ミステリー in パラダイス

あらすじ

カリブ海にあるセント・マリー島を舞台に、探偵として事件を捜査する英国刑事の主人公を中心に物語が展開する。カリブ海の島の独特な環境・住人を利用した事件・物語となっている。主人公が事件の真相を解明する直前には、必ず警察署で容疑者の相関図の前で急速な閃きと思考をし、一箇所に容疑者全員を集め推理を披露し、犯人を特定する。

ミステリー in パラダイスの感想

主要キャストが交代しながらシーズンが継続していくという珍しいドラマです。1話完結型で、最後には関係者を全員集めて推理を披露するという英国ミステリーのお約束とも言える展開になります。最近の刑事ドラマでは刑事の個人的な秘密や謎が絡んだりするものですが、このドラマのような古典的で単純な展開もいいものですね。長期にわたって人気が衰えずにシーズンが継続している理由はそんなことにもあるのかもしれません。

予告編（英語）

主な登場人物

リチャード・プール

シーズン1から2の主人公。暑い環境でもいつもネクタイとスーツを着用している。性格は真面目・冷静。

ハンフリー・グッドマン

シーズン3から6の主人公。明るい色のジャケットにノーネクタイ。性格はリチャードと正反対。

ジャック・ムーニー

シーズン7からシーズン9途中までの主人公。性格は親切で控えめ。

ネヴィル・パーカー

シーズン9途中からの主人公。ボタンダウンのシャツとネクタイが定番。性格は神経質でいつも自己流。

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Season1　エピソード

第1話　楽園へようこそ

カリブ海に浮かぶ島、セント・マリー島にあるオノリー警察署にロンドンから赴任していたチャーリー警部補は、所用で署を早退した。やがて、サルコム卿宅から避難小屋のロックが作動した、との緊急連絡が同署に入る。

第2話　花嫁は誰の手に?

花嫁が婚礼の日に殺害される事件が発生。カミールは悲劇と見るが、プール警部補は異なった見解を示す。容疑者は花嫁の家族と花婿。そんな中、被害者に莫大な遺産が残されていたことが判明して…。

第3話　ブードゥーの予言

犯人の特徴まで予言した老婆が殺された。その予言を直接聞いたドウェインは、彼女が予言した特徴通りの人物で、島の有力者・ダナムの犯行であると主張。だが、プールは事件の裏に何かがあると考え、捜査を始める。

第4話　消えた証拠

夫を殺害したと、妻が警察へ自首してくる。プールとカミールは、現場へと向かうが、死体と凶器の銃は消えていた。やがて、船のスクリューに引っ掛かっている死体が見つかる。そこには妻の主張通り銃傷があった。

第5話　殺人の法則

プールは囚人・レオンをセント・マリーの刑務所に移送する。だが、移送中に手錠に繋がれていたレオンが刺殺された。これによりプールの面子は潰される。さらに、殺害されたレオンを恨む者は千人を超えていた。

第6話　新しいボス

プールが熱帯病を発症し、カミールも出張で不在の中、地元ダイバーが不審死を遂げる。殺人事件だとにらんだドウェインとフィデルは独自に捜査を開始。そこに英国人女性巡査部長・ヤングが助っ人としてやって来る。

第7話　死のカーニバル

セント・マリー島はカーニバルの季節を迎える。だが、そのカーニバルで10年ぶりに復帰を果たそうとしていた人気ボーカリストのソリーが死体で見つかる。ソリーの頭は銃弾で撃ち抜かれていた。

第8話　ロンドンからの連絡

殺害された女性の家でドウェインの警察バッジが見つかる。プールはドウェインを犯人に仕立てる計画的な犯行と断定。その後、被害者が犯罪組織のボスの元恋人で、ボスを裏切り、島へ逃げてきたことが判明する。

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Season2　エピソード

第1話　消えた少女

製糖所の経営者で大富豪のロジャー・シーモアが何者かに殺害された。彼の前妻・ニコールと、共同経営者のキムに疑いの目が向けられる。ニコールは、唯一の遺産相続人であるロジャーの甥と交際していた。

第2話　奇跡の泉

若い修道女・テレーズが修道場の自室で死亡。煙による窒息死であったが、部屋は内側から施錠されていて、密室だった。テレーズが脅迫状を受け取っていたことを知ったプール警部補は、殺人だと確信する。

