アメリカにおける1998年シーズンのドラマで最も注目された青春ドラマ。フェリシティ・ポーターはカリフォルニア州パロ・アルトに住む17歳の優等生。彼女はこれまで親が決めてくれたコースを歩んできただけで、自分自身で何かを決めたことはなかった。高校を卒業する日に憧れていたベンと話したことで、彼を追いかけてニューヨークの大学に行くことを決意する。両親の反対を押し切ってニューヨークに来たものの、フェリシティを待っていたものは、彼女を無視するルームメイトと、既に彼女のことを忘れて他の女の子と付き合っていたベンだった。フェリシティは意気消沈して落ち込むが、新たな友情と恋を得て、次第に自分自身で決断した自分のための人生を歩んで行くのだった。
第1話 卒業、そして旅立ち
フェリシティは高校卒業の日、ずっと憧れていたベンに思い切って声を掛け、卒業アルバムにメッセージを書いてもらうことに。ところがそのメッセージは思いもかけない内容で…。
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第2話 最後のわがまま
フェリシティの両親が娘を連れ戻すためにNYにやって来る。両親を傷つけてしまったことに罪悪感を持つフェリシティだが、カリフォルニアに戻るつもりは無く、何とか両親を説得しようとするが…。
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第3話 とっておきの夜を
フェリシティは初めてのカレッジ・パーティーにベンを誘おうとするが、彼はジュリーからすでにパーティーのことをきいていた。不信感を抱いたフェリシティはジュリーにベンとの仲を問いただすが、ジュリーは「ベンとは友だちだ」と言うだけ。パーティー当日、ベンとジュリーの仲むつまじい様子にかっとなったフェリシティは…。
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第4話 突然のキス
ある日部屋でゲームをしている時、フェリシティはノエルに突然キスされる。彼を親友だと考えていたフェリシティは大パニック。どう対処するか思いあぐねていたフェリシティはノエルとじっくり話し合う決心をするが、彼は以前から付き合っている恋人がいるという事実を告白する。
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第5話 切ない恋の行方
あるきっかけからフェリシティとベンはいったん親密になるが、フェリシティがベンの心に踏み込みすぎたため、突然気まずい思いに捕われたベンは逆に彼女を突き放そうとする。そのことに傷ついたフェリシティはベンと口論になってしまう。
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第6話 すれ違う想い
ベンと一緒に詩の宿題をしたフェリシティ。スペルチェックのため預かった彼のレポートに、フェリシティはよかれと思い手を加え、書き直したレポートをそのまま提出してしまう。後日その内容について授業中質問されたベンは当然答えられず、不正行為の嫌疑をかけられ窮地に陥る。
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第7話 友達のままで(前編)
レポートを書きかえて以来ベンはフェリシティと口もきいてくれない。フェリシティはその悩みをノエルにぶつけるが彼にはそれがおもしろくない。一方エレナは奨学金の申請を却下され窮地に立たされる。フェリシティはエレナのために「低所得者家庭の黒人女学生」向けに設立された奨学金を見つけ出すが、エレナは貧しさや人種を条件とする奨学金を受けるのはイヤだとつっぱねる。
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第8話 友達のままで(後編)
ジュリーが事件に遭ったことを知ったフェリシティはノエルに相談、二人でカウンセラーに話を聞いた後、フェリシティはジュリーに相手を告発すると同時にカウンセリングを受けるよう強く勧めるが、フェリシティがノエルに事実を話したことを知ったジュリーは心を閉ざしてしまう。
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第9話 素直になって
感謝祭の休暇がきたが、事件から立ち直れないジュリーは帰省しない決心をし、親友を一人残して帰省できないフェリシティは、ジュリーと一緒に寮に残って二人だけの感謝祭パーティを開くことにする。そんな折、ノエルの恋人のハンナが休暇を過ごしに寮にやって来た…。
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第10話 ついに恋人に
感謝祭も終わりノエルとフェリシティは改めて自分たちの関係を問い直そうとしていた。そんな折ノエルの伯父が交通事故に遭い学期末テストの勉強がほとんどできない。ミーガンから「記憶力を伸ばす薬」をもらって飲むが、ビーツの根が入っていたせいか異常なほどの興奮状態に陥りベンとフェリシティが一緒に勉強しているのを見て二人に怒鳴り散らしてしまう。
