妖艶な魅力を放つボウ。特殊な能力を持つ種族”フェイ”だということを知ったボウは、人間やフェイの社会を巻き込む人知を超えた事件を解決しながら、自らの出生の秘密を探るために大いなる運命へと挑んでいく。
第1話. フェイワールド
バーテンダーとして働くボウは、客の男が女の子と一緒にホテルのエレベータへ入るのを目撃する。女の子はケンジーという名の泥棒で、男がレイプドラッグを入れた飲み物を飲んでいた。ボウはケンジーを救うため、その男にキスをして命を奪う。ボウはケンジーを自分のすみかにつれて帰る。ケンジーに詰問され「何も起こってない」と言い張るボウだが、ケンジーはその夜の出来事を撮影して、携帯電話におさめていた。ボウは男性や女性を誘惑し、場合によっては殺すことができる特殊なパワーを持つ女性だった。ボウとケンジーは警察の追っ手から逃げようとする。
|
第2話. 依頼あるところにフェイあり
ボウとケンジーが同居の準備をしている頃、マイケル・コネルなる人物は、“火の玉ウィル”が隠していた宝石箱を見つける。宝石を盗まれたウィルはボウに助けを求める。ウィルを怪しんでいたボウだが、両親についての情報と引き換えに、宝石を奪い返す約束をする。コネルが残した手がかりを持って、ボウはダイソンに助けを求める。ダイソンは、光と闇のフェイが集まるバーへボウを連れて行き、そこでトリックというオーナーに引き合わせる。
|
第3話. 大学に潜む謎
ボウはフェイとの戦いでできた傷をダイソンとのセックスで癒やす。翌日、ボウはケンジーが作ったチラシを見つけるが、それはボウが私立探偵だと売り込むものだった。最初は乗り気ではなかったが、ジーナという大学生の娘を捜す母親に助けを求められ、ボウは探偵の仕事を試してみることにする。ダイソンの情報によると、10年前にもロックスリー大学で失踪者が出ていた。それを知ったボウは、大学の警備責任者のウェインの下で働くことにする。ケンジーは嫌々ながら、カッパ・シータ・クシー学生会に潜入する。ボウは学部長が、学校のイメージを守るため、学生が行方不明になったことを隠したがっていると知る。
|
第4話. 愛しすぎて…
ダイソンへの失恋を忘れるため、ケンジーはトリックのバーで思いっきりはじけようとボウに提案する。バーでボウは、サミールとオリヴィアのフェイの夫婦に誘われ、激しく熱烈な夜を過ごす。翌朝、オリヴィアは、サミールが浮気をしている、人間のジェニーを殺してくれと頼む。ボウは依頼を断るが、オリヴィアが何かしでかすことを恐れて、ジェニーに警告を与えに行く。ジェニーはオリヴィアの特殊な能力で錯乱状態にされそうになるが、間一髪のところでボウに助けられる。ボウはオリヴィアともみ合ううちに、オリヴィア自身を錯乱状態にしてしまう。
|
第5話. 運の尽き
ダイソンと一夜を過ごした後、ボウは誘拐される。連れていかれた先は表向きはレストランの賭博場であった。賭博場のオーナーのマイヤーは人間の運を吸い取るフェイで、ボウに調査を依頼する。ロジャーという客が突然賭けに勝ち、マイヤーは破産寸前になったため、ロジャーを調べてほしいというものだった。調査の見返りとして、マイヤーは予言者である姪のキャシーにボウの過去を見させると言う。キャシーの能力を見せてもらったボウは、ケンジーと共にロジャーを調べる。ところがロジャーは、マイヤーから金を巻き上げたとされる前の日に亡くなっていた。
|
第6話. 食いしん坊は災いのもと
ある日、ローレンはケンジーとボウを連れてハリマの家に往診に行く。ハリマは人間の遺体を食べて生活するアスワンというフェイだ。ハリマは、ジェームズ・シブリーという男の足で作ったスープを飲んで具合を悪くしていた。ローレンが診察している間、ケンジーは何も知らずに鍋に残っていたスープを飲んでしまう。ボウとケンジーは、病気の原因を突き止めるため、シブリーの家へ行くが、一足先にシブリーの家捜しをしていた暴漢に襲われる。それと同時にケンジーが倒れてしまう。
|
第7話. 初めてのケンカ
ケンジーとボウは一緒に暮らし始めてから、初めて意見が食い違う。ケンジーはクモの巣の張った家の浄化を頼まれるが、そこはここ最近 連続で起きている無理心中のあった家だった。その家にいたクモにケンジーとボウは知らないうちにかまれてしまう。2人はひどい頭痛に悩まされ、ローレンに診てもらうことに。ダイソンとヘイルは、事件と何か関係がありそうな、異常に強力なクモの糸をローレンに調べてほしいと頼む。その頃、ケンジーはボウから家を片づけるよう言われることにますます嫌気が差していた。そして、地下に巨大なクモがいることをボウに告げる。
|
第8話. ヴェクス
闇のフェイ、ジークフリートから母親に関する情報を得たボウは、ルー・アンという女性に会いに刑務所へ向かう。ルー・アンは夫の連れ子3人を殺した罪で死刑執行を待つフェイだった。面会を果たしたボウだったが、ルー・アンはボウの母親の情報はおろか、ジークフリートのことすら知らなかった。その頃、帰宅したジークフリートの家に闇のフェイ、ヴェクスが現れる。ヴェクスは情報をボウに漏らしたことを怒り、ジークフリートを殺しに来たのだった。ジークフリートの死に疑問を持ったボウは調査を始める。