第3話　セレブ殺人事件

外科医、ジェレミー・ティッピング経営の美容外科クリニック内のプールで、女性患者の死体が発見された。医師のジョーンズは離婚を苦にした自殺だと主張。しかし、プール警部補は毒殺されたと確信する。

第4話　海賊の呪い

海賊が埋めた財宝を求めて、探索隊がやって来た。すると、リーダーのダニエルが洞窟で爆発に巻き込まれて負傷し、メンバーのイアンは射殺される。ダニエルはその後、落下してきた木の枝によって命を落としかける。

第5話　消えた歌声

カミールの友人で歌手のエイミーが、船上でのライブ中に毒殺された。船の所有者は地元の興行主・スティーヴンと彼の妻で歌手のエロイーズだ。エイミーはスティーヴンに内緒で別の契約話を進めていたことが発覚する。

第6話　苦い再会

車いす生活を送る女性・ジューンが、夫・ダグと姉・ジャニスと共に借りていた別荘で絞殺された。ジューンの遺産相続人・ジャニスにはアリバイがなかったが、リチャードはダグを疑う。ダグはリチャードの元同僚で…。

第7話　ハリケーンは知っている

ハリケーン接近に備えるセント・マリー島で、大学の気象観測隊の1人、レオ・ダウンズの死体が見つかる。レオは、周りから媚びを売るオタクと揶揄されていた。事件当日、気象観測隊全員にアリバイがあった。

第8話　まぼろしの容疑者

慈善パーティーの主催者・パウエルが射殺される。秘書のヴィッキーは、ジャック・ロバーツという男が犯人だと主張。だが、誰も素性は知らず、その男だと思われる人物は現場から逃走し、姿を消していた。

Season3　エピソード

第1話

リチャードは、25年ぶりに再会を果たした学生時代の仲間、ロジャー、ジェイムズ、サシャ、アンジェラたちのパーティーに参加。みんなが盛り上がる中、リチャードは1人でバルコニーで休んでいると…。

第2話

映画のリハーサル中、主役のレクシーの代役・シアが毒殺される。シアは毒入りチョコレートを食べてしまったのだ。現場に届けられたチョコレートは、多くの人間が口にしていて、毒入りは1つだけだった。

第3話

展示会が開催された夜、フィデルの友人・カールトンが射殺される。犯行時刻は被害者の通報から死体が発見されるまでの5分間。男娼をしていたカールトンの部屋から携帯電話と1冊の本が消えていたことが判明する。

第4話

セント・マリー島で客室乗務員・ナターシャが毒殺される。ナターシャは絵葉書に「ニュースを聞いた」と書いていたが、その内容は不明だった。また、部屋にあったグラスから操縦士のアダムの指紋が見つかる。

第5話

インターンと不倫していた省務大臣の死体が見つかる。大臣直筆の遺書が見つかるものの、ハンフリーは他殺だと断言。大臣の不倫相手、リーナ・ベルに話を聞きに行ったカミールは、久しぶりに彼女の代父を見て驚く。

第6話

野鳥観察ツアーのマーク・タルボットが刺殺された。疑いの目を向けられたのはスタッフ2人と他の参加者3人。マークは、参加者・アレックに挑発的な態度を取っていたというが、犯行時刻に5人は行動を共にしていた。

第7話

土地開発で財を築いたジャクソンが上半身裸の銃殺体で見つかる。また、ジャクソンは秘書に「今後のことで話がある」と言い残していた。やがて、凶器の拳銃を所有していた被害者の息子・ジョゼフに疑いが掛かる。

第8話

老人ホームの鍵の掛かった部屋で、元医師、エマ・レディングの死体が発見される。死因は睡眠薬の過剰摂取と報告される。グッドマンらは、夕食のカレーに犯人が薬を混入した殺人事件として捜査を進める。

Season4　エピソード

第1話

自宅で降霊会を開いていた実業家のイライアスが刺殺される。殺害現場には4人の人間がいたが、互いに手を繋いで犯行は不可能だった。その一方で、4人にはイライアスを殺害する動機があったが捜査を進めると…。

第2話

サーフィン教室のインストラクターが銃殺された。強盗殺人と思われたが、死体の発見時、現場は施錠されていた。保険金を受け取る妻、被害者の隠し子、逃亡中の横領犯などが捜査線上に浮上する。

