あらすじ
ジェイン・オースティンの未完の小説「Sanditon」を映像化したドラマ。海辺の町サンディトンをリゾート地に開発している事業家トムは、田舎町で出会ったシャーロットを自宅に滞在させる。未知の世界に心を躍らせるシャーロットだが、町の権力者レディー・デナムの財産を狙う甥エドワード、毒舌な姪のエスター、エドワードと密通する姪のクララ、謎の女相続人ミス・ラムなど、住人の複雑な人間関係に困惑する…。
サンディトンの感想
「高慢と偏見」などのジェイン・オースティンらしい、様々な人物像や、相続や利権が絡んだ人間関係が描かれます。笑顔が可愛く、素朴で世間知らずなところもありながら、思ったことは素直に口にするシャーロットは好感の持てる主人公。テオ・ジェームズ(クラシックな衣装を着ても格好いい!)演じるシドニーが女性不信気味で、最初はシャーロットと衝突しますが、徐々にお互いを理解していく様子は「高慢と偏見」のミスター・ダーシーとエリザベスを思い出させます。毒舌でキツく見えるエスターは意外にも常識人で好ましいキャラクターなので、最後は、エスター良かったね!という気分になります(誠実なバビントンのセリフがとても良い)。シャーロットの方の結末は…ですが、サンディトンで女性として大きく成長したということでしょう。「愛するよりも愛されて結婚した方がいい」というレディー・デナムの台詞が重いです。原作は未完ですが英国ドラマとして良くできているので、ジェイン・オースティンの作風が好きな方にはぜひ観てほしいドラマ。シーズン1で終了予定のところ、他の放送局でシーズン2および3への更新が発表されました。ただしシドニー役のテオ・ジェームズは出演しないとのこと、残念です。
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予告編(英語)
Season1 エピソード
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この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
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