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第11話 ロスト・バージン
新学期、フェリシティはノエルに「セックスしよう」と宣言し、着々と準備を始める。しかし情報は集めたものの実際の体験はスムーズにいかず、しかもこれからというときに部屋にノエルの友達が突然入ってきてろうそくを倒し…。
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第12話 ほんとうの友情
フェリシティは偶然、エレナの彼ブレアが見知らぬ女の子とキスしている現場を目撃してしまい、エレナに事実を話すべきか悩んでいた。しかもその相手が転校してきたばかりのエレナの親友タラと知ってショックを受ける。
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第13話 ファースト・ラブ(前編)
子供の頃の友達トッドがフェリシティを訪ねてきた。昔キスしそこねたので改めてしに来たと言う。大事なテストの前にストーカーのようにつきまとわれて閉口したフェリシティは、ストーカーの被害経験者であるベンに相談するが。
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第14話 ファースト・ラブ(後編)
トッドがバスにひかれ、重症を負って入院した。フェリシティは、昔トッドに書いた手紙を渡されて読み、自分が本当に医者になりたいのか分からなくなってしまう。エミー賞最優秀撮影賞受賞エピソード。
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第15話 愛と結婚
フェリシティはアルバイト先のボス、ハヴィエからプロポーズされる。ゲイである彼にはサミュエルという恋人がおりアメリカにとどまりたいのだが、ビザが切れるためアメリカ市民と結婚でもしない限り母国スペインに帰らざるを得なくなるからだと言う。
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第16話 悲しい予感
ノエルと付き合っていたハンナ(演:ジェニファー・ガーナー)が現れた。新しい恋人とうまくいかず、二ヶ月前にニューヨークの音大に転校してきたという。「預かったテープを返して以後二度とハンナには会わない」とフェリシティに約束するノエルだったが、ハンナの涙をみて心が揺れてしまう。それを知ったフェリシティはショックを受け、アトリエで知り合ったイーライと…。
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第17話 もとには戻れない
ノエルはハンナに気持ちが傾きかけたことをフェリシティに謝った。フェリシティはまともに彼の顔を見られず、ずるずると話し合いを避けていたが、ついに真実を告白する。自分が悪いと思いながらもどうしてもフェリシティの行為が許せないノエルはイーライに会いに行き…。
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第18話 ハッピー・バースデー
ノエルはフェリシティと顔を合わせるのがつらくなり、アパートに引っ越す決心をする。それを聞いてフェリシティも落ちつかない。一方キャロルが誕生日プレゼントを持ってジュリーを訪ねてきた。彼女は初めて自分がジュリーの実の母親であると告白。再会を喜んだのもつかの間、ジュリーはキャロルから「二人の関係は秘密に」と言われ深く傷つく。
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第19話 まだ好きなのに
ノエルは引越しを取りやめるが、やはり彼女とイーライのことが頭から離れず苦しんでいた。そんな折、ショーンが学生をテーマにしたドキュメンタリー映画を撮ると言い出した。フェリシティとノエルの間に起きた出来事を知った彼は、映画のテーマを二人の関係にしぼりこむ。
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第20話 あいまいな関係
店長の留守中店を任されたフェリシティは、これがうまくいけば副店長に昇進できるため張り切るが、落ちこぼれの店員ダニーを首にしておけと命じられ頭が痛い。一方以前学費を支払うため賭けに手を出し、結局負けて借金を作ってしまったベンは、胴元から借金の取立ての仕事をしろと命じられ、仕方なくオーケーする。
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第21話 恋する魔法
サンフランシスコまで車を運転して運ぶアルバイトにベンが採用された。彼はこのアメリカ横断旅行にジュリーを誘い、彼女がフェリシティを、フェリシティがノエルを誘って四人で旅行をすることに。
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第22話 選択のとき
ノエルが一緒にベルリンへ行こうとフェリシティを誘い、彼女はベンとの旅行を断りにいくが、そこでベンから唐突にキスされる。その後ノエルにオーケーの返事をしたもののベンからもさらに旅行に誘われ、フェリシティは戸惑い始める。
