あらすじ
厳冬のロシア、粗末な馬車で荒野を急ぐ女性がいた。まだ幼さの残るフレデリーケ(のちのエカテリーナ)だ。プロイセンの小国に育った貧しい貴族の娘であるが、彼女が母とともにロシアを旅するのには、重大な理由があった。ロシアを支配する女帝・エリザヴェータの決断により、次期王位継承者の立場にあるフョードロヴィチの后候補となったからである。夢と野望に満ちたフレデリーケは、ロシアに到着するなりロシア語の勉強に励み、エリザヴェータ謁見の合格を目指した。彼女は持前の賢さを活かし、機智に富んだ会話で、権力者の心に食いこみ、やがてエリザヴェータ謁見の合格を果たす。しかし、そこで待ち受けていたのは、愛の無いフョードロヴィチの態度やフレデリーケとの結婚に反対する宮廷に渦巻く暗殺計画であった…。
エカテリーナの感想
ロシア製作のドラマなのでメインはロシア語、その他に使われるのはドイツ語で、英語圏製作のドラマのように「ロシアなのに英語?」と白けることはありません。宮殿や衣装などはとても豪華でロシア~という感じですが、背景が油絵っぽくて若干チープ。ストーリー展開はテンポがいいのですが、エカテリーナが支持を集めた理由がイマイチわかりづらい等、登場人物の細やかな感情までは表現できてないようです。歴史ドラマなので、歴史的なイベントをナレーション付きでさっさと進める必要があり、細かなところまで拾えないのは致し方ないかも。エカテリーナ役の女優さんは凛とした美しさがあって、戴冠式の姿はうっとりするほどキレイです。エカテリーナを好きな方はもちろん、18世紀のプロイセン、ロシアなどの歴史が好きな方にもお薦めのドラマです。
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Season1 エピソード
第1話 野望の旅へ
18世紀、ロシアの女帝エリザヴェータは、後継者の甥フョードロヴィチの妃選びに苦慮していた。妃候補のひとりは、プロイセン貴族の娘ゾフィ。母とともに、急ぎロシアへ向かう。機知と愛らしさで、女帝の心をつかむゾフィ。しかし、彼女は、いのちを狙われることになる。
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第2話 毒殺の宮廷
幼い前皇帝イヴァン6世を幽閉し、権力を奪った女帝。彼の家族は、最北の修道院に監禁されていた。突然、ゾフィが重篤に陥る。彼女が妃に就くことに反対のフランスが、侍医レストックを使って毒殺を謀った。侍医は情人の侍女にもちかけ、砂糖漬けオレンジに毒薬を盛った。
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第3話 密偵となった母
回復したゾフィに、女帝はロシア名、エカテリーナを与える。正式に、フョードロヴィチの婚約者と決まったのだ。そのさなか、母ヨハンナのスパイ行為が露見する。女帝のしかけた情欲の罠にはまり、プロイセンへの密書を押収された。激怒した女帝は、彼女を国外追放の処分に。
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第4話 偽りの初夜
結婚したものの、フョードロヴィチは、エカテリーナとベッドを共にしない。あぶなかしいネズミの実験で、フョードロヴィチが天然痘に罹患する。辛うじて回復するものの、顔に醜い痘痕が残った。忍耐のきれた女帝が、愛人をつくってでも妊娠せよ、とエカテリーナに暗示する。
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第5話 最初の愛人
女帝主催の仮装舞踏会。エカテリーナはサルトゥイコフ伯爵と踊り、女帝の暗示を実行に移す。夫とは接触のないまま。年の明けた雪の日、エカテリーナは伯爵に処女をささげる。快楽を知った彼女の寝室に意外にもフョードロヴィチが。やがてエカテリーナは、男の子を出産する。
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第6話 女帝の陰謀
プロシャがドイツ統一に動き、俄かに国際関係が緊張する。皇太子パーヴェル受洗の日がきて、犬猿の仲のフョードロヴィチとエカテリーナが、我が子とつかの間の邂逅を許された。女帝はパーヴェルの皇位継承権を発表したあと、プロイセン大使を呼び、正式に宣戦布告の詔を渡す。
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第7話 愛と忠誠の将校
女帝は、フョードロヴィチに近衛連隊服務を与え、妻を同行するよう命じる。エカテリーナはそこで、有能な将校オルロフと宿命の出会いをはたし、不当な逮捕から彼を救うことになる。プロイセンが、イヴァン6世の釈放を要求してくる。直後、女帝は激痛に襲われ、床につく。
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第8話 陰謀うずまく伏魔殿
女帝の死期が近いとわかり、宮廷は大混乱に陥った。プロシャと戦闘中のロシア。宰相と元師がクーデターをはかるが失敗。組しなかったエカテリーナは、前線から帰隊したオルロフと狂気のように愛し合う。フョードロヴィチもまた、侍女リザに魅かれていた。
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第9話 女帝崩御
