あらすじ
物語の舞台は、1990年代後半のアメリカの国家中枢機関。アルカイダのテロの脅威が静かにアメリカに忍び寄っていた。CIAもFBIも同時のルートで情報を集めていたが、ライバル関係でもあったFBIとCAIの対立や軋轢、縦割り概念が折り重なったために、アメリカ史上最悪の9.11のテロが現実のものとなってしまった悲劇を描いたドラマ。
倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道の感想
エピソードは10話しかないのだが、どのエピソードも骨太で見応えがある。我々は9.11の悲劇が現実に起きたことは知っているが、それがなぜ起きたのか?今からでも防げないか?とおもってしまうぐらい良くできたドラマだ。ドラマの原作はピューリッツァー賞を受賞したローレンス・ライトのノンフィクション作品「The Looming Tower」。ドラマの中でCIAが嘘に嘘を重ねるシーンを見ていて、悲劇のテロとは比べものにならないが日本でも官僚が国会で平気で嘘をつくシーンを思い出した。どの国でも政治家や官僚は国民のために尽くして欲しいものだ….テロを扱ったドラマは気が重くなると思うが、国や国民に危険をもたらす官僚主義の恐怖を知る意味でもこのノンフィクションに限りなく近いフィクションドラマをぜひ見て欲しい。
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予告編
Season1 エピソード
第1話 始まり
CIAがアルカイダのアフマド・サラマ・マブルクを強襲し、HDDを押収した。しかし本来ならば共有するべき情報をCIAが隠していると踏んだ、FBIの対テロ対策センターの責任者ジョン・オニールは、ビンラディンの訴状を作成するための材料集めを開始する。彼の命令でケニアのナイロビへ飛んだロバート・チェズニー捜査官は、ビンラディンの元秘書の自宅からパソコンを押収する。
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第2話 我が宗教の喪失
イスラム系アメリカ人で新人のFBI捜査官アリ・スーファンが、アラビア語の文書から大使館同時爆破テロについて、アルカイダの関与を示す証拠をつかむ。オニールはナイロビへ部下を送り、現場での捜査を開始させる。現場で指揮を執るチェズニーが、生存者からテロとCIAに関する重要な証言を得る。一方CIAのシュミットは、パキスタン国境のビンラディンの所在候補地への一斉攻撃を、政府に提案する。
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第3話 犯された過ち
ロンドンにいるスーファンは、同時爆破テロの犯行声明を新聞社に送信した人物を特定し、警察に連行する。だが、彼がアルカイダであることを示す証拠が出ない。ナイロビでは、FBIがタレコミによる情報からテロリストを発見し、重要な手掛かりを得る。アルカイダの訓練所で衛星電話が使われていたことが分かり、CIAのシュミットが提案した報復攻撃が大統領に承認される。
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第4話 水銀
シュミットの部下のダイアンは、テロリストがチェズニーに明かした電話番号の持ち主について、あることに気づく。交際費の使い過ぎを指摘されるオニールは、愛人と結婚するために妻と別れようとするが、キリスト教の教義により簡単には離婚できず頭を悩ませる。FBIに情報を隠し続ける一方で、CIA長官にさらなる報復攻撃の提案をするシュミットは、ついにアレック支局をクビになる。
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第5話 2000年問題
2000年問題で大停電が起こった場合に備え、FBIとCIAは警戒を強める。スーファンとチェズニーは、ブルックリンで暮らすメスキニという男がアルカイダの資金を集めているという情報を得て、監視を始める。同時に、サウジアラビア人の男ミダルがアメリカに入国するという情報を受け、FBIはCIAに詳細な情報の提供を依頼するが、CIAはこれを無視し続ける。
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第6話 戦場の少年
ヴィンスは、ミダルのビザについてFBIと情報を共有するようCIAに求め続ける。だがシュミットに代わってCIAアレック支局長になったダイアンは、勝手なマネをすると逮捕すると言ってヴィンスを脅す。長官代理として、FBIのニューヨーク支局長になったサンチェスが赴任する。オニールは和解を提案して彼を歓迎するが、サンチェスの態度は冷ややかだった。
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第7話 将軍
イエメンで、爆弾を積んだ小型ボートが駆逐艦コールに激突して17人の米兵が死亡する事件が起き、オニールとスーファンが現地へ捜査に向かう。警察署の裏に放置されたボートトレーラーに気づいた2人は、イエメンのカミシュ将軍の協力でボートトレーラーの持ち主を割り出す。そして、事件の黒幕、マレーシアでの会議に参加していたアルカイダの重要人物の名前をつかむ。
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第8話 特別な関係
オニールは、上司のサンチェスに本国に呼び戻される。すぐにイエメンに戻りたいと懇願するが認められず、最終的には退職に追い込まれる。スーファンから送られてくる、マレーシアの会議の参加者についての問い合わせのメールをダイアンは徹底的に無視する。逆にFBIから派遣されているトニ・アンを使って、FBIがどこまで知っているか探りを入れる。
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第9話 火曜日
アルカイダの工作員、ミダルとハズミが行方不明になる。だがCIAとしては、彼らの入国情報を共有していないFBIに、突然その事実だけを伝えるわけにもいかなくなる。サンチェスは米国内の航空学校に在籍するアラブ人を調べ、少しでもテロと関係のありそうな人物の洗い出しを始めるよう指示する。オニールは、世界貿易センターで保安主任として働き始め、スーファンはイエメンに送り返される。
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第10話 9.11
2001年9月11日。アルカイダのテロリストが乗った飛行機が、ニューヨークの世界貿易センターに激突する。スーファンやヴィンス、チェズニーの誰も、保安主任として働いているはずのオニールと連絡がつかない。一方スーファンは、1年間CIAに要求し続けてきた米国に入国したアルカイダのメンバーの情報をようやく得て、カミシュ将軍の立ち合いのもと、アブー・ジャンダルの取り調べを行う。
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