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第23話 二人との再会
夏休みが終わり、新学期が始まる。ハヴィエさんはフェリシティにベンとノエルのどちらを選んだのかそれをしつこく聞くのだが・・・。一方、大学の寮が一部閉鎖され、フェリシティは再びミーガンとルームメイトして生活することに。部屋がなくなってしまったジュリーはベンとショーンのアパートに同居することになるのだが・・・。
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第24話 彼を取り戻す方法
ベンの様子がおかしい。フェリシティは雑誌に書いてある“男の扱い方”を参考にベンの心を取り戻そうとする・・・。しかし、実は、ベンはフェリシティのサリー宛テープを聞いてしまったというのだ。・・・そしてフェリシティはある決意をする。
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第25話 新しい自分
フェリシティはベンを避けるために時間割を変更、しかも医学コースをやめ、衝動的に芸術のクラスを受講。すると今度はノエルとクラスメートに。そのノエルはフェリシティが面倒をみている新入生ルビーと仲良くなる。一方、ジュリーには新しい部屋が見つかり引越し準備をはじめ、ベンとショーンは新しいルームメイト募集のための面接を行うのだが・・・。
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第26話 友情は育てるもの
フェリシティは彼女のことを中傷する曲をジュリーが自作自演しているという噂を聞く。そして運の悪いことに、地下鉄が止まってしまい、フェリシティは気まずいジュリーと一緒に車内に閉じ込められてしまう。一方、ノエルはルビーとデートすることに。
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第27話 ブラインド・デート
シングルの気楽さを楽しんでいたフェリシティだが、ノエルもベンもそれぞれ付き合っている彼女がいることを知り、自分も誰かとデートしようと考えはじめる。そこに、美術クラスの教授が息子とデートしてくれと頼んできた。OKしたフェリシティは教授の息子デイビッドとデートするのだが・・・。
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第28話 キスまでの距離
ノエルとフェリシティの以前の関係を知らないルビーは無邪気にもアドバイザーであるフェリシティにある相談をもちかけ、フェリシティを困惑させる。そしてひょんなことからノエルとフェリシティの関係をルビーとデイビッドが知るところとなり・・・。一方、ベンは関係を修復しようとマギーの会社におしかける。
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第29話 忘れられない存在
かわいそうな野良犬を部屋に連れ帰るフェリシティ。ラッキーと名づけて引き取り手を探そうとするが、見つからない。デイビッドとふたりきりで過ごそうとしてもラッキーが何かと邪魔してきて、ついにふたりはケンカまでしてしまう。ところが実はラッキーは重い病気であることがわかり・・・。
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第30話 愛情の温度差
感謝祭をデヴィッドと二人で過ごすつもりのフェリシティのもとに両親が突然やってくる。これまで黙っていたことを両親に話しても例によてあれこれうるさく批評されるばかりでフェリシティはうんざりしてしまう。そして感謝祭のディナーはフェリシティ一家、デヴィッド、彼の母親シャーマン教授、ミーガン、そしてノエルがそろうことに。
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第31話 お互いの肖像
フェリシティは感謝祭の夜以来、ノエルが出てくるおかしな夢を見始め、彼の存在が気になりだす。そんなとき、デッサンの授業でノエルとペアを組むことになったフェリシティは自分の本心に気付き、ノエルの本心を追求するのだが…。
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第32話 予期せぬ告白
クリスマス休暇が明け、フェリシティは大学病院に出張する父親と共にニューヨークに戻る。父親の干渉にうんざりするフェリシティに、突然父エドワードは母親と別居すると突然告げる。一方、ジュリーは初めてのレコーディングにのぞむのだが…。
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第33話 恋わずらい
どんより曇ったある日、フェリシティはバイト先で見知らぬ女性に声をかけられる。「失恋の心の痛みを治してくれる」というクリニックを紹介される。そこに行ったフェリシティは怪しい水を飲ませられたり採血されそうになり怖くなり逃げ出す。寮に戻ったフェリシティにはクリニックから小物入れが届けられたり、電話やジュリーから来院を迫られる。これは一体…?