女帝が崩御した。ピョートル3世となったフョードロヴィチは、ベルリンから軍隊の帰還を命じる。エカテリーナは、ひそかにオルロフとの息子アレクセイを出産した。ピョートルは、エカテリーナとの離婚を申したてると、逮捕を命じる。エカテリーナに、追手が迫った。
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第10話 逆転の暗殺
逮捕寸前のエカテリーナを救ったのは、オルロフとその弟たちであった。将校たちが、エカテリーナへの忠誠を誓い、ピョートル3世廃位のために決起する。オルロフ兄弟のひとりアレクセイが、背後からピョートルの首に縄をかける。エカテリーナ女帝、誕生の瞬間であった。
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Season2 エピソード
第1話 宿敵オスマン
新女帝の治世にとって、オスマントルコとの対立は深刻だった。国境に出動したオルロフが、瀕死の重傷を負う。辛くも死を免れた彼は、エカテリーナのもとにポチョムキン少尉を派遣した。オスマンでは、天然痘が猛威をふるい、スルタンがエカテリーナを標的に、一計を企む。
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第2話 愛人の帰還
オルロフが、賑やかなロマの一団を連れて帰国した。身を焦がして待った女帝と、人前もはばからず抱擁する。次期皇帝気取りの彼に、強い危機感を覚えるパーニン。やがてオルロフが、戦傷の後遺症に悩みはじめる。寝室で、女帝の欲望にこたえられない。
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第3話 不吉な前兆
負傷の身で到着したポチョムキンは、奇跡の回復をはたす。手離したくない女帝は、彼の任務を変えて軍服担当へ。暗躍するパーニンが、ポーランド王と密談。知らぬオルロフは、精力回復の秘薬を求めて、焦慮していた。不穏な空気が、宮廷にただよいはじめる。
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第4話 死の献上品
オスマンの大使が着き、女帝に献上品を差しだす。豪華なエメラルドの小箱と血統を誇る駿馬。オスマンの侵犯に抗議するエカテリーナは、受領を拒否する。実は小箱には女帝を狙う強力な病原菌が仕こまれている。貪欲なパーニンはそれを、アンナへのプレゼントにする。
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第5話 女帝 試練の時
ポチョムキン少尉の女帝への思いが、熱く燃えあがる。熟成するのを待つかのようなエカテリーナ。微妙な変化に気づくオルロフが、少尉にとげとげしくなる。女帝の命令で、同居をはじめた皇子ふたり。兄のパーヴェルは、噂と異なる弟アレクセイを発見する。兄弟は手を組み、母エカテリーナへの面従腹背を誓う。
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第6話 後継者選び
エカテリーナへの献上品が拒否されたと知り、スルタンの怒りが爆発する。ロシア大使を監禁、随行者はことごとく虐殺された。ロシアへの事実上の宣戦布告であった。対するロシアでは、国内に問題が山積みしていた。後継者問題がしきりに、女帝の胸中を去来する。
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第7話 専制君主への道
パーヴェルを同道した女帝が、最北の幽閉地でイヴァン6世の家族と会う。悲惨な状況に動揺するパーヴェル。ソフィアが打ちひしがれた彼を虜にする。帰途、農地を視察した女帝は、実態を知って愕然とする。改革にむけてエカテリーナが、決然と専制政治へ踏みだす。
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第8話 情事の行方
女帝が、オルロフの秘密を知った。性的不能の治療で、生殖能力を失ったことを。熱望していた結婚を放棄、女帝の気持ちは大きくポチョムキンへ傾く。女帝はパーヴェルを皇位継承者第一位に決める。女帝はソフィアに命じる。パーヴェルと別れ、子どもは始末せよ。
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第9話 失脚する愛人
女帝とポチョムキンの愛の手紙が、パーニンのスパイ網にひっかかる。焦ったオルロフは弟とともに、ポチョムキンをリンチ、片目を失う重傷を負わせた。胎児を処置できぬソフィアに、女帝が怒りをぶつける。ロマノフ朝の血を継ぐ子は、アレクセイ以上に危険であった。
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第10話 スルタン 死す
開戦したオスマンとの海戦でも、緒戦で大打撃を受ける。しかしこのとき、総指揮を取るアレクセイ・オルロフとその幕僚が、起死回生の奇襲作戦で、世界一のオスマン海軍を壊滅させる。一気に、祝勝ムードのロシア。女帝がパーヴェルの花嫁選びに取りかかる。
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第11話 花嫁の背信
皇太子の婚約者が決まる。エカテリーナはプロシア貴族の、活発で明るく、物おじしない娘を選んだ。彼女がセックスにも奔放で、送迎役を務めた皇太子の友人アンドレイとも、すでに通じているとは知らず。妻と友人の裏切りに直面し、パーヴェルが女帝への恨みを募らせる。
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第12話 愛と祈りと
女帝に開きなおるナタリアが、出産のトラブルで死ぬ。ただちに、二番目の皇太子妃が決まる。賢く、意志の強いマリア。マリアが男子を生んだ。驚喜する女帝。いつしかエカテリーナの心に、神への畏れが広がっていた。ポチョムキンとひっそりと結婚の祝福を受ける女帝。
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Season3 エピソード
第1話 孤立する王座
女帝エカテリーナは、山積みする問題をかかえていた。ピョートル3世を僭称するプガチョフの反乱。前女帝の皇女と称するタラカーノヴァの出現。反撃の隙を狙うトルコの動静も不気味だ。女帝はさらに、後継者パーヴェルが自分を嫌い、妻ナタリアとの間に子を成さぬことにもいらだっていた。トルコの首都で遂に、ロシア正教総主教庁を異教徒が襲撃、聖職者たちを虐殺した。愛人ポチョムキン以外、誰も信じられぬ女帝に試練のときが訪れた。
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第2話 偽皇女動く
エカテリーナはあくまで、トルコとの対決を主張する。ポチョムキンの進言さえ斥けて。急迫する戦況を懸念し前線に戻りたい彼を、女帝は離そうとしない。彼女はポチョムキンの子を産みたい、と切望していた。皇女を僭称するタラカーノヴァが、ポーランドの愛国者とフランスの支持を得る。真実ならロマノフ朝を継ぐ者。放置はできない。女帝は、遠ざけていた軍人アレクセイに会う。彼こそは女帝の権力奪取に手をかした、オルロフ兄弟の弟であった。
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第3話 皇太子妃の反抗
エカテリーナの忠実な侍女だったソフィアは、かつて女帝の命で皇太子パ―ヴェルのセックス指南を務めた。挙句に男子を出産。後継者問題の火種になりかねないと女帝は、その子を取りあげ、ソフィアを追放した。事実を知ったナタリアが同情し、女帝に隠れソフィアに接触する。前女帝の隠し子有無を調べあげよ、と厳命する女帝。ポチョムキンの出発を拒めぬと悟ると、自らも帝国南部の視察を決意した。
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第4話 母子再会
後継者問題では妥協のない女帝。宰相パーニンが、国外へ追われた皇太子アレクセイの帰国を進言するも、言下に却下した。皇太子妃ナタリアは、夫パーヴェルの隠し子シメオンとその母ソフィアの面会許可を願いでるが、素っ気なく拒絶する。皇太子夫妻は、極秘に計画を実行に移す。エカテリーナの眼を盗むと、行事にかこつけてソフィアの渇望を叶えたのだ。「私は誰?」と問う彼女に、シメオンは「ママ」と答える。
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第5話 邪恋と決闘
女帝は南部への視察旅行に、皇太子夫妻を滞同しないと決める。ナタリアの失言から、王座への野心をかぎとったのだ。パーニンは皇太子に、女帝不在中の権力奪取を促す。ナタリアの身辺があわただしい。愛人アンドレイが、エラーモン伯の息女ヴィオラに恋慕していると知って激怒する。ヴィオラには婚約者アナトーリーがあり、彼はアンドレイの友人である。ナタリアの策謀でことが露見、ふたりは決闘する羽目になる。
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第6話 女帝反転
宰相パーニンは左遷中の実弟をモスクワから呼び、パーヴェルに会わせる。武装蜂起が始まろうとしていた。秘密警察長官の急報を受け、エカテリーナは旅行を中断、首都へ反転した。これが功を奏し、蜂起は不発に終わった。ただし、女帝は、反転に反対したポチョムキンと、苦い訣別を味わねばならない。父親の工作も空しく、決闘に臨んだアンドレイ。詫びを受け入れぬアナトーリーと、拳銃を撃ちあう。倒れたのは・・・・・。
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第7話 亡霊を断て
前女帝エリザヴェータの隠し子と称するタラカーノヴァが、ベニスに留まっている。フランスは依然、彼女の利用価値に着目していた。翳りをみせたとはいえ、ピョートル3世を僭称するプガチョフの反乱も収まっていない。エカテリーナはこれらを、前女帝の負の遺産だと認めた。断罪することなしに、前女帝を乗りこえることはできない。一策をもって彼女は、元の愛人グレゴリーを誘う。狂った彼が目的でなく、復務を熱望する弟アレクセイが狙いであった。
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第8話 危険な遊戯
皇太子ナタリアは、アンドレイとの情事復活に成功した。夫の皇太子はそのアンドレイを引き連れ、先帝だと名のる反乱者の肖像画を求め胡散くさい場末へ。反乱者一味がたむろする巣窟で、あやうく命を落としそうになる。偽皇女タラカーノヴァを操作するフランスが、いよいよロシア崩しに動く。ルイ16世の謀臣ルフェーヴルが、皇女の手紙を持ってエカテリーナへ謁見、厚顔にも、ロマノフ朝の正式の後継者が見つかったと言い放った。
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第9話 苛烈!秘密警察
ナタリアの愛人アンドレイは、密会をすっぽかされた腹いせに、彼女の侍女を慰めものにする。それを知ったナタリアは理不尽にも、彼女をめった打ちにして重傷を負わせた。秘密警察は侍女を監禁、皇太子妃の情事いっさいを吐かせたうえ、拷問死させた。女帝がアンドレイ逮捕を命じる。秘密警察は先走り、偽皇女へ刺客を送って失敗していた。野蛮な手段を叱った女帝は、アレクセイを誘って夢中にさせる。ある深謀のため、忠実な臣が必要であった。
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第10話 偽皇女への罠
トルコとの戦争は長びき、プガチョフの反乱も鎮圧できぬまま、ロシアが綻びをみせている。フランスをはじめ各国が、それに乗じようとうかがっている。いまや皇女を僭称するタラカーノヴァ問題の解決は、エカテリーナにとって焦眉の急であった。折もおり、皇太子妃の愛人アンドレイが逮捕された。女帝は彼に、ナポリで庇護されている皇女に接近し、たぶらかしてロシアへ連行せよと命じる。成功すれば、重罪を免除すると約して。
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第11話 愛憎の人
プガチョフの反乱軍が、カザンを陥した。捕らえられたロシア軍将校や市民たちは、次々に処刑されていく。同時に農奴解放を宣伝して、逃走農民を集め、自軍強化を計った。帰還したポチョムキンに女帝は冷たい。反乱軍追討に弟の将軍を重用したいパーニンの意図が苦々しい。腹いせにポチョムキンの正論を斥けてみるものの・・・・。タラカーノヴァの美貌に惹かれたナポリ王が、保護を餌にセックスの欲望を隠そうとしない。
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第12話 欲望入り乱れる
処刑したロシア軍将校の夫人を手ごめにし、自らの愛人に仕立てたプガチョフ。反乱軍の中で、ようやく、不満が顕在化する。パーニン宰相の弟ピョートルが、反乱軍追討の司令官に就任した。女帝とポチョムキンの筋書きとは知らず。ナポリではアンドレイが、王と王妃の主催する「欲望の夜」仮面パーティへ入りこむものの、偽皇女への接近は見事に失敗。頭をかかえる彼のそばで、起死回生の策をめぐらしたのは、女帝がアンドレイ監視役につけたアレクセイであった。
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第13話 演技のはてに
アレクセイの策略が的中した。前帝を弑逆した実行犯だとの噂に、タラカーノヴァが食いついてくる。舞踏会を利用して彼女をベットへ誘うはずだったナポリ王が、邪魔だてをしたアレクセイに激怒、ひそかに殺せと密命した。プガチョフの留守を狙って、部下たちが愛人を吊るし首にした。毒殺を謀ったと言いがかりをつけて。プガチョフは首謀者フェドウルに、殴打を加えつづける。反乱軍の仲間割れが決定的になった。
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第14話 命運尽きる
ナポリ王の刺客を退けたものの負傷したアレクセイが、重態から回復した。動転していたタラカーノヴァは、彼を愛していると自覚し、運命を彼に託すことにする。アレクセイを危険な人物だと忠告するポーランド愛国者が、彼女から去っていく。反乱軍のフェドウルは他の幹部と組み、プガチョフを裏切った。すでに敵軍から、買収のくさびが打ちこまれていた。一気にプガチョフを捕縛すると、彼をロシア軍へ突きだす。
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第15話 花嫁衣裳哀し
偽皇女のロシア連行が使命だったはずなのに、アレクセイはタラカ―ノヴァと相思相愛の関係に陥った。苦慮した彼は、自らの艦で結婚式を挙行、夫婦となる。たった一夜だけの新婚生活と知りつつ。獄舎に繋がれたプガチョフのもとに、女帝が出向く。民のために決起したと言い張る僭称者に、エカテリーナは数々の残虐行為を示し、それらがまことに民のためかと反論する。同席のパーヴェルが、反乱の恐ろしさを身をもって知る。
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第16話 (最終回)戦いすんで
投獄されたタラカーノヴァは、アレクセイとの子を身ごもっていた。すべてを自白し、皇女僭称を認めれば解放するー。女帝の慈悲を拒み、出産を終えると力尽きて息絶えた。老練な政治家パーニン。我が子のように愛した皇太子アレクセイから、もう近づくなと絶縁され、老いと孤独に沈む。エカテリーナもまた、さむざむとして充たされない。トルコに勝利し、ふたつの僭称者事件を解決しながら。代償のように、ポチョムキンと別れねばならなかったことを悔いている。
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