「オズ。オズは最も警備の厳しい重罪犯用のオズワルド刑務所の通称だ。オズは牢獄。オズは懲罰だ。誰かを罰したいなら、家族から引き離し、自尊心を奪い、悪人と一緒に閉じ込めればいい…」。オズワルド刑務所の一画には、最新テクノロジーと24時間体制による監視付の特別区画があった。「エメラルド・シティ」と呼ばれるその一画は、新しい囚人更正プログラムのために、人種、年齢、犯罪歴など、様々な重罪犯たちが集められている…。徹底したリアリズムで刑務所内の現実を描き、生きる意味の本質をあぶりだす衝撃の人間ドラマ。
第1話 楽園
州立オズワルド刑務所(オズ)には、囚人の人道的リハビリプログラムを導入した特別房がある。エメラルド・シティ、あるいはエム・シティと呼ばれるこの一画を監督しているのがマクマナスである。今日もエム・シティに新しい囚人が入ってきた。その中の一人、元弁護士・ビーチャーは、初めての刑務所暮らしにおびえていた。同室のアデビシに体を狙われているところを、声をかけてきたシリンガーの知恵に救われ彼の房へと移動するのだが、これがシリンガー策略で、結局ビーチャーは尻にシリンガーの“持ち物”という印の焼印を入れられてしまう。
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第2話 面会
殺害されたオルトラーニの捜査が始まった。調査を担当するブルアノは、めぼしい囚人を尋問していくが、はっきりした手がかりはつかめそうもない。一方舎弟を殺されたシベッタは、なにがなんでも犯人を探し出し復讐しようと考えている。それを牽制する黒人たちと、犯人探しをするイタリア人たちの動きとで、所内には不穏な空気が漂い始める。そんな中、タフなオルトラーニが簡単に殺されたことでひどくショックを受けたビーチャーが、監房に引きこもってしまった。心配した看守・ウィトルジーのアドバイスで夫婦の個室面会を果たすが、妻のジュヌビエーブは心ここにあらずの状態。さらにこの事でシリンガーの陰湿ないじめにあい、ビーチャーの自尊心はずたずたにされる。
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第3話 神様
オルトラーニに続きポストが殺され、オズの囚人たちの間には妙な緊張感が漂っている。所長のグリンはなんとか所内での対処しようと必死だが、ポスト殺害の容疑者はいっこうに判明しないままだ。ポストの仇は自分が討つと誓うキーンだが、そんな時監房に切り取られたポストのペニスが置かれていた。精神的に追い詰められたキーンは、しばらく一人になりたいとベッドに放火。わざと独房へ送られる。しかしそこで看守のヒーリーに、“オライリーに手を出すな”と釘を刺されるのだ。
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第4話 昇天
キーンの死刑が決定し、グリンら刑務所員は死刑反対派や賛成派が一帯に集まってくることを心配している。ところが死刑に反対の立場をとるレイモンドが、抗議集会にあればそこへ自分も参加すると言い出した。それを止めようと解雇をちらつかせるグリンだが、レイモンドは自らの信念を貫くべくオズを後にする。ひょんなことからキーンがはめられたことを知ったビーチャーは、なんとかしてキーンの死刑を撤回させようと、資料を集め出した。ところがその動きを知った、ヒーリーに先手を打たれてしまう。頼みにしていたリバドーがヒーリーの手に落ち、万策尽きたビーチャーはひどく落胆。オライリーに勧められるままヘロインに手を出してしまう。
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第5話 麻薬
オズには絶えることなく麻薬が運び込まれ、囚人たちは半ば公然と麻薬を使用している。この現状をなんとかしようと、マクマナスはまずサイードに協力を要請する。しかしこの申し入れはあっさり断られ、仕方なく今度は所内にもっとも大きな麻薬販売ルートを持つシベッタを取りこもうとする。だがシベッタにも冷たくあしらわれたマクマナス。見せしめにシベッタの仲間たちを次々とほかの区画へ移してしまう。
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第6話 自愛
リバドーの差し入れをワングラーが横取りした。この事件のきっかけで、オズのスタッフから老人問題についての打開策が出された。同じ頃、ミゲルの祖父・リカルドがアルツハイマーだということが判明。刑務所の老人問題は深刻な様相を呈してきた。しかし老人を別区画に収容しようという案は、局長によってあっさり却下されてしまう。完全にボケてしまったリカルドを釈放しようという案も出されるが、グリンが承諾するはずもない。病棟に収容されたリカルドを、息子のエデゥワルドと孫のミゲルで世話することになった。
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第7話 計画
心臓発作を起こしながら一命を取りとめたサイードは、薬を飲むことを承認し再びエメラルド・シティに戻ってきた。彼は自分を見殺しにしようとしたマーシャーを徹底的に無視する。他の囚人からも相手にされなくなったマーシャーは、一般監房に移されたのち自殺する。するとサイードは、マーシャーの自殺やこれまでの囚人の死に対し、所長のグリンは何の手も打っていないとマスコミに訴えた。これを機に所内での服装規定などが一層厳しくなるが、サイードは着実に自分の仲間を増やしている様子だ。そして、サイードの力強いリーダーシップに引き寄せられた者がもう一人いた。グローブスだ。