|
第9話. フェイデー
ラ・ショシェインとは、フェイが光と闇の秩序が保たれたことを感謝する日であるが、その日バンシーがトリックのバーで叫び声を上げ、誰かが近いうちに死ぬことを予言する。ボウとケンジーは自分たちが死ぬのではと不安に思うが、死ぬ運命にあるのはショーン・カヴァナーというフェイだった。ショーンとケンジーはその日初めてバーで会い友達になっていた。ショーンに死が迫っていることが分かり、ケンジーは彼にやっておきたかったことをすべてやるように言う。
|
第10話. つらい朝
アリソンという女性の死体が発見された。警察は自殺と判断したが、姉のコレットは信じられず、ボウとケンジーに調査を依頼する。アリソンが毎週金曜日、街のバーで行われるスピードデートに参加していたことを突き止めたケンジーとボウは調査を開始するが、特に不審な人物は見当たらない。調査中、ボウはサスキアという名の闇のフェイに出会う。一方トリックは、ヴァレンタインという男と共同所有していたジャヘイラというコインをなくしてしまい、ケンジーに見つけるのを手伝ってくれと頼む。
|
第11話. 失われた記憶
ヴェクスのクラブで闇のフェイのバールと口論をした翌日、ダイソンは目覚めると血まみれで、そばにはバールの死体があった。ダイソンはその時の記憶がなかったが、このままではモリガンに責任を追及される危険があったため、トリックのバーを“聖域”とし、真相を解明しようとする。ヘイルに情報をもらい、ボウとケンジーはヴェクスのクラブへ向かう。
|
第12話. 会員特典の中身
ボウとケンジーの所にネヴィルという依頼人がやってくる。彼のいとこのサンパーが職場のカントリークラブから姿をくらましたという。サンパーは不法滞在者なので、警察には相談できない。そこでケンジーはカントリークラブの厨房にウエイトレスとして潜入し、エイミーというコックの元で働く。ボウとダイソンは裕福な夫婦になりすまして、潜入する方法を取る。
|
第13話. トリックの秘密
ダイソンは、ずっと前からイーファがボウの母親だと知っていたことを認めるが、ボウに真実を話すべきなのはトリックだと言う。トリックは昔 戦争を終わらせるために、闇の氏族の長を殺したイーファを裏切ったのだった。それ以来イーファはトリックに復讐しようとしていた。
|
第1話. 何かがやってくる
ダイソンがいなくなって3週間。ボウやヘイルたちはイーファによる襲撃の後始末に奔走していた。その頃、人間の皮膚を剥ぎ取って殺す事件が発生。捜査の結果、犯人はフェイで、複数のフェイが関与していることが分かる。現場の証拠から怪しげなサーカス団にたどり着いたボウたちは、団長のゼールを追及する。彼は、殺したのは団員の一人だと認め、「もう迷惑はかけない」と言い、ボウたちはとりあえずその場を離れる。そんな中、3週間ぶりにダイソンがボウたちの元に戻ってくる。彼は、なぜかボウに対して冷たい態度をとるのだった。
|
第2話. 掟との闘い
イーファからボウを守るためにダイソンがボウへの愛を犠牲にし失った事実を、ボウは受け止められないでいた。その頃、光のフェイの大物ブラックソーンがトリックのバーを訪れ、ラクランの後任を決める儀式の“鹿狩り”を行うと告げる。“鹿狩り”の獲物は、闇のフェイのハーミッシュと駆け落ちをしようとし反逆罪に問われ、83年も服役している囚人サビーヌだった。監獄からの移送途中に逃走したサビーヌは、ボウのもとに現れ、獲物になる前にハーミッシュにひと目会わせてほしいと頼むが、その場で捕らえられてしまう。
|
第3話. 悪夢へのいざない
ダイソンを吹っ切るため、ケンジーの協力を得て掃除を始めたボウ。そんな時アパートのドアマンとして働くフランクから、住人たちが闇のフェイの仕業で精神を病んでしまったという相談を受ける。その夜眠りについたボウは恐怖心を食べる“メア”に襲われ、アパートの事件の犯人がメアだと気づく。一方掃除に手こずっていたケンジーは、トリックのバーで出会ったシリアルと引き換えに家事をするマンファートというフェイを雇った。依然として悪夢を見続けるボウに、トリックは悪夢を食べるフェイ“獏”を見つけるようアドバイスするが…。
|
第4話. 鏡の向こう
他の女性と一緒にいるダイソンの姿に傷心のボウを見て、ケンジーは酔った勢いでバーバ・ヤーガを召喚しダイソンに呪いをかける。バーバ・ヤーガは、男性に傷つけられた少女のために復讐をする一方で、素行の悪い少女を捕らえ食べる魔女だった。魔女の呪いでダイソンは女性たちの怒りの矛先となり、ひどい目に遭う。ダイソンの呪いを解くため、ボウとケンジーはトリックに相談するが呪いは解けず、ケンジーは占い師のおばを訪ね、バーバ・ヤーガを召喚する。しかしバーバ・ヤーガは呪いを解く代償にケンジーを連れ去ってしまうのだった。
|
第5話. 群れを去ったオオカミ
ダイソンは、数百年前に属していた“ライナック・フェイラッド”というオオカミの群れの仲間ケイデンと再会を果たす。ケイデンは、ダイソンがかつて心を寄せていたキアラが自殺したと告げる。そんな時、新アッシュのラクランが人間たちの宿舎への監禁を命じ、ローレンが助けを求めてボウたちの家に逃げてくる。さらにボウはケイデンとダイソンに協力し“光”の兵器製造業者から盗まれた“モンゴリアン・デス・ワーム”を捜すべく、“闇”の武器ディーラー、カンバーバッチに会いに行くがダーツ銃で襲われ、間一髪でケイデンに助けられる。
