あらすじ
舞台はイギリス南部の海沿いの町ヘイスティングス。時代は1940年代ー第二次世界大戦真っ只中。主人公の警視正クリストファー・フォイルは、謙虚で物静かな釣りと町を愛する英国紳士。彼は政府で働くことを希望していたが却下され、ヘイスティングスの警察に赴任するところから物語は始まる。毎回、戦争の混乱に便乗し発生する事件や闇市、また、警察内部に関わる事件が起こり、どんな軋轢が生じても、正義のためにフォイルは真実を突き止めようと奔走する。
刑事フォイルの感想
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予告編(英語)
Foyle’s War trailer – YouTubeSeason1 エピソード
第1話 ドイツ人の女
イギリス南部の海沿いの町ヘイスティングスにもナチによる爆撃が開始され、ドイツ人に対する反感が生まれ始めていた。そんな矢先、ドイツ人と疑われていた地元の有力者の妻が殺害される。
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第2話 臆病者
イギリス本土では、ドーバー海峡を挟んだ対岸まで迫った敵の脅威に、暗澹たる空気が立ち込めていた。反ユダヤ主義組織の集会が盛んに開かれる中、ホテルの女主人マーガレット・エリスが殺害される事件が発生する。
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第3話 兵役拒否
作家のビールは兵役を拒否したため、治安妨害の罪で逮捕され、拷問を受けた後、留置所で死亡する。フォイルは留置所内で起きたことを調べ始めるが、同じ頃、ギャスコイン判事宅に脅迫状が投げ込まれる。
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第4話 レーダー基地
1940年8月。空爆により破壊された屋敷の瓦礫の中から主人であるグラハム・デービスが刺殺体で発見される。一方、フォイルの息子アンドリューは空軍での訓練を終え、最新のレーダーを扱う部署に配属になる。
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Season2 エピソード
第1話 50隻の軍艦
1940年9月。ドイツ軍による空襲が日常化していた。ある日、サムの下宿先が爆撃の被害に遭う。救急隊や消防隊が駆けつける混乱の中、何者かが家主の大切な硬貨や宝石などを略奪する事件が起こった。フォイルたちは、現場に駆け付けた補助消防隊のジェイミソンたちに捜査の目を向ける。同じ頃、フォイルの知人夫婦ルイス宅をアメリカからハワード・ペイジが訪れる。ペイジは、自動車のギアシステムの開発で富を築いた人物だ。
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第2話 エースパイロット
1940年9月。6年前の強盗犯が大量の石油をトラックに積んだまま横転し、死亡する事故が起こる。戦時下で配給制となっている石油。イギリス南部の石油は1つの貯蔵所から軍や病院など各施設へ分配されている。貯蔵所への潜入捜査を決めたフォイルだったが、深刻な人手不足のため、仕方なくトラック運転手としてサムを送り込む。その頃、フォイルの息子アンドリューは空軍で戦闘経験を積み、ベテランパイロットの域に入っていた。
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第3話 作戦演習
1940年10月。ドイツ軍の侵略に備え、ヘイスティングスでは、正規軍も交えて郷土防衛隊の演習が行われることになる。演習の舞台は大企業「E&E食品」の会長レジナルド・ウォーカーの所有する広大な土地。そのE&E食品の本社では、秘書がビルから転落死する事故が起きていた。さらに演習を控えたある夜、ウォーカー邸に泥棒が入り、金庫が破られる。ウォーカーも息子のサイモンも被害は何もなかったと話すが…。
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第4話 隠れ家
1940年10月。ドイツ軍による大規模な空襲がロンドンの街を襲い、夜な夜な迫る爆撃の恐怖に人々は疲弊しきっていた。そんな中、ヘイスティングスからほど近い村の食料庫に3人組の男が押し入った。警備にあたっていた郷土防衛隊が発砲し、1人に命中するも3人はトラックで逃げ去る。撃たれたのはマシューという19歳の青年。朝になっても帰らない息子を心配した母親が警察署に来たことからフォイルたちの捜索が始まる。
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Season3 エピソード
第1話 丘の家
1941年2月。フォイルは海軍省に義理の兄弟のハワード中佐を訪ねる。国内への物資供給の要である輸送船団を敵の攻撃から守るため、新たに情報取集作戦が展開されることとなり、その司令長官である海軍大将直属のポストにフォイルを推薦してくれるというのだ。そんな海軍省では、秘密情報部のサー・ジャイルズ・メッシンジャー少将と特殊作戦執行部のウィントリンガム中佐が衝突していた。
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第2話 癒えない傷跡