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第8話 革命
一般監房へ移されたシリンガーは、3ヶ月後に仮釈放を控えていた。面会に来た息子たちの麻薬に溺れた姿を見たシリンガーは、仮釈放までの間エメラルド・シティへ戻りたいと願い出る。ビーチャーに手ださないという約束でエメラルド・シティに戻されたシリンガーは、本人の言葉通りすっかり大人しくなった。だがビーチャーの方は逆に、仮釈放までモメ事を起こしたくないシリンガーに対し脅しをかけてくる。マクマナスに、密売品のタバコを持ちこんでいることを気づかれたウィトルジー。ヤバイ仕事はもうやめようとロスに断りにいくが、勝手にやめるなら所長にバラすと脅され黙ってしまう。
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第1話 真相
オズで起きた暴動では8名の死者が出、その中にはリーダー格のロスも含まれていた。マクマナスが胸を撃たれるなど、けが人も多数出たのだった。武力を投入した事でデブリンに対する批判が高まりだし、デブリンは調査委員会を発足させ事態の取捨を図ることにした。委員会のリーダーとして選ばれたのが法律家で大学教授のケースだ。相変わらず姑息なデブリンは、自分に有利な結果を出すようケースに働きかけるがケースは取り合わない。
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第2話 再生
エメラルド・シティに再び囚人が戻ってきた。閉鎖から10ヶ月、ようやく再開にこぎつけたのだ。新しい規則も加わり、またエメラルド・シティがスタートした。サイードやアデビン、オライリー、アルバレスといったおなじみのメンバーも戻り、またしてもそれぞれの権力争いが起こりそうな予感だ。
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第3話 偉人
娘を襲った犯人をアルバレスが知っているらしいと聞きつけたグリンが、アルバレスを取調室に呼び出した。挑発的な態度をとるアルバレスに、グリンは拷問まがいの行為に出ようとする。しかしムカダはアルバレスに暴力をふるわせまいと、必死になってグリンを止める。エム・シティ勤務にモドッタウィトルジー。マクマナスをデートに誘うがなぜかあっさり断られてしまう。
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第4話 恋心
ゲイのハンロンが言い寄ってきた男を突き飛ばし、はずみで転落死させてしまう。殺人で起訴されると聞いたハンロンは、減刑を条件にボーゲル殺しの犯人を密告した。しかしこの事でシリンガーと結託している看守から脅される。命が惜しかったらボーゲル殺しの犯人は自分だと自白しろと迫られるのだ。今すぐ殺されるか、裁判で死刑を免れる可能性に賭けるか、迷った挙句、ハンロンはグリンとの面会を申し出るのだった。
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第5話 家族
サイードの本を読んだシリンガーが、自分の裁判の代理人になってくれとサイードに頼んできた。白人至上主義者の自分を黒人のサイードが弁護するなら、陪審員もそれを信じるんだろう、そしてサイードは真の英雄になれると口説かれ、サイードもその気になったようだ。ポエットの仮釈放委員会が開かれて、ポエットは無事仮釈放を認められることになった。学習プログラムの卒業式のあと釈放されることになり、ポエットは大喜び。しかしポエットの書いた詩を破って、マクマナスから卒業式への参加を禁じられたワングラーはおもしろくなさそうだ。
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第6話 同士
シリンガーの代理人を引き受けたサイードが、ウィトルジーとマクマナスの証言を聞くことになった。だがウィトルジーに頼み込まれたマクマナスは、ロス殺害に関しては何も知らないと突っぱねる。さすがのサイードもこれにはお手上げ。あっさり代理人を降りることになる。入院していたシベッタが戻ってきた。ファミリーから釘をさされていたシベッタは、名誉挽回しようとアデビシを袋叩きにするためバンカーモと共に待ち伏せをする。だがアデビシの反撃にあい、シベッタは逆にレイプされてしまうのだ。ショックを受けたシベッタは、神経衰弱気味に。そしてオズのイタリア人グループのリーダーからも降ろされてしまう。
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第7話 獣達
ケラーのいない寂しさから酒に手をつけたビーチャー。次の朝早くも看守に見つかりマクマナスから酒の入手先を聞かれるが、ビーチャーは口を割らなかった。そしてレイモンドから少し休めと言われ、病棟で休んでいたビーチャーにシリンガーが近づき“女房は自殺じゃなくて、俺が殺させたのかもな”などと余計な事を言う。またシリンガーはオライリーの弟・シリルを騙して彼をレイプする。それを察知したオライリーは、シリルをエム・シティに移すようにマクマナスに頼みに行くが、マクマナスにそっけなく断られる。
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第8話 脱出