|
第6話. アーティストのプライド
人間のアーティストのジェイソンが、ヴェクスが関係する“闇”の秘密を街中で描いていた事実を知り、ヴェクスは動揺する。秘密を知った経緯を聞き出すためにジェイソンを捕えたいとモリガンに頼むが、認めてもらえない。モリガンはジェイソンに恋をしており、彼の捜索をボウに依頼する。ケンジーの協力もあり、ボウはジェイソンを発見するがヴェクスの邪魔が入り、ジェイソンを逃がしてしまう。裏に“闇”の抗争の存在を感じ、ボウはこの件から手を引こうとするが、ローレンをラクランから解放するカギを与えるとモリガンに説得される。
|
第7話. フェイ・ゴーン・ワイルド
警官殺しのゼファーが警察署からストリッパーたちに連れ去られ、ダイソンとヘイルは捜索に乗り出す。そんな中ボウとケンジーは、ストリッパーの1人シェリの母親ドナから娘を連れ戻すことを依頼される。ボウはゼファーの足取りを突き止めるが、ゼファーは首をつるされ死んでいて、右手が持ち去られていた。その右手がどんな扉も破る“栄光の手”を作る材料になるとボウはトリックから教わる。ボウとケンジーはクラブでシェリを見つけるが、ボウはシェリが“栄光の手”で手に入れたいものを突き止めるためにバーテンダーとして潜入する。
|
第8話. 死を免れし者
ボウとローレンはモリガンがくれた釘でローレンの恋人を昏睡状態から救う方法を模索していた。そんな中、トリックの旧友ドノヴァンの亡きパートナー、クリストフの遺体が墓から持ち去られ、ダイソンとボウが調査することになった。墓にあった管理人の遺体から古代エジプトのフェイ“リック”の関与を突き止め、リックが死者を生き返らせ操っていることを知る。サキュバスに興味を持ったリックはボウをパーティに招待する。一方ヘイルは全フェイの司法長官“グレイヴ”の娘トリの子守をするが、トリはケンジーと逃げ出してしまう。
|
第9話. 魂と体
トリックのバーでボウ、ローレン、ケンジー、ダイソン、キアラ、ヘイルが鉢合わせる。そこへ混乱を求める闇のフェイのレイナードを捕まえようと闇の賞金稼ぎウッズが現れる。飲んだ者の体を奪うゴルゴンの血をレイナードがビールに入れ、トリック以外の全員が飲んでしまう。ボウの体がレイナードに乗っ取られ、ボウの意識は辺獄に飛び、ネン・ルージュからボウがフェイの絶滅に重要な役割を担うこととボウがトリックを殺している未来を見せられる。ボウの意識が体に戻るとその影響でトリックを除く全員の意識と体が入れ替わってしまう。
|
第10話. 怒れる戦士
ボウは自分がトリックを殺す幻視のことで悩んでいた。そんな中ボウは、光のフェイで地域の名士、フェラーロが主催する違法格闘試合で人間の格闘家に重傷を負わされたオウガ、オスカーの手当てに立ち会う。フェラーロを怪しんだボウは彼のジムに潜入し、オスカーを倒した格闘家マイクに会う。彼は試合中に怒りの発作に襲われ記憶を失うことを打ち明け、ボウはフェラーロがフェイの力を増強剤として与えていることを疑う。一方、ケンジーの前に兄カイルをボウに殺されたメルという女性が現れ、ケンジーはヘイルに助けを求める。
|
第11話. 木を見てフェイを見ず
連続殺人事件が起き、ダイソンとヘイルはフェイが人間を襲っていると推理し、キアラの力添えで被害者が参加していたパーティにボウとケンジーを潜入させる。ケンジーはラッセル・クーパーに、ボウは億万長者クライヴに近づく。しかしラッセルがファッションコンサルタントのリタをケンジーに紹介しようした矢先に、ケンジーは誰かに頭を殴られ気を失う。気絶していたケンジーが目を覚ますと、隣でラッセルが殺されていた。その頃、ローレンはナディアの件でラクランに助けを求めようとするが、検視報告書の出し直しを命じられる。
|
第12話. いざアフリカへ
ラクランはローレンを地下牢から出し、ナディアの呪いは前任者がローレンに治療薬を発見させるためにかけたという衝撃の事実を伝える。ラクランはボウにコンゴで闇のフェイのシャーマンに会い、呪いの釘を抜くように命じる。瀕死のシャーマンは、盗まれた癒やしの仮面を持ってくれば呪いを解くと言う。その頃ケンジーはボウの誕生日の準備に大忙しだった。仮面を盗んだのはマダガスカルに住む欲張りで財宝を盗み、触れる物は全て砂になるフェイ、プレタで、ボウはトリックの妻の形見を取引材料にプレタのもとへダイソンと共に向かう。
|
第13話. トリックの苦悩
ナディアを救ってくれた恩返しにローレンがラクランに再び忠誠を誓ったと知りボウはショックを受け、嘘をついたラクランと対決することにする。ボウはトリックに助けを求めるが、トリックは「血の月」で未来を予知する準備に忙しく、ボウは逆に「キングムーアの指環」を手に入れてほしいと頼まれる。トリックはダイソンとヘイルを連れ、強力な幻覚剤「バロメッツ」を取りに、トリックの昔の恋人で真実を引き出す能力を持つワイ・リンの店にいた。そこで、トリックは妻の死因についても含む過去に関する質問に答えなければならなくなる。
