あらすじ
ニューヨークに暮らすイスラム教徒のパキスタン系アメリカ人大学生・ナズは、ひょんなことからアンドレアと名乗る女性と一夜を共にする。だが、翌朝ナズが目を覚ますと、アンドレアは死亡していた。訳がわからぬまま、逮捕されたナズだったが…。
このドラマもHBOが制作した。最近の良質なドラマの多くはHBOが作っている気がする。このドラマはイスラム教徒への容赦ない差別や三流弁護士の手口が淡々と描かれている。リアリティを追求していると思われるのでダイナミックに話が動きはしないが、逆にそれが誰にでも起こりうると意識させる。この話とは規模が違うかも知れないが、日本でいう痴漢えん罪も同じような構造な気がする。素直なパキスタン人青年と三流弁護士の心情の変化が環境によって変化していくのがよく描かれている。雨の日や夜遅くに見て色々と考えて欲しいドラマの1本。
予告編(英語)
Season1 エピソード
第1話 ビーチ
NYに暮らす優秀な大学生ナズは、大学の人気者が集まるパーティーに誘われる。だが、車を出してくれるはずの友人にドタキャンされ、彼は父のタクシーを無断で運転して会場へ向かう事に。道中、道に迷った彼が停車していると、営業中のタクシーと勘違いした女性が乗り込んできてしまう。断りきれない彼はアンドレアと名乗るその女性とドライブに出て、そのまま彼女の家へ。眠ってしまったナズが目覚めると…。
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第2話 狡い獣
ナズのいる留置所に居合わせ、彼の弁護を申し出たジョンは、今後一切誰にも何も喋るなと助言する。ボックス刑事は、心配して駆け付けた家族とナズを会わせ、その会話から手がかりを探っていた。ナズが犯人だとは半信半疑だったボックスだが、ナズの家の家宅捜索を行い証拠を固め、担当検事のヘレンに訴追を決心させる。罪状認否の日、ジョンは無罪を主張。ナズの保釈を求めるが…。
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第3話 暗い箱
ジョンはナズの弁護に向け準備を進めるが、ナズの父サリムは契約を躊躇する。一方、事件を知った大手弁護士事務所のアリソンもナズの弁護に手を上げ、無償でナズを釈放させると両親を説得する。ライカーズ刑務所に拘置されたナズは、レイプ容疑ということで他の囚人たちから目の敵にされるが、刑務所で絶大な権力を握る囚人のフレディが彼を守ってやるともちかける。その申し出を受け入れないナズだったが…。
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第4話 駆け引き
ジョンはナズの担当弁護士としての契約がないまま、事件の真相を追う。ナズの弁護人になった大手弁護士事務所のアリソンは、検察官のヘレンと司法取引の交渉をし、殺人を認める代わりに減刑を要求しようとナズに提案する。一旦それに同意したナズだったが、殺人を犯した記憶がないため罪状認否の場で否認、事件は公判に持ち込まれることに。憤慨したアリソンは担当を降り、助手のチャンドラが新たな担当になる。
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第5話 魔女の季節
アリソンからナズの弁護を引きついだチャンドラはジョンに協力を依頼し、検察官のヘレンは決め手に欠くことに焦りを感じていた。ジョンは事件の夜にナズとアンドレアを目撃した男に会い、その時彼と一緒にいたもう1人の男について聞き出す。さらに、その男には家宅侵入などで逮捕歴があり、犯行に使用する凶器は常にナイフだったことが判明する。一方、ナズは頭を坊主にしてフレディの手先のようになっていた。
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第6話 サムソンとデリラ
ナズの公判が始まり、チャンドラとヘレンが法廷で対峙する。そんな中、ナズはフレディのもとで次第に刑務所の生活に染まっていき、ある一線を越えてしまう。一方、事件についてそれぞれ調査を進めるジョン、ボックス、ヘレンだったが、ボックスはナズが高校時代に起こした暴力事件に行き当たり、アンドレアの周囲を調べていたジョンは、アンドレアの継父テイラーに疑念を抱き始める。
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第7話 平凡な死
ナズの父サリムは、共同でタクシーを所有していた同僚たちから営業権利を売るよう迫られる。生活が逼迫していくサリムたちは更に家にあるものを質に入れしのぐようになる。ナズの裁判を傍聴しに行った母サファーは、事件の詳細が明かされていくうちに耐えきれず退席してしまい、それを見たナズは母の信用を失ったと落胆する。そんな折、刑務所である騒動が起きる。
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第8話 野性の呼び声
チャンドラはナズ以外に容疑者となり得る人物3人の人物を証人尋問する。一方、すでに退職したボックスもいまだにアンドレアの事件を調べていた。チャンドラは、ジョンの反対を押し切ってナズを証言台に立たせるが、ヘレンの巧妙な尋問を受け、弁護側は最終弁論を前にナズに不利な状況になってしまう。そんな矢先、ジョンの元にある封筒が届く。
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このドラマはU-NEXTで配信しています。