あらすじ
「SUITS/スーツ」でハーヴィーの上司だったジェシカ・ピアソンを中心にしたスピンオフ・ドラマ。ジェシカは競争社会から距離を置き、家族との時間を大切にするため、以前住んでいたシカゴに移り住む。そのシカゴの街では、市長が大規模な再開発計画を推進中だった。市長の右腕として抜てきされたジェシカは、意気揚々と仕事に取り組むが様々な壁に直面することになる。
SUITS : ジェシカ・ピアソンの感想
「SUITS/スーツ」がファイナル・シーズンを迎えるのと同時に始まったこのスピンオフ・ドラマ。「スーツ」ファンの人はうれしいですね。「スーツ」と異なるのは、ジェシカの人間性をより深く描いているところや、法廷ドラマではなく政治ドラマであるところです。シカゴ市長を演じるのは「パーソン・オブ・インタレスト」や「HOMELAND」で知られるモーガン・スペクターです。
エピソード1の最初に書類をシュレッダーにかけ、電話をしながら車にひかれそうなシーンがあるのですが、それはエピソード10の最後にそのシーンの理由が判明します。ちょっとだけネタバレをするとシーズン1では終わらない終わり方です。。。スーツのスピンアウト作品だけあって、一瞬ですがスーツのハビーやルイスも出てきます。スーツファンには懐かしいですね。シカゴの市長のためにフィクサーとして働くジェシカですが、その前には建設開発者など反対勢力もいて一筋縄ではいかない展開です。
SUITS : ジェシカ・ピアソンを見るには!
『SUITS:ジェシカ・ピアソン』ジーナ・トーレス インタビュー動画
Season1 エピソード
第1話
同棲中の恋人マローンの反対を押し切り、市長の下で働くことを決意したジェシカ。その見返りに低所得者用住宅の立ち退き差し止め訴訟を取り下げたと聞いた従妹アンジェラは、ジェシカへの敵意をあらわにする。アンジェラが勤務する病院のERで地元公立高校のストライキを知ったジェシカは現場を訪れてデモのリーダーに話を聞き、地元民の要望に全く耳を貸そうとしない女性市議コーツのせいで、高校が閉鎖されかけていることを知る。
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第2話
ノヴァクは時期を見てジェシカの市長室参加を公表するつもりだったが、その前にマスコミに知られてしまい、警官の暴行問題で市を訴えた元弁護士をなぜ雇ったのかと厳しく追及される。ケリーはシカゴ市警との賃上げ交渉をまとめかけていたが、警官組合の代理人エリックは、ジェシカを側近にするような市長とはこれ以上交渉できないと通告。当然ケリーは激怒し、問題解決のために協力しようというジェシカの申し出をはねつける。ノヴァクは友人でもある市警本部長ハーグローブを懐柔しようとするが、部下からの評判を気にするハーグローブは、ジェシカの件で折れるわけにはいかないと言い張る。
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第3話
ノヴァクが市庁舎に出勤せず重要な会合の予定もキャンセルしたため、ケリーは公私にわたって彼を心配する。どうやら家庭で何らかの問題が起きている様子。ジェシカはノヴァクの代理としてマッギャンに会い、またしても難題を吹っかけられる。富裕なビジネスウーマンのベッツィを、コーツ議員の後任として市議にしろという依頼だった。ベッツィに会ったジェシカは、一見社会貢献に熱心な彼女が実際には自社の利益しか考えず、労働組合を形骸化するために市議の座を狙っていることを知る。マッギャンの狙いも、ベッツィの労組潰し政策に乗じて人件費を安く抑えることだった。
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第4話
ジェシカはマイアミから電話で心配するマローンの反対を再び押し切り、ニックとカール殺害事件の関係を探り始める。そのかたわら叔母リリアンを訪れ、子供たちのために一軒家をプレゼントさせてくれと提案。感激したリリアンはアンジェラの説得を試みるが、プライドの高いアンジェラはやはりジェシカの厚意を受け入れることを嫌がる。
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第5話
ジェシカは職場に復帰したノヴァクから、飛ぶ鳥を落とす勢いのIT企業イカリスの本社ビルをシカゴに誘致する任務を与えられる。手始めに、シカゴを視察しに来る副社長エヴェレットの接待をヨリとデリックに指示。一方ケリーは不正が露見して免職となった前任者シャーマから突然訴訟を起こされ、自分とノヴァクが名指しされていることを知って驚愕。法廷沙汰になる前に片付けてほしいとジェシカに懇願する。
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第6話
マローンと久々に熱い夜を過ごしたジェシカだったが、団地の取り壊しが始まりそうだというアンジェラのSOSを受け、急ぎ職場へ。出資者に催促されて焦ったマッギャンが手を回して特別許可を取り、まだ多くの住人が残っている状態で解体を始めようとしていることが分かる。激怒したジェシカはノヴァクに直談判し、マッギャンと手を切って他の大口献金者を探すべきだと力説。金と情実の癒着関係に限界を感じていたノヴァクも助言を受け入れ、代わりのスポンサーを模索し始める。
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第7話
マッギャンから届いたテープには、ディールが死んだと涙ながらに報告するニックの声が。ニックは幼い頃から父親のように慕っていたマッギャンのために汚れ仕事を引き受けていたのだが、マッギャンにとって目障りな組合のボスを脅して排除するだけのはずが死なせてしまい、失踪を偽装するしかなかった。ノヴァクは自分が対処するので何もするなと弟に釘を刺すが、ディールへの罪悪感や今後の不安で動揺したニックは心の平静を失う。
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第8話
母イルマの件でヨリの相談を受けたジェシカは、メキシコへの強制送還を防ぐために手を尽くすと約束。NYのルイスに頼んで移民問題に強い弁護士を探すかたわら、移民局の収容施設でイルマに面会する。イルマは「幼いヨリを連れて一家でアメリカに不法入国して以来いっさい犯罪はやっていない」と主張。ジェシカは彼女が何らかの秘密を隠していると感じ、デリックに調査を命じる。
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第9話
ステファニーはノヴァクに対し、政界での将来のためにケリーと別れるか、イメージ失墜を覚悟で妻子を捨てるか選べと迫る。一方のケリーもステファニーとの一件でノヴァクとの関係に限界を感じ、大手法律事務所の知人レベッカに転職を相談。ケリーの悩みを知った父ジェリーは、詳しい事情こそ知らないものの、今の職場を離れたいならそうしろと娘を励ます。
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第10話
ニックはケリーに対し、マッギャンの指示で脅しに行ったディールと争いになり、身を守るために殺してしまったと告白。兄弟の弱みを知ったケリーはあまりのことに恐れをなし、ジェシカを呼んでニックを委ねる。ジェシカは彼を自宅へ連れ帰り、自首を止めはしないが市長である兄のためにしっかり自供内容を練習し、時機を待てと説得する。
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