|
第14話. アブラカダブラ
ラクランと共にガルーダと戦うか迷うボウに、セイディという映画スターを捕らえる任務が告げられる。彼女はガルーダとの戦いに役立つ知恵を持つフェイだった。ボウは誕生日パーティにラクランが寄越したライアン・ランバートというフェイからセイディを閉じ込める“魔法のランプ”を手に入れる。ボウがセイディのいるナイトクラブに向かうとライアンの姿もあった。セイディを奴隷にしたくないボウは、ライアンのリードでランプに閉じ込めようとするが、ライアンともめてランプが破損し、3人ともランプに閉じ込められてしまう。
|
第15話. 消えたバックパッカー
旅から戻ったケンジーとネイトは、一夜を共にしたボウとライアンに鉢合わせてしまう。一方22歳のコール・マスターズが老人の風貌で死んでいるのが見つかる。フェイの仕業を疑うヘイルは、トリックに相談し、ボウが調査することになる。ボウは姿を消したコールの女友達、デルフィーヌに話を聞く必要があると気付く。ボウとケンジーは互いの彼氏を知るために4人でランチをするが、張り切りすぎたライアンはケンジーとネイトの気分を害してしまう。ライアンはお詫びにネイトに友人のエージェントを紹介するが、現れたのはモリガンだった。
|
第16話. 学校をぶっつぶせ
女子高生のビヴァリーが授業中に突然倒れ、ボウは代行教師、ダイソンは指導係、ケンジーは生徒として潜入捜査を行うが、ケンジーは生徒と揉め、ダイソンは恋愛相談しかされず、ボウは教え方を教頭に注意され捜査は行き詰まる。一方ライアンと情事を重ねるボウは、旅から戻ったローレンへの思いに心乱される。事件の捜査中にケンジーはオタクのアールと会う。ビヴァリーの血液検査からフェイの物質の影響が判明。さらに校内に“愚者”と呼ばれるフェイがいるとローレンがボウに伝える。そんな中チアリーダーの生徒が今度は倒れてしまう。
|
第17話. 三大氏族の秘密
ヘイルはフェイの3大氏族の頭領の1人、マリソル・カーモディの死亡事件を捜査していたが、不仲な別の氏族出身のため父親の圧力で捜査から降ろされる。家族に辟易したヘイルは、ケンジーに恋人のフリをしてフェイの氏族が集まる“インヴェレル”に出席するよう頼む。一方、殺人事件を解決すれば戦いに必要な経済援助を氏族から得られるため、ボウはダイソンの捜査を手伝うことにする。別の氏族の頭領、ダブナー卿がマリソルと同じく焼け死んだのを見て、マグマのアンダーフェイが犯人で次の標的はヘイルの父親だとボウたちは危惧する。
|
第18話. 聖なる水
トリストから祖母が怪しい団体に操られていると相談を受け、ボウとケンジーは修道士ダグラスのカルト教会を調べる。ボウは教会の事務所に忍び込むがダグラスに見つかり記憶を消す水をかけられる。一方ラクランの命令を受けたダイソンはフェイを自殺に追い込むアンダーフェイのアーカーを尋問する。ボウは記憶を失いサキュバスであることも忘れていた。ケンジーはトリックから水のフェイ、アドンクが犯人だと聞く。そんな中ライアンはボウに記憶がないと知り結婚を迫るが、記憶が戻り躊躇うボウにアドンクの力で再び記憶を消そうと目論む。
|
第19話. 私の選んだ道
ネイトは、ケンジーに自分の部屋の鍵を贈る。その頃ラクランは戦いに及ぼす影響を懸念し、ガルーダと手を結んだフェイの司法長官、グレイヴの制圧をボウに依頼する。グレイヴに好印象を抱くボウに、ただカリスマ性があるだけで警戒が必要だとトリックは助言する。一方、トリックはヘイルにラクランの情報を探るよう頼む。グレイヴのテレパシーに対抗する薬をのんだボウだが、彼女は捕らえられラクランの計画を話すまで拷問すると脅される。トリックとラクランの板挟みになったヘイルは、ラクランにトリックが血の王だとを漏らしてしまう。
|
第20話. 戦いの幕開け
ガルーダの手下、ベルセルクの襲撃でヘイルが負傷。ガルーダがナディアや“モグラ”のアラスターを利用して偵察していたことにトリックとボウは気づく。その頃ローレンはナディアの死で悲しみに暮れていた。キアラとダイソンが戦いに加わるため戻ってくる。戦いが近づき正気を失ったラクランがトリックに血で運命を書くよう強要するが、ボウとダイソンに止められる。その時ダイソンは、オオカミの精霊からガルーダを倒すのは自分だと予言を受けたことを明かし、誰もそれが真実か確信がなかったが、翌朝ガルーダの隠れ家を襲うことにする。
|
第21話. 闇との共同戦線
ラクランとキアラの死を悲しむボウにトリックは自分が祖父だと明かす。ボウはネン・ルージュから闇のフェイを仲間にするよう助言を受ける。渋々ヴェクスを仲間にしようとするが、彼はモリガンに投獄されていた。モリガンはアッシュの保管庫にある“ブリーフケース229”を交換条件に、ヴェクスの引き渡しに同意する。一方キアラの死に罪悪感を抱くダイソンは、強さを取り戻すためにボウへの愛の返却をノルンに頼む。最初は拒否したノルンだったが、ケンジーが聖なる木をチェーンソーで切りつけようとしたため仕方なく承諾する。
|
第22話. 血の贖罪