第3話

セント・マリー島歴史保存協会のメンバーが16世紀のレシピを再現した夕食で食中毒になり、毒草を大量に摂取した会長・フランシスが死亡。その少し前、フランシスはハンフリーに電話である相談をしていた。

第4話

結婚式前に行うパーティーのために島を訪れていた花嫁のジェニーが、スウィートルームのバスタブで溺死する。遺体や施設の状況から、顔見知りによる犯行が疑われる。一方、ハンフリーはある悩みを抱えていた。

第5話

かつての人気バンド、フラワーズ・オブ・プログレスが再結成し、島でレコーディングを行っていた。そんな中、ボーカルのスティーヴィーがプールで感電死した。ハンフリーは新たな相棒・プロランスらと事件を追う。

第6話

セント・マリー島はビーチバレー大会で賑わう。15年ぶりに島の代表チームの決勝進出が決まった翌日、相手チームのスター選手・シェリーの遺体がビーチで見つかる。殺害されたのは別の場所らしいのだが…。

第7話

富裕層向けの旅行会社のカリスマ社長、アネット・バージェスが、社員のチームワーク向上を目指す研修旅行中に殺された。ほどなく、社歴が一番浅いドムとアネットの間に隠された繋がりがあることが判明する。

第8話

牧師の妻・サビーヌを殺害したジャック・ハーマーが裁判所の監房で射殺された。その直後、猛スピードで走り去る車が目撃される。凶器と思われる銃は発見に至らず、密室の謎も解けず、ハンフリーは悩む。

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Season5　エピソード

第1話

セント・マリー島でサンゴ礁の研究を行っていた調査チームのリーダーが殺された。容疑者はリーダーの妻を含むメンバー4人に絞られるが、犯行可能時刻には全員がダイビング中で、互いの姿を確認していた。

第2話

セント・マリーの知事が退任パーティー中に毒殺された。知事のグラスからは青酸カリが検出される。ボトルからシャンパンを注ぎ、知事にグラスを手渡した署長は犯行を否定。知事のバッグからはある手紙が見つかる。

第3話

ファッションショーが行われている最中、舞台裏で1人のモデルが殺害された。容疑者たちは十分な動機があるが、全員アリバイが成立する。そんな中、ハンフリーは被害者が握りしめていたストッキングが気になり…。

第4話

死亡した恩人の携帯電話からドウェインの元に「俺は殺された」というメールが届く。被害者は命が狙われていると知りながら何も対処していなかった。また、過去のハリケーンの犠牲者が被害者の友人だと判明する。

第5話

ハンフリーの伯母が宿泊するホテルで殺人事件が発生。被害者は島を始めて訪れた観光客で、到着して数時間後にバルコニーから突き落とされた。同日午後、イギリス出身の犯罪者がホテルを訪れていたことが判明する。

第6話

イギリス人のシェフが店のオープンを目前にして殺される。容疑者として浮上したのは、被害者の恋人と息子を含むレストランスタッフ4人と被害者の兄。だが、スタッフにはアリバイがあり、兄には動機がなかった。

第7話

入り江でトレジャー・ハンターの死体が見つかる。被害者は死ぬ直前、妻に犬猿の仲である男に刺されたと電話していた。ところが、その男はその時間、800メートル離れたキャサリンのバーで目撃されていた。

第8話

旅行中の若い女性がユースホステルの浴室で死亡。遺体はドアにもたれかかり、窓は雨戸でふさがれていて、銃が手にあった。そんな中、ハンフリーは彼女が浴室にポーチを持ち込んでいたことを気にするが…。

Season6　エピソード

第1話　Erupting in Murder

夜に火山へ向かった火山観測所の所長が、翌朝、山中で遺体となって見つかる。過去の病歴から自然死と思われたが、ハンフリーは現場にライトがなかったことから他殺を疑う。容疑者は同僚の3人と事件が発覚した朝に観測所を訪れていた市長。しかし、事件の起きた晩、同僚は全員観測所に、市長はグアドループにいたことが判明。

第2話　The Secret of the Flame Tree

フロランスの知人の女性が遺体となって崖下で見つかる。遺書が見つかり自殺と思われたが、ハンフリーは万年筆を愛用していた彼女が遺書のサインをボールペンで書いていたのが気になる。容疑者の4人は事件発生時刻にフェスティバルの講演会場にいて100人の目撃者がいた。