※全編モノクロ・エピソード
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第34話 空しい現実
ベンとプールに潜りこんだことがみつかったフェリシティはカウンセリングをうけることに。そんな折、母親がニューヨークに到着。家族3人そろっての夕食の席でもケンカをはじめる両親に悩むフェリシティ。カウンセリングの成果か、次第にフェリシティは内心の怒りと不満を吐露し始めるのだが…。
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第35話 友達の妊娠
ルビーの妊娠が発覚。彼女はノエルとともに保険センターを訪ねて、予約したものの、中絶手術に踏み切れず、出産を決意する。プールの事件の処分は50時間の社会奉仕に決まり、フェリシティは前から興味があった学内保険センターでのボランティアを選ぶ。一方、ジュリーはエリックの強い推薦でレコーディングできることになったが、その夜、彼に無理矢理に関係を迫られ…。
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第36話 子供の父親
ルビーに子供を産むと宣言されたノエルは悩み続けるが、結局意を決して彼女の第一回胎児検診に付き合う。ところが医師から妊娠8週目と聞かされ、お腹の赤ん坊はノエルの子ではないことが判明する。一方、保険センターではパソコンに入れたはずのファイルが消えてしまい、グレッグはフェリシティを犯人として決め付ける。
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第37話 ジェラシー
ある日、父親のアパートを訪ねたフェリシティは睡眠薬と抗うつ剤を見つける。もっと一緒に過ごす時間を持とうと考えたフェリシティが、父親の勤めている大学病院に電話すると、なんと、彼は2週間前に辞めたという…。ベンはフェリシティがグレッグに惹かれていくのを見て内心焦る。そしてフェリシティとの復縁を決心して保険センターに向かうのだが…。
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第38話 行動あるのみ
保険センターに女子学生リーラが訪ねてきてモーニング・アフターピル(事後避妊薬)をもらいに来た。最近大学側の方針が変更したために処方できないことをしったフェリシティは唖然とする。グレッグやパヴォーンにも訴えるが埒があかず、彼女はリーラを誘って保険センターで座り込みをはじめる。
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第39話 新たな恋の始まり
ショーンがリチャードとともにフェリシティたち学生の日常を綴ったドキュメンタリーのパート2を撮ることになった。ベンは社会奉仕の一つとして入学事務局で働いていたが、グレッグとフェリシティの接近に嫉妬し、ついグレッグの学生ファイルを盗み見てしまう。
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第40話 意地の張り合い
グレッグが自治会委員長選に立候補することになり、選挙参謀になったフェリシティ。しかし彼の政策に疑問をもち始めついに自分で出馬する決心をする。一方ベンはふとしたきっかけから自分に子供を指導する力があることに気づく。
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第41話 勝利を信じて
選挙戦が始まり、他の候補者の不正に立腹していたフェリシティもそのうち負けじとライバルたちのポスターに落書きするなど仕返しを始める。そんな中、ベンはグレッグの選挙参謀、アンドレがフェリシティのポスターに落書きしているところを見つけるが、フェリシティは「グレッグを信じる」の一点張りでベンを信じようとしない。
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第42話 王子様への想い
ベンの卑劣な行為に幻滅したフェリシティは週末グレッグと二人で郊外のコテージへ。ベンは二人の後を追い、フェリシティに謝ろうとするが彼女は怒って彼を追い返す。しかしやはりベンのことが気になってしまうフェリシティ。
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第43話 自立した女
フェリシティにきつく拒絶された上グレッグに殴られたベンは、その後彼女と顔を合わせたとき、つい心にも無いことをいってしまう。傷ついたフェリシティは酒の勢いもあり「男なんかいらない!」と宣言する。
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第44話 一緒に過ごす夏