ガルーダが再び現れたことに気づいたトリックは、ボウの他者を支配する力は自らを闇に導くと警告し、内なる闇の支配を感じたら彼女の祖母のエキスを飲むよう教える。トリックはガルーダの手下に連れ去られ、ケンジーはトリックが残した手がかりからガルーダの居所を突き止めようとする。ガルーダの餌食とならぬようチームを団結するため、ボウはメンバーに自分の血を注射するがヴェクスはこっそり回避する。ボウはケンジーに自分が闇に支配されたら殺すことを約束させる。そんな中、ダイソンとローレンはボウへの思いを募らせていた。
|
第1話. 檻の中の真実
ヘキュバ刑務所で働いていたローレンの恩師が行方不明になり、ボウは囚人として、ローレンは医師として刑務所に潜入する。そこでボウは、同房のシルヴィから、彼女が間もなく出所すること、そして出所した囚人たちが再び収監されている話を聞く。アマゾネスである看守たちに目を付けられながらも、ケンジーたちの助けを借りて所長室に忍び込んだボウは、とあるフェイの精子を利用した繁殖計画が実行されていることを知る。
|
第2話. 地下に住む追放者
地下トンネルで行われる都市伝説ツアー中、ケンジーの友達のオージーが姿を消す。ボウとケンジーは調査に乗り出すが、そこで病気を患った盲目のフェイたちと、“下水道のワニ”と呼ばれるフェイ、アティカスに出会う。アティカスによれば、彼らは“黒服の男”の奏でる音楽で行進させられ、隔離されたのだと言う。一方ダイソンのもとには、新たな相棒のタムジンがやって来る。しかし彼女は、闇のフェイでモリガンの部下だった。
|
第3話. ティーンに戻れ
モリガンの弱点となる写真を撮ったせいで、闇の刺客と戦う日々を過ごすボウ。そこで、新アッシュのヘイルと交渉し、警護を付けてもらう代わりに、“正義の杖”の奪還を引き受けることになる。そんな中、能力が戻らずに悩むヴェクスは、モリガンに取り入ろうと画策。しかし、知らない間に彼女に利用され、寄生虫を運ばされてしまう。ヴェクスの持ち帰った寄生虫に侵入されたボウたちは、まるで“ティーン”のように振る舞い始め…?
|
第4話. フェイ(ド)・トゥ・ブラック
ローレンと恋人になって以来、力を十分に補給できずにいたボウは弱り始めていた。そんな中、ダイソンとタムジンは連続する自殺事件にフェイの関与を感じ取り、ベターウェイ診療所が自殺者の共通点であることを突き止める。ボウは捜査を依頼され、セラピストとして潜入。しかし、そこで患者を救うために負傷してしまうのだった。一方ケンジーは、ヘイルのスタイリストに就任するが、そのせいで大事な会談を台無しにしてしまう。
|
第5話. フェイズ・ワイド・シャット
ローレンは科学でボウの欲求をコントロールする方法を探すが、すぐには見つからず、ボウはバーで出会ったフェイとのセックスで力を補給することに。ケンジーのもとには人間の女性から、夫のグレアムが液体化して死亡した事件の調査依頼が入る。そして、ボウたちはグレアムが愛人と通っていたセックスクラブを調べることに。そんな中、ボウと一夜を共にしたフェイの死体が見つかり、ダイソンとタムジンが捜査することになる。
|
第6話. 友情と信頼
ボウはケンジーとして仲間に溶け込んでいた何者かをバーに連れて行き、トリックたちに彼女が偽者だと訴える。しかし、トリックたちは偽者のケンジーに言いくるめられ、真相究明までボウを拘束することに。一方洞窟に監禁されている本物のケンジーは、ボウに自分が捕らわれていることを伝えるため、ある暗号を送る。ボウが騒ぎを起こしていると聞きつけたモリガンは、タムジンと密会し、力を使ってボウを陥れるよう指示する。
|
第7話. 過去との対峙
ボウの体に異変が起き、“ドーニング”と呼ばれるフェイの通過儀礼を受けることに。トリックによれば、試練をパスすることは難しく、失敗すればアンダーフェイになってしまうのだと言う。“ドーニング”の指導者であるステラはボウに、疎遠になった育ての親、メアリーと会うよう指示する。ケンジーと共に故郷のグリムリーへ向かったボウは、そこで自身のつらい過去と、アンダーフェイの“レディ・ポーリー”と対峙することになる。
|
第8話. 機械仕掛けのゲーム
タムジンに誘われてランチに出たボウは、闇のフェイたちにからまれてしまう。そこでバルザックに助けられ、ボウはうっかり彼の探し物を手伝う契約を結んでしまう。その頃、トリックのバーに“ドーニング”の次のステップとなる奇妙なゲーム装置が出現。一刻を争う状況のため、ボウの代わりにトリックがゲームを行うことになる。一方ローレンは、ボウと一緒に科学賞の授賞式に出席するため、家で彼女の帰りを待っていた。
|
第9話. ドーニング最終章
“ドーニング”の最後の試練“殿堂”に備えるため、ステラはボウに人間たちを与え、彼らからできるだけ力を補給するよう指示する。しかし、ボウは彼らを犠牲にすることを拒むのだった。光と闇のどちらにも属していないボウは、武器を持って“殿堂”に入ることは許されない。そこにダイソンが現れ、旅の同行者に志願する。ボウはダイソンと共に試練に挑むことになるが、現実と幻影が交錯する世界で、二人は混乱させられてしまい…?
