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ヤング・ポープ 美しき異端児

ヤング・ポープサスペンス
シーズン数1
IMDbスコア8.4/10
ジャンル ドラマ, サスペンス
主要出演者ジュード・ロウ
ダイアン・キートン
ジェームズ・クロムウェル
配信中サービス 海外ドラマ
Hulu
 30日間無料
TSUTAYA
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あらすじ

レニー・べラルド (ピウス13世) は史上初のアメリカ人の法王である。若く、魅力的なレニーが選ばれたのは、まるで枢機卿会による単純かつ効果的なメディア戦略の結果のように思われた。しかし、うわべと実情は違うことがある。特に、バチカンという場所と、自らの存在を導く光として謎めいた神の大いなる謎を選んだカトリック教会の指導者たちにとっては。そして、その中でも最も謎めき、矛盾した人物は、ピウス13世自身である。抜け目がないのに、ナイーヴ、古風なのに、現代的、疑い深いのに、意思が固く、皮肉屋で、融通が利かず、傷ついているのに、冷酷。ピウス13世は、人間の孤独の長い道のりを歩き、人類のための神、そして自分自身をも探そうとするのだが。

ヤング・ポープ 美しき異端児の感想

ハイクオリティの製作で有名なHBOドラマ。レニー・べラルド (ピウス13世) は架空の人物だがドラマの出来がいいので、実際の歴史上の人物として信じてしまう人もいるかもしれない。ジュード・ロウの時々見せる無表情で冷酷な演技が秀逸だ。かと思えば傷つきやすく慈悲深い面も見せたりと、様々な矛盾をはらんだある意味人間らしい教皇なのだろう。ソレンティーノ監督らしい映像美や音楽もセンスがいい。宗教をテーマにした荘厳さがありながら皮肉の効いたダークコメディでもある。「ボルジア家」のアレクサンデル6世のように歴史上の人物が絡むバチカンをテーマにしたドラマは数多く存在するが、現代のバチカンをテーマにしたドラマは珍しい気がする。続編である「ニュー・ポープ 悩める新教皇」では新たなローマ教皇としてジョン・マルコヴィッチが出演する。

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予告編

Season1 エピソード

第1章 教皇誕生

アメリカ出身のレニーが、新ローマ教皇ピウス13世となった。スペンサーが有力候補だったが、ヴォイエッロはレニーの方が扱いやすいと判断し、政治力を駆使して新教皇をレニーに決めたのだった。レニーはヴォイエッロが推薦する人物ではなく、育ての親であるメアリーを特別補佐にし、枢機卿たちの行動を監視させると宣言。思惑が外れたヴォイエッロは、刃向かってくるレニーに対処するため、アマトゥッチに彼の弱点を探らせる。

第2章 運命のバルコニー

新教皇の肖像のついた商品を販売したい広報担当のソフィアは、レニーとの面談で、小国であるバチカンが注目されるために、教皇を謎の存在にするというレニーの戦略を大いに気に入る。一方、ヴォイエッロの動向を探っていたメアリーは、彼が病気の男の子の所に通っていることを知る。教皇就任ミサの開催を急がされるレニーは、あいさつの言葉が決まらず、ヴォイエッロが考えた草案を採用するが、本番では自分の言葉で語り始め……。

第3章 コンクラーベの真実

教皇に選ばれたのは神のおかげでなく自分の力だとトンマーゾに豪語したレニー。スペンサーは、レニーが信徒に説教をしたことに落胆し、ヴォイエッロがレニーを教皇にしたせいだと責めるが、ヴォイエッロは自分がしたわけではないと主張。一方、ヴォイエッロの画策により教皇になったと感づいたレニーは、ヴォイエッロを問い詰めると「革新派と保守派の橋渡しになると見越して選んだのに、誰の言うことも聞かない」と言われ……。

第4章 マリアの誘惑

ヴォイエッロは教皇の助手ヴァレンテと不倫していたエスターを脅し、レニーを誘惑させてレニーの弱みを握ろうとする。一方レニーは、赤ん坊たちに洗礼を施した後、グリーンランドの首相と会う。彼女が魅力的であるのに、聖職者たちは首相の秘書であるゲイの男性に興味を示したため、レニーは教会から同性愛者を一掃するとヴォイエッロに伝える。そのころ、ペットラという羊飼いが聖痕があると主張し、病人を治すと騒がれ始める。

第5章 バチカン革命

トンマーゾはレニーに、神が人間を見捨てたとし、革命を始めると宣言する。一方、ヴォイエッロは教皇をスキャンダルで陥れようと誘惑計画を実行すべくエスターを派遣するが……。カートウェル大司教の事件調査にグティエレスが派遣されるのを防ぐため、ヴォイエッロはレニーに彼がアルコール依存症であると告げるが、レニーはそのことを承知していた。さらにヴォイエッロの誘惑計画も知っていると言い……。

第6章 悪魔との対話

レニーの破天荒な言動のせいで、教会への献金も観光収入も減り、バチカンの財政状況は悪化していた。迫害を受けた修道士たちは、レニーの退任を要求するが、レニーは修道院のすべての物を没収し全面対決すると言って追い払う。そしてレニーは、教会から同性愛者を排除するために、司祭を目指す人間を騙すような手口を使ってふるいに掛ける。デュソリエはそのやり方に反対し、司祭への道が閉ざされたサンチェスを慰めるが……。

第7章 情事の代償

トンマーゾから「レニーが信仰の危機に瀕し、神を信じていない」と打ち明けられたメアリーは、レニーの暴走を案じ、役者にレニーの両親のフリをさせてレニーと対面させる。ヴォイエッロは、両親との対面を前に心ここにあらずのレニーの隙を突いて、司祭の叙階手続き簡略化の書類にサインさせる。一方、サンチェスの投身自殺に心を痛めるデュソリエは、レニーのもとを去りホンジュラスに戻る。そこで彼を待ち受けていたのは……。

第8章 灼熱の祈り

別荘であるガンドルフォ城に来たレニーは、デュソリエの死を悼んでいた。すべてがうまくいかないと悩むレニーに、ソフィアはアフリカにあるシスター・アントニアの恵みの村を訪問し、村創設30周年を祝して好感度を上げるよう提案する。バチカンに戻ったレニーは、エスターの家を訪ねるが、一家は引っ越しており呆然とする。失意のレニーはミサで恵みの村を訪ねると発表するが……。

第9章 別れの時

妊娠中絶に関して厳しい態度を取るレニーに対し、スペンサーはもっと柔軟にするよう説得するが、レニーの考えは変わらない。グティエレスはカートウェルの児童虐待疑惑を調べるために、単身ニューヨークへ渡る。被害者たちにカートウェル告発を促したり、囮作戦を考えたりするが、どれもうまくいかない。しかし、まとわりついてきたデイヴィッドという奇妙な男が、カートウェルと深い関係があると知り……。

第10章 神のもとへ

もうすぐクリスマス。バチカンに雪が舞う。レニーの投函されなかったラブレターが反響を呼び、世界は紛争より愛に注目するようになり、イタリアの首相もバチカンへの厳しい政策を控えていた。ヴォイエッロは、レニーの両親が連絡してこない理由は、両親は自由主義的な考えの持ち主だからではないかと推測し、妊娠中絶や同性愛を否定するレニーの見解が気に入らないのではと言う。それを聞いたレニーは、ベネチアへ向かい……。

このドラマの続編はこちら

個性派俳優、ジョン・マルコヴィッチが出演します。

このドラマはHuluで配信しています。このドラマはTSUTAYA DISCASでレンタルできます。

この記事の執筆者

海外ドラマフリーク編集長
海外ドラマフリーク編集長
U-Next, hulu, Amazonプライム, apple TV+, Netflixなどのドラマを年間1,000エピソード以上を見ています。ドラマを見た感想をネタバレにならないように気をつけながら記載していきます。

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原題ほか:The Young Pope ピウス13世 ヤングポープ