第3話　The Impossible Murder

ハンフリーがマーサと滞在していたホテルで経営者の兄が殺される。被害者は25年前に理由を告げずに去り、3か月前から島に戻っていた。容疑者はホテルスタッフの5人。犯行現場であるホテルの2階へ行くには階段を使うしかない。しかし、殺害時刻の前後にそこを行き来した人がいないことをハンフリー自身が確認していた。

第4話　Stumped in Murder

クリケットクラブの名選手がグラウンドで胸を撃たれて殺される。容疑者は4名。しかし全員、犯行時刻にはクラブハウス内でお互いの姿を確認していた。被害者は自分が贈った車で息子が事故を起こしたのは車検を怠った自分のせいだと悔いていたようだが、車に問題はなかったと報告書で証明されていた。

第5話　Man Overboard:Part 1

嵐が過ぎ去った海上のボートで男性の遺体が見つかる。容疑者として4人の男が浮上するが、全員イギリスに帰国してしまっていた。署長の働きかけでロンドンの警視庁と合同捜査をすることになり、ハンフリーたちはイギリスへ向かう。嵐の中、犯人が海上のボートから岸まで戻った方法を突き止め、逮捕に向かうが…。

第6話　Man Overboard:Part 2

逮捕に向かった先で待ち受けていた容疑者の遺体。殺人を悔いての自殺かと思われたが、これも殺人だった。しかし遺体発見時に部屋のドアには鍵がかかっていた。犯人はどうやって外へ出たのか？そしてカリブでの殺人事件との繋がりは何なのか？

第7話　In the Footsteps of a Killer

8年前の殺人事件で有罪判決を受けた女性のアリバイを証言する男性が現れた。署長の要請を受け、休暇中のジャックが捜査に協力する。被害者は留守電にメッセージを残している最中に射殺された。容疑者は4人。全員に動機があったことが判明するがアリバイを崩せない。ジャックは録音されたメッセージから聞こえる“何か”の雑音が気になり…。

第8話　Murder in the Polls

署長に呼び出され、イギリスに戻るか島に残るかの決断を迫られるジャック。そこへキャサリンも立候補した市長選の投票会場で候補者の1人が殺されたと連絡が入る。会場にいたのは6人。キャサリン以外の全員は被害者が刺された時に、現場となったブースから離れた場所にいた。

Season7　エピソード

第1話

ホテル王の婚約者が結婚式前夜に、滞在先のバルコニーから身を投げたと思われた。全ての証拠が自殺を裏づけるものだったが、遺体の左手の親指にのみマニキュアが塗られていたことから、ジャックだけが他殺を疑う。容疑者は継子となるはずだった３人。動機は探り当てたものの、１人で密室にいた被害者をどうやって殺害できたのかは謎のままだ。ジャックは他殺を証明できるのか？

第2話

300万ドルの賞金を賭けたポーカーの決勝戦の最中に、第1シードのプレーヤーが毒死する。彼の手札の中には、猛毒が塗られたスペードのエースがあった。疑惑の目は、すぐさま他の3名のプレーヤーとディーラーに向けられる。犯人はどうやって被害者に毒付きのカードが配られるよう仕組んだのか。ジャックはポーカーに詳しいドウェインの力を借りつつ捜査を進める。

第3話

早朝に泳ぎに出かけた作家の刺殺死体が浜辺に打ち上げられた。ジャックは前夜に一緒にいた妻、代理人、作家の弟子で愛人でもあった女性の誰かが犯人と考えるが、捜査を進めるうちにオーティス・ファルコナーという男が新たな容疑者として浮上する。しかし島には彼の記録が一切ない。オーティスは何者なのか？とうとう居場所を突き止め、事件は一気に解決に向かうと思われたが…。

第4話

脳腫瘍が原因で失いつつある視力の回復を求めて信仰治療師の元を訪れた女性が、儀式の最中に突然倒れて死亡する。彼女が飲んだ聖杯の水からは毒物が検出され、水を注いだ治療師に疑惑の目が向けられるが、わざわざ大勢の信者の前で殺す理由も、殺害動機も分からない。ジャックは被害者の自宅から古い日記を見つけ、彼女と治療師の35年前の意外な関係を突き止める。