|
第10話. 更生キャンプ
犯罪歴の多い少年・少女が参加しているキャンプで残酷な連続殺人が起こり、ボウは指導員、ケンジーは非行少女に扮して潜入捜査を開始する。現場の証拠を調べていくうちに、犯人はフィリピンの森の危険な生き物、ティクバランである可能性が浮上する。一方休暇を取っていたタムジンの前には、アカシアというフェイが現れる。アカシアは謎めいた魔法の瓶“ルーングラス”をタムジンに与え、ボウを依頼人に引き渡すよう説得する。
|
第11話. 高級住宅街の魔女たち
ベビーシッターのリサは、雇い主が事件に巻き込まれたのではと心配し、ボウとケンジーに調査を依頼。ボウたちが現場の高級住宅街シェイディ・グローヴを調べると、謎の失踪や死亡事件が起きていた。そんな中、ローレンはアイザックからスカウトされ、大きな転機を迎える。一方、ダイソンとタムジンは、ボウに容疑がかかった殺人事件の捜査を続ける中で、大量のフェイの死体を発見する。そして、フェイを狩る者がいることに気づく。
|
第12話. ヘイルの就任式
トリックのバーでは、ヘイルのアッシュ就任式を目前に多くのフェイたちが集まり、準備を進めていた。そんな中、ダイソンがバーテンダーに毒を盛られ、人間たちにさらわれてしまう。さらにそのケースから、使われた神経毒がローレンの調合したものだと分かる。モリガンはその情報をすぐさまフェイたちに伝え、アッシュの不信任投票を提案する。一方何も知らずにアイザックの研究施設で働いていたローレンは、不審な部屋を見つける。
|
第13話. 放浪者
ボウは重症を負ったタムジンを連れて避難する。そして、二人はタムジンがヴァルキューレの力を存分に使えるよう、マッシモから強壮剤を手に入れることに。一方ローレンは、アイザックからダイソンのDNAで彼をフェイにするよう強要され、過酷な決断を迫られるのだった。どうにか研究施設に侵入したボウは、そこで錯乱状態のイーファと再会する。そんな中、タムジンがボウを“放浪者”と呼ばれる男に引き渡すため、突然裏切り…?
|
第1話. 消された記憶
ボウが黒い煙にさらわれた後、仲間たちの記憶から彼女の存在は消されていた。そこへ、イーファがボウの捜索依頼にやって来る。ケンジーとダイソンは手掛かりとなるスヌーク医師に会うが、そこで自分たちの記憶も細工されていたことに気づく。そしてダイソンは、とあるパーティに潜入するため、闇のフェイのリーダー、モリガンとなったヴェクスのもとへ向かう。一方ケンジーは、ある特殊なクリームをマッシモから買い続けていた。
|
第2話. 異次元の追跡
不安な気持ちを抱えながらボウの帰りを待つケンジー。そこへ、ダイソンがタムジンを連れてやって来る。しかし、彼女は少女の姿で再生しており、前世の記憶を失っていた。そんな中、エンゲルラムのコンパスによって、ボウが異次元にいることが分かる。ダイソンとヘイルは、交差する異次元間を横断できるエンディミオンを捜すため、彼の元妻であるセリーンの店を訪れる。その頃、暗闇を走る列車で目覚めたボウは、脱出を試みるが…?
|
第3話. 愛は時空を超えて
地上に降り立ったボウは、森の中で見つけた家で、先祖代々呪われたジェンキンズ一家に出会う。ボウは彼らを助ける約束をするが、エレメンタルを伴わずに異次元間を移動してしまったことで、彼女の体は崩壊寸前なのだった。列車にたどり着いたダイソンは、ボウが列車から飛び降りたことに気づき、クリオと共に再び行方を追う。一方、仲間たちから離れ、身を潜めていたローレンのもとには、ある人物の影が近づいていた。
|
第4話. ドルイドの計略
人間であるケンジーは、ボウがさらわれていた間に味わった疎外感を忘れられない。そして、トリックの貯蔵品を盗み、フェイになるためにマッシモと取引を続けていたのだった。そんな中、滞納が続いたケンジーに対し、マッシモはある手段に打って出る。同じ頃、タムジンは再び成長を遂げるが、彼女の中で異変が起こり始めていた…。一方、何者かに監禁されたローレンは、一緒にいたクリスタルに自身のつらい過去を打ち明ける。
|
第5話. “闇”の始まり
自分が闇に所属していると告げられたボウは、ヴェクスと“放浪者”の仕業だと疑う。しかし、ヴェクスは姿をくらましており、モリガンに返り咲いたエヴォニーから、彼の捜索を指示される。そんな中、ボウは“ケイリー”で遂にローレンと再会する。一方トリックは、ウナ・メンズから召喚され、個人尋問を受けることに。ヴェクスはメスマーとして生き残るため、ウナ・メンズの毒を断つ“シミタール・クロノス”を手に入れようとする。
|
第6話. 追想のアリア
トリックのバーにアルコノストのイアンカがやって来る。彼女はボウと面識があるようだが、ボウは思い出せない。イアンカの歌の力で記憶を呼び覚まそうとするボウだったが、そこで、イアンカを巡るバンバーとカマソッソの戦いに巻き込まれてしまうのだった。一方、ローレンが引越しの準備をしていると、モリガンが差し入れを持ってやって来る。警戒していたローレンだったが、人間味が垣間見えるモリガンに、徐々に心を開き始め…?