よりを戻したフェリシティとベンは夏休みをパロアルトで一緒に過ごすつもりでいたが、美術史のモートン教授から夏のインターンシップをオファーされたフェリシティの心は揺れる。ところがフェリシティはインターンシップの条件である期末テストをとある事情ですっぽかしてしまい…。
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第45話 変わらぬ愛を誓って
フェリシティはベンと離れなくてすむようにインターンシップを断るが、担当の教授からの助言で大いに迷う。そこでベンに相談するが、彼はインターンシップをとることをすすめる。その言葉でフェリシティは落ち込む。
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第46話 はじめての同棲(第3シーズンスタート)
夏休みが終わり新学期が始まった。フェリシティはジュリーやエレナと共に学生アパートに住む予定だったが、ハヴィエの知人のアパートを一目見てベンと一緒に暮らしたくなり、ベンに相談もせずに部屋を借りてしまう。一方ノエルはハヴィエの結婚式の日にナタリーと消えたきり消息不明、大学にも戻ってこない。
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第47話 ノエル奪還作戦
ノエルがナタリーと結婚したと知ったフェリシティたちは大きなショックを受け、ノエルの目を覚まさせようと説得するが、本人は怒り出してしまう。一方、ベンの父親アンドリューから連絡があり、親子は久しぶりに会う。アル中のアンドリューはリハビリ中で過去の埋め合わせをしたいと話すが…。
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第48話 突然のさよなら
ノエルはハヴィエから、ナタリーが叔父から遺産相続する条件が「結婚」であったと聞き、いよいよ彼女と別れる決意を固めるが、ナタリーは「夫ノエルへの愛を証明するため遺産を放棄する」と宣言、ノエルは彼女との関係を清算できない。ジュリーは4日も行方不明のアンドリューの捜索願をベンに黙って警察に出していたが、アンドリューがアルコール中毒で意識不明だと連絡を受ける。おせっかいに激怒するベンに、ジュリーはある秘密を打ち明ける。
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第49話 一夜のあやまち
フェリシティはジュリーの母親から「親友なのになぜジュリーを止めてくれなかったのか」と責められすっかり落ち込む。心配したミーガンとモリーは気の進まないフェリシティをパーティーに連れ出すが、フェリシティはそこで飲みすぎた挙句、ストリップ・ピンポンに参加して負け、裸になるはめに。しかも翌朝目覚めてみるとなんとピンポンでペアを組んでいた男ランディのベッドで寝ていた…。昨夜の記憶がまったくないフェリシティ。
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第50話 悲しい誕生日
フェリシティの20歳の誕生日。仲間たちがサプライズパーティーを開いてくれたが、フェリシティはベンにランディのことを隠しているため心から楽しめない。たまたまリチャードがパーティーの最中パソコンでメールをチェックすると、画面に突然裸のフェリシティとランディの写真が現れた。誰かが全学生宛に先日のパーティーの写真をメールでばらまいたらしい。
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第51話 大切なひと
フェリシティがランディとは何もなかったといくら言ってもベンは耳を貸そうとしない。困り果てたフェリシティはランディに直接ベンに説明してくれるよう頼むが、飲んでいるところに現れたランディをベンは逆上して殴りつける。ショーンは腫瘍の摘出手術を受けることになったが、手術の前にベンに祖父から譲り受けたペンを肩身として渡し、今彼がフェリシティに対してとっている態度を非難する。
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第52話 とまどいのキス
ベンはランディたちに仕返しされ、一晩入院する羽目に。それを聞きつけたアンドリューはすぐニューヨークに飛んでくる。しかしフェリシティが勧めてもベンは父親と会おうとしない。アンドリューは息子に拒絶されて絶望し、フェリシティに会いに来た際、思わず彼女に抱きついてキスしようとしてしまう。
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第53話 かなわぬ願い
ハヴィエはサミュエルと子供を持つため、フェリシティに卵子を提供してくれと頼む。自分の精子と体外受精して、受精卵をサミュエルの叔母の子宮に着床させようというのだ。フェリシティは快諾するが、それを聞いたベンは逆上する。そのベンは、アルコール中毒患者とその家族の更生を助ける断酒会に参加し、そこにモリーがいることに気づく。