他の区間へ移されたウィトルジーの後釜としてエム・シティの主任になったのは、メッツィガーという看守だった。リバドーらの掘っているトンネルの存在を知ったマックは、トンネルを横取りしようとする。マックは裏でシリンガーとつながっているメッツィガーに頼んで、自分とリバドーらの監房を交換させまんまとトンネルを手に入れる。さっそく脱走を謀るが、ブスマリスがトンネルの支柱を事前に全て緩めておいたために、トンネルが落盤。マックら2名は死亡する。
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第1話 真実
オズの正式名称が変更された。それと時を同じくして、税金節約のために囚人の健康管理を民間に任せる業務がスタートした。チームの責任者ガービーは、独房にいて人を傷つけるおそれのないアルバレスに抗うつ薬はもったいないと薬のカットを命じる。幻覚が見えると話すアルバレスを心配して、ネイサンはムカダにアルバレスの状態を報告する。ムカダが聖体拝領に訪れると、アルバレスは聖体をわしづかみにして食べてしまう。看守のリベラを傷つけた腹いせに、食事も水もろくに与えられず、自分の尿をためて飲んでいるような状態にムカダは愕然とする。
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第2話 表裏
メッツィガーの死後、マクマナスは次の看守主任を外部から採用することを提案、幼なじみのマーフィーを呼び、囚人のストレス発散のために彼がアッティカで実践していたボクシング・プログラムを始めようと考える。兄のオライリーが弁護士との面会があるため一人で食堂に来たシリル。シリンガーの仲間ロブソンにからかわれて思わずロブソンを殴り倒してしまう。このためシリルは懲罰房に入れられる。新人のコイルはマクマナスの指示で散髪室の仕事をすることになった。散髪室で、未解決の一家惨殺事件の犯人は自分だとヒルに話すコイル。無残に殺された赤ん坊のことを思いじっとしていられなくなったヒルは、この事をサイードに相談する。そしてコイルの口から確かな情報を得たうえでグリンに一部始終を告白。コイルは殺人罪で逮捕される。
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第3話 尊敬
首を吊ったアルバレスは一命を取り留めた。しかしそれでも反省の色すら見せないガービーに、ネイサンは事件を公表することを決意する。テレビの記者に事の次第を話したネイサンは、すぐに知事から呼び出しを受ける。デブリンは、ネイサンの解雇を撤回しアルバレスの治療を再開、さらにガービーをやめさせることと引き換えに、これ以上事を大きくしないようにと頼んできたのだ。ネイサンは医療現場の改善を約束させて、知事と握手をする。顔を合わす度にいがみ合っているシリンガーとハンロン。その理由を尋ねたベリンジャーは、シリンガーと仲間がロシア人を殺したこと、その罪をハンロンが被るハメになったいきさつなどを聞いた。すでに諦めているハンロンだが、ベリンジャーから“どうせ死刑になるなら、ロシア人殺しの共犯はシリンガーだとあなたが主張すれば、せめてシリンガーを道連れにできるわよ”とけしかけられる。
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第4話 厄災
シリンガーはエム・シティに収監された息子・アンドリューを自分の手元に置きたがるが、グリンはこれを拒否する。やむなくシリンガーは息子を中毒更生プログラムに入れさせる。アンドリューはここでケラーと一悶着起こすが、なぜかビーチャーがアンドリューをかばった。その後ビーチャーはマクマナスに頼んでアンドリューを自分と同室にさせるなど、アンドリューの保護者役をかってでる。しかしビーチャーの行動にはどうやら裏があるようだ。ハウエルがマクマナスをセクハラで訴えた。看守組合と州検事の立ち合いの下、話し合いが持たれるが、その結果ハウエルは解雇を解かれることになる。サイードの妹が面会にやってきた。トリシア・ロスとの仲をとがめる妹に、サイードは“感情まで殺してはここでは生きていけない”と言い返すのだが、心の底では恋愛感情に勝てなかった自分を恥じる。
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第5話 手紙
ボクシングの試合で、ワングラーが無残にも敗退した。試合前にもかかわらず麻薬を吸っていたのが原因だが、ワングラーは腹いせにポエットを焚き付け、サイードとトリシア・ロスの関係を暴露するような内容の詩を全員の前で発表させる。恥をかかされたと怒るアリフとカーンは、ロスと会うのを止めなければ他のリーダーを選ぶといい始める。しかしロスの元にサイードと会うなという脅迫電話がかかっていることが分かり、サイードはアリフらに対して怒りを爆発させる。ワングラーの妻が愛人と共に殺されたという一報が届いた。知らせを持ってきたマクマナスの前では悲しんで見せたワングラーだが、マクマナスがいなくなると仲間と共に大喜び。だが妻の葬儀のため町に戻っている間に、ピアーズとポエットがアデビシに襲われて大火傷を負い、病棟に担ぎ込まれてしまう。何も知らずにオズに戻ってきたワングラーの監房には、アデビシが待っていた。
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第6話 刑罰
