あらすじ
ミシシッピ川の三角洲の奥まった場所に、厳しい暮らしを送る人間たちのオアシスがある。気骨と虚飾に彩られてはいるが、美は見出しがたいオアシスだ。このドラマで語られるのは、1軒の小さなストリップクラブと、そこに出入りする魅力的な登場人物たち(望みを抱く者、負け犬、破産者、勝ち組、美女、呪われし者ら)の変化に富んだ物語。田舎町の住民たちが分不相応の夢を抱いた時、果たして何が起こるのだろうか。
Pバレー: ストリッパーの道の感想
アメリカ南部の生温い空気が漂ってきそうな、ヒップホップやネオンに彩られたストリップクラブを舞台とするドラマ。製作総指揮は脚本家として評価されているカトリ・ホールという黒人女性。さらに各エピソードの監督も幅広い年代の女性が務めている。そのため、ヌードを含む大人向けドラマではあるが、ダンサーたちを性的に描くのではなく、彼女たちが誇りを持って働く姿を描いている。実際、ポールダンスのシーンは圧巻の一言で、しなやかで力強くセクシーなダンスには目がクギ付けになってしまう。メルセデス役の女性は元々ダンサーで、ほとんどのシーンをスタントなしで演じているというからスゴイ。ドラマ冒頭、ハリケーン・カトリーナの被害なのか、水没した街で拾い上げたトランクを持って現れたオータム・ナイト(ヘイリー)もミステリアスな雰囲気を醸し出す。またセクシュアリティが不明なアンクル・クリフォードの存在感は抜群で、クラブの運営に四苦八苦しながらもダンサーたちの不遇を思いやる包容力を持っている。南部の黒人社会を中心とする話なので初回は戸惑うかもしれないが、理解できるようになるとその面白さに惹きつけられてしまうだろう。シーズン1が好評だったのでシーズン2の制作も決まっているそうだ。
Pバレー: ストリッパーの道を無料で見るには!
予告編(英語)
Season1 エピソード
Season2 エピソード
第1話 プッシーランド
マーダー・ナイトの衝撃さめやらぬ中、ピンクのファミリーの前に新たなる敵、ロナが現れる。
第2話 3キロの重み
ピンクの一同がこれまでにない夜への備えを進めるなか、アンクル・クリフォードは個人的な節目に到達する。
第3話 ダーティー・ダズン・ツアー
キーショーンとリトル・マーダーは新たな冒険に乗り出す。一方、メルセデスは未知の領域に挑戦する。
第4話 デメトリアス
キーショーンの輝かしい脱皮が続く一方、外の世界での暮らしに苦戦するビッグ・チーク。一方チャカリサでは、思わぬゲストがピンクを訪れる。
第5話 ホワイト・ナイト
深々と腰かけて、ミシシッピの歴史をじっくり学ぼう…
第6話 サベージ
アンドレの市長選がペースを上げる。オータムとアンクル・クリフォードの間で争いが勃発してしまう。メンフィスでますます込み入った状況に陥るメルセデス。一方チャカリサでは、リトル・マーダーがビッグ・チークを手伝う。彼は崩壊した新世界で足がかりを探そうとしていた。
第7話 ジャクソン
アンクル・クリフォードは過去の扉を開きながら、自分の未来と格闘する。一方、メルセデスは煩わしい母親業に手こずる。
第8話 デスドロップ
チャカリサの人々の中には、自分のもののために戦う人もいる一方で、変えられないものを受け入れられない人もいて。
このドラマはLIONSGATE+で配信しています。
この記事の執筆者
- U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。
最新の投稿
- ドラマ2023.12.30ファイア・カントリー
- コメディ2023.12.28テッド ザ・シリーズ
- アクション2023.12.02アートフル・ドジャー
- スリラー2023.11.25フル・サークル