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第54話 ほんとうの自分
ベンは断酒会でモリーが恋人のジェームズと共にドラッグをやっている事実を知り、彼女に彼と別れてリハビリセンターに通うよう忠告する。モリーがその忠告を受け入れてセンターへ通う約束をしたのでフェリシティには何も話さなかった。しかし彼らはアポイントをすっぽかしたため、ベンはフェリシティにすべてを打ち明ける。
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第55話 あらたな一歩
学期始めに履修を取り消したはずの「西洋哲学概論」が未だに取り消されていないと知り、フェリシティはあせってボイドン教授に会いに行く。ミーガンに投函を頼んだ履修取り消しの届けが登録課に出ていなかったのだ。これまでテストを受けていない分、今度の期末テストでAをとらないと落第になってしまうという。ノエルとのアニメの仕事を抱え、さらにテスト勉強が重なり、フェリシティは完全にパニック状態になる。
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第56話 クリスマスの誤解
待ちに待った冬休み。ニューヨークに来たフェリシティの母バーバラの前でベンは次々と失態を演じ、まったくバーバラの信頼を得られない。一方モリーはジェームズと別れ薬物のリハビリに励んでいたが、彼はしつこく電話をかけてきたりアパートで待ち伏せしたりしてモリーを悩ませる。
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第57話 強引なライバル
クリスマス・パーティでジェームズが発砲、エイヴリー・スワンソンという女性が撃たれて重傷を負った。そこに居合わせて病院へ向かう救急車に同乗したベンは必死で励まし、エイヴリーは一度は心臓が停止したものの息を吹きかえす。全快したエイヴリーはベンを訪ね、例として高級腕時計をプレゼントする。実は彼女はスワンソン財閥の娘だったのだ。
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第58話 停電の夜に
ベンは政治学のテストを控え神経質になっていた。それを聞いたエイヴリーは、ベンのために知人から過去のテストを買う段取りをつける。偶然そのやりとりを聞いてしまったフェリシティはベンを問い詰め、怒った彼は一人ロフトに帰ってしまった。
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第59話 本当の気持ち
ベンから「エイヴリーのことで頭が混乱している」と言われたフェリシティは、いったん冷却期間をおいて彼に答えを出すよう伝える。ところがその間にベンはエイヴリーに誘われて彼女の別荘へ行ってしまった。それを知ったフェリシティはショックで落ち込み、ノエルは彼女を慰めようと「失恋救急箱」を持ってくる。
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第60話 ジェラシーの波紋
エイヴリーの言葉からベンとの間に何かあったことを知り、ノエルは何かにつけてベンにつっかかる。ベンもノエルの「失恋救急箱」の件が気に入らない。ある日エイヴリーが抗不安剤を飲みすぎて病院に担ぎ込まれ、ベンは彼女を病院から寮まで送って帰る。ところがその姿をノエルとフェリシティが見てしまう。
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第61話 友だちの距離
親友だと思っていたノエルに突然キスされ、フェリシティは怒って飛び出すが、追ってきたノエルに本心を告げられとまどってしまう。そんな時ハヴィエが入院、フェリシティはディーン&デルーカの臨時店長を任される。しかしスタッフが集まらずノエルに手伝ってくれるよう頼まざるを得ない。ところが彼は「困ったときのお助けマン」は返上すると冷たく言い放つ。
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第62話 それぞれの夏(第3シーズン最終回)
ベンとフェリシティは夏休みにキャンプに行く約束をしていたが、ベンは密かに救急看護員の仕事に興味を持ち、訓練プログラムに申し込んでいた。フェリシティは遠慮するベンを説得して送り出す。ノエルは卒業式後、フェリシティの部屋に「僕達のタイムカプセル」と書かれた箱を置いていった。それを見てフェリシティは胸が熱くなる。
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第63話 波乱の新学期(最終第4シーズンスタート)