パンカーモはオライリーがドリンクに入れたヘロインのせいで、ボクシングの試合でシリルに負ける。そこへコシガンを恐れ始末したいと考えていたスタニスロフスキーが、オライリーに入れ知恵されてやってきた。彼から、パンカーモが負けたのはコシガンがドリンクに麻薬を入れたせいだと聞かされパンカーモは激怒。すぐマクマナスに掛け合いにいくが、マクマナスに簡単に追い払われてしまう。ここでまたしてもオライリーが入れ知恵する。マクマナスにコシガンの名前を出してしまった以上、もしコシガンが死ぬようなことがあれば真っ先にパンカーモが疑われる。だから、コシガンにスタニスロフスキーがチクったことを話してスタニスロフスキーを殺させれば、コシガンを一生独房か死刑囚監房に送れると耳打ちしたのだ。二人の目論見は見事当たって、コシガンはスタニスロフスキーを襲う。
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第7話 自己
カウンセリングセッションに来ないケラーが気になる、レイモンド。ケラーはレイモンドを操ってビーチャーとの仲立ちをさせようとしているのだが、それに気づいたレイモンドに、もう信用しないと引導を渡されてしまう。しかしケラーとの性的な関係を想像してしまったレイモンドは聖職から退く決意をする。アルバレスとリベラの面会プログラムが始まった。静かに今の気持ちを語るリベラだが、アルバレスに許しを請われると、今は無理だと言って席を立ってしまう。麻薬所持で懲罰房に入れられているリカルドは、ヘルナンデスに睨みをきかされているせいもあって、麻薬の出所を喋ろうとしない。マルガリータが面会に来るが、懲罰房にいるという理由から面会を断られる。就職して街を離れるマルガリータは必死でマクマナスに掛け合うが、メモを渡すからということで追い返されてしまった。しかし、マクマナスが看守に託したメモはゴミ箱行きになる。
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第8話 聖夜
リベラから面会プログラムの継続を断られてしまったアルバレス。独房から戻ったヘルナンデスからは絶縁され、孤立感を深めたアルバレスは独房へ戻りたいと言い出した。だが、麻薬所持がばれた時、一人だけ逃げたせいでグエラとリカルドに襲われたアルバレスは、逆にリカルドを刺し殺してしまう。独房に戻ったアルバレスはグリンを呼び出し、グリンの娘を襲った犯人はリカルドだったと告白する。ベリンジャーの妊娠で死刑執行が中止された。ベリンジャーに呼ばれたレイモンドは、自分を死刑にしてほしいから知事にそう頼んでくれと依頼される。殺した娘は悪魔にとりつかれていたと語り出すベリンジャーをレイモンドは心の病と判断し、知事に彼女を病院に入院させるよう進言する。減刑が決定したベリンジャーは、お腹の子は悪魔の子だから中絶しなければならないと叫んでオズから移送されていった。
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第1話 乱射
2週間後に及んだロックダウンを解除するにあたり、グリンは黒人と白人を分けて食堂に集め、今後また人種間の争いが起きた時には永久にロックダウンしてやる、と釘を刺した。リルは罪悪感から毎夜悪夢にうなされている。困ったオライリーがレンモンドに相談すると、ネイサンと彼女の夫の両親を交えて話し合う対話プログラムへの参加を勧められる。オライリーは素直に応じるのだが、ネイサンには“あの兄弟と同じ部屋にいるのも嫌だ”とプログラムの参加を拒否されてしまう。
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第2話 訃報
乱射事件でワングラーとピアースが死んだ後、アデビシを中心に黒人が連帯している。しかしそんな中サイードだけはカヤの外状態だ。副知事への立候補を検討中のグリンの元へ、参謀のシュルツがマクマナスを解雇しろと言ってきた。マクマナスをかばいたい気持ちがあるグリンだが、ウィトルジーにふられたマクマナスは酒浸りで仕事にも支障をきたしている。やむなくグリンはマクマナスを解雇する。ビーチャーが探していたシリンガーの息子ハンクが見つかった。しかしハンクは父親との面会に金を要求しているという。シリンガーのために金を払うことにしたビーチャー。ハンクが面会に来ると、なにも知らないシリンガーは大喜びする。
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第3話 権利
脱走事件でマスコミから叩かれたグリンは、二人を捕まえようと必死だ。囚人から情報を得ようとするが手がかりは全くない。またアルバレスの脱走でアデビシにからかわれたヘルナンデスは、乱射事件の銃の出所をグリンに話す。グリンに問われ事実を認めたアデビシは銃をくれたヒューズの名前を出し、ヒューズもこの事実を認めヒューズは逮捕される。モラレスというスペイン系の囚人が入ってきた。実力者のモラレスに、パンカーモはヘルナンデスを殺し後釜に座れと勧める。モラレスはリバドーに白羽の矢を立て、“あんたのような老人なら怪しまれない。ヘルナンデスに襲われたといって奴を殺せ”と命じる。モラレスはマーフィーを丸めこみ、リバドーをヘルナンデスの監房に移動させる。その夜、リバドーはヘルナンデスを殺害する。
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第4話 慈悲