第5話

ジャックたちはブードゥー教の死の祭り、フェット・ムーリの日を楽しんでいた。バーで皆と一息つくと男性がやってきて、妻が殺されたと助けを求める。向かったはずのヨットクラブを捜索すると、敷地内の展望岬で妻の刺殺体が発見される。しかし、殺害時刻にクラブでは慈善事業のオークションが進行中で外へ出た客はいない。ジャックは夫を疑うが完璧なアリバイがある…。

第6話

リトリート施設の敷地内で、施設を経営する男性の絞殺死体が発見される。施設の利用客が着用するローブの腰ひもで首を絞められていたことから、ジャックは3人の客と被害者の妻を疑うが、事件発生時、容疑者たちは瞑想の最中で、全員に同じアリバイがあることが判明する。犯人は、どうやって誰にも気付かれず瞑想の輪を抜け出し、被害者を殺害したのか…。

第7話

隣家で口論が聞こえたとの通報を受けドウェインとＪＰが駆けつけると、家の中で男性が死んでいた。現場にいた男を取り逃がすが、JPはそれが旧友のコーデルだと気づく。被害者が1粒のピーナツを握りしめていたことに疑問を抱いたジャックが捜査を進めようとした矢先に、コーデル本人がオノレー署に自首してくる。彼の自供で事件は解決かと思われたがピーナツの謎が解けないままだ。

第8話

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80年代に人気を博したレゲエバンドが再結成し島でライブを行うが、終演後リードギタリストが頭部を銃で撃ち抜かれた姿で発見される。自殺のように見えたが被害者はライブ前、署長の留守電に「30年前、妻を殺した犯人が分かった」と伝言を残していたのだ。若き署長が捜査を担当した未解決事件だった。ジャックたちは30年前の未解決事件とギタリスト殺害事件の2つの犯人を追う。

Season8　エピソード

第1話　

埠頭からオノレー行きの直行バスが終点に着くと、後部座席で男が刺殺されていた。だが他の乗客３人も運転手も何も目撃しておらず、全員が被害者と接点を持たないと思われた。しかし、ジャックたちが調べを進め、被害者の意外な過去が判明するうちに、次第に全員が怪しく見えてくる。被害者が持っていた鍵で捜査は一気に進展を見せると考えられたが…?

第2話　

ドゥエインの後任として署長のめいのルビーがオノレー署に着任した。明るく物怖じせず、おしゃべりで少々常識外れな彼女にＪＰも困惑気味。そこへ家族経営のセント・マリー動物園で殺人事件が起きたとの知らせが入る。園長で長男のザンダーが閉園後に毒矢で殺されたのだ。ジャックは事件当時、園内にいたザンダーの弟、妹、妻、そして飼育員の４人の中に犯人がいると考えるが…

第3話　

ロケでセント・マリー島を訪れていた旅番組の女性司会者が海辺で溺死体となって発見された。パトリスと旅行に出かけて不在のフロランスに代わり、ジャックはＪＰを右腕にして、ルビーと３人で捜査を開始する。不慮の事故とも思われたが、状況からジャックは３か月に渡って共に旅をしてきたロケ隊のメンバーが怪しいと考えるのだった。

第4話　

コーヒー農園の経営者が屋敷のプールで射殺体となって発見された。深夜にプール脇で読書しているところを撃たれたようだ。銃声が響いたとき、家族は屋敷内、家政婦は離れにいて、誰もプールには近づいていないが、防犯カメラに被害者の妹シスが銃を手にプールの方向へ歩く姿が映っていた。ジャックはすぐに彼女を逮捕するが、意外な事実が明らかになると同時にシスのアリバイが証明される。

第5話　

海の恵みに感謝する祭りの当日、海に捧げ物をする役目のティアナが独りで操縦する船の上で殺された。出帆した船が観客の前に姿を現すまでの３分の出来事だ。海上に他の船や人影はなく、途中で船を止める時間もなかったのに、誰がどう犯行に及んだのか？ジャックは捧げ物のパンが紛失していることを不審に思うが…

第6話　

ティアナの殺害を認めたハリソンが逮捕されてすぐ、パトリスが電話で誰かと会う約束をしたのを立ち聞きしたフロランスは彼の後を追い、何者かの銃弾に倒れる。ジャックたちが現場に急行し、フロランスは一命を取りとめたものの悲しい現実が待っていた。犯人はパトリスの通話相手と考えられ、電話番号は近隣のロザリー島にある邸宅のものと分かるが…