フェリシティとノエルは夏休みを一緒に過ごし、元通りの友情を取り戻した。そして4年生になったフェリシティだったが、将来医師になる目標を定めたベンや、トレーシーとの結婚式の準備に大忙しのエレナを見て、自分の将来に不安を感じあせり始める。そんな中、卒業後も仕事が決まらず自分と同様あせっているノエルについ接近してしまい…。
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第64話 親友の結婚
ノエルと関係を持ってしまったフェリシティは、ベンに本当の事を言えずに苦しむ。牧師のスケジュールが取れず、エレナとトレーシーはフェリシティに結婚式の牧師役を頼む。フェリシティは断れずに承諾するが、エレナはミーガンの「セックスするために結婚するんだろう」という一言にキレてしまい…。
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第65話 重大な選択
ベンに対するうしろめたさから一旦は彼と離れたフェリシティだったが、ベンからのアプローチに抗しきれず、ノエルとのことを話さないまま彼と再度つきあいはじめてしまう。一方、親の経済援助を絶ったフェリシティは申請していた学資援助が受けられず、奨学金を得るためにしぶしぶミスコンに応募する。
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第66話 ミス・コンセプト
不安を覚えて妊娠検査をしたフェリシティは結果が陽性と出て、ノエルに「妊娠したかもしれない」と打ち明ける。しかもベンは妊娠検査の結果をフェリシティの部屋で見つけてしまい…。
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第67話 決意のハロウィン
フェリシティとエレナはハロウィン・パーティの準備に余念がない。化学のホッジス教授が出題しないといったはずの問題を出したため、ベンとトレヴァーは中間テストで落第点を取ってしまう。教授に抗議する二人だが、彼は取り合わない。ヤケをおこしたトレヴァーはハロウィン・パーティで…。
ゲスト:ライオネル・リッチー(本人役)
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第68話 ノエルの失言
フェリシティは誕生日にベンとの旅行を計画していたが、ローレンという女性からベンの父アンドリューが入院したという連絡を受けた。面接しても就職がなかなか決まらずあせっていたノエルは偶然、ベンがローレンと抱き合っているのを見てしまう。
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第69話 元に戻れたら
ベンはノエルから決定的な一言を聞いてしまい、フェリシティに対して心を閉ざしてしまう。そのノエルはなんとか就職できたものの勤務先の社長の娘、ゾーイとキスしている現場を当の社長に見つかり、早くも解雇されてしまう。
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第70話 激動の感謝祭
ローレンに頼まれたベンは感謝祭ディナーに同行することになる。それを見てショックを受けるフェリシティ。一方ノエルは兄のライアンと感謝祭を祝っていたが、ライアンにフェリシティとの出来事を非難されてヤケになり…。
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第71話 デートしなくちゃ
ベンとローレンの接近に落ち込むフェリシティを励まそうと、エレナは院生のオーウェンに声をかけ、フェリシティとデートさせる。ところがフェリシティを迎えに来たオーウェンとばったり顔を合わせたベンは彼らのことが気になってしまう。
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第72話 火事だ!フェリシティ
セラピーを受けたノエルは、医者の忠告を受けフェリシティと距離を置くことを決意する。一方カヴァロ教授の特別アート・コースに再挑戦するフェリシティだが、教授からは手厳しい意見をもらう。そんな中、大学で火事が発生、フェリシティがアトリエに取り残されてしまうが…。
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第73話 ベスト・パートナー
フェリシティの「やり直したい」という申し入れをなかなか承諾できないベン。そんな時、入院しているベンの父アンドリューに肝臓のドナーが見つかり、移植されることとなるが、積雪のため肝臓が到着しない。状況を打開すべく、ベンの母アリソンが、夫に自分の肝臓を提供すると言う。
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第74話 変わっていくミライ
