいでレイは金欠になってしまう。でもレノーラとのセッションがすべてを変えてくれる…と願うレイとタニア。
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第3話 「奇妙な友人」または「あなたは本当はセクシー」
レノーラ事件の後でまた運が下向きになるレイ。詮索好きな隣人ハワード・クーンツが公然わいせつのかどでレイを非難するとますます落ち込む。ジェシカの母親らしいおせっかいにうんざりのデイモンとダービーは父親の元へ戻りたがるが、家の修復は滞ったまま。また、レイとタニアの不安定な関係も暗礁に乗り上げたかのようにみえた。だが、土壇場でのある電話によって救われる。
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第4話 ピクルスの瓶
レノアから紹介された客のもとにレイを向かわせるターニャ。一人目の客はモリー。太った中年女性だ。レイは体調が悪く、「帰らせて欲しい」という。依頼をキャンセルしたいというレイに、ターニャはハピネスコンサルタントは客を差別しないと言う。翌日、燃えた家の梁を修理しようとしたレイだったが、金が足りず、梁を購入することもできなかった。レイは再びモリーの元に戻り、彼女とのセックスに挑む。モリーは土壇場で怖気付き、「セックスしないでいい」と言うが、レイは自信を持って「自分はプロだ、任せて欲しい」と告げる。
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第5話 やって、おサルさん
道路で故障した自動車が止まっている。通りかかったレイは困っている女性に「手伝おうか?」と声をかける。実はこの女性はレイの新しい顧客なのだが、自分好みのストーリーをレイに演じさせたいらしい。奮闘するレイだが、彼女の要望が何なのかわからず、結局はクビになってしまう。ターニャは自己啓発セミナーを行なっているフロイドに、次のセミナーに参加してみないかと聞かれるが、金銭的にも高額なので悩んでいると打ち明ける。フロイドは手のひらを返したようにターニャにひどい態度をとる。レイは逃した顧客の元へゆき、「そのままだと次の恋も長続きしない」と忠告する。顧客は不機嫌そうだったが、レイが「俺は女性をハッピーにできる」と宣言すると笑顔を見せる。
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第6話 「ドリスは死んだ」または「私たちは金持ちか貧乏か」?
ジェンマがタニアを通さずレイと直接「デート」を取り付けたと知って、タニアは激怒する。犬を安楽死させたことに未だにこだわっているジェシカは、家庭の経済状態についてロニーに詰め寄る。どうやら、2人はロニーが示唆しているほど金に困っているわけでもないようだ…。一方、レイに本性を明かすよう求めるジェンマ。その後のバスケの試合でレイはチームを鼓舞して勝利に導く。
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第7話 「リタ・フラワー」または「消せない悪臭」
ジェンマに本物の恋心を持ち始めたレイ。そのためにジェンマとの関係が不透明になっていく。タニアはヒップな男性と出会う。彼は彼女の作家としてのスランプを克服するのを手伝ってくれるという。ファーマーズマーケットで新しいクライアント探しに出かけたレイは、偶然ジェシカと会う。彼女はロニーと子どもたちとの家族ディナーにレイを誘う。その後、忌まわしい隣人ハワードの妻ヤエルに誘惑されるが、彼女は交換条件を突き付けてくる…
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第8話 「語頭音添加」または「ちょうどいい迫り方」
レイとのデートの約束をすっぽかしたジェンマは、しばらく距離を置こうとレイに告げる。落胆したレイはタニアに女性心理についてのアドバイスを求める。タニアは新しい彼氏ピアースが謎めいた存在であることに気付く。ジェシカとロニーの家のバーベキューにやってきたレイは、(予想通り)気まずい立場に置かれる。一方レノーラはタニアの新しい広告を目にし、タニアのマーケティング戦略に厳しいフィードバックを与える。これを受けてタニアはよりパーソナルなアプローチを試みる。
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第9話 「これがアメリカ」または「50ドル」
「満足した」クライアントがレイのサービスをもう使いたくないと言ってくる。これを聞いたタニアはうろたえる。自分の職場内で「ハピネス・コンサルタント」を売り込むが、反応はさまざまだ。レイの息子デイモンは放課後学校に居残り、中性的な友人パウエルとつるむ。レイはそんなデイモンに困惑する。レノーラはレイにブランド化のレッスンを授ける一方、デパートでばったり会ったジェシカにライフスタイルのアドバイスをする。
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第10話 「イチモツと夢」または「ハニーの戦い」
悪い兆しを感じたタニアは、レイの管理をめぐってレノーラと争う。レイは学校での人員整理の噂を同僚のマイクから聞かされ、自分の将来に不安を抱く。ロニーは職場で昔の恋人といちゃつき、欲求不満のジェシカは充電が必要だと決心する。そして帰宅したレイを「甘い」サプライズが待つ。それはハチミツを集めに来た、欲情したクーンツ夫人だった。一方パウエルとの関係に終止符を打ったデイモンは、ダービーにアドバイスと安らぎを求める。