|
第7話. 殺人者ダイソン
人間とフェイを冷酷に殺した反逆罪で、ダイソンがウナ・メンズに捕らわれてしまう。死刑執行を防ぐため、ボウはローレンとキャシーの力を借りて、彼の記憶へと入り込む。しかしそこには、強大な力を持つ“ヘルの靴”による残酷な事件が待ち受けているのだった。同じ頃、ケンジーはダイソンを助けるため、ウナ・メンズのもとへ潜入する。しかし、ひょんなことから彼らに見つかってしまい、ダイソンと共に監禁されてしまう。
|
第8話. 後悔のタイムループ
神聖な悔恨の祝祭、ユールの夜。ケンジーやダイソンは、記憶のせいで苦悩するボウのストレスを発散させようと、パーティを開く。しかしボウは、いつの間にかクランプスのタイムループに巻き込まれ、何度も同じ時間を過ごすはめになる。そして、同じくループの中にいるタムジンと共に原因を究明するが、そこで人々が姿を消していることに気づく。そんな中、ローレンとダイソンは、ボウに届いたある荷物を彼女に渡すか悩んでいた。
|
第9話. 封印された記憶
失われた記憶の中のボウから届いたのは、彼女をさらった黒い煙の入った瓶だった。黒い煙を解き放つと、そこからカラスのフギンが現れる。そして、“放浪者”のもとへ連れて行く前に、彼の報復を手伝うよう依頼されるのだった。ボウの身を案じるローレンとダイソンは彼女のもとへ向かい、ケンジーとタムジンもまた、どうにか状況を打破しようと奔走していた。そんな中、トリックはある真実を探るため、ワイ・リンの店を訪れる。
|
第10話. 人魚の夢
アラリアテック社で、社員のダイアナの両足が切断される事件が発生。そこで、ケンジーはコンサルタントとして、ダイソンは郵便係として潜入捜査を開始。そして、容疑者のダレンを調査していく内に、人魚の犯行である可能性が浮上する。一方ボウは、遂に失われた記憶を取り戻す。みずから闇のフェイになった理由、そして、列車に幽閉されていたレイナーとの約束を思い出したボウは、彼と共にウナ・メンズのもとへ向かう。
|
第11話. 蘇った死者
復讐のために蘇るフェイ、レヴェナントがボウたちのもとへ押しかけてくる。レイナーの仕業だと疑うタムジンとアカシアを連れ、ボウは真相究明に乗り出す。一方ケンジーのもとには、いとこのディミトリと、疎遠だった実の母親がやって来る。ヘイルと家族に囲まれ、ぎこちなくも幸せな時間を過ごすケンジー。しかしこの後、死の淵から蘇ってきたある者によって、ボウとケンジーは愛する仲間を失うことになるのだった…。
|
第12話. ことの起こり
ボウやケンジーが仲間の死を弔う中、ボウを女王と呼ぶ女騎士ロゼットが現れる。そして、ピリパスの出現が迫っていることを告げるのだった。ダイソンはマッシモを拘束するが、怒りと憎しみが募るケンジーは、マッシモを殺すためにある人物に協力を頼む。一方、ボウはレイナーの第2の呪いを解くため、“放浪者”のカードが示す場所へと向かう。ボウと衝突してしまったローレンは、モリガンのもとを訪れ、思わぬ行動に出る。
|
第13話. 闇の女王
罠によってヘルの門を開けてしまったボウとレイナーは、ボウの父親が闇の女王を呼び覚まそうとしていることに気づく。そして遂にボウはトリックから、自分に流れる血の秘密を聞き出す。一方、ウナ・メンズの強大な力を手に入れたマッシモがボウの命を狙う中、仲間たちは無数の呪われた魂との死闘を強いられる。しかし、ピリパス襲来による世界滅亡を防ぐため、彼らはボウの“心臓”(ハート)を犠牲しなければならないのだった…。
|
第1話. 死者の世界 前編
ボウはもう片方の“ヘルの靴”を手に入れ、ケンジーのいるヴァルハラへと向かう。しかしボウが到着すると、そこではケンジーが思いがけない待遇を受けて過ごしており、さらに、ケンジーとヘイルの結婚式まで予定されていたのだった。一方、タムジンもヴァルハラを訪れるが、責任者であるフレイヤから警告を受け、強大な力を持つ雇い主と電話で話すことになる。そして、彼女は突然ケンジーとボウを襲撃するようになってしまう。
|
第2話. 死者の世界 後編
ボウはケンジーの魂を元の世界に戻すため、フレイヤとの取引によって迷路のようなタルタロスに送り込まれてしまう。そして、ある人物の助けを借り、実の父であるハデスのもとへと向かうが、そこで衝撃の真実が明らかになるのだった。ケンジーとローレンは、トリックからウィジャボードを借り、交霊術でボウを助けようと試みる。一方ダイソンは、ステイシーがボウに近い人物の魂を探していることを知り、阻止しようと奔走する。
|
第3話. 英雄の真実
ケンジーとの別れによって身体に不調が訪れたボウは、タムジンと出かけた際、伝説の武将と呼ばれるフェイのムサシに出会い、ボディガードを頼まれる。そんな中、あるエレベーターで3名の人間の遺体が発見される。そこでフェイの血液が見つかり、ダイソンは捜査を開始。一方ローレンは、エヴォニーを人間に変えた血清を狙う者たちから脅迫されるようになる。そして、自分の身を守るため、ダイソンから特訓を受けることにする。
|
第4話. 希望の扉が開く時
ボウはタムジンを相棒に迎え、探偵サービスを再開。そんなある日、何者かに命を狙われたマークという青年から依頼を受ける。ボウは彼に不思議な感情を覚え、助けようとするが、彼は盗みを働き、逃げ去ってしまうのだった。一方トリックは、ダイソンのもとに思いがけない人物を連れて行き、彼と共に縄張りの外で起きた殺人事件を調べるよう指示を出す。そしてダイソンは、事件がフェイのカルトと関連していることに気づく。
|
第5話. 猫になったボウ
ボウの誕生日を忘れていたローレンとタムジンは、急いでプレゼントを買いに行くことに。そこで、中国の皇帝の品で、運を呼ぶと言われる猫の剥製を見つける。一方ボウは、ハデスから贈られた謎の箱をキャシーに透視してもらおうとするが、彼女はほかのオラクルと共に行方不明になってしまうのだった。そして、ボウはキャシーが利用していたという出会い系サイトに登録し、彼女が最後にデートをした相手の調査に乗り出す。
|
第6話. 無敵のクオーターバック
アメフトチーム“サンダー”の人気選手が殺害され、現場にはフェイのカルトの関与を示すトリスケルが残されていた。そして、ボウはチアのスカウトとして、タムジンはチアリーダーとして潜入捜査を開始することに。そこで、クオーターバックのクレイを調べていくうちに、古代のフェイたちによって事件が操られていることが分かる。そんな中、ダイソンのもとには、エレベータ事故の犠牲者であるケヴィンの妻、アリシアがやって来る。
|
第7話. 闇に探られる心
ゼウスの力によって嵐が巻き起こり、街中が混乱状態に陥ってしまう。ボウやタムジン、そしてダイソンが人命救助に追われる中、停電が起こった病院では、エヴォニーがローレンを脅迫するために渡した箱が開いてしまい、最古の危険なフェイが解き放たれてしまうのだった。一方、ダイソンがアリシアの家を訪れると、そこにはケヴィンを装ったヘラが待ち受けていた。同じ頃、仲間たちはそれぞれ不思議な幻視を見るようになり…?