1941年2月。空軍が由緒ある館を接収し、負傷したパイロットのための病院を開設。医師のジェーミソンとレンが革新的なやけど治療を始める。ところが書類の紛失や停電など、妨害行為が頻発。また、ジェーミソンの型破りな方針を批判する空軍大佐スマイズめがけ、屋根から彫像が落下。さらには大量の劇薬が盗まれる事件まで発生する。館の元所有者ウォーターフォード氏が、病院を閉鎖に追い込もうと妨害している可能性があった。
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第3話 それぞれの戦場
1941年4月。ドイツ軍の爆撃機がヘイスティングスの田園地に墜落した。フォイルとミルナーは2人の航空士サバトフスキーとシンメルを捕らえるが、捕虜尋問収容所のコーンウォール少佐が自分に任せろと強引に2人を連れ去る。墜落地付近にあるヒュー・ジャクソンの農場では新しいトラクターが届き、従業員の若い女性ローズとジョーンが喜びの声をあげていた。しかし商売敵である隣の農場主カーリングは激しい嫉妬を見せる。
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第4話 不発弾
1941年6月。不発弾処理部隊員のジャックは酔って友人のデレクに銃を向け逮捕される。居合わせたサムは、ジャックの婚約者グウェンの友人だったこともあり裁判で証言、ジャックを救う。ヘイスティングスでは資材の窃盗密売事件が多発しており、おとりの建材会社を使っての捜査が進んでいたが、フォイルはローズ警視監直々の命令で、町のホテルに滞在する共産主義者カーターと婚約者ルシンダを監視することに。
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Season4 エピソード
第1話 侵略
1942年3月。米軍の工兵隊を乗せた車列がヘイスティングス近郊のヒルトン村に到着する。接収命令が出た農地に飛行場を建設するためだ。農場主デビッド・バレットは散弾銃を構え、米兵たちを追い返す。一方、ミルナーは、パブで戦友ウィルと会っていた。ウィルは、ノルウェー戦線で負傷したミルナーの命を救った恩人で、休暇を取って故郷に帰って来ていた。しかしその夜、ウィルは自宅の火事で焼死してしまう。
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第2話 生物兵器
1942年8月。ミルナーを幼なじみのイーディが訪ねてくる。弟が殺人容疑で逮捕され、その無実を証明してほしいというのだ。事件現場は管轄外で、捜査にはハイズ署のフィールディング警視正があたっていた。一方、サムは交際中のアメリカ兵ジョーから突然プロポーズされる。サムは口数が減るほど返事に困るが、そんな中、フォックスホール農場で、牛が謎の病気にかかる。
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Season5 エピソード
第1話 クリスマスの足音
1942年12月。弾薬工場で働く若い女性グレースが、体調不良で手元を誤り、爆発を引き起こして死亡した。1週間前に同僚のヒルダは、グレースが怯えた様子で泣きながら「盗みはいけないわ」と言うのを聞いていた。ヒルダは警察に赴き、グレースの死が事故なのかを調べるべきだとフォイルに話す。工場の幹部は、ここの作業は危険で、事故や病気は珍しくないと言うが…。
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第2話 戦争の犠牲者
1943年3月、フランクとテリーの兄弟はある屋敷に空き巣目的で侵入。住人ホセに見つかり、今後は自分のために働けと命じられる。一方、フォイルの前には、従軍時代の部隊長の娘リディアが息子のジェームズを連れて現れる。男と駆け落ちして以来10年音信不通で、両親の葬儀すら欠席したリディアは、ジェームズが学校で空襲にあってからしゃべらなくなり、医師に転地を勧められこの町にやってきた、家に数日置いてほしいと願い出る。
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Season6 エピソード
第1話 疑惑の地図
1944年4月。連合軍によるドイツへの空襲が激しさを増す中、作戦に必要な地図を作る部署で働いていたヘンリーが、森で首吊り死体となって発見される。彼はドイツのとある村の航空写真を所持していた。他殺を疑うミルナーは、フォイルの後任メレディスと捜査を進めていくが、そのさなか、何者かが放った銃弾によってメレディスが命を落とす。請われて一時的に署に復帰することになったフォイルは1年ぶりに事件解決に挑む。
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第2話 壊れた心
5年間の捕虜生活から帰還したフレッドは、妻ローズや幼い息子が、農場を手伝うドイツ兵の捕虜ヨハンと親しげなのに驚き、妻の不倫を疑う。フォイルは、ポーランド系ユダヤ人の精神科医ノバクとチェスを楽しむが、ノバクの勤める診療所で医師ワースの殺害事件が発生、捜査に赴く。サムは、ロンドンから疎開先だったヘイスティングズに家出してきた少年トミーを捜すことに。そんな中、ヨハンの遺体が見つかる。3つの事件の接点は?