誘拐されたビーチャーの子供たちの行方は杳として知れないままだ。捜査官が容疑者としてレイプ・誘拐容疑の前歴があるケラーの名を出すと、ビーチャーは両親が同席しているにも関わらず“彼は自分の恋人だからそんなことはあり得ない”と思わぬ告白をしてしまう。そのケラーはようやくエム・シティに戻ってきたが、手術中に臨死体験をし地獄を見てしまったとひどく苦しんでいる。レイモンドが修道院をやめるのも自分のせいだとしてレイモンドに許しを請おうとするが、レイモンドはケラーに会うことを頑なに拒む。そんな中、ビーチャー宛の小包に、切断された子供の手が入っているのが見つかった。
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第5話 悪魔
ゴーゲンと言う悪徳警官がオズに収監された。モーベイと顔見知りだったゴーゲンは、囮警官ということを秘密にする代わりに自分の素性も秘密にするよう言ってくる。元々ゴーゲンが嫌いだったモーベイだが、この申し出を断るわけにもいかずしぶしぶ取引する。そんな時、早く誰かを殺せとパンカーモからせっつかれたモーベイはゴーゲンをエレベーターシャフトに突き落として殺してしまう。副知事候補としてのキャンペーンが始まったグリン。兄が刑務所に服役中であることをマスコミにかぎつけられるが、デブリンは娘のレイプ事件を公表すればグリンは犯罪の被害者として同情を集められると助言する。最初は拒んだグリンだが、結局記者会見の場でその事実を発表してしまう。
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第6話 悔恨
エム・シティからまた白人が移されていった。アデビシの仲間が増えるにしたがい危機感を強めるサイードは、アリフの尻を叩いてクアーンズのところへ交渉に行かせる。しかし力のないアリフはクアーンズにもアデビシにも相手にされない。クアーンズはさらにマーフィーを慕っていた白人看守たちもエム・シティから出してしまう。行き場のない彼らはマクマナスに拾われてB区画で働くことになる。ギンズバーグの病状が一気に悪化してきた。予定より処刑を早めてくれというギンズバーグにレイモンドの口添えもあって、希望通りの裁判所の許可が出た。しかし処刑の朝、グリンらが迎えに来るとギンズバーグはすでにこと切れていた。
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第7話 取引
ネイサンが休職したことで、シリンガーがオライリーをからかった。怒ったオライリーはシリンガーと取っ組み合いに。その場で取り押さえられ、ハウエルに連行されたオライリーが連れて行かれたのはトイレ。オライリーとハウエルは男女関係にあるらしい。なぜかスタニスロフスキーを気に入っているらしいクアーンズが、オライリーに対しスタニスロフスキーに手を出すなと警告してくる。ハウエルを抱き込んでいるオライリーは、スタニスロフスキーが特別に許可されて入浴している話を聞くと、ハウエルを刺客として送り出す。風呂にドライヤーを入れられたスタニスロフスキーは感電死してしまう。死刑囚ダイエルの上訴が却下された。イラつくダイエルをマイルズがからかうと、ダイエルは黙々と壁を掘りはじめるのだった。
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第8話 博打
ヒューズがデブリンを襲った事件から、グリンは自ら副知事選挙から降りることにした。ゴーゲン殺しで、ブラウンがマクゴリーの聴取を受けた。その中でブラウンは怪しい人物としてモーベイの名前を挙げる。同じ頃、潜入していた囮警官がアデビシにバレて、モーベイはその警官を殺すよう命じられていた。またヒルにも本当の身分を悟られ追い詰められたモーベイはヒルを殴りつけてしまう。このままでは本当に悪人の仲間入りをしてしまうと気づいたモーベイは、グリンにゴーゲン殺しを告白する。会議でマクマナスとクアーンズが大喧嘩をした。二人の態度に普段冷戦なレイモンドが激怒。尼僧をやめる書類にサインする日が近づき心が揺れているようだ。
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第9話 媒体
オズの日常を取材したいとテレビ局のプロデューサーがやってくる。グリンはその話を断ろうとするが、局側はすでに知事や局長の許可を取り付けておりグリンは渋々ながらも取材を受け入れるしかなかった。クルーの案内役になったマーフィーが所内を案内してまわり、そのかたわら囚人たちにインタビューが行われる。その途中麻薬セッションの中で、ビーチャーがアデビシの死とケラー、オライリーの関係についてほのめかした。それを聞き逃さなかったプロデューサーのローガンはアデビシの死に興味を持ち始める。
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第10話 改心
エム・シティの新ルールとして教育ビデオ鑑賞と“檻”が導入された。今後規則違反をした者は、休憩所のど真ん中に据えられたこの檻に入れられるらしい。さっそくマクマナスをからかったケラーがこの檻に入れられる。逃亡中のアルバレスがついに捕まりオズに戻ってきた。アルバレスを殺そうと、グエラは独房から出たばかりのホワイトに話を持ち掛けるが、“お前は嫌い”という理由で断られる。グエラに愚弄されたホワイトは包丁でグエラを刺し、また独房へ戻される。
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第11話 復讐