|
第8話. 忍び寄る終末
ボウはゼウスからパーティの招待を受け、仲間たちと共に調査へと向かう。そして、予言の酒を飲んだことで、世界が無に返されていく姿を目の当たりにする。そんな中、ゼウスはボウに、ハデスとの繋がりである手形を消し去る儀式を提案する。一方、イリスと共にパーティを抜け出したマークは、彼女の中に眠っていたニュクスにより、狂気的な事件に巻き込まれてしまう。そして、ボウはニュクスの暴走を止めるため、ある行動に打って出る。
|
第9話. 最大の悪は最大の慈悲
重傷を負ったマークは、通りすがりのある医師によって一命を取り留める。そして、ボウは実の父、ハデスであるジャックと再会を果たすのだった。ボウはニュクスを止めるため、仕方なく彼と行動を共にすることに。一方、血の王の力で世界の終末を止めようとするトリックは、ゼウスにイージスの盾と仲間の命の交換を持ちかけられてしまう。一方タムジンは、ヘラに拘束されている間、彼の心境を変化させることに成功するが…?
|
第10話. 父と娘の距離
ケンジーが暮らすスペインのサンティアゴ家で、古代フェイの秘密が描かれた絵を狙った強盗事件が発生。犯人がボウの名前を出していたことから、ケンジーが警告をしに戻ってくる。そして、ボウはケンジーと協力し、ヘイルが収集品を寄付していた美術館に潜入する。同じ頃、ローレンは実験により、ある大きな力を手に入れたことに気づく。ダイソンは、アリシアにケヴィンが犠牲になった事件の真相を問い詰められてしまう。
|
第11話. ヴァルキューレの使命
ローレンが手に入れた予測不可能な力にボウは戸惑いを隠せない。そんな中、タムジンはステイシーと共に、ジャックをタルタロスへ送るために動き回っていた。そして、ヴァルハラの門を探すため、“ヴァルキューレ・アカデミー”の校舎へと向かう。そこでタムジンやアカシアたち、ヴァルキューレの過去が明らかになる。一方ローレンは、エヴォニーの検査で彼女が深刻な病気であることを知る。そして、遂に血清の実験について彼女に告げる。
|
第12話. 二度目のハートブレイク
絵の力によって消されたはずのゼウスが、裁判所の監視カメラに映っていたことで、ジャックが嘘をついていたことが分かる。ボウがローレンの病院を訪れると、ゼウスに身体を乗っ取られていたはずのエリザベスが現れる。そして、彼女の証言により、ゼウスがイージスの盾を鍛冶師のヘパイストスのもとへ持ち込んでいたことを知り、ボウはタムジンと共に裁判所に潜入する。そんな中、ダイソンとアリシアの関係は急接近していき…?
|
第13話. 家族の肖像
フェイの施設からイーファが脱走し、彼女が生きていることを知ったボウは、ダイソンと共に捜索に乗り出す。そして、ローレンの病院からジャックまで脱走したことを聞き、ボウは古代フェイたちの家を訪れることに。しかし、そこには思いもよらない光景が待ち受けていた。そんな中、タムジンの身体に異変が起こる。それは、ジャックによる恐ろしい計画の始まりだった。そんな中、ボウを絶望の淵へと追いやる悲劇が襲い掛かる。
|
第14話. 赤いレンガの道をたどって
ジャックによって大切な人を失った直後、昏睡状態に陥ってしまったボウは『オズの魔法使い』のような世界で目覚める。そして、タムジンやダイソンにそっくりな仲間たちと出会い、ピリパスの正体を突き止める旅に出る。 一方、ローレンとタムジンのもとにはケンジーも駆けつけ、徐々に弱っていくボウを助けるために奔走する。 そんな中、ジャックによって宿されたタムジンの子は、彼女のお腹の中で急速に成長していくのだった。
|
第15話. ボウの決断
ケンジーがタムジンを呼びに行くと、そこには喉を切られたヴェクスが倒れており、タムジンはジャックに連れさられていた。ボウとケンジーは、ジャックの計略を暴くため、ピリパスの手掛かりとなるボウの助産師を探すことに。 その助産師の正体とは、過去にボウたちが担当した事件の関係者だった。一方ダイソンとマークは、ジャックを倒すために最高議会を招集することに。そんな中、マークはシフターとしての成長を遂げる。
|
第16話. 悪は死なない
炎上する家から逃げ出したケンジーたちは、ボウがジャックを倒すため、ある作戦を実行していることに気づく。 しかし、ボウの良心に気づいたジャックにより、彼女は悪に染められてしまうのだった。そして、闇の女王と化したボウは、街中から気を吸い取り、仲間たちまで襲うようになる。果たして、ボウは闇に打ち勝ち、ジャックから世界を守ることが出来るのか?そして、新たな命の行く末は…?遂に運命の最終決戦!
|