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Season2 エピソード
第1話 先っぽだけ
レイとタニア、そしてレノーラ3人の新しいパートナー関係は、妊婦のクライアントとの「会合」で彼が遠慮してしまったことから、不吉なスタートを切る。レノーラの1歩先を行くため、タニアは本物のプロからヒモに関するアドバイスを受ける。
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第2話 「ツーソンはイチモツへの玄関」または「こんなのセクシーじゃない」
レイはクレアに結婚のアドバイスを与え、レノーラを怒らせる。タニアは大物クライアントを釣り上げられることを証明しようとする。学校では、レイは男娼で稼いだ金で野球チームのアウェイ試合用の車を調達するが、マイクはそんな彼に疑惑を抱く。
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第3話 「精神的な弾丸」または「バン、バン、バン、バン、XX野郎」
レイはクレアとの即興ミーティングで思わぬいい結果を得る。その後、自分は思いやりのない元体育会系ではないことを証明しようとする。職場の新しいボスからの要求に激怒したタニアだが、レノーラという名のよりムカつく問題にどう対処すべきか、チャーリーにアドバイスを求める。一方、ジェシカは不況の影響を感じているが、ロニーの解決策に納得がいかないでいる。
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第4話 「もう一度歌って、レイ」または「本塁」
レイはレノーラに最後の忠告をし、レノーラを切り捨てても大丈夫かどうかタニアに問いただす。そんなとき、デイモンが野球場を汚したと聞いて動揺するレイ。デイモンのうっぷんを晴らす方法として新しい趣味を見つけてやるべきとのタニアの提案を考慮する。レノーラはレイの忠告を無視してジェシカにロニーとの関係についてアドバイスする。一方、新しいクライアントに会いに行く途中、レイはホテルのロビーでマイクにばったり会う。レイは機転を利かせて乗り切ることができるのか?
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第5話 「この男にしてこのプランあり」または「ありがとう、ジミー・カーター」
タニアは「白鯨」クライアントを釣り上げるが、詩の朗読会でデイモンがデビューした後、彼が絡んだ緊急事態が発生し、デートが流れそうになる。教職を失う恐れのあるマイクを見て、レイは彼を野球チームの共同マネージャーに任命する。一方ジェシカはあまりにも疑い深いロニーにイラつく。
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第6話 ビーバーランド
ジェシカはビーバーに悩まされてレイに助けを求めるが、彼女の家に本当にビーバーがいるのかは謎だ。タニアはマイクを仲間に加えようとするが、レイに一蹴され、チャーリーから罪の意識を管理する方法についてのアドバイスを受ける。その後、成功を見せびらかすために大胆な行動に出る。一方レイは氷のように冷たいクライアントの心を溶かすのに苦労する。
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第7話 中東は複雑
ハムスがきっかけで、レイはヤエルと新しいクライアント、サマラのどちらの文化を取るか選ばされるという、のっぴきならない立場に置かれる。臨時収入を無駄遣いしてしまったことですでに動揺しているタニアは、レイの隠し事を発見し、チャーリーの所へ行ってストレス解消する。一方レノーラはタニアが二枚舌を使っていたことを発見し激怒する。そしてリズは自分の私生活をレイに暴露して例を驚かせる。
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第8話 「三塁」または「その発疹」
野球チームの更衣室が荒らされ、チームの将来が危うくなると、レイは生徒対卒業生の試合に出ることに同意する。しかし、クレアと前戯を行なっているときに思わぬアクシデントが発生し、試合出場が危ぶまれる。タニアの強欲にうんざりし、マイクからの寄付の要請に困惑したフランシスは、自分とマイクとの関係を疑う。一方ジェシカの発疹が再発したのを知ったロニーは彼女の前夫に最後通告を突きつけるが…
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第9話 「恋愛のおいしいとこ取り」または「オレがアレルギー源」
学校でイヤなことがあった後、マイクがレイを裏切り者と非難し、レイの1日はますます最悪になる。その晩、皮膚科医師会のバンケットでロニーはジェシカへの不満をぶちまけ、ジェシカはその場から走り去る。一方、自分のしたことをついに告白して開き直ったタニアはレイ、レノーラ、そしてホーニー・パティに食ってかかる。
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第10話 「おあいこ」または「デトロイト一ラッキーなヤツ」
