『トンイ』あらすじ
高官の連続殺害事件が起き、賤民の地下組織・剣契の首長が濡れ衣によって命を落とす。首長の娘・トンイは、父の汚名を晴らすために掌楽院(宮廷楽団)の下女として宮中に入る。6年後、ひょんなことから知り合った粛宗を王とは知らずに親しくなるが…。
『トンイ』の見どころ・感想
粛宗の側室・淑嬪崔氏にスポットを当てた作品。どんな境遇に置かれても明るく希望を失わないトンイを応援せずにはいられない。粛宗とのかわいらしいラブストーリーも必見。淑嬪崔氏が側室になる前の資料がないため、トンイの人物像はほぼフィクションである。
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『トンイ』エピソード
第1話
粛宗7年3月。ある釣り場で司憲府のチャン・イクホンが殺害された。トンイの父ヒョウォンの娘は友人のケドラと一緒に川で死にかけているイクホンを見つける。
第2話
トンイの父ヒョウォンは連続両班殺害事件が剣契の仕業でないことを明らかにするため、チョンスらに犯人を調べさせる。そして南人の怪しい動きを見つけ、背後にオ・テソクがいることを突き止める。
第3話
涙を流しながらチョンスに妹トンイのことを頼む兄ドンジュ。残る剣契の同士チョンスらは、捕らわれた仲間が移送される際にトンイの父ヒョウォンらを救出する作戦を練る。
第4話
チョンスはソリに幼いトンイを頼むこととなった。一方、都では剣契の家族捜しが行われていた。トンイはケドラの助けで何とか生き延びたものの、結局ソ・ヨンギに見つかってしまう。
第5話
トンイが宮廷の掌楽院の奴婢として暮らし、6年の月日が経った。夜中にヘグムの音色を聞いた粛宗は演奏者を捜すよう内官に命じる。
第6話
倉庫に閉じ込められたトンイ。気が付くと殺された編磬匠がいた。何とか逃げ出したトンイは警守所に行き通報するが、小屋に戻ってみる、編磬匠の死体は消えていた。
第7話
捕庁の兵に命を救われ助かったトンイと粛宗。音変の原因を明かしたトンイの手柄に粛宗は豪華な褒美を与える。一方、大妃が企てた陰謀の決定的な証拠品を手に入れたオクチョンは…!?
第8話
トンイの話を聞き、鍵牌を見せるオクチョン。だが、その鍵牌はトンイが探していたものではなかった。王妃の煎じ薬の味見をしている時、銀のさじの色が変わる事件が起こり南人は再び落ち着きを失う。
第9話
捕庁に捕らわれたトンイ。それはオクチョンの薬を受け取るために行った薬房の医員が殺害され、薬房に出入りしたトンイを尋問するためだった。トンイは捕庁でソ・ヨンギと偶然会う。
第10話
拷問を受ける直前に監察府に出頭したオクチョンのおかげで難を逃れたトンイだが、そこでオクチョンが濡れ衣を着せられたこと知る。そこでトンイは無実の証拠を探しだそうと決心する。
第11話
粛宗に助けられたトンイは、粛宗と一緒に捕庁に向かう、そこで粛宗は、トンイが明らかにしたオクチョンの証拠を直に確認する。お忍びの視察で街に来ていたトンイと偶然に会った粛宗。
第12話
監察宮女となったトンイだったが、監察府では奴婢だった彼女を受け入れようとはしない。そこで監察府のユ尚宮は定期試験の規律によってトンイを追い出そうと企む。
第13話
結局、試験に合格できなかったトンイは監察府の規律によって追い出されることに。だが納得できないトンイは、習っていないものを試験の課題にするのは規律違反だと再試験を申し出る。
第14話
捕庁にチョンスを捜しにいったトンイだが、チョンスに会うことはできなかった。だがそれを知ったヒジェはトンイを始末しようと企むが、その現場にチョンスが現れ彼女を助ける。
第15話
判官だと思っていた人物が王様であることを知ったトンイは無礼な態度を取ったことを思い出し、どうすべきか悩んでいた。また、トンイに自分の正体を知られた粛宗はトンイを大殿に呼ぶ。
第16話
決然たる決心をしたトンイ。自ら清国の太監の前に現れたトンイは、ヨンダルが生きていて密輸の罪から逃れるための陰謀があったことを告げる。そんなトンイがチョンスは心配で気が気でない。
第17話
オクチョンを側室にするという命を下した粛宗だが、母である大妃の反対に遭う。しかし粛宗の子を身ごもったために大妃も仕方なく受け入れる。オクチョンが側室となって約1年が過ぎた。
第18話
大妃の煎じ薬事件の背後にオクチョンの内人のヨンソンがいることを知ったトンイ。ヨンソンを尾行し、問い詰めるトンイであったがヨンソンに逃げられてしまう。
第19話
ホ医官の嘘の自白によって王妃が疑われる事態に。粛宗はショックを受けるが王妃やオクチョンの仕業だとは信じられない。王妃はオクチョンに陰謀をやめるように言うが、オクチョンは拒否する。
第20話
ヒジェは大妃を殺そうとした証拠が見つかるのを恐れ、トンイを殺そうと企むが間一髪でチョンスに邪魔される。王妃を廃位するよう大騒ぎをする南人の重臣たち。
第21話
トンイに粛宗のことを頼み、廃庶人となって宮廷を去る王妃の姿を見ながらトンイは涙を流す。オクチョンの勢力を後ろ盾に偉そうに振る舞うヒジェ。そんなヒジェをオ・ユンは快く思えない。
第22話
めげずに何度も内需司の監察をしようとするトンイ。チョン尚宮たちは、そんなトンイに心を動かされ一緒に立ち向かうことに。内需司の監察の件を知った粛宗は、今回は監察から引き下がるよう命じる。
第23話
トンイを殺すためにヒジェは宮廷に刺客を放つ。刺客に追われたトンイはソ従事官の友人である司憲府知事を頼る。だが知事の屋敷も狙われ、トンイは証拠を持って逃げ出したが…。
第24話
オクチョンは王妃になり、ヒジェは捕盗大将にのし上がっていた。全てが思いのままに進んでいたオクチョンであったが、トンイの夢を見たことで彼女を不安に思っていた。
第25話
一命を取りとめたトンイは義州にあるピョン商団に身を寄せていた。ピョンを不審に思ったトンイは商団から逃げ出そうとするが、チャン・ヒジェが現れ失敗に終わる。
第26話
ヒジェが平安道に来た目的が分かったトンイだが、ヒジェに見つかり捕らえられてしまう。またウンテクが流刑中の身であることに気付いたヒジェはウンテクを捕らえるよう指示する。
第27話
都に向かうトンイだが、すでに行く先々でトンイの手配書が準備されていた。簡単には都に入れないトンイとソリ。しかしソリの機転でどうにか検問を通過することに成功した。
第28話
水賜伊となり宮廷に入ったトンイは、監察府による部屋の調査があることを知る。トンイはチョン尚宮に自分が宮廷にいることを知らせる暗号を残し、どうにかチョン尚宮とジョンイムと再会する。
第29話
トンイと再会した粛宗。粛宗はトンイを心配し、身を守るために宮廷外の私家にトンイをかくまう。ずっと秘めていたトンイへの思いが溢れ出る粛宗。
第30話
ヒジェは内禁衛に捕われ拷問を受けるが、なかなか自白しようとしない。また、オ・テソクたち南人は廃妃の無罪が明らかになるかと気が気でない。
第31話
トンイが昇格したため重臣たちは彼女に手出しできなくなっていた。オクチョンは粛宗を訪ね、重臣たちにトンイを認めさせる代わりに内禁府にいる兄のヒジェを解放しろと取り引きを申し出る。
第32話
オ・テソクはトンイをやり込めようと、宮廷に来る前のトンイの足跡を追っていた。清国に渡った謄録類抄が偽物だったことを知らないオクチョンとヒジェは、世子の誥命を首を長くして待っていた。
第33話
オクチョンはトンイの要求に対し、世子の命を脅かした事件を収拾するため命を懸けるよう言い寄り約束させる。トンイは監察府のチョンイムたちと共に疫病の原因を調査する。
第34話
オクチョンや粛宗が待ち望んでいた清国の使臣団が世子の誥命を届けにやってきた。一方、オクチョンはトンイを陥れようと側室に任命し、その手続きの過程でトンイの素性を調べ、弱みを探ろうとする。
第35話
トンイはソ・ヨンギに自分が剣契の長のチェ・ヒョウォンの娘であることを告白。ヨンギはそのことを自分の口から粛宗に伝え、トンイとチョンスを裁くと告げる。だがトンイは自ら粛宗に告げたいと頼む。
第36話
清国の使臣団は謄録類抄を渡すようヒジェに強く要求する。本物の謄録類抄をトンイが持っていると感づいたオクチョンは宴会を開き、その隙にトンイたちの部屋に侵入し謄録類抄を探し出そうと企む。
第37話
オクチョンの陰謀を予期していたトンイたちは、謄録類抄とそれが隠されていたトンイの部屋に奪った者の痕跡が残るよう仕掛けをしていた。そうしてトンイはオクチョンたちの関与を立証する。
第38話
オクチョンが王妃の座から降ろされ、前王妃のイニョンの復位が決まる。宮廷に戻ったイニョンは、自分の復位のために動いてくれたトンイを今度は自分が必ず守ろうと決心するのだった。
第39話
トンイに王子が生まれた。粛宗はトンイの居所である宝慶堂を訪れる。そんな中トンイは王子の生後100日の祝いに、祝宴ではなく新たに粥所を設け貧しい民に粥を配りたいと粛宗に申し出る。
第40話
イニョンの準備した私家で保養を装い宮廷を出たトンイ。トンイとシム・ウンテクは清国の商人たちが出入りする博打場を訪れ、死んだ大司憲が残した手信号について調べようとする。
第41話
剣契が宮外の私家にいたトンイの命を狙い忍び込んだ。殺されそうになったトンイは自分が剣契の元首長の娘だと告白し、幼なじみで新たに剣契の首長になったケドゥラと再会する。
第42話
大司憲が殺された事件の秘密に迫るトンイ。トンイは手信号をしていた宮女がオクチョンであったという確証を得るためオクチョンの元を訪ねる。チャン・ムヨルの上告で都に戻った南人たち。
第43話
負傷したケドゥラを王室の舟で逃がそうとするトンイ。だが、チャン・ムヨルにトンイと剣契の関係を知らされ、ソリの店に現れた粛宗に見つかってしまう。
第44話
チャン・ムヨルによってトンイに仕える者たちが捕らえられた。仲間が傷つくのを耐えられないトンイは粛宗に内緒で漢城府に向かう。そして、それを知らされた粛宗もあとを追ったが…!?
第45話
トンイが宮廷を去って6年が過ぎ、クムはトンイの願いどおり正義に溢れ元気にたくましく育っていた。そんなクムは、寺小屋からの帰り道、賤人の子から宮廷で宴会が開かれることを聞く。
第46話
世子の健康に対するオクチョンの様子が気になるイニョンは世子嬪選びをすると言い出す。オクチョンは世子の容態が露呈するのではないかと不安になる。
第47話
トンイの家が火事だと聞いて駆けつけた粛宗はトンイとクムに再会する。宮廷に戻ることを迷うトンイだったが父親に会えると喜ぶクムとクムの安全のため宮廷に戻ることを決意する。
第48話
ヨンイン君の才能を知るトンイ。トンイはヨンイン君に知っていることも知らないふりをしろと約束させる。しかし母親が冒涜された上に父親に失望されたくないと思い、ヨンイン君はトンイとの約束を破る。
第49話
持病の悪化で倒れてしまったイニョンは、意識を失い危険な状態に。3日以内に意識が戻らなければ命は助からないと診断され、それを聞いた粛宗はイニョンに優しくしてやれなかったことを後悔する。
第50話
イニョンは自分が死んだあと、トンイを王妃に迎えることで世子もヨンイン君も救われると粛宗に言い残しこの世を去る。重臣たちは空席となった王妃の座にオクチョンを上がらせることを上奏するが…!?
第51話
チャン・ヒジェは王になる資格のある者だけが読める世子の帝王学の書ををこっそりとヨンイン君の書袋に忍ばせ、トンイとヨンイン君が書を盗み世子の座を狙っていると小論たちと大騒ぎする。
第52話
世子を救うためにヨンダルとチュシクに助けを求め、世子とヨンイン君は宮廷に戻れた。オクチョンとヒジェは、世子が宮廷を抜け出したのは、ヨンイン君が世子を陥れようとしているためと考える。
第53話
世子から子を授からないかもしれない大病を患っていると聞かされた粛宗はショックを受ける。そして、その事実を隠しているオクチョンに怒りを覚えるのだった。
第54話
宮廷にに忍びこんだ刺客がヨンイン君を斬ろうとした瞬間、ヨンイン君を守ろうとしたトンイが代わりに斬られてしまい重症を負う。その知らせを聞いた粛宗は、急いでトンイのもとに向かう。
第55話
世子のためにオクチョンの命だけは助けてやりたかった粛宗だが、結局、オクチョンの毒殺を命じる。そしてオクチョンは、最後に世子を守ってくれるようトンイに頼み、この世を去った。
第56話
宮殿の噂を静め、世子の地位を確固たるものにするという大義でインウォンは、ヨンイン君を宮廷から追い出すことを計画。そして、ヨンイン君の婚礼を持ちかける。
第57話
世子とヨンイン君のどちらに王位を継がせるべきかを悩む粛宗。ヨンイン君を救う唯一の道であり、それがトンイの望みだと知った粛宗は政の一切を取り消し、考えに更ける。
第58話
チョンスは宮内の兵力を掌握しようとするチャン・ムヨルをけん制。インウォンはトンイの居所を訪れトンイの真意を尋ねる。トンイはムヨルの狙いと粛宗が禅位しようとしていると話し驚くインウォン。
第59話
トンイとヨンイン君を陥れようと企てていたチャン・ムヨルだったが、逆に自分が捕われてしまう。また、ムヨルに加担していた者たちもヨンギによって悪行が暴かれ捕らわれるのだった。
第60話
トンイの出宮を引き留めようとする粛宗とインウォン。だが、トンイの決意は変わらなかった。ヨンイン君との別れに心を痛めるトンイ。そんなトンイに世子は自分がヨンイン君を守ると誓う。