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第3話 警報解除
戦勝宣言時のお祭り騒ぎに備える委員会にフォイルは出席。他のメンバーは医師ジーグラー、政界を目指すホテル社長ロングメイト、議員グリフィス、米軍人キーファー。翌日ジーグラーが殺害され、鬱気味だったグリフィスが自殺。殺人の容疑者は、ジーグラーに秘密を知られていた者と思われた。それはグリフィス、ロングメイトとその秘書。殺害の動機にも、グリフィスの自殺の背後にも、重大な秘密が隠されていた。
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Season7 エピソード
第1話 帰れぬ祖国
1945年6月。すでに終戦ムードの英国で、ロシア人捕虜が脱走した。フォイルは脱走兵の捜索を依頼される。一方サムが秘書として働く屋敷で、主人の画家が殺される事件が起きる。屋敷の庭師はロシア人の元捕虜だった。捕虜の脱走事件と殺人事件が意外な形でつながる中で、”ロシアの家”と呼ばれる、ロシア兵が逃げ込む隠れ家的な存在が浮かび上がる。2つの事件の陰には、英国とソ連の政治的な駆け引きがあった…。
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第2話 差別の構図
1945年7月。欧州での戦争が終結し、米軍の本国帰還が進む中、白人兵と黒人兵の衝突回避を名目に、駐留米軍から町に対し、人種分離政策の導入が提案される。本国帰還完了までの一時的なものとはいえ、強い反発を覚えるフォイル。そんな中、黒人米兵ゲイブの恋人マンディが殺害され、ゲイブが憲兵隊に逮捕される。アメリカでの新生活を夢見ていた二人を知るフォイルは、人種差別の横行する米軍基地を相手に真相究明に乗りだす。
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第3話 反逆者の沈黙
念願かなって警察を辞職したフォイルは、やり残した仕事のために渡米する手続きをした矢先、青年ジェームズ・デベローの無実を証明するべく奔走することに。ジェームズは名家の息子だが、戦地で捕虜になったのち、ドイツ軍と共に戦う英国人部隊”英国自由軍団”に加わり、反逆者として死刑に直面していた。しかし、フォイルが面会に行っても彼は何も語ろうとしない。一方、デベロー家の秘書が殺害され、ミルナーが捜査に赴く。
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Season8 エピソード
第1話 新たなる戦い
人類初の核実験が成功し、原子力開発と冷戦を背景にした東西スパイの情報戦が始まっていた。イギリスの諜報機関の保安局が、ソ連のスパイ網”永遠の輪”の調査にフォイルを引き込む。元運転手サムと彼女を秘書としている科学者が、原子力研究の情報を漏らしていると疑われたのだ。フォイルは科学者たちやソ連のスパイに接触、”永遠の輪”とサムの謎を追う。やがて、仕組まれた罠が浮かび上がってくるのだった。
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第2話 エヴリン・グリーン
ロシアの亡命高官が3人、MI5の用意した隠れ家で殺された。隠れ家の場所をソ連に教えたスパイがいるらしい。折しも全身に傷を負った身元不明のロシア人が病院で死亡する。フォイルは、病院の近くにある元捕虜収容所の建物に事件の鍵があると気づく。一方、サムの夫アダムは選挙に立候補。遊説中に、娘が行方不明になったという女性と知り合う。娘の名前は、スパイ容疑のかかった外務省の女の名と同じだった…。
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第3話 ひまわり
フォイルはオランダ人教授ファン・ハーレンの保護を命じられる。その正体はドイツ人で元ナチス親衛隊少将シュトラッサー、MI5の貴重な情報源だった。ナチスを嫌うフォイルが対応を渋るうちに、シュトラッサーの身は次々と危険にさらされていく。一方、サムの夫アダムは政務秘書官となり、農地を強制収用された男から相談を受ける。戦後に買い戻す約束だったが地価が倍に跳ね上がっていたのだ。アダムは政府の不正を疑い始める。
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Season9 エピソード
第1話 ハイキャッスル
大学教授ノールズが刺殺体で発見され、服のポケットから、ロンドンに本社を置くアメリカの石油会社会長、デルマーの自宅住所のメモが見つかる。デルマーはMI5に協力し、英国が石油を獲得できるようイランと交渉を進める重要人物だ。二人の関係を明らかにすべく事件の調査を始めたフォイルは、ノールズがニュルンベルク裁判で通訳をしていたと知り、現地へ赴く。そして事件の裏に潜む、戦争とビジネスの闇を暴き出していく。
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第2話 エルサレムの悲劇
英国が委任統治していたパレスチナで、ユダヤ人テロ組織により、英国軍司令部の入るホテルが爆破された。その4ヶ月後、ロンドンではパレスチナ問題を話し合う国際会議が開かれることになり、フォイルの所属する情報部が警備を任される。そんな中、裕福なユダヤ人大学生が襲われ、その父親が殺害される事件が発生。一方、戦後の窮乏生活への不満が充満する町で、ネオファシスト組織の拡大を目指す男が演説会を開くことになるが…。
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第3話 エリーズのために
フォイルの同僚ヒルダが銃で撃たれ、犯人は「エリーズのためだ」と復讐らしき言葉を残した。やがて、ヒルダが戦中に属していた特殊作戦執行部の諜報員の暗号名がエリーズと判明する。彼女を含め9人が数か月間で死亡する悲劇があったのだ。その原因として組織内に内通者がいると考えられ調査が行われたが、真相は謎のままだった。関係者全員に復讐しようとする犯人を止めるため、フォイルは9人の死の真相を探っていく。
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