ジェシカとの復縁を望むレイは、男娼ビジネスを辞めることを考える。だがレノーラは彼をタダでは手放しそうにない。デイモンと話し、その後ヴェラ・ジョーンとも会って精神的にボロボロになったタニアは、フランシスとレイを訪ね、償いをしようとする。一方、バンケットの後、ミンディに家まで送ってもらったロニー。帰宅すると、ジェシカが2人の将来にインパクトを与える決断を下したことを知る…
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Season3 エピソード
第1話 「デトロイトを見捨てないで」または「馬並み」
レイとタニアは銀行の貸付係とその友人に、「女性のためのウェルネスセンター」のアイデアがいかに財政的に健全であるか説得しようとする。そのころ、レノーラはレイのライバルになりそうな人物を見つける。
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第2話 「トップ争い」または「荷造りしてる?」
レイのクライアントがジェイソンに盗られたのを知ったタニアは、自分の手で競争相手をつぶそうとする。一方レノーラはジェイソンの秘密を知ってしまう。ジェシカは独立した人生を歩み始め、苦境に立たされたチャーリーはタニアに助けを求める。そしてレイは警官のコスプレが好きなクライアントに会うが…
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第3話 「ドレッカー先生」または「ラフプレーはほどほどに」
レイは自分の元生徒をクライアントと間違えたため、正体がバレそうになる。一方タニアは重罪人の身柄を預かることになる。ジェシカはマット・コピロフ医師の下で働くことになるが、彼はロニーの愛人の夫だった。そんな中、レノーラはジェイソンのガールフレンドサンディーと取引をする。
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第4話 「ドレッカー先生、私とヤッて」または「刑務所行きを避けよう」
レイとタニアは激しすぎるクライアントと手を切ろうとする。だがチャーリーはタニアに、リディアを喜ばせ続けるべきだとアドバイスする。レノーラはますます図に乗るサンディーに手を焼き、一方マットとジェシカはお互いの関係を深める。
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第5話 「オレたちはゴールド」または「悪党と特大ビーバー」
リディアにビジネスから足を洗うと告げるレイ。だがリディアはレイとタニアを一生思い出に残るドライブに連れだす。ダービーは家を出ていくと言いだし、一方レノーラはクライアントとのデートをすっぽかしたジェイソンに詰め寄る。
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第6話 床の上の金
靴箱に入っていた金が無くなっているのを発見したレイは、一番の容疑者、レノーラを問いただす。レノーラは否定するが、代わりにカイラという名の新しいクライアントを紹介される。一方、サンディーはタニアにビジネスの拡張を提案する…
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第7話 「階下で何が起きてる?」または「エリック王子を食べないで!」
カイラと一夜を過ごした後、レイは彼女が自分が思っているような女性ではないと知る。そんな中、ジェイソンがウェルネスセンターに迎え入れられ、レイの競争心が高まる。一方、レイの紛失した金の件で、タニアはサンディーとジェイソンを問いただし、チャーリーはそれを手伝う。
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第8話 「私、サンディー」または「このセックス。これは。違う」
タニアはチャーリーが保釈中に姿を消したことを知り、彼の子どもの母親ミッシーの助けを借りてチャーリーの後を追う。一方レノーラはタニアとウェルネスセンターに宣戦布告する。そのころ、サンディーはジェイソンにどうやってレイの座を奪うかについてアドバイスする。レイはと言えば、女性、特にジェシカを喜ばせる能力がないことに愕然とする。
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第9話 「類人猿という名のサル」または「フランシスはファンじゃない」
タニアは、フランシスとマイクの結婚式に呼ばれていないと知ってショックを受ける。レイはジェイソンを殴って鼻を折った後、自分のクライアントを取り戻す。そしてタニアは彼女の管理下に置かれたチャーリーの子どもたちと心を通わせる。
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第10話 たくさんのビーファロ
ウェルネスセンターの未来が危ぶまれる中、レイとタニアはチャーリーを探し出して4万ドルを取り返そうとする。そのころ、マットは検査のための尿を取り違えたとしてジェシカを責める。そしてレノーラは最後の手を打とうとするが失敗する。
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