フェリシティは作品を売り込むべく画廊をまわるものの、どこからも反応がない。自分の気持ちを考慮してくれない母バーバラの言葉に腹を立て大喧嘩してしまう。一方ベンはローレンから衝撃的な告白を受ける。
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第75話 意地よりキスを
ベンの説得を素直には受け入れられないフェリシティ。ノエルに相談したくとも、彼は現在勤めているウェッブ社社長の娘ゾーイといい雰囲気で話を持ち掛けづらく…。一方ベンも父アンドリューから、自分の息子を無視しようとする生き方について批判を受ける。
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第76話 最大のピンチ
生まれてくる赤ちゃんに父親として関与して以降と決心したベンに、ローレンはアリゾナの実家へ帰って一人で子供を育てると言い放つ。事実を知り衝撃を受けたフェリシティは、建築コンテストで優勝したアダムからのアシスタントの依頼を断ってしまう。
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第77話 まさかの盗作
ベンとの関係がはっきりせず憔悴しきったフェリシティは、美術史の論文が間に合わず、ミーガンの悪知恵で、図書館で見つけた過去の優秀な論文を盗作してしまう。ところがその論文が評価され、学生新聞に送られてしまい、フェリシティはパニックに陥る。
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第78話 ベン、行かないで
アリゾナに旅立つローレンの荷造りを手伝いに行くベン。ところがフェリシティの元に、彼が交通事故に遭い病院で手術中と連絡が入る。どうやらローレンが酒を飲んで車を運転をしていたため事故にあったらしい。にも関わらず自分の事しか考えないローレンを、フェリシティは怒鳴りつける。ベンの意識が戻るまで病院で付き添ったフェリシティは、論文盗作の件で大学で行われる審問会へ向かう。退学も覚悟するフェリシティ。
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第79話 卒業-ふたりの選択-
ついに誕生した赤ちゃんと離れて暮らしていきたくないベンは、アリゾナで新しい生活を始めようとフェリシティに提案する。卒業式に出席するためにニューヨークにやってきた父エドワードからお説教を受けたフェリシティは、自分の人生がこれからもベンを追い続けるだけのものなのだろうかと改めて悩み始める。
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第80話 これから起きる過去
ノエルとゾーイの結婚式の招待状が届いた日、フェリシティはベンとクレアがキスしているところを目撃してしまい、ショックを受けて一人パロアルトからニューヨークへと戻る。ノエルと再会したフェリシティは、ノエルでなくベンを選んだことを失敗だったと後悔したが、それを聞いたミーガンが…。
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第81話 ハンナに負けそう
ミーガンの力で過去に戻ったフェリシティは、ベンではなくノエルとやり直すことを実行に移す。しかしノエルの元彼女ハンナと出会い、ノエルがハンナと意気投合しているのを見てフェリシティは不安になる。ゲスト:ジェニファー・ガーナー
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第82話 ジュリーに会いたい
ショーンはフェリシティがベンと別れノエルとよりを戻したのを知り、自分も以前から思いを寄せていたジュリーを誘うがあっさりふられてしまう。しかもジュリーがベンをデートに誘ったため、フェリシティはノエルと付き合っていながらも心配で仕方がない。ゲスト:エイミー・ジョー・ジョンソン
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第83話 ワタシヲシンジテ
「自分は未来から来た」というフェリシティに不安を感じたノエルは、ベンと協力して彼女を病院に入院させる。しかしフェリシティの予言が当たり、ベンはフェリシティの言っていることが真実であると信じて彼女を病院から連れ出す。
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第84話 君と生きたい(最終回)
ミーガンの魔法の考案者であるコルサコフを訪ねたフェリシティは、自分を過去に戻してくれるよう懇願する。大学生活の四年間の出来事を説明したフェリシティに対し、コルサコフはある助言をする。
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