第7話　

ラジオ・セント・マリーの人気ＤＪ、デジーが生放送中に射殺された。番組スタッフが外に出た隙に何者かが侵入し、非常口から逃げていったようだ。犯人はなぜラジオ番組の真っ最中に犯行に及ぶという大胆不敵な行動に出たのか。捜査を開始したジャックのもとにパリから内務調査部の捜査官としてマドレーヌがやってきた。フロランスが負傷した責任が上司であるジャックにもあったのかを調査するという。

第8話　

マドレーヌが帰国する日の朝、ジャックと共にオノレー署に入ると男性の絞殺死体が転がっていた。特徴から、森でキャンプ中だった旅行者の１人と判明する。しかし、前夜は嵐だった上に、鍵のかかった密室状態の署内に誰がどうやって死体を運び込んだのか、謎は深まるばかりだ。そして机に残されていた１枚のトランプの意味とは？署長に要請され、マドレーヌも滞在を延長して捜査に加わる。

Season9　エピソード

第1話　

2020年を迎えようとしていた大みそかの夜、セント・マリー島の実業家アーロンの妻が刺殺された。犯人は悪魔の仮面をつけた男で、「復讐…」の文字を書き残していた。家業の相続をめぐって、アーロンと絶縁した兄のドナルドが怪しいと思われた矢先、ドナルドも同じ仮面の男に襲われて負傷する。現場には「…完了」の文字。誰が何の復讐で2件の犯行に及んだのか。

第2話　

有名女性画家のダナがアトリエで制作中に毒殺された。彼女自身が買った飲み物の缶の中に青酸が仕込まれていたのだ。容疑者はモデル兼恋人、助手、助手の婚約者、専属画商の4人。しかしダナ以外に缶に触れた者はおらず、缶に細工の跡も見つからなかった。ジャックたちが捜査を続けるうちに容疑者それぞれに動機が浮かび上がるが、依然として青酸の混入方法は謎だ。

第3話　

セント・マリー島での自転車ロードレース大会の最中に１人の選手が遺体で発見された。状況から急カーブを曲がりきれずに谷底へ落ちたと思われたが、現場から見つかったユニフォームの切れ端が被害者のものではないことからジャックは事故ではなく事件と考える。しかし、事件発生時にチームの関係者は誰も被害者の近くにいなかった。

第4話　

牧師の息子が、父親に“助けてくれ”とメールを送った後、海に漂う船上で遺体となって発見された。前日の夕方に妻を残して教会から仕事場に向かってから行方不明になっていたのだ。しかも彼の車が森で見つかり、謎はますます深まる。夫妻と幼なじみの夫婦の言動もどこか怪しい。

第5話　

ホテルの密室で女性が自殺を図ったと思われた。リゾート開発会社の社長令嬢で、両親と夫と共に新規事業の発表会に訪れていたのだ。自殺かどうかを最終的に判断するために、マンチェスターからネヴィル・パーカー警部補が派遣される。ネヴィルは死んだ女性がマウスガードをしていたことから他殺と断定するが、自分の仕事はそこまでと考える彼はそそくさと本土に戻ろうとする。

第6話　

セント・マリー島の近隣の無人島で、サバイバル講座の講師が刺殺体となって発見された。マドレーヌは署長の心配をよそに、療養中のネヴィルに捜査の応援を頼み、現場へ急行する。当初は島への侵入者が犯人と思われたが、ネヴィルの推理から、講座に参加していた４人が容疑者と考えられた。

第7話　

美容院でオーナーの女性が刺殺された。彼女の２人の姪も同じ店で働いていたが、その日は妹のほうが結婚式を迎えたため、姉が妹の髪のセットを担当し、姉妹の母親も店を訪ねてきていた。だが彼女たち３人はオーナーとは離れた場所にいたため、誰も犯行の様子を見ていないという。侵入者の仕業とも考えられたが、ネヴィルは犯人は店内にいた１人と考える。

第8話　

かつての有名女優とその夫が浜辺にいるときに夫が何者かに射殺された。妻は目が不自由なため、犯人を目撃しておらず、声も聞いていなかった。弾道検査の結果、弾は６メートル先の森の中から撃たれたと判明したため、目の見えない妻は容疑者から外される。そんな中、ネヴィルはこの事件の解決後に本土へ戻ることになり…。

この記事の執筆者

海外ドラマフリーク編集長

U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV＋, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。

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