レディングがやっと檻から出された。レディング追い出しに失敗したモラレスは次の作戦を考えなければならない。そんな時グリンと密告者としての取り引きを交わしたアルバレスがエム・シティに戻ってくる。モラレスに忠誠を誓ってみせたアルバレスは、いきなりレディング殺しを命じられ焦る。ワイガートコーポレーションから老化促進の新薬テストに囚人を参加させないかという申し入れがあった。服役の代わりにこの薬で刑期相当分老化させ釈放するというもので、実験に参加すると特権として刑期を縮小してもらえるという。最近荒れ気味のシリルを抱えたオライリーは、この話に飛びつく。その他ビーチャーら囚人10人が実験に参加する。
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第12話 武装
タレコミ屋としてエム・シティに戻ったアルバレスから有益な情報を得られないグリンは、使えないなら独房に戻すとアルバレスに言い渡す。焦ったアルバレスはモラレスに、二重スパイとしてモラレスに都合のいい情報をグリンに流すことを提案する。しかしモラレスはこれを拒否。今度はレディングにすがろうとするがレディングにも断られてしまう。自暴自棄になったアルバレスは、自分の糞を壁になすりつけるなど異常行動を取るようになる。
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第13話 暴風
老化促進剤の実験が中止され、シリルの体調が元に戻り始めた。囚人に刺されたマクマナスも順調に回復しているという。そんな時弁護士が訪ねてきて、死んだウィックの家族が訴訟を起こし、また倫理委員会がネイサンの医師免許を剥奪される怖れが出てきた。オライリーにフィッツジェラルドという女性が面会にきた彼の本当の母親だと名乗る彼女にオライリーは激怒、追い返してしまう。しかし後に父親のシーマスに問いただすと彼は慌てて席を立ってしまい、オライリーは直感的に彼女が本当の母親だと悟る。
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第14話 不運
マクマナスから、エム・シティから出るか檻の中で殺し合うかと迫られて、いがみ合っていたレディングとモラレスが平和協定を結ぶ事になった。しかしこれが不満なアラーは、レディングから縁を切られたヒルを利用してレディングを殺そうと考える。一方レディングは同室になったガリソンと元軍人同士ということで意気投合、何やらガリソンの利用方法を思いついたらしい。
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第15話 勝敗
相変わらず麻薬を吸っているホワイト。グエラが近づくと“お前を殺し損ねて残念だ”と毒づき、グエラに麻薬所持を告げ口されてしまう。マクマナスからちゃんとセッションに出るよう説得されるホワイトだが、セッションでも大暴れしレイモンドからは匙を投げられてしまう。しかしなぜかマクマナスは見捨ててない様子。またもやホワイトをエム・シティに戻してやる。
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第16話 言葉
相変わらず仲間はずれにされているヒル。さらに抜き打ち検査ではヒルの監房から麻薬が見つかった。誰かが置いたものらしいが、犯人も分からずヒルは誰を信じていいか分からなくなる。レディングを殺せとしつこく言ってくるアラーを拒んでいたヒルだが、“それなら俺がやる”と言われ“殺すなら苦しませないように俺の手で殺す”とアラーを引き止める。しかしヒルはアラーが食べ物にひどいアレルギーを持っていることを思い出し、密かに検査記録を盗み見る。卵アレルギーであることを知ったヒルはポエットに手を回し、アラーの食べ物に卵を入れさせる。知らずに食べたアラーはショック死する。
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第1話 面会
ガス爆発で破壊された刑務所の改修が終わり、囚人たちがエム・シティに戻ってきた。また改修工事のために長らく延期されていた面会が許可されたため、久しぶりに家族に会える囚人たちは心なしかウキウキと楽しそうだ。さらに今回のガス爆発によって壁が壊れ、生き埋めにされていたクルティエが奇跡的に助けだされていたが、クルティエは全身火傷に覆われ話もできないほどの重症を負っている。一方、独房棟でも修理が行われ、その間囚人はエム・シティに収容されることになった。大喜びなのがホワイト。大好きなマクマナスのそばにいけるとはしゃいでいるが、マクマナスからは冷たくあしらわれる。なぜ頭を蹴り飛ばしたのかと聞くマクマナスに、ホワイトは“友達だからなんでも話してくれると思っていたのに、クイズ番組に出るのを知らなかった”から腹が立ったのだと話す。その事に関して一言謝ってくれとまで言うホワイトに、マクマナスは呆れて言葉も出ない。
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第2話 法典
アルバレスがグエラに自分を刺してくれと言ってきた。黙って刺されてやるから、これまでの恨みを忘れ命だけは助けてくれということなのだ。それでグエラの体面も保たれる。とりあえず承知したグエラだが、本心ではアルバレスを殺すつもりだ。そんなグエラをモラレスは殺すなと諭すが、グエラはアルバレスの胸を刺してしまう。リバドーの孫の容体が悪いらしい。治療法を求めリバドーは薬草の資料を読み漁る。ようやく効果のありそうな薬草を見つけるが、治療に使うには金がかかる。リバドーはなんとか金を集めようと行動を開始する。
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第3話 夢魔
病棟からやっと戻ったアルバレス。自分を本気で殺すつもりだったグエラを責めず、自分は生きているから復讐もしないと宣言する。それを聞いたモラレスは、今後アルバレスに一切手出しはしないと誓う。するとそのやり取りを聞いていた若手のベレスが、弱気になったモラレスに見切りをつけ、アルバレスの手下になりたいと言ってくる。そんなベレスに、アルバレスはグエラを殺してこいと命じる。孫の治療のため、なんとか金を工面したいリバドー。テレビを見ている時、突然神の啓示を受け宝くじを買うことに。リバドーは看守のブラスに番号を書いた紙を渡し、宝くじを買ってくれるよう頼む。
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第4話 蛮族
アルバレスから、グエラを殺れとけしかけられたベレス。その言葉通りグエラを襲うが、逆にグエラに殺されてしまう。アルバレスは、自分の軽率さのせいで人が死んだことを深く悔いる。囚人の更生と盲導犬の訓練の両得を狙ったプログラムが、オズに導入されることになった。訓練士に選ばれたヒル、アルバレス、ペンダースの3人は犬を自分の監房に連れ戻り、基本的なしつけをすることになる。一般房に行ったブラスが、マルティネスにあらゆる汚物が混ざったものをかけられる。ショックを隠し切れないブラスに、ネイサンは、性的なパートナーがいるならこのことを打ち明けるべきだと忠告する。しかしブラスは余計なお世話とそれを拒む。またネイサン自身も、マルティネスから体に触れられて突然レイプされた記憶が甦り、我を失ったように執拗にマルティネスを殴ってしまう。
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第5話 天命
ララーを殺した犯人はロブソンだと訴えるサイードだが、証拠がないためグリンも事件解決には消極的だ。苛立つサイードは、このまま泣き寝入りはしないと誓う。ロブソンから“お前はサイードの奴隷だ”と言われたホワイト。麻薬の運び屋をしているのをサイードに見つかると、逆ギレしてサイードに食ってかかる。怒ったサイードは、我を忘れたようにホワイトを殴りつける。しかしこの一軒でサイードは、人の道を踏み外した自分は負け犬だとすっかり自信をなくしてしまう。またホワイトは練習室を取上げられ、エム・シティの囚人たちからも無視されるようになり、やはりサイードがいてくれないと自分はダメなんだと、マクマナスに泣きついてくる。
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第6話 余興
サイードがエム・シティに戻ってきた。ホワイトを殴ったことを彼に謝り、二人は友として再出発する。最初アリフはこのことに反発を感じるが、苦しんだ末あるがままの自分を受け入れることにしたとサイードから聞かされて、納得する。囚人が参加するバラエティ・ショーが開かれることになり、大トリをホワイトが務めることになった。しかしホワイトは練習のときから緊張し、またしてもイライラしている。ステージの上で詩を朗読しているポエットに、人前でアガらないコツを聞きにいくと、ポエットは麻薬を出してきた。アガったときはこれが効くと言われ、ホワイトはつい麻薬を手に取ってしまう。しかし麻薬を使わずに本番を乗り切ったホワイトは、麻薬をポエットに返す。
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第7話 善意
ヒルがオズに戻ってきた。まだ病棟にいるものの意識は戻っている。マクマナスはヒルに麻薬の入手先を聞くが、ヒルは答えようとしない。だが、脳死状態になったデサントから買ったのではないと言う。これを聞いたレディングは焦る。ブスマリスに事の真意を問いただすと、今度はグエラの名が。レディングはモラレスを疑い、再び両者の間に火花が散る。シリルの裁判の評決が出た。結果は有罪。オライリーは控訴を諦めシリルを死なせる覚悟だが、ミーハン神父がなぜかはりきり救済運動を始めるという。レイモンドやマクレイン、フィッツジェラルドはミーハンと共に作戦を練る。
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第8話 不能
ロブソンが懲罰房から戻った。しかしシリンガーらは彼を無視し、別の監房に移れと言う。追い詰められたロブソンは、麻薬を吸って移植した歯茎を自ら切り取ろうとする。アルバレスの仮釈放委員会が開かれる。仮釈放に望みをかけるアルバレスは、面接の練習までして仮釈放の権利を勝ち取ろうと必死だ。しかし面接官の挑発に乗って面接官を殴ってしまい、結局は独房へ送り返されてしまう。新入りのカトラーが、シリンガーの仲間に入るためサイードを殺すことになった。その噂を聞きつけたホワイトは、一人カトラーに話をつけにいく。ところがカトラーともみあいになった挙句、カトラーの首を絞めてしまう。運良く死にはしなかったが、焦ったホワイトはサイードの元に駆けこむ。サイードに連れられてマクマナスに話をしにいったホワイトだが、マクマナスの怒りに触れついに独房へ戻されてしまう。
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第1話 死者
ヒルの死後半年がたち、マクマナスがヒルの遺言どおり残された箱を開けると、そこにはヒルが書き溜めた原稿があった。ヒルの意向でサイードとマクマナス、レディングでそれを読むことになるが、レディングはこれを拒否する。ヒルの死に打ちのめされたままのレディングがグループをまとめようとしないため、黒人たちは暴走している。見かねたサイードが、レディングに説教をする。アルバレスが独房から出されることになった。アルバレスの起こす事件にはいつもグエラが関係していると知ったマクマナスは、グエラを呼びつけ今後はアルバレスと友達になれと命令する。アルバレスがトラブルを起こしたらお前を独房に入れるぞと言われて、グエラは渋々アルバレスと握手をする。
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第2話 五感
ビーチャーの父親殺害で、所内捜査の結果クラレンスの監房から凶器が見つかり、クラレンスが逮捕される。しかしビョーチャーはシリンガーの関与を疑う。ローウェン市長の有罪が確定し、さらに市民感情を考慮したデブリンが恩赦を与えなかったためローウェンはオズのJ区画に収容される。自分への復讐のためビョーチャーがローウェンに手を出すのではないかと警戒するシリンガーだが、ローウェンが喉にものをつまらせたのをビョーチャーが救ったと聞くと、ビョーチャーに直接感謝の気持ちを伝え仮釈放の邪魔もしないと誓う。シリンガーの言葉を信じようとしないビョーチャーだが、仮釈放委員会の結果ビョーチャーの釈放が決まる。
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第3話 夜曲
ビョーチャーの出所の日、ヨッドは父親殺害の犯人はウィンスロップでシリンガーが首謀者だったとビョーチャーに耳打ちする。またヨッドは、仕返しをするならシリンガーの父親代わりであるローウェンを殺すのが一番だと入れ知恵をする。一方のシリンガーは、ローウェンから役立たずと怒鳴りつけられひどくがっくりきている。またデブリンは、恩赦を出さないとデブリンの秘密を暴露するとローウェンから脅されていた。それぞれの思いが交錯する中、ローウェンが所内で殺害される。
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第4話 錯綜
サイード殺害の捜査が始まった。エム・シティではサイードの死を知った囚人たちに動揺が走る。また、銃を持ちこませてしまった看守・ブリースはクビになる。サイード亡き後、次のリーダーに選ばれたアリフは仲間を率いて製本会社をスタートさせる。一方、レディングのテレマーケティング会社も出だしは好調だったものの、態度の悪いポエットをクビにした途端、黒人たちが全員やめてしまう。黒人たちはアリフの製本会社の求人に殺到する。
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第5話 寛容
カットラーを殺したロブソンは、やっとシリンガーの仲間に戻ることができた。しかし、恋人との面会時、恋人の一言で逆上し懲罰房に入れられてしまう。また、カットラーは全財産をアルバレスに譲るという遺言を残していた。彼と親交のなかったアルバレスは、この事にとまどう。ヒルの本が完成した。しかし売り上げが思うように伸びず、アリフはイライラしている。ラウルスたちの反抗に手を焼いているレディングが、パンカーモに助けを求めてきた。ラウルスたちが麻薬を売るのを見たら、痛めつけてくれというのだ。パンカーモはこれを了承する。
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第6話 死刑
ビョーチャーは、自分を騙しオズに連れ戻したケラーを無視している。落ち込んでいるケラーの所へシリンガーがやってくる。もう一度昔のように手を組もうというのだ。ケラーはその申し出を受ける。カフォのことでロサから説教された、リバドー。カフォに謝罪しこれからは側にいると伝えるが、カフォからは逆に側にいて欲しくないと言われてしまう。しかし、リバドーはカフォの頬に優しくキスをする。
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第7話 廃品
オズにブコースキーというマリファナの売人がやってきた。ポエットはさっそくこの男に声をかけ、ブコースキー特性のマリファナケーキを売り始める。しかしこれを知ったパンカーモに、ブコースキーは半殺しにされてしまう。結局ポエットらはレディングの元に戻るが、今度はテレマーケティング会社から手に入れたクレジットカードの番号で金儲けを企む。ブスマリスとクラークの結婚の日。またしても姿を現さないクラークに気を揉むムカダたちだが、1時間半遅れでクラークが到着。無事に式を終える。
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第8話 退場
スタントンが、グリンとブラントを殺したのはケルシュだと言ってくる。ケルシュは雇い主はジョンソンだと告白し、ジョンソンはロフタスの名を挙げた。これによってデブリンの政治生命が危うくなってきた。そんな時に、グリンの後任にあのクアーンズが就任する。リバドーと、退院してきたカフォは無事仲直りする。またカフォは懲罰房にいるロサのために本の読み聞かせをしてやる。自分の子供を欲しがるブスマリスが人工授精を望んでいる。この要望は司法委員会で検討されるが、結果は却下。激怒したブスマリスは委員長に掴みかかり、独房送りにされる。
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