あらすじ
原作はスティーヴン・キングの1978年の同名小説。ウイルスにより人類のほとんどが死滅した世界で、善と悪の究極の戦いが展開する。人類の運命は、108歳のマザー・アバゲイルのか細い肩と、ひと握りの生存者にかかっている。人類最悪の悪夢は死を招く笑顔と語るも恐ろしい力を持つ“闇の男”だ。
The Stand/ザ・スタンドの感想
「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」や「ウエストワールド」に出演したジェームズ・マースデンや、『アクアマン』のアンバー・ハード、ウーピー・ゴールドバーグ、グレッグ・キニア、アレクサンダー・スカルスガルドなどの豪華なキャストが共演している。脇役なのにJ・K・シモンズ、ハミッシュ・リンクレイターなどが出ているのも驚く。これもスティーヴン・キングの名声ゆえだろうか?豪華なキャストの割にあまり評価は上がらず、IMDBのスコアも高くない。原作に忠実とも言えるが、キング特有のダラダラした人物描写と盛り上がりのない展開が少々退屈なのだろう。人類のほとんどが死に絶えた街の終末世界観はよく表現されている。その街を飄々と散策し、フラニーとの未来を夢見るハロルドがホントーに気持ち悪い!いじめられっ子から一転、サバイバーになったなら新たな自分を始めればいいのに、さすがキング作品、そうはならずに鬱々と憎悪を募らせるサマにはゾッとした(「ミスター・メルセデス」のブレイディを思い出す)。キャストの演技は間違いないので、この鬱々とした感じも含めてキング作品が好きな方にはぜひ観て欲しいドラマである。
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予告編
Season1 エピソード
第1話 パンデミック
強力なインフルエンザ“キャプテン・トリップス”が大流行し、全人口の99%が死滅する。免疫で生き残ったわずかな者たちは、ほかの生存者を探して旅立つ。スチュー・レッドマン、フラニー・ゴールドスミス、ハロルド・ローダーなどだ。そんな彼らの夢の中に、救いをさしのべるマザー・アバゲイルと恐ろしい“闇の男”が訪れる。
第2話 脱出
ミュージシャンのラリー・アンダーウッドが大ブレイク寸前に、ニューヨークで“キャプテン・トリップス”が大流行。無人と化した街を一人でさまよううちに、必死で逃げ場を探す魅力的な人物と知り合う。一方、入獄中のロイド・ヘンリードのもとに、“闇の男”であるランドル・フラッグが現れて、魅惑の提案をもちかける。
第3話 白紙のページ
自ら選んだボールダーの委員会に自分の声を伝える役目として、マザー・アバゲイルは思いがけない人物を選ぶ。耳が不自由な若者、ニック・アンドロスだ。フリーゾーンに現れた者の身の毛のよだつ姿に、委員会と住民は震え上がる。また、ナディーン・クロスは子供時代の記憶に苦しめられている。
第4話 攻防の火ぶた
ボールダー・フリーゾーンの委員会は指導力を確立し、住民の志気を高めようと集会を開くが、フラッグは生まれたばかりの社会を内部から崩壊させようと画策を進める。
第5話 潜入
ナディーンとハロルドの悪意が具体的な形になってくる。委員会のスパイは、フラッグが新たな社会を築きつつあるニューベガスに潜入する。酒池肉林が公認される背徳の裏で、秩序が無慈悲に強制される街だ。ボールダーでは、フラニーがハロルドに対する疑惑の確証を得ようと策を練り、マザー・アバゲイルは神の声を求める。
第6話 爆破
マザー・アバゲイルは無事なのか。ボールダーの全住民が心配し、スチューは捜索隊を結成するが、ハロルドとナディーンに好機を与える結果になってしまう。ニューベガスでは、フラッグが新たに危険な信奉者を迎え入れる。
第7話 死の陰の谷
ボールダー・フリーゾーンを悲劇が襲う。マザー・アバゲイルは委員会のメンバーに危険な使命を与える。ハロルドとナディーンはニューベガスへの旅に出る。フラッグと結ばれるため、そして褒美をもらうためだ。
第8話 The Stand
すべてをかけて、ボールダーから旅をした一行は、ニューベガスでフラッグの部下たちと対決する。そのなかには変わり果てたナディーンもいる。しかも妊娠しているのだ。
第9話 円環
スティーヴン・キングが脚本を担当した最終回。世界の光と闇を見たフラニーが最後の戦いに立ち上がる。
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この